借金をしながら返済
カードローン2社の返済を行う日々が続くこととなったのですが、何とか働きながら返済をしていました。
しかし、それも続かなくなりいよいよ苦しいギリギリの生活が待っていました。
というのも、借金返済生活を続けながら毎日を送っている間に、仕事を変えたときに発症した病が悪化してしまい、仕事自体続けるのが難しくなりました。
ついに仕事を辞めてしまい、収入も無くなり、カードローンの借金を返済できるかどうか厳しくなり、どうしようか色々と悩みました。
そんな時に見つけたのが社会福祉制度です。
社会福祉協議会の貸付制度を利用する
仕事が出来なくなり、収入が無くなりどうしようか悩んでいたときに、社会福祉協議会というところの、生活資金貸付制度を見つけました。
これは生活に困っている人に、家賃と生活資金分を合わせて貸付けするという制度であり、金融機関よりも遙かに安い金利でお金を貸してくれる仕組みです。
収入のアテも無かったので、まずは相談でもしてみようと思い住んでいる町の社会福祉協議会へ出向きました。
お金を貸してくれるか半信半疑ではありましたが、相談してみると思ったよりも話がスムーズに進み、貸付を出来るということになりました。
後日契約書類にサインなどをして借入れを開始したのです。ただしこれは永遠に貸してくれる制度ではありませんので、半年という期限が決まっていました。
半年で生活基盤を整えろということです。何とも不思議な話ではありますが、こうして借りたお金の一部をカードローンの借金返済に充てるという奇妙な生活が始まりました。
半年があっという間に過ぎる
こうして生活するだけのお金の目処は半年ではありますが立ちました。
その間に、私は病を治して新しい仕事を探して収入を得られるようにしないといけません。
病であまり動ける状態の体では無かったのですが、まずは病院へ行って病を完治させることを目指しました。
しかし、思った以上に体の治りは遅く、1ヶ月経ち2ヶ月経ち3ヶ月と経っても良くならない日々が続きました。
そうして6ヶ月目に入り、社会福祉協議会の人からは今後どうしますかと聞かれました。可能性としては生活保護を受けるしかないのではないかと言われたのです。
私自身としては自立して頑張っていきたいと思っており、酷い考えですが生活保護なんてホームレスのような人が貰うような制度だとバカにしていました。
しかし病も治らない仕事の出来ない、という状態であり選んでいる余裕はなかったのです。
生活保護を受けるための条件
まずは相談だけでもしてみようと思い、社会福祉協議会の人に勧められるままに市役所に行って生活保護担当の方と相談しました。
私以外にも、お金が無くてカップラーメンも食べられないと相談している人や、父母二人で相談に来ている方など、数人生活保護の相談に来ていました。
市役所で早速相談すると、生活保護受給したなら毎月担当のケースワーカーの人が家まで訪問して状態を見に来ること、受給は手渡しなの毎月受取に来ること、車は持てないことなどの説明を受けました。
それと同時に借金があればそれを清算することという説明も受けました。とりあえず、その日は一度家に帰ることにして、親とも相談して生活保護を受けるかどうするか決めました。
生活保護を受ける
こうして相談して収入のアテもないので生活保護を受けようという結論になります。
数日後に市役所に行き、また生活保護担当者の人と相談して、生活保護を受けたいと申し出しました。
受給するにはまずはケースワーカーの人の審査を受けることとなり、後日アパートまでその人が来て、いくつかの質問を受けました。
ケースワーカーの人がその時言うにはたぶん受給は大丈夫でしょうということでしたので、少し安心したのを覚えています。
その後、電話で無事受給できること聞き、その翌月の初めの日に市役所へ行き無事お金を受け取りました。
しかし、生活保護を受けるときは色々と制限があり、その制限に従わなければいけません。
私の場合は、今住んでいるアパートの家賃が高いので安いところに引っ越すこと、借金があるのでそれを清算すること、この2つが条件となりました。
どちらも今日明日中にしろということではありませんでしたが、早めに行うようにと言われました。そして私は安いアパートへ引越し、次に借金の清算という順で物事を進めていったのです。