「クレジットカード審査の通過率100%を目指す」をテーマとした専門サイト
このような理由を思い当たる方もいらっしゃると思います。このページではクレジットカードが作れない大きな理由を3つ解説していますので、落ち続けている人はぜひ最後までご覧ください。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
クレジットカードの審査はカード発行会社や種類によって審査基準が異なります。
基準が甘いものもあれば厳しいものもあるため、審査に通るものと通らないものがあるのです。
クレジットカード会社が行う審査は、どの会社でも基本的に内容は同じですがスコアリング審査の基準が異なりますので、同じ属性であっても審査に通る確率は違ってくるのです。
借入総額や借入件数などの借入状況とその支払状況は、信用情報として記載されます。
クレジットカードの審査落ちの理由の殆どは個人信用情報にあります。属性に何の問題がなくても信用情報に問題があると、それだけで審査落ちになる可能性は一気に高くなります。
信用情報に問題がある=リスクが高い、と判断し否決としているのです。
クレジットカード(クレカ)の審査に通らない場合に考えられる理由は、下記の3つです。
申込者属性が発行基準を満たさない時、「属性が弱い」と例えられることもあります。
その具体例としては、契約社員で年収200万円、勤続2ヵ月、賃貸アパートでの居住6ヵ月、携帯電話のみの使用で固定電話なし・・というケースも含まれます。
カード会社が重視する属性には、年収、勤続年数、居住年数、雇用形態(勤務先の企業規模も含む)がありますが…前述例の場合は、「安定性が低い」かつ「返済能力が低い」とみなされやすいパターンだと言えるでしょう。
この他に、スコアリングをする際に、クレジットカード会社全般が定める「ボーダーライン(基準点)」をクリアしなければ、どんな主張があったとしても、カード発行に至ることはありません。
申込者によって改善点は異なるカード審査ですが、勤続年数、居住年数、年収という特に重視される項目を中心に、バランス良く高めていくことが理想的だと言えるのではないでしょうか。
クレジットカードは代金後払いというシステム上お金の借入と同義であるため、利用者の支払い能力(返済力)=信用力と言っても過言ではありません。
この信用力が大きく欠けている申込者はカード審査に引っかかることになります。理由は、クレジットカード会社のリスクは、融資の貸し倒れだからです。
カード発行したのはいいが、期日までに支払えない(遅延)利用者を極力排除したい思惑があります。
そういった意味では、申し込み者の信用力を測る尺度が年収や勤続年数となります。なお、支払い能力はスコアリングにおける最重要項目の一つです。
ゴールドカード以上のステータスカードになると、一定の収入が無いと審査落ちの原因となりますが、一般カードの場合はそこまで気にする必要はありません。
ただし、収入面で審査上、不利益を被る可能性の高い方は、他の項目でカバーすることもできます。
必須項目以外も記述するなど、几帳面さをアピールすれば、カード会社側の心証も良くなりますし、キャッシング枠の利用限度額を0円で申し込むことも有効です。
「ブラック」と呼ばれる状態は、与信審査に通らない条件のなかで、最も状況的に難しいです。
各カード会社ではいくつかのガイドラインを設けており、その中には「ブラック情報(異動情報)が存在する人には、カード発行しない・・」
という内容もあるため、この理由で審査に通らなかった場合には、「審査通過を諦めるべき・・」と考えても良いでしょう。
この場合には、個人信用情報機関に登録されているネガティブな情報(支払い遅延や滞納、多重債務、自己破産など)が抹消される時期を待った上で、再申込をするというのが理想的な方法です。
「審査断られたから・・」という理由で短期間のうちに、様々なカードに挑戦(再申込)をして、審査に落ちまくっている人も…
「何度も申し込みをしている=怪しい申込者」という角度から本人属性が不利になってしまうこともあるのです。
これは余談ですが・・。様々なサイトで言われている「ブラックリスト」というリストは、この世の中には存在しません。
クレジットカード業界では、個人信用情報機関に事故情報(延滞情報など)が登録されている状態を「ブラック」と呼んでいるだけの話です。
自分の信用情報の状態が気になる方は、事前に開示請求を行って確認しておく事をお勧めします。
自分の個人情報がブラックかどうか?確認する方法は、信用情報でブラックかどうかわかるの?で詳しく解説しています。
それでは、喪明けにならないとカード取得できないか?と言うと必ずしも、そうではありません。
おそらく、クレジットカード会社だけではなく、カードローン会社を含めた多くは、ブラックリストの人には、カード発行は見送られます。
しかし、チャンスがないわけではありません。
ブラックリストに載ってしまうとクレジットカードの審査に通ることは殆どありません。では具体的にどのような事をしてしまうとブラックリストに載ってしまうのか解説します。
個人信用情報機関には延滞情報が記録されます。
自己破産や任意整理など法的に借金整理するとブラックリストに載ります。
信用情報機関には申し込み情報も記録されますので、短期間に何社もカード申込みしてしまうと一時的にブラックリスト入りします。1ヶ月に3社以上申し込みすると金融機関側は警戒します。
携帯電話本体を分割購入契約すると信用情報に記録されますし奨学金も同様ですから滞納すれば金融事故情報として記録されます。
電気代やガス代を現金で支払いしていれば仮に延滞しても信用情報機関に登録されることはありません。但し、クレジットカードで支払いをしていて、そのカードの支払いを滞納していればブラック入りはします。
債務整理を行うとブラックリスト入りすると説明しましたが、過払い金請求の場合はブラック入りしませんので安心してください。
家族や配偶者がブラックだと自分もブラックリストに載ると勘違いされる方も多いですが、これは間違いです。
申込者本人の信用情報しか確認できませんので、家族に異動情報が記録されているかどうかまでは分からないのです。
このケースはクレジットカード業界でも少ない事例ですが・・。
例えば、
- 「現金主義で、これまで一度もカードを使ったことも作ったこともなく、自動車を含めて全ての物をキャッシュ(現金)で買っている・・」
という33歳のAさんという人がいたと仮定しましょう。
審査の際にチェックされる個人信用情報機関(外部信用情報機関)には以下のように…
過去に1度でもカードやローンの利用をしたことのある人の履歴は登録されるシステムとなっています。
ですが、これまで全く利用経験のないAさんの場合は「情報が登録されていない・・」という状態となっているのです。
この状況は、過去に金融事故を起こし、そのデータが抹消されたばかりのブラックだった人と同じデータとなります。
クレジットカード会社側からすれば、Aさんの申込者属性に問題がなくても、「怪しい・・」と思わざるを得ないのです。
このようなカード会社側の判断に不満を抱き、「理不尽だ!」と感じる人もいるようです。
Aさんに限らず他の申込者に関しても。
その人の支払い能力や信用度は、申込書の内容から進めるチェック手法だけでは「判断しきれない=未知数」という状況に陥る事例も多い実態があるのです。
簡単に例えるなら・・下記の2人のうち、どちらが「信用できる・・」と感じられるでしょうか?
- 「以前5万円を貸して、期日にきちんと返済できた友人のBさん」
- 「2万円貸して?」と頼みに来た友人Cさんは、今回初めての相談だった」
前者は返済実績がありますが、後者にはその実績がありません。
このことから、「きちんと支払いが行われないリスク」を想定すると、Cさんの方が危険性は高いです。
貸す側からすれば「警戒せざるを得ない・・」というのは仕方がないことだと言えるのではないでしょうか。
「カードやローンの履歴や返済情報がない・・」というだけの理由でクレジットカードが作れない可能性を含んでいる人の場合は・・。
例えば、iPhoneを家電量販店で分割払い(割賦購入)した人などは、くれぐれも滞納しないように気を付けてください。
滞納歴が個人信用情報機関に5年間異動情報(ブラック)として記録が残りますので、期日までには必ず支払ってください。
これは、クレジットカードの審査だけでなく住宅ローンの審査などにも影響が出ます。たかが、携帯と侮らないでください。
また、カード申込書に記入する「キャッシングの利用可能枠」の欄に低めの金額を書くことです。
「審査に通りやすい状況を作り、発行されたカードを利用しながら実績と信用を個人信用情報機関に残していく・・」という取り組みが必要となっていくのです。
「クレジットヒストリー(クレヒス)」と呼ばれるカードの利用履歴は、このような努力の繰り返しによって積み上げられていくもの。
何らかの事情でクレジットカード審査に心配や恐れを感じている人には、柔軟性の高い審査で有名なこの1枚が運命の出会いとなるのでお勧めです。
アコムのカードにはキャッシング枠もありますので、今すぐ現金が欲しいと期待している利用者の間でも、満足度が高いと話題になっています。
もし「これまで1度もクレジットカードを作ったことがない・・」
という場合には、クレジットヒストリーの積み上げの土台となる「最初の1枚」を慎重に選ぶべきだと思います。
前述のとおり、クレジットヒストリーに何のデータも存在しない状態では…
「いざ!」という時にカードの申込みをしても審査に通る確率は「決して高くない」と想定できますし・・。
信用や実績を確認できない申込者の場合は、どんなに属性が高くても、ステータス性や知名度の高いクレジットカードを持つことは難しくなってしまうのです。
稀に「何度もダメ元で申し込みをしまくればいい・・」と感じる人もいるようですが、「クレジットカードに申し込みをした」という履歴情報は個人信用情報機関に半年間保持されます。
なので、他のカード会社から怪しまれないためにも、 「最初のクレジットカードは、入念かつ慎重に選ぶこと・・」を重視した方が良いと思います。
最近では当サイトのように元業界人がクレジットカード審査について詳しく解説している情報も増えてきています。
ですのでカード業界の仕組みの理解と平行に属性を高め、発行までの確実性の期待できる種類を選ぶことが重要だと言えるでしょう。
クレジットヒストリーの無い人(スーパーホワイト)がカードを持つ方法をカードを持ったことが無い人が取得するためには?でも詳しく解説しています。興味のある人はご参照ください。
クレカの審査に通るためにはどうすれば良いのか?対策を紹介します。
クレカの審査に通りやすい人というのは属性が高い、信用情報が良好であることが共通しています。
ただ収入や勤務実績を増やすと言ったことは直ぐに出来るものではありません。
クレジットカードを既に持っている方であれば、カード利用してクレヒスを積むのが良いでしょう。
電話料金や公共料金など、毎月必ず支払いしているものをカード払いにするだけで確実にクレヒスを積むことが出来ます。
クレジットカードを持てなくて困っているというのであれば、審査が甘いクレジットカードに申込むのが良いです。特に消費者金融系カードは審査ハードルが高くありませんのでおすすめです。
クレジットヒストリーを積むことは信用力を積み上げることです。クレヒスが良好であれば今後の支払状況について、ある程度把握できますから審査は有利となります。
冒頭にてカード会社や種類によって審査基準は異なると説明しました。
クレジットカードは、発行する会社によって独立系・銀行系、信販系、流通系、消費者金融系に分類されます。
独立系・銀行系カードの審査は厳しく、逆に流通系や消費者金融系のクレジットカードは審査に通りやすいことで有名です。
これらのクレジットカードはスコアリングシステムのハードルが低めですから、属性が低いという方は審査が甘いクレジットカードに申込むことです。
審査に落ちてしまうという方は審査基準が厳しいカードに申し込みしているケースが多いです。審査通過を確実なものにしたいのであれば審査基準が甘いクレカに申込むことです。
楽天カード、イオンカードやライフカードはポイント還元もあって人気ですが、審査通過の自信がない方は、消費者金融系カードに申込むのが良いでしょう。
消費者金融系と言えばカードローンでお馴染みのアコムが有名ですが、通常のクレカとは審査基準が異なりますので、審査が不安な方でもカード発行できる可能性が高いです。
審査が甘いカードなら誰でも必ず入会できるというわけではありません。
これまで説明してきたように現在進行形でブラック入りしている方、属性が低すぎる方、多重申し込みしている方ですと、ACマスターカードでさえ審査に通ることは出来ませんので注意しましょう。
ここまでお読みいただければ、クレジットカードが作れないことはないはずですが、中にはどうしてもカード審査に通過しない方がいるのも事実です。
そんな場合は、少額でも構わないので、家電量販店などでショッピングローンを組むと良いでしょう。
なぜなら、ショッピングローンは、クレジットヒストリーの蓄積になり個人信用情報にも記録されるため、クレジットカードの審査が有利なるからです。
ショッピングローン以外ならカードローンも有効です。アコムなら無人契約機(むじんくん)で即日発行が可能です。
カードローンもショッピングローンと同様にクレジットヒストリーの蓄積になります。しかも、アコムの場合は、消費者金融系カードを発行しているため、カードローンからクレジットカードへのランクアップも可能です。
アコムで利用実績を重ねると「クレカ作れない」ことはありません。
ちなみに、デビットカードを推奨しているサイトがありますが、デビットカードはあくまでも「最終手段」だと思います。なぜなら、デビットカードを利用してもクレジットヒストリーが付かないため、何の解決にもならないからです。
このサイトをご覧の方は、クレジットカードだけでなく、自動車ローンや住宅ローンを組みたい方も多いと思います。そんな時、クレジットヒストリーが無いと審査上不利となります。
従って、クレジットヒストリーが付かないデビットカードや家族
カードは極力使わないことをお勧めします。
前述の通り、クレカ審査に落ちないための対策は解説しました。
しかし、私の元に相談に来られる方で、審査が不安にも関わらず、いきなり銀行系カードを申し込みしたり、一般カードではなくステータスカードを申し込みされる方がいます。
発行会社の審査に通過すれば良いのですが、個人信用情報機関にネガティブ情報があったり、カード利用にあたって、カード会社の審査基準をクリアできないケースが非常に多いです。
順番としては、まずはクレカ審査に通過することのみに専念してください。審査基準が厳しくないACマスターカードを取得します。
その後、ACマスターカードを数か月使い、クレジットヒストリーを蓄積した後に銀行系カード等を申し込むようにしてください。
どこのサイトよりも、クレジットカードの審査について詳細に解説しています。
しかしながら、何をやってもカード審査に通過されない方も、サイト訪問者様全体の数%程度はいらっしゃいます。
ACマスターカードをはじめとする消費者金融系カードすら可決されない方で最も多いのが、「借り逃げ」つまり延滞などの督促を全て放置しており時効の援用すら行っていないケースです。
この場合は、信用情報機関に現在進行形の延滞として異動情報が記録され続けます。そうなると、どこの金融機関に申し込みしても100%審査落ちとなります。
また、「借り逃げ」を行っている金融会社では社内情報として永久に記録され、2度とカード発行されることはありません。
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