カードローン審査:申込みを連続で行った時に審査は大丈夫?
カードローンは便利だが!
日本でカードローンが出始めたのは、1980年代前半からですが、それ以来30年以上経過し、当時は発行しているのは大手消費者金融会社(当時はサラ金と呼ばれた)だけでした。
しかし、今は銀行、クレジットカード会社をはじめ、さまざまな金融機関から発行されるようになっています。
しかも、現代ではコンビニに提携ATMが置かれ、いつでもどこでもお金の出し入れができるようになり、非常に便利に使えるようになっているのです。
カードローンが便利な時
カードローンは、いきなり田舎から妹が出てきて、今夜食事に連れて行かなければならないが、財布にお金が入っていないというような場合に、近くのコンビニですぐにお金を引き出すことができます。
また、子供が自転車に乗って転んだ拍子に手を骨折して病院に連れて行かなければならないが、保険金が出るまで入院費がないというような時もお金を用立てることができます。
このように、急にお金が必要になった時に非常に便利に使えるのがカードローンなのです。
しかし、カードローンの本質はそれだけでなく、将来的に独立したり、本当にやりたい仕事に転職しようとした時に、必要になるお金を用立てることなのです。
すなわち、将来のチャンスをお金がないからと逃さないために活かすことができるのがカードローンなのです。
カードローンには種類がある
カードローンは、今ではさまざまな金融機関から発行されています。
大手消費者金融会社はもちろん、銀行系消費者金融会社や、メガバンク、地方銀行、信用金庫といった銀行系カードローン、クレジットカード会社が発行するキャッシング専用カードなどたくさんの種類があるのです。
カードローンはたくさんの金融機関から発行されている
すなわち、いろいろな特徴を持つ金融機関から発行されていることにより、自分に合ったカードローンを探して持つことができます。
自分は大手企業の課長をしているので、当然銀行系カードローンがいいとか、審査に自信がないから大手消費者金融会社か、簡単に借りられるネット系カードローンにしようなどの選択ができるのです。
カードローンはたくさんの金融機関に申込める
また、それぞれの金融機関の種類の中にも、さまざまなカードローンを発行している会社、銀行があり、断られた時には別の会社に申込むと言うこともできます。
アコムでダメだったからアイフルに行って申込もうとなどとできるのです。
このように、カードローンを持つためにはそれぞれの発行機関に申込んで審査を受ける必要があります。
銀行系カードローンは通りにくい
よく言われるのは、銀行系カードローンは、時間がかかり、しかも通りにくいと言われます。
時間もかかるし、通りにくいので銀行系カードローンの審査は厳しいという申込まれた方の感想が多いのです。
時間がかかることと通りにくいというのは、必ずしも審査が厳しいことにはなりませんが、その印象を持たれているのが銀行系カードローンなのです。
消費者金融会社のカードローンは厳しいが通りやすい
逆に大手消費者金融会社のカードローンは時間が早く、通りやすいと言われています。
そのため、大手消費者金融会社のカードローン審査は甘いと言われていますが、時間が早いこと、通りやすいことと審査が甘いということは一緒ではありませんが、一般的に言われている印象です。
銀行系消費者金融会社のカードローンは通りにくい
また、銀行系消費者金融会社、すなわち、銀行が設立した消費者金融会社のことですが、これについても比較的カードローンは通りにくいと言われています。
銀行系故に銀行と同じ印象を持たれているのです。
その他のカードローンの通りやすさ
ネット専門の銀行のカードローンについては、通常の銀行よりも審査は甘く、通りやすいという印象はありますが、カードを持てるまで時間がかかると言われています。
また、クレジットカード会社は、クレジットカード自体の審査は非常に甘いと言われていますが、キャッシング専門カードは時間がかかり、通りにくいと銀行と似た印象を持たれています。
カードローン審査に通るためには信用が大切
このように、カードローン審査には、それぞれのカード発行機関の特徴があり、審査の方法も違います。
そのため、全てのカードローンの審査に通るための方法というものはありません。
ただ、基本的に、カードローンも融資になりますので、信用というものが非常に大事になるという点では共通しています。
すなわち、これまでのクレジットカードや借入をした時に、遅れなく返済していたという実績は大きな信用になりますが、逆に延滞を繰り返したり、金融事故を起こしたと言う場合には信用が無いことになるのです。
カードローンの審査とは
では、カードローンの審査とはどのようなものなのでしょうか。
銀行などの融資はもともと担保が前提であり、返済が延滞した場合には、担保となっている不動産などを売却することにより、融資金の回収ができました。
そのため、借りる方の返済能力よりも担保となる物件がいくらくらいの価値があり、実際に売却できるのかなどを調査することが一番重要な審査でした。
しかし、無担保無保証人のカードローンの場合には、延滞して返済ができなくなった場合には、融資金を回収することは非常に難しくなります。
そのため、昔サラ金と呼ばれた消費者金融会社も非常に厳しい取り立てをして社会批判を受けていた時期がありました。
しかし、現代ではそのような厳しい取り立ては禁止されており、融資金を回収することは容易ではないのです。
カードローン審査の本質
そのため、無担保無保証人のカードローンの審査においては、申込まれた方の返済能力、返済が遅れない方のパターンを選別できる審査力が重要になり、本質になっているのです。
返済能力判定が出来れば、時間が短い長い、成約率が高い低いは本来関係ないのです。
また、基本的に、銀行は、申込まれる方を信用せずにマイナス要素を探す性悪説による減点主義の審査を行いますが、消費者金融会社などは利用者を信用してプラス要素を探す性善説に立った加点主義で行います。
いずれにしても、審査は、個人の方の返済能力判定ができているかどうかによって、厳しいか、甘いかになるのです。
カードローン審査を行うのは?
カードローンの審査は、申込んだ金融機関だけがするわけではありません。
消費者金融会社は自身で審査を行いますが、銀行などは、その審査本質部分については、保証会社と委託契約し、保証審査により保証をしてもらって融資を行なっています。
従って、銀行は審査を銀行自身と保証会社という二重でしており、それが時間のかかる要因ともなっているのです。
銀行自身の審査は、返済能力判定よりも、自行の優良顧客となり得るのかという視点と、元々が融資対象であるのかどうかという視点で行なっている場合が多いと言えます。
銀行は、カードローンを管轄する貸金業法の規制対象ではありませんが、審査を依頼する保証会社が規制対象の大手消費者金融会社やクレジットカード会社であり、その意味で融資対象を選別する必要があるのです。
消費者金融会社のカードローン審査はスコアリングシステム
カードローンを最初に発行した大手消費者金融会社のカードローン審査は、スコアリングシステムを構築して、それを使った機械審査になっています。
スコアリングシステムというのは、大手消費者金融会社が過去に蓄積してきた1千万件を超える融資事例のコンピュータデータとその融資した方の属性情報(借入申込書の項目データ)を組み合わせてパターンを作ります。
そして、そのパターンごとに延滞や金融事故を起こした比率を算出して、パターンごとにその事故率を使ってスコア(得点)化を行なうのです。
そのスコアによって融資可否、融資限度額、金利を決めるのがスコアリングシステムです。
このように大手消費者金融会社では、非常に高度な統計的手法で申込まれた方の返済能力判定を高い精度で行なっており、機械審査のため時間は早くなりますが、厳しい審査になっています。
銀行系カードローン審査はノウハウがないので通りにくい
銀行系カードローンの審査は、銀行自身に審査ノウハウがないため、非常に時間をかける割に成約できる方が少なく、厳しいと言われています。
実際には、銀行は過去から担保融資しかしておらず、個人の方に対する無担保無保証人のカードローンの審査は行なったことがありません。
しかも、担保融資の際には、ほとんど個人の方の返済能力と判定というものを行っていなかったのです。
そのため、審査ノウハウは持っておらず、経験もないため、銀行の審査は、
- 不動産・金融資産の所有有無とそのボリューム判断(優良顧客になり得るか)
- 金融面の信用情報による判定
- 融資対象であるか
- 借入申込書の項目の時間をかけた調査(在籍確認含む)
を行っています。
金融面の信用情報と在籍確認による判定以外は、基本的には返済能力判定に結びつくものではありませんが、調査には時間がかかります。
この銀行自身の審査を通った方を保証会社に審査依頼をかけますので、当然時間がかかることになり、しかも成約率は低くなるのです。
但し、それは審査結果が厳しいことを示しているのではなく、返済能力判定ができないことによって甘い審査であることを示しているのです。
カードローン審査には個人信用情報が必要
銀行でも金融面の個人信用情報が重要な審査項目になっているように、カードローン審査では個人信用情報が不可欠なものであり、過大な借入残高があったり、返済の遅れがあった場合には審査に通りません。
個人信用情報は、業界ごとの信用情報機関があり、そこから情報を取ります。
消費者金融業界ではJICC(日本信用情報機構)、クレジットカード業界ではCIC(CREDET INFORMATION CENTER)、銀行業界ではKSC(日本銀行信用情報センター)です。
JICCには、消費者金融会社だけでなく、銀行もクレジットカード会社も加盟ができ、個人信用情報の内容としては一番詳しくなっています。
また、JICCはキャッシング情報としてCICと情報交換を行っており、銀行以外の借入情報はすべて見ることができるのです。
但し、KSCについては、銀行のみしか見ることができません。(銀行が貸金業法の規制対象になっていないため)
信用が無ければカードローン審査には通らない
これらの信用情報機関から、それぞれのカードローン審査を行なう会社は情報をとっており、その情報において、
- 金融事故を起こした場合
- 延滞を起こした場合
- 借入残高が年収の1/3を超えている場合
という場合には審査には通りません。
但し、消費者金融会社のカードローン審査では、延滞回数が少ない場合には必ずしも審査に落ちるという訳ではなく、一つの要素として判断されます。
また、銀行では、年収の1/3を越える借入金残高があっても、個人資産が多くあり、自行の優良顧客となり得ると判断すれば、子会社の保証会社を使って審査に通ることができます。
貸金業法の総量規制では融資は年収の1/3までと規制されていますが、銀行はその規制対象となっていないのです。
但し、銀行は、延滞や金融事故については非常に厳しく、しかもKSCの借入情報も見れるため、借入やクレジットカードでも少しでも延滞があれば、審査には通りません。
カードローンを連続で申込むと?
カードローンはさまざまな金融機関から発行されており、どの金融機関にも申込むことができます。
しかし、短期間のうちにいくつも連続して申込みを続けますと、審査に通らなくなります。
カードローンの審査は何を調べる?
カードローンでは、最初の申込みの際に借入申込書を記入したり、ネット上で入力して送りますが、それが審査の対象項目となっています。
すなわち、属性項目と言われるものになります。この属性項目と個人信用情報が審査の基本的に調べられる項目となるのです。
すなわち、年齢、職業、雇用形態、勤務先、収入、勤続年数、住居形態(持ち家、賃貸)、居住年数などや、他社借入などが主に審査項目として使われます。
但し、それぞれの金融機関ごとに使う項目は違っています。
カードローン審査の信用調査とは
このカードローン審査における信用調査では、信用情報機関の個人信用情報が使われます。
JICCに加盟する消費者金融会社は、融資の審査から返済状況までそのデータをJICCに登録するようになっているのです。
カードローンの信用情報機関の情報とは
従って、JICCにはカードローンの全ての融資情報、返済情報が登録されています。
借入残高や返済状況も詳しく登録されており、延滞も有無だけでなく、期間、回数、理由なども登録されているのです。
従って、消費者金融会社では、たまたま返済日を忘れて短期延滞をしたと言う場合には、それほど審査における致命傷にはなりません。
但し、CICやKSCではそこまで詳しい情報はなく、銀行やクレジットカード会社では基本的には延滞の有無だけで審査が通らなくなるのです。
また、JICCでは、成約した融資だけでなく、審査を受けた情報も登録されています。
カードローンを申込んだ履歴は残る
すなわち、JICCでは、銀行以外でのカードローンの申込みは成約になっていなくても全て登録されており、いつどこで審査を受けたかという履歴が残っているのです。
カードローンを連続して申込みをすると審査に落ちる
そのJICCの申込み履歴は、消費者金融会社だけでなく、銀行でもクレジットカード会社でも見ることができます。
従って、短期間に何度も連続して申込みをした場合には、審査に落ちる原因となるのです。
カードローンを同じ月に何度も連続して申込んでいる場合には、かなり資金的に苦しく、返済も苦しいだろうという判断につながりやすく、審査において厳しい判断が下されるのです。
カードローンを連続して申込みは申込みブラック情報へ
信用情報機関に短期間に連続してカードローンの申込みをする行為が登録されることを、申込ブラック情報と呼ばれているのです。
ブラック情報は、もちろんカードローン審査における要注意事項であり、ブラックリストとなっているのです。
この申込ブラック情報に登録されてしまった場合は、しばらくは審査には通らなくなります。
極力、このリストには載らないように気を付ける必要があります。
カードローンの連続申し込みはどの程度で審査に落ちる?
では、このカードローン審査における連続申込みによって審査に落ちる場合は、どれくらいの期間で何回以上がブラックに当たるのでしょうか。
基本的には、カードローン審査を行なう金融機関によって違っています。
ただ、一般的には、1ヵ月間に4回以上がその判断基準になっている場合が多いようです。
4回以上と言うことは3回までは許容されると言えます。
カードローンを連続申込みした場合には銀行は特に厳しい
カードローン審査をする金融機関によって、連続申し込みのブラック基準は違いますが、その中でも銀行などは厳しいと言われています。
銀行はプライドが高いため、他社で借入申込みをしていることに対して良い印象を持ちません。
特に先に消費者金融会社に行っている場合には、回数が少なくても審査に落ちる可能性が高いと言えるのです。
カードローンを連続して申込む裏ワザ
このように、カードローンの申込みを短期間に連続して何度も行うことは、どこにも通らなくなるため、極力避ける必要があります。
但し、KSCは基本的には銀行以外にはその情報を見ることができません。
従って、銀行でカードローンを申込んだ場合には、消費者金融会社やクレジットカード会社にはわからないのです。
すなわち、銀行で申込んでダメな場合には、消費者金融会社には3社までは申込むことができます。
消費者金融会社の場合は、銀行のようにプライドが高くありませんので、他社で申込みをして断られても審査上、申込ブラックになっていなければ、受付けてくれます。
しかも、大手消費者金融会社の場合には、スコアリングシステムに使う項目や、その項目の比重に違いがあるため、1社で審査に落ちても他社では通る可能性はあるのです。
カードローンで連続して延滞すると審査に影響する?
カードローンは、短期間に連続して申込みをしますと審査に落ちますが、今度は連続延滞をしている場合での審査結果への影響を見てみます。
カードローンを延滞した場合
カードローンを延滞した場合には、消費者金融会社と銀行などでは対応が違ってきます。
すなわち、銀行の場合には、審査と同様に延滞についても保証会社に依存しており、自らはほとんど督促行為をしません。
1ヵ月間延滞が続いた場合には、保証会社がその融資を買い取り、しかも未入金になっている利息も含めて買い取るのです。
保証会社は大手消費者金融会社やカードローン会社になりますので、回収は彼らが行ないます。
大手消費者金融会社の延滞対応
大手消費者金融会社のカードローンの延滞については、初期延滞と長期延滞で対応が違ってきます。
すなわち、短期の初期延滞の場合には、優しく督促のメールや電話を行ない、短期間のうちに入金になった場合には、正常に戻ります。
しかし、一定期間を超えて延滞が続いた場合には、カードローンの契約は解約され、一括返済が求められるとともに、それ以降の金利は遅延損害金として高くなるのです。
また、JICCには金融事故登録が行われますので、他社や銀行での借入はできなくなるだけでなく、他社でも解約され、一括返済が求められます。
それだけでなく、住宅ローンや車のローンもできなくなるのです。
カードローンの短期延滞を連続して繰り返した場合
では、カードローンの短期延滞を連続して繰り返した場合にはどういう扱いになるのでしょうか。基本的には、連続していても一定期間内に入金を行う限り、金融事故にはなりません。
アコム、アイフルでは3週間、プロミスは2週間以内での入金であれば、正常な扱いに戻ることができるのです。
連続延滞のカードローン審査への影響
但し、カードローンの連続して延滞を続けている場合には、例え、現在の借入は正常扱いを受けられるにしても、新たな他社の借入や増枠申込の場合には、審査に大きな影響を受けます。
すなわち、直近で何度も短期延滞を連続して起こしている場合には、審査に落ちることになります。増枠申込みにも応じてもらえないのです。
銀行系カードローンの連続延滞の場合
銀行系カードローンで連続して1ヵ月以内の短期延滞を起こしている場合には、基本的に事故扱いにはなっていません。
但し、KSCには延滞情報として登録されます。
他行でカードローンの申込みをした場合には、KSCの情報には延滞情報があるため、審査には通ることができません。
一方、消費者金融会社のカードローンでは、KSCの情報が見れないため、銀行での短期延滞は察知できないため、審査への影響は出ないのです。
但し、申込んだ消費者金融会社がその銀行の保証会社をしている場合には、延滞情報を掴めるため、連続して起こしている場合には審査には通りません。
消費者金融系カードローンの連続延滞の場合
消費者金融系カードローンで毎月連続短期延滞を起こしている場合には、その内容がJICCに詳しく登録されるため、他社の審査には通りません。
また、銀行もクレジットカード会社もJICCの信用情報を見ることができますので、連続短期延滞がある場合には審査には通りません。
カードローンは限度額内では連続でも何度でも出金できる
大手消費者金融系カードローンは、コンビニや大手消費者金融会社のATMであれば、いつでもどこでもお金を引き出すことができます。
また、銀行系カードローンは、自行以外でもコンビニや提携銀行でお金を引き出すことができますが、自行のATMの稼働時間に限られるため、いつでもとはいきません。
コンビニでも自行のATMが止まっている場合には、扱ってもらえない場合がほとんどです。(三井住友銀行の場合には24時間可能になっています。)
また、自社ATMを除いた場合には、手数料がかかる場合が多く、返済で手数料がかかれば、かなりのコスト負担になるのです。
大手消費者金融会社などは無料返済の方法を用意しており、三井住友銀行なども無料化していますが、まだまだ返済で手数料がいる場合は多いと言えます。
カードローンの融資回数に制限はない
カードローンの特徴は、融資回数には制限がないことです。
融資限度額の範囲内であれば、銀行系カードローンでも、消費者金融系カードローンなども含めて、回数には制限はなく、連続して出金することができます。
午前中に2万円をATM出金して、夕方に友達と会ってお金が足りないと言う場合には、さらに追加して1万円を引き出すことができるのです。
従って、どこのカードローンであっても、融資回数には制限はないのです。
何度も連続して出金していると借入残高が膨らむ
但し、便利に使えるカードローンですが、便利さに頼って何度も出金を繰り返していますと、知らない間に限度額近くまで借入残高が膨らんでいることがあります。
大手消費者金融系カードローンでも、銀行系カードローンでも、返済は残高水準に応じた定額返済が多く、気がつかない間に残高が増えている場合が多いのです。
残高の刻みを超えて引き出した場合に、返済金額が多くなって気づくと言うケースが多く見られます。
また、消費者金融会社などの場合には、利息以上の入金があれば、延滞とはならないため、元本が減らずに、残高だけが増加し続けると言う場合もあるのです。
残高が膨らみますと、利息だけでもかなりの高額になるため、元本は減っていかない場合が多くなります。
従って、安易に何度もカードローンを使って出金することは避けなければなりません。
何度でも繰り返し使えると言っても、常に借入残高を意識しながら使いませんと、いつの間にか返済が難しい金額まで借りてしまうので注意する必要があります。
カードローンの残高が膨らむのは多重債務への入り口
カードローンの残高が膨らんで、限度額近くになりますと、利息の返済だけでも苦しくなる場合が多くなり、他社に借入を申込むことになります。
それは、明らかに多重債務への入り口になるのです。そして、合計の借入金が年収の1/3を超えますと、どこも貸してくれなくなります。
その結果、ネットなどで勧誘するアウトローのソフト闇金や闇金の餌食になってしまう場合が多いのです。
そうなりますと、厳しい取り立てや反社会的勢力による暴力的取り立てで苦しむことになってしまいます。
そのような事態になるまでに債務整理をしたり、生活態度を改めて毎月規定以上の返済を行って借入残高を減らしていく必要があるのです。
既に貸金業改正により、規制金利内の借入になっているため、過払い金返還もできないのです。
カードローンは賢く使えば未来は明るい
大手消費者金融系カードローンは、適度に使い、遅れなく規定以上に返済していくことにより、限度額は広がり、融資金利はどんどん下がっていきます。
カードローンの融資限度額を高くして、金利を下げることにより、人生のチャンスにいざお金がいると言う場合にはすぐに資金手当てが可能になるのです。
それによって、人生は明るい未来に輝くことができます。
まとめ
カードローン審査で、連続して申込みをした場合の審査への影響を中心にご説明しました。
カードローン審査は、基本的に返済能力判定が基本になりますが、その中でも個人信用情報が重要な要素となります。
その個人信用情報を提供する信用情報機関の情報には、短期間に何度も申込みをしたことが登録され、これを申込みブラック情報と言っています。
カードローンを発行する金融機関によって基準は違いますが、短期間での連続してのカードローン申込みは審査において落ちることになります。
その申し込みブラック情報となった場合には、しばらくはカードローン申込みをしても審査に通りませんので、充分に注意してください。