オリックス銀行カードローン審査落ちの理由とは?
オリックス銀行カードローンは、口座不要で申し込める、最短即日審査のカードローンです。
全国の提携ATM(手数料無料)を利用すれば、1,000円単位でキャッシングできるので、買い物、旅行、飲み会などで、ちょっとお金が足りない時にも気軽に利用できます。
ここでは、そんなオリックス銀行カードローンの審査について見てみましょう。
オリックス銀行の審査内容とは?
オリックス銀行カードローンの審査項目は、主に
- 本人を特定するための情報
- 住宅に関する情報
- 勤務先の情報
- 勤務に関する情報
- ローン情報(他社借り入れ)
に分けられます。
ネット申し込みを行うと、これらの入力内容から融資の可否を判断し、メールで審査回答されます。
通知されるのは審査結果だけですので、審査に落ちた理由などは言及されません。
審査に関する情報は、金融機関にとってシークレット情報ですので、問い合わせても「お答えできません」と言われてしまいます。
オリックス銀行の審査項目
しかし、審査項目は限られていますので、セルフチェックすることで、「もしかしてこれが原因?」と検討が付くかもしれません。
オリックス銀行カードローンの審査項目は以下になります。
本人を特定するための情報 | 名前生年月日、性別、家族構成、子供の人数、郵便番号、自宅住所、電話番号(携帯可)、Eメールアドレス |
住宅に関する情報 | 居住形態、居住年数、家賃・住宅ローン返済 |
勤務先の情報 | 勤務先、所属部署、勤務先郵便番号、勤務先住所、勤務先電話番号、資本金、勤務先種類(上場、非上場など)、従業員数 |
勤務に関する情報 | 勤続年数、職業、収入形態(年金や不動産、利殖も収入になります)、役職、職種、税込年収、出向(派遣)の有無 |
ローン情報 | 利用中のローンの有無(住宅ローン、オートローンは除く) |
その他 | 利用限度額、利用目的(借り換え等) |
もちろん、電話確認(在籍確認・本人確認)が取れない場合や、必要書類が提出されない場合も、融資見送りとなります。
審査に落ちる人の共通点
上記の審査項目は、収入の安定性があるか、(利用限度額に対して)返済能力があるか、ということを審査するための項目です。
その入力内容全般を指して、申込人の「属性」と言いますが、この属性が悪いと、審査に落ちる可能性が高まります。
それとは別に、信用情報によって審査に落ちる方も多いです。信用情報とは、個人信用情報機関に保存されている、個人の信用取引に関するデータです。
信用情報には、クレジットカードや各種ローンの契約内容、利用情報が記録されており、カードローンの審査では必ず、金融機関から個人信用情報機関に、申込人の信用情報の照会が行われます。
ここにネガティブな情報が記載されていると、本人の属性に関わらず、審査に落ちる場合があります。
なお、専業主婦はオリックス銀行カードローンでは申込受付しておらず、配偶者に安定した収入があっても、残念ながら融資不可になります。
三菱UFJ銀行カードローンやみずほ銀行カードローンなら、専業主婦でも融資可能です。
それでは、それぞれについて詳細に解説していきます。
収入の安定性に欠ける
カードローンは、借入額が大きいほど、長期に渡って返済していくこととなるので、現時点の収入が良くても、将来的に失業する(あるいは収入が減少する)リスクが高いと、辛口評価になってしまいます。
そのため、「属性」全体を見て、安定した収入があるかどうかを判断します。
「属性が高い」という場合、たとえば、居住形態が持ち家である、勤務先が大企業である、勤続年数が10年以上など、全般的に安定した生活をしている方のことを指します。
- 持ち家…夜逃げされにくく、連絡が付きやすい
- 大企業…中小企業よりも倒産しにくい
- 勤続年数が長い…勤続年数が長いほど離職率が低い
反対に「属性が低い」方は、それだけ審査に落ちやすくなります。
持ち家だけど、
- 住宅ローンの返済額が大きい
- 勤続年数が1年未満である
- 離職率の高い職業
- 収入の不安定な職業に就いている
- 他社借入が多い
など、ネガティブな要素が多い方は、審査基準に満たないかもしれません。
ただし、利用限度額が低ければ、そこまで高い属性を求められることはありません。
カードローンは、申込人の属性によって、限度額と適用金利が異なります。限度額10万円を希望する方と、限度額100万円を希望する方とでは、必要な返済能力は異なります。
一般的に、希望限度額は年収の3分の1が目安となっています。他社のローン返済がある方は、年収からローンの年間返済額を差し引き、その3分の1を目安とします。
ただし、おまとめローンとして利用する場合は、他社借入を一本化するので、その限りではありません。
信用情報の問題
個人信用情報機関の中でも、経済産業大臣によって指定されている指定信用情報機関として、
- 全国銀行個人信用情報センター(JBA)
- (株)日本信用情報機構(JICC)
- (株)シー・アイ・シー(CIC)
の3社があります。
信用取引を行う時、この3つの信用情報機関のいずれかに信用情報を登録しています。
オリックス銀行カードローンは、オリックス銀行と保証会社(「新生フィナンシャル株式会社」または「オリックス・クレジット株式会社」)の審査を受けますが、それぞれ自社の加盟している信用情報機関に照会します。
オリックス銀行はJBAとJICC、保証会社は2社ともJICCとCICに加盟していますので、審査の際には、指定信用情報機関3社の信用情報を照会されることとなります。
ローンを組んでも、普通に返済している限りでは、特に問題はありません。
しかし、延滞すると信用情報に登録され、それを理由に審査に落ちる場合があります。
ここで言う延滞とは、一般的に2~3ヶ月以上の長期に渡る遅延です。
短期間の遅延では、信用情報に延滞として登録されるケースは少ないですが、繰り返し遅延することで、延滞として登録される場合もあります。
延滞になると、JICCでは延滞解消から最長1年間、他2社では最長5年間、信用情報に記録されます。
また、債務整理や強制解約、代位弁済を起こした場合も、最長5年間(JBAでは破産情報に限り最長10年間)記録されます。
これらの情報は「事故情報」、所謂「ブラック」のことであり、ローン審査では非常にネガティブに扱われます。
過去に遅延を起こしたことがある方は、もしかしたら信用情報に延滞の記録が付いているかもしれません。
延滞を起こしても、その後返済を着実に続けている場合は、「今は返済能力がある」と判断されて審査に通る可能性はありますが、基本的に審査に通りにくい状態であることは、認識しておいた方がよいでしょう。
スーパーホワイトにも注意
また、信用情報に記録がなく、白紙状態の方は「スーパーホワイト」と呼ばれますが、この状態も審査に通りにくいです。
というのも、スーパーホワイトになるのは、現金主義で単純にクレジットカード等を使わなかった方だけじゃなく、金融事故を起こしてしまい、何年間も信用取引を行えなかった方もいるからです。
特にある程度年齢の高い人で、信用情報が白紙情報ですと、金融機関はまず「過去に事故を起こした方ではないか?」と疑います。
金融機関からすると、信用情報にクレジット・ローンの利用実績がある方が、真っ白な状態よりも安心して契約できます(金融事故を起こしたことのない方にとっては、理不尽な話かもしれませんが)。
ですので、スーパーホワイトの方はまず、審査に通りやすい流通系クレジットカードや、大手消費者金融アコムのACマスターカード等に申し込み、数ヵ月間利用実績を作った方が、審査に通る可能性は高まります。
再申込みの注意点
審査に落ちたものの、「違う担当者なら審査に通るかもしれない」「タイミングが悪かったのかもしれない」などと思い、再審査を試みる方もいるかもしれません。
しかし、オリックス銀行カードローンは、6ヶ月以内の再審査は基本的に受け付けていません。
ですので、カードローンが必要な方は他社に申し込むか、6ヶ月以上経過してから、再度オリックス銀行カードローンに申し込みましょう。
なお、信用情報の項目の1つに「申込履歴」がありますが、他社のカードローンに申し込んだ場合も、申込履歴は閲覧されます。
この時、何社も申込履歴があると、資金繰りに切羽詰っている人という印象を担当者に与える可能性があります。
他社に申し込む場合も、なるべく1回目で審査に通過できるよう、自分の属性に合ったカードローン会社を選びましょう。
オリックス銀行の審査落ちまとめ
審査落ちの理由について大きく分けると、
- 申込人の属性が審査基準に達していない
- 信用情報に問題がある
という2点に集約できます。
属性については、収入以外の要因も加味されるので、本人にとっては「十分返済できるのになぜ」と思われることもあるでしょう。
もしかしたら、希望限度額を低めに申し込んだり、他のローンを返済したりすることで、審査に通ったかもしれません。
あるいは、気付かない間にクレジットカードで延滞していたり、申込ブラック(短期間に複数社に申し込んだ人のこと)になっていたりと、信用情報にネガティブな記録があるのかもしれません。
気になる場合は、個人信用情報機関に開示請求して、信用情報を確認してみましょう。