「クレジットカード審査の通過率100%を目指す」をテーマとした専門サイト
このページでは落ちた理由を解説するだけにとどまらず2枚目、3枚目、4枚目を申し込み際に注意点についても言及しています。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
- 「元ブラックででも借金はなしクレカが欲しい。」
- 「三年勤務してますが3枚目カードの取得難易度は?」
- 「4枚目、5枚目のクレジットカードが欲しい。」
時々、このような少し重い相談を受けることがあります。今日は、複数枚のクレジットカードを持ちたい人や元ブラックの人がクレジットカード審査を受ける際の注意点を解説したいと思います。
クレジットカード審査に落ちてしまった理由として最も多いのが、個人信用情報機関に異動情報(ブラックリスト)の登録があって審査に落ちるケースです。
これは、クレジットカードのリボ払いなどの支払いが遅延してしまった場合、または携帯電話の割賦販売で購入して支払いが遅延してしまった場合が多いパターンです。
このような人は、個人信用情報機関に異動情報(ブラックリスト)が登録されて審査時に、クレジットカード会社がこれらの情報を参照した際に審査に落ちます。
また、信用情報で現在の状況を把握する。でも解説していますが、中小の消費者金融(サラ金)に借金のある多重債務者はほぼ100%審査に通過することは無いでしょう。
理由としては、一般の人は、通常銀行が発行するカードローンを利用しますが、サラ金を利用することは
「よっぽどお金に困っている⇒自転車操業⇒債務整理等の金融事故⇒回収不可。」
とクレジットカード会社は考えます。 また、その他に考えられる理由としては、そもそも過剰与信(与信オーバー)となっているため、もう本人の返済能力(限度額)を超えた信用供与(本人を信用して貸付等を行うこと)が法律で禁止されているケースです。
クレジットカードの場合、発行済みカードのおよそ95%はショッピング枠とキャッシング枠が付きます。前者が割賦販売法、後者が貸金業法でそれぞれ規制されています。
例えば、ショッピング枠(リボ払いや分割払い)の場合、審査において「年収」「生活費」「リボなどの残債務」に基づき「本人の返済能力」を元に審査をします。
例えば、4人家族で東京23区に住んでいる人で、住宅ローン無しの賃貸住まいの場合は、最低でも年間200万円は生活費として必要でしょう。
この家族の世帯主Aさんの年収が500万円でリボ払いなどの残債務が200万だとします。
この場合、Aさんの年間支払可能見込み額としては、 年収500万円-生活維持費200万円-残債務200万円=100万円となります。
この年間支払可能見込み額の90%までしか利用枠(限度額)を設定できません。 前述のAさんの場合、1ヶ月で7.5万程度しか利用できないわけですから「これ以上はクレジットカードを持っていても意味が無い。」とクレジットカード会社が判断するでしょう。
また主に利用するメインカードとその場の状況に応じて使い分けるサブカードでは、メインのクレジットカードになる確立が非常に低いので積極的には発行しないという事情があります。
次にキャッシング枠ですが、これはご存知の通り貸金業法が改正され総量規制の対象となります。
総量規制については、クレジットカードの申込みに総量規制が影響しますか?でも詳しく解説していますが全ての貸金業者(クレジットカード会社や消費者金融)から年収の1/3を超える借入れができないという法律です。
なお現在のクレジットカードですでに年収の3分の1近くの借入残高がある場合、クレジットカード審査では不利(これ以上与信できない。)となります。
また、前述のリボ残債があると審査上、非常に不利となります。 現在、複数社からクレジットカード発行を受けている人は、ほとんど使っていないカードは一旦解約した上で、申込みされることをおすすめします。
先程、解説した理由以外でクレジットカードの審査に落ちる理由は、複数のクレジットカードを同時に申し込んでしまったケースです。
これは最もやってはいけない行為の一つでカード会社側から見ると「信用供与するのが難しい人」と判断されています。
どういうことかと言いますと、そもそもクレジットカードを2枚同時に申込むことは、常識的に考えるとおかしな行為だからです。
申込み者側の心理として、両方同時に申し込んで、どちらか発行されれば良い。という非常に安易な考えか「お金に困っていてクレジットカードが必要」という理由のどちらかだと考えます。
クレジットカード会社側としては、前者、後者どちらも発行したくない人たちです。
このような行為を行う人は、性格的にもルーズな人が多いため、信用供与するに値しない人とみなします。
これは、クレジットカードだけでなく自動車ローンでも同じことが言えます。
ディーラーや自動車販売店で扱っている信販会社等のオートローンを複数申込みすると審査通過の可能性が下がります。
個人信用情報にクレジットカード等の利用実績が無い人(クレジットヒストリーやクレヒスと呼びます。)もカード審査に不利です。
これは、延滞等があると個人信用情報機関に5年間異動情報(ブラックリスト)として記録が残ります。この異動情報が無くなった人は、最初の1枚選びを慎重に行って欲しいと思います。
理由はこのクレジットヒストリーが無い場合、クレジットカード会社としては、「現金主義だった人(=クレジットカードを持ったことが無い)」もしくは「延滞等の事故歴のある人」このどちらかだとみなします。
20代くらいの若年層でしたら問題ありませんが、ある程度の年齢でクレジットヒストリーが無い人は、後者(ブラック喪明け)とみなされる可能性があります。
その際は、最初の1枚を慎重に選ぶ必要があります。選択肢としては、審査に柔軟なクレジットカードが良いでしょう。
なお、クレジットカードの審査難易度としては、銀行系・独立系>信販系>流通系>消費者金融系となっています。 難度が一番低いのが消費者金融系(詳しくはこちら)カードです。
このページに記載している内容に1つでも当てはまる人は、申込みを検討してみてください。 なお、信用情報については、こちらのページでも詳しく解説しています。
クレジットカードの審査に落ちる原因には、クレジットカードの申し込み枚数が多すぎるというものもあります。
クレジットカードを短期間に何枚も申し込む「多重申し込み」をすると、いわゆる「申し込みブラック」という状態になり、クレジットカード審査に通りにくくなります。
クレジットカードを申し込むと、信用情報機関に申込情報が登録されます。
申込情報とは申込者の氏名などの個人情報と申し込んだ商品の情報であり、クレジットカードに申し込んで審査が始まると、審査結果にかかわらずカード会社からこれらの情報が信用情報機関に登録される仕組みになっています。
その後審査が進んで審査に通過する場合、つまりカード会社と契約を結ぶ場合は成約情報が信用情報機関に登録されます。
申し込みブラックとは、この申込情報と成約情報の2つの情報のうち、申込情報が短期間に複数件登録されている状態のことをいいます。
申込情報が短期間に何件も登録されていると、カード会社の審査担当者はこの申込者はお金に困っている人ではないか・申し込み時の特典目的で何枚もクレジットカードを作っているのではないかなどとネガティブな印象を持ちます。
その結果、申し込みブラックの場合は審査に落ちやすくなります。
特に申込情報だけ登録されていて成約情報が登録されていない場合は他社のクレジットカード審査に落ちているということになるため、よりネガティブな印象を与えてしまいます。
多重申し込みの基準となる申し込み枚数が何枚くらいなのか気になる方も多いと思いますが、申し込み枚数の基準はカード会社や申込者の属性によって異なるため一概には言えません。
属性が良い場合は1カ月に10枚申し込んでも審査に通った例はありますし、属性が良くない場合は1カ月に3枚申し込んで審査に落ちた例もあります。
そのため申し込み枚数の基準を示すことはできませんが、どのカード会社でも1カ月に1~2件程度の申し込みであればそれだけで審査に落とすことはありません。
審査に自信のない方は、クレジットカードの申し込みは1カ月に1~2件程度に抑えておくのが無難です。
万が一申し込みブラックになってしまった場合は、申込情報の信用情報機関への登録機関である6カ月間待ってから再度申し込んでみましょう。
6カ月たてば信用情報機関から申込情報が消えるため、審査担当者に過去の申込情報を見られることはありません。
どうしても6カ月も待てないという場合は申し込みブラックでも取得可能な家族カードやデビットカード・プリペイドカードなどの申し込みを検討してみましょう。
一度に複数枚のクレジットカードを申し込むと申し込みブラックになる可能性がありますが、どうしても複数枚持ちたいという方も多いと思います。
そこで、クレジットカードを複数枚持つための申し込みの際のコツについて解説します。
多重申し込みをした際のクレジットカード審査の通りやすさは、カード会社によって異なります。
どうしても複数枚のクレジットカードに申し込みをしたい方は、過去に多重申し込みでも審査に通った例の多い楽天カードやイオンカードがおすすめです。
ゴールドカードを作りたい方は、短期間に10枚以上のクレジットカードに申し込んだ場合でも審査に通った例のあるSBIゴールドカードがおすすめです。
また、JCBカードの場合はすでにJCBカードが発行している他のクレジットカードを持っている方は多重申し込みでも審査に通りやすくなります。
JCBカードと同様に銀行系カードのため通常の審査難易度は高いのですが、すでにJCBカード発行のクレジットカードを保有している人は審査に通りやすい傾向にあり、多重申し込みの場合でも審査に通る可能性の高いカード会社です。
どうしても短期間に複数枚のクレジットカードを作りたい方は、このような多重申し込みでも審査通過実績の多いクレジットカードをおすすめします。
クレジットカードを複数枚作りたい場合、審査に落ちることも想定して候補の何枚かのカードに同時に申し込むという方も多いと思います。
しかし、何枚も同時に申し込むと申し込みブラックになる可能性が高くなります。
最近は審査結果が当日あるいは翌日わかるスピード審査が可能なクレジットカードも増えているため、1枚ずつ申し込んでもそれほど時間はかかりません。
そのため、複数枚のクレジットカードを作りたい場合は、優先順位の高いカードから順番に1枚ずつ申し込んでいくことをおすすめします。
複数枚のクレジットカードを作る際には、キャッシング枠を希望せずに申し込むことで審査に落ちる可能性を下げることができます。
クレジットカードやカードローンなどによるキャッシングは、利用者の年収の3分の1を超えてはならないという総量規制がカード会社が守らなければならない貸金業法という法律で定められています。
そのため、キャッシング枠を希望することで総量規制の対象となり、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
クレジットカードは申し込みの際に希望するキャッシングの金額を申告することができますが、キャッシングを利用する予定のない場合はキャッシング枠を0円にして申し込むことをおすすめします。
また、すでに持っているカードのキャッシング枠も利用していない場合は可能な限り低く設定しておきましょう。
クレジットカードの審査では申し込み内容を点数化してその合計点や各項目の点数によってカード発行の可否を判断するスコアリングという方法が用いられています。
スコアリング審査で各カード会社が定めるカード発行の基準となる点数を上回らなければ審査に通過することができないため、スコアリング審査に用いられる申し込み項目の申告内容は非常に重要です。
事前にどのような項目(属性)がスコアリング審査の対象になるのか知っておきましょう。
クレジットカードの審査というと職業と年収が大事だというイメージを持っている方も多いと思いますが、これらは当然スコアリング審査の対象項目になっています。
職業は正社員や公務員、医師・弁護士などの場合は高く評価されますが、派遣社員やパート・アルバイトの場合は点数が低くなります。
これは、正社員などよりも収入が安定しておらず、年収が少ない場合が多いためです。
なお、学生の場合は収入がありませんが社会人とは異なる審査基準で審査が行われており、信用情報に問題がない限りほとんどの場合は審査に通過することが可能です。
そのため学生は最も審査に通りやすい職業であると言えます。
年収については単純に多いほど高い評価を受けます。職業と年収はクレジットカード審査において大切な項目ですが、これだけで審査の通過可否が決まるわけではなく、これ以外の属性も考慮して総合的に判断されます。
年収が低いから、職業がアルバイトだからといってクレジットカードを作れないと思われている方も多いのですが、年収が低い方や非正規雇用の方でもそれ以外の属性から十分な支払い能力があると判断されればクレジットカードを作ることは可能です。
クレジットカードのスコアリング審査では、勤続年数や勤務先の規模も審査項目になります。
勤続年数は長ければ長いほど安定した収入があると判断できるため高く評価されますが、反対に短い場合は低い評価を受けます。
勤続1年未満の場合は特に低く評価されることが多いため、勤め始めたばかりの場合は1年以上勤務してからクレジットカードに申し込むとクレジットカード審査に通る可能性を上げることができます。
また、勤務先の従業員数や資本金の額・創立年月日なども審査項目です。従業員数や資本金の額は多いほど会社の規模が大きいと判断されるため、高い評価を受けます。
創立してからの期間は長いほど安定した勤務先であるとみなされるため、高い評価を受けます。
手書きの申込書の場合、このような勤務先関連の項目は書かなくても申し込みが可能な任意項目ですが、少しでもスコアリングで加点される点数を増やすために、全て記入して申し込むことをおすすめします。
他社からの借り入れの金額や件数など、借金に関する情報は重要な審査項目です。
他社からの借り入れが多すぎると支払い能力が低いとみなされ、低い評価を受けます。
カード会社によっては一定の借り入れ金額や件数を超える場合は自動的に審査落ちになる可能性もあります。
審査落ちになる借入金額や借入件数の基準はカード会社によって異なるため一概には言えませんが、借入金額は年収の3分の1未満、借入件数は2件程度に抑えておきましょう。
可能であれば借金がない状態でクレジットカードに申し込むのがベストですが、それができない場合は最低でも上記の金額や件数まで減らしてから申し込むことをおすすめします。
クレジットカードの審査では、配偶者や子どもの有無などの家族構成や住居形態・家賃支払いの有無などの住居情報も審査項目になります。
家族構成や住居情報は、申込者が自由に使えるお金がどの程度あるのかをカード会社が推測するための材料になります。
例えば、独身で子どもがおらず、持ち家で住宅ローン支払いもない場合は申込者が自由に使えるお金が多いことが推測されるため、多少年収が低くても審査に通る可能性が高くなります。
一方配偶者と複数人の子どもがおり、賃貸で毎月の家賃支払いもある場合は申込者が自由に使えるお金が少ないと推測されるため、年収が低ければ審査通過が難しくなります。
このように、カード会社では家族構成や住居に関する情報から申込者の支払い能力を推測しています。
上記でも説明した通り年収や職業だけで審査通過の可否が決まるわけではなく、こうした情報から総合的に判断されます。
ここまでクレジットカードの審査項目について解説してきましたが、これらの審査項目が全てカード発行基準に達しているにもかかわらず審査に落ちてしまうケースもあります。
本来審査に通ることができる属性のはずなのに審査に落ちてしまったらもったいないですよね。
そうした事態を防ぐために、どのような理由で審査通過基準を満たしているのに審査に落ちてしまうのか事前に知っておきましょう。
申し込みの際に嘘の内容を申告した場合は審査に落ちる可能性があります。
審査に自信のない方は、審査に通過する可能性を高くするために、勤務先情報や借金に関する情報などについて嘘の内容を申告してクレジットカードに申し込もうとする場合があります。
しかし、申し込み内容に虚偽がある場合、カード会社で行われる在籍確認や信用情報機関の情報照会・カード会社内のデータベース参照などによってほとんどの場合は嘘がばれます。
虚偽申告が発覚した場合、カード会社で正しい情報を確認して審査が継続される場合もありますが、悪質な虚偽であると判断された場合は審査に落ちる可能性もあります。
最悪の場合は悪質な申込者であるという旨がカード会社の社内データベースに登録されてしまい、そのカード会社の審査に二度と通ることができなくなるという可能性もあります。
上記で解説した通り、年収が低い場合や雇用形態がアルバイトの場合でも、その他の属性によって自由に使えるお金が多いことを示すことができれば審査に通ることができます。
属性に自信のない方も虚偽申告をせずとも審査に通ることができないわけではありません。虚偽申告によるリスクは非常に大きいため、申し込みの際は正直な内容を申告するようにしましょう。
クレジットカードの申し込み内容に誤りがある場合、カード会社では正しい内容を確認するために申込者に対して電話や書面で連絡をとります。
この際に電話をとれずに正しい情報を伝えられなかった場合や書面に気付かずに返信できなかった場合などはそこから審査が進まないため、カードが発行されません。
特に電話番号や住所などの連絡手段となる情報を誤ってしまうと、カード会社側から連絡のとりようがないため審査に落ちてしまう可能性があります。
また、手書きの申込書を郵送する場合はカード会社側で文字が読み取れずに内容確認にまわってしまうケースが多いため、申込書に記入する文字は丁寧に書くように心がける必要があります。
クレジットカードの審査では、本人確認書類や収入証明書類などの書類を提出しなければならない場合がありますが、これらの書類に不備があると審査に通ることができません。
この場合、申し込み内容に誤りがある場合と同様にカード会社側から再提出を求める連絡がきますが、再提出をしない場合はカードが発行されません。
提出書類の不備として考えられるのは以下のようなものです。
- 氏名・住所・生年月日などの書類上の情報が申し込みの際に申告した内容と異なる
- コピーが途中で切れている
- 書類の有効期限が切れている
書類を提出する際は上記のような不備がないように確認しておきましょう。
クレジットカードの審査では、申込者が申し込みの際に記入した勤務先に本当に所属しているのかどうかを確認するために在籍確認が行われることがあります。
在籍確認は勤務先に電話をかけることで行われますが、全員に対して行われるわけではなく、各カード会社で必要と判断した場合にのみ行われます。
在籍確認が必要と判断された場合、もし在籍確認がとれなければ審査に落ちてしまいます。
在籍確認が行われる基準はカード会社によって異なるため一概に言えませんが、前回クレジットカードを申し込んだ際と同じ勤務先の場合やすでに申し込んだカード会社が発行している他のクレジットカードを保有している場合などは在籍確認が行われる可能性が低くなります。
全員に行われるわけではないとはいえ、クレジットカードに申し込んだ以上は在籍確認の電話がかかってくる可能性はゼロではないため、在籍確認をスムーズに完了させるために勤務先の電話番号は誤りのないように申告する、申告する電話番号は自分が所属している店舗・支店・部署のものにしておく、電話を取る可能性のある人に在籍確認の電話がかかってくる可能性がある旨を伝えておくなどの対策をしておくことをおすすめします。
クレジットカードの審査になかなか通らない方や、自分の属性に自信があるのに審査に落ちてしまった方の中には、なぜ落ちたのかがわからずに困っている方も多いと思います。
そのような場合は以下でご紹介する手順で申し込みの内容や状況を振り返って確認してみてください。
クレジットカードの審査に落ちた理由がわからないときは、まずは申し込み時の内容や状況を確認してみましょう。
申し込み内容に誤りや虚偽はなかったかを確認するのは基本的なことですがクレジットカード審査では非常に重要です。
また、申し込みの際に多重申し込みによる申し込みブラックになっていなかったかも確認してみましょう。
もし申し込みブラックになってしまったら、最後の申し込みから半年あけてから再度申し込んでみると、審査通過の可能性が上がります。
クレジットカードによっては、カード会社から本人確認の電話がかかってくることがあります。
また、審査の際に確認事項が出てきた場合はカード会社から内容確認の電話があります。
上記は自宅の電話や申込者本人の携帯電話に電話がかかってくるケースですが、審査の状況や申込者の属性によっては勤務先に在籍確認の電話がかかってくる場合もあります。
このような本人確認・申し込み内容確認・在籍確認の電話に出られなければ審査に落ちてしまうため、クレジットカードに申し込んでから一週間程度は知らない番号からかかってきた電話には必ず出るようにしましょう。
審査に落ちてしまった原因がわからない場合は、知らない番号から電話がかかってこなかったかを確認してみましょう。
上記で説明した内容を確認してもクレジットカードの審査に落ちた原因がわからない場合は、信用情報機関の信用情報を確認してみましょう。
クレジットカード審査で非常に重要な審査項目である信用情報ですが、信用情報機関に情報開示の請求をすれば、自分の信用情報を確認することができます。
開示報告書を確認し、延滞をした場合に記録される異動情報や自己破産情報などの金融事故情報が登録されている場合はブラックになっているため、信用情報が原因で審査に落ちたことになります。
クレジットカードの審査になかなか通らないという方は、信用情報機関にブラック情報が載っていないかを必ず確認しましょう。
信用情報機関にブラック情報が載っていないかどうかを確認するといっても、延滞や自己破産などの金融事故を起こした場合にしか登録されないブラック情報なんて確認するまでもなく自分で把握している、という方がほとんどだと思いますが、自分でも気が付かないうちにブラックになっているケースもあるため注意が必要です。
このようなケースで最も多いのが、携帯電話料金の滞納によって延滞情報が登録されている場合です。
携帯電話料金の滞納は本来信用情報機関への情報登録の対象とはなりませんが、携帯電話の本体の代金を分割払いにした場合は、月々の携帯電話料金を滞納すると信用情報機関にブラック情報が登録されてしまいます。
携帯電話料金の滞納に次いで自分でブラックになっていることに気が付けないのが、奨学金の滞納によってブラック情報が登録されてしまうケースです。
奨学金の返済は、きちんと期日通りに支払っている場合は信用情報機関への情報登録対象にはなりませんが、延滞した場合は信用情報機関にブラック情報が登録されてしまいます。
奨学金の返済は長期間に及ぶことが多く、返済金額も少額であるケースが多いため、あまり意識していないという方が大多数だと思います。
そのため、銀行残高の不足などによって支払いが遅れてしまっても気付きにくく、自分でも知らない間にブラックになってしまう場合があります。
このように自分では延滞などしたことがないと思っていても、気付かないうちに信用情報機関にブラック情報が登録されてしまっている可能性があります。
心当たりのある方は、一度信用情報機関に情報開示の請求をしてみましょう。
ここまでいくつかクレジットカードの審査に落ちてしまう原因について解説してきましたが、それでもやはり原因がわからないという方は、申し込むカードのランクを下げてみることをおすすめします。
例えば、自分の年収などの属性に自信があるからゴールドカードを作りたいという方でも、まずはワンランク下の一般カードを作り、そのカードでクレヒスを磨いてからゴールドカードへの切り替えの申し込みをすることで、ゴールドカードの審査に通る可能性が非常に上がります。
また、銀行系のクレジットカードを作りたいという方は、まずは流通系のクレジットカードなど、審査難易度の低いカードを作り、そのカードでクレヒスを磨いてから銀行系カードに申し込むと審査通過の可能性が上がります。
このように、なかなかクレジットカードの審査に通らないという方は、よりランクの低いカードに申し込み、クレヒスを磨いてから本命のカードに申し込むことで審査通過の可能性を上げることができます。
ここまでクレジットカードの審査に落ちる理由として考えられるものについて解説してきましたが、意外と見落としがちなのがクレジットカードの申し込み条件です。
クレジットカードにはそれぞれ申し込み条件が定められており、それを満たしていなければ審査に通ることができません。
申し込み条件は年齢が18歳以上や20歳以上といった下限年齢のみを定めていることが多いですが、カードによっては30歳未満限定の若年層向けのものや、シニア向けのものの場合は50歳以上や60歳以上限定とされているものもあります。
年齢以外にも、女性限定・学生限定・学生不可・アルバイト不可・専業主婦不可など、クレジットカードによって様々な申し込み条件が存在します。
クレジットカードに申し込む際は、必ず申し込み条件を確認するようにしましょう。
日常生活で使用するクレジットカードは多くても2,3枚だと思います。複数枚同時に申し込みするという事はカード会社にとってネガティブなイメージを持たれますので、注意が必要です。
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