監修:國弘 泰治
國弘泰治

経歴
MBA・FPオフィスALIVE代表
2011年4月大手流通企業入社するも3か月で退社する
2011年7月実家の酒造会社で販売部門へ入社し、同年9月に店長となる
2014年9月酒造会社を退職し、福岡の投資マンション販売企業に入社し、1年半で退職する。
その後フリーターをしながら、FP資格を取得し、2017年10月にFPオフィスALIVEを開業し、2021年4月に事務所名がMBA・FPオフィスALIVEとなり、現在に至る。

取得資格
MBA(経営学修士:2011年)、2級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP(日本FP協会)、日本学生支援機構認定スカラシップアドバイザー

ホームページ
https://fp-office-alive.amebaownd.com/

外国人がプロミスを利用する方法!審査通過の秘訣を解説


プロミスは外国人でも利用することができます。他のカードローンでは融資が受けられないことが多いですがプロミスは一定の外国人には融資を行っています。外国人がプロミスを利用する方法を解説します。

外国人(外国籍)の方がプロミスを利用するために必要な条件とは?


外国人や外国籍の人がプロミスを利用するために必要な条件は以下の5つとなっています。

年齢制限

プロミスは18歳以上74歳以下のみに貸付を行っています。(お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。また、高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。)

また、75歳を過ぎてからの貸しつけは返済に懸念が生じるため74歳までの貸し出しとなっています。

他の消費者金融のカードローンや銀行系カードローンでも70歳以上への貸付を行っていないことが一般的です。プロミスでは年齢の条件は日本人でも外国人でも同じとなっています。

安定収入がある

プロミスは安定した収入がある人にしか貸付を行っていません。

パートでもアルバイトでも派遣でも本人に収入がある人だけ融資を受けることができます。こちらの条件も日本人と外国人は同じ条件が課されます。

一定の就労期間がある

プロミスの融資審査では何ヶ月以上が一定就労期間であると明確な程度はありません。

しかし、外国人の場合は特に短期の滞在者では融資を受けることはできないため、少なくとも半年程度の就労期間が必要です。

1ヵ月や2ヶ月の就労期間では一定の就労期間であるとは見なされません。

日本での永住権があるもしくは中長期滞在者。

外国人がプロミスで借入を行うには運転免許証やパスポートなどの本人確認書類の他に以下の書類のどちらかを提出しなければなりません。

特別永住者証明書か在留カードです。(外国人登録証明書の代わりになるどちらかの書類)特別永住者とはと第2次世界大戦以前から日本に居住していた在日韓国人、朝鮮人、台湾人に与えられる永住権です。

また、在留カードとは中長期滞在者として国に認められた場合に発行される書類です。このため、プロミスを利用できる外国人は永住権がある人もしくは中長期滞在者である必要があります。

日本語での会話や読み書きが一般レベルで可能

プロミスを申込むことができる外国人は一般的な日本語お読み書きのレベルに達している人だけです。

申込時や契約時や担当者との電話連絡時などに日本語ができないと支障をきたしますし、もしも返済に遅れが生じたような場合には債権回収に支障をきたすためです。

外国人(外人)が借入できる限度額は年収の1/3まで

貸金業法が定めている年収の3分の1までしか消費者金融などの貸金業者からお金を借りることはできないという総量規制は外国人の場合にも適用されます。

日本人でも外国人でもあっても、プロミスが消費者金融である限りは他社との合計で年収の3分の1を超える借入れを行うことはできません。

審査に通過しやすい人・落ちやすい人の特徴


外国人がプロミスの審査に通過する場合や、落ちる場合の特徴とはどのような点にあるのでしょうか?

審査に通過しやすい人の特徴

プロミスの審査に通過しやすい人の特徴とは以下の通りです。

少額での借入を希望する人

プロミスは融資量に関してはノンバンク1位ですが、口座数はアコムに負けています。

このため、プロミスは例え1,000円でも融資を行い、口座数を増やしていきたいと考えています。

日本人と比べて審査に通過しにくいというイメージがあるプロミスですが、1,000円程度の少額融資であれば十分に審査に通過できる可能性があります。

20代、30代の若年層

プロミスは消費者金融です。

さきほど述べたように、消費者金融は年収の3分の1までしか融資を行うことができないため、プロミスの融資はどうしても少額となってしまいます。

プロミスは、少額の入用が多い20台、30台の若年層を主な融資のターゲットとしていますので、外国人の方でもある程度若年の方が審査には通過しやすい傾向にあるようです。

何かしらの定職に就いており収入が安定している

プロミスのみならず審査の際には定職についており収入が安定している方が有利になります。

また、プロミスは収入の確認は50万円超の借入れか他社との合計で100万円を超える借入れを行う場合以外は行いませんが、勤務先への在籍確認は必ず行います。

この際に、審査担当者が申込者の勤務先に実際に電話をかけて確認を行いますので、確かにその職業に就いているかどうかをプロミスは確実に把握します。

例え収入確認の必要がない場合であっても、勤務先から大体の収入は想像できてしまいますので、申込書に虚偽の収入を記入するのは止めましょう。

なお、派遣社員の場合には派遣先よりも派遣元の派遣会社名を記入したほうが、確認を確実に行うことができるようです。

また、永住権のない外国人の場合は特に勤続年数が長い方が審査には確実に有利になります。

審査に通過しにくい人の特徴

プロミスの審査に通過しにくい人の特徴としては以下の通りです。

他社からの借入が多い

プロミスは他社からの借入金数が4本以上ある人は審査に通過できないと言われています。

プロミスや他の消費者金融のホームページにはお試し審査や返済シミュレーションといった機能がついています。

プロミスのお試し審査は年齢と年収と他社の借入残高を入力するだけで総量規制に抵触するかどうかだけしか判断していませんが、他の消費者金融のお試し審査は借入本数まで入力できるものが少なくありません。

ほぼすべての消費者金融で3本までは借入可能4本以上は審査に通過できないという判断になります。

返済に遅れたりトラブルを起こしたことがある

審査の際には個人信用情報に照会をかけて、他からの借入金残高や返済状況や過去の金融事故などを調べます。

この際に金融事故が発見された場合には一発で審査には通過できません。また、個人信用情報に問題がなくても社内ブラックとされている場合にも審査通過は難しくなります。

社内ブラックとは信用情報に問題がなくてもプロミス社内に要注意客としてブラック化扱いされている人です。

過去にプロミスと返済についてのトラブルがあった人。

また、外国人にはよくありますが、発送した郵便物が住所不定で返送され、実際にはどこに住んでいるか分からないというような情報がある場合には審査には通過できない場合が多くなります。

結論:外国人でもプロミスからの借入は可能

外国人でもプロミスから融資を受けることは可能です。

特別永住者証明書や在留カードを所持している永住者または中長期滞在者であれば外国人や外国籍の人であってもプロミスは融資に応じてくれます。

そのほかの申込条件や審査基準は基本的に日本人と同じですが、外国人の場合にはどうしても返済の途中で日本から出ていってしまうという懸念があるため、同じ勤務先にどの程度長く勤務しているかという点が日本人よりも若干厳しく見られる傾向にあるようです。

ただし、プロミスは少額であれば外国人でも積極的に融資に応じたいと考えているため、気軽に申し込んでみるのもよいかもしれません。

また、銀行カードローンなどは永住権のない外国人には融資を行わないため、中長期滞在者の外国人にとってプロミスは強い味方です。