「クレジットカード審査の通過率100%を目指す」をテーマとした専門サイト
誰もが1度は経験されているかと思います。このページではカード引き落としが、間に合わない場合の影響について解説します。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
クレジットカード利用者の義務とも言える「月々の支払い」ですが、
- 「引落日忘れ」
- 「金融機関の支払い口座(指定口座)への入金忘れ」
- 「預金残高不足で振替が上手くいかなかった」
- 「入金のタイミングが遅かった(=支払い遅延)」「引き落としミス」
ということは、アクシデントとして想定できるものだと思います。
この状態は様々な掲示板や記事でも取り上げられており、質問内容としては、下記が多いと言われています。
- 「カード支払いに間に合わなかった場合、一体どうすればいいの?」
- 「カード引き落としが間に合わない場合の対処方法は?」
- 「クレジットの支払いは、引き落とせなかったらどうなるの?」
こんな状態に陥ってしまった時に最も大事なことは、「気付いたらすぐに返済を行う!」ということです。
他のページで信用情報がブラックだと落ちますか?でも解説している内容ですが、クレジットカード審査に不利になる「異動情報」とは…。
「返済日から61日以上または3ヵ月以上の支払いの遅れ(遅延や延滞)があった場合」という条件で個人信用情報機関に登録される仕組みとなっています。
自分で入金忘れに気付かない場合は、クレジットカード会社から「残高不足で振替できなかったのですが?」
「入金確認取れなかったのですが?」という督促状や連絡が来たタイミングで、即入金する姿勢を見せれば、利用者が想定しているような問題はないと思います。
ここで要チェックとされるのは、「携帯電話端末の分割払い(割賦契約)を利用している人」です。
携帯電話は「支払いがないとすぐ通信できなくなる!」ということでもなく、2ヵ月程度でしたら、そのままの状態で利用できると考えられています。
しかしこの時点で「通話もできているから、問題がない・・」と高を括っていると、遅延・滞納の状態が続き、最終的に「異動情報」という形で個人信用情報機関のデータに記載されてしまうのです。
この情報が記載されてしまったら、基本的に「もう遅い!」といっても過言ではないでしょう。
クレジットカード会社の中には、入金の確認ができなかったタイミングですぐ「カード利用ができない状態(利用停止)」にしてしまい、このような制裁によって利用者の支払いを促すところもあるようです。
「審査に通るのか?」という側面で考えれば、60日以内に支払いの遅延や延滞、滞納を解消することができますので。
このようなアクシデントによってカードが作れないという状況に陥ることはないと言えるでしょう。
多くの人が恐れる在籍確認電話で、「アナタは支払いの遅延をしたことがありますか?」などという質問をされることもありません。
ここまでで、「多少支払い滞納(支払い延滞)しても、すぐに入金を行えば、審査に影響することはない・・」と記載しましたが、これは「CICやJICCなどの個人信用情報機関で「異動情報」という状態にならない・・ということです。
ですので、審査に直結しない問題であるとしても、各クレジットカードで持っているコンピュータ内のデータの中では、何らかのチェック(フラグ)が付きます。
例えばですが・・。三井住友カードの利用者であるAさんは、入金が遅く、引き落としができないケースが何度も繰り返されている人だったと仮定します。
この場合、のデータベース内では、Aさんの延滞履歴が記載されてきますので、彼のデータ内では、どんどんネガティブな情報が蓄積されていく状況となってしまうのです。
このような情報が積み上げられていくと、「金銭面で困窮しているか、お金の管理にルーズな利用者」というレッテルが貼られてしまうのです。
Aさんのような利用者は「優良な会員」とは言えない側面もありますので、この状況が続いた際には、クレジットカード更新が行われなかったりします。
「強制退会・解約」という形で、カードの没収に繋がるケースもあると言われています。(※どのカード会社でも、必ずこの話を規約の中で述べています)
ここまで書いてきたことをまとめますと・・。
- 「何らかの事情で入金が間に合わない・・」
- 「口座残高不足で引き落としができなかった・・」
このような事態に気付いた時には、そのまま放置するのではなく。
カード会社に電話をして、「延滞料を含めて、○月○日にお支払いをします!」という誠意を見せることです。
いい加減な支払いによって強制解約され、新しいカードを作ることに不安を抱えている人でも、みんなの幸せを呼ぶこのカードですなら、審査が通った事例もあるようです。
以前お客様から相談を受けた話なのですが・・。
その方は海外の有料サイトに登録を行い、カード決済を選択したことで、「自動引き落とし」の状態になっていました。
でもそのサイトに不安を感じて退会を考えたのですが、英語表記が全くわからず、「自動引き落としを停止させることはできないのだろうか?」というご相談をしてきたのです。
自動引き落としができないようにするのは意外と簡単で、銀行に届け出をして、「引き落とし口座振替契約の解除を行えばいい」というだけの話です。
しかしこのケースにおける問題は「海外サイトにおける売買契約が発生していて、カード会社に支払いを行う義務がある・・」という点ですので、自分の周囲にいる英語が得意な人などに頼み込んででも、「そのサイト自体の退会処理をする必要がある」のです。
そのサイトや語学力に問題があり、「どうしても退会処理ができない!」という場合は・・。
まずクレジット会社に電話連絡を行い、「カードを紛失してしまった!」という形で処理をしてもらいます。
この手続きを行うとカード番号が変わった状態で新しいカードが発行されます。
なので海外サイト以外の決済や支払いで利用しているクレジットカードの登録内容(カード番号)を変えれば問題もなくなるのです。
しかしこの方法は「極論」と言えるものですので・・。
できれば内容を読めないサイトでの決済手続きなどを行わず、サイトや店舗の安全性を確認した上で、売買契約などを結ぶのが最善だと言えるのではないでしょうか。
非常に便利なクレジットカード決済は、自分の単純なミスや不注意、いい加減な行動によって返済義務を怠ると。
個人信用情報機関にカード事故情報(ブラックリスト)が登録され、最悪の場合はカード利用停止やカード契約解除(カード解約)になることもあるのです。
「カード更新できなかった!」
そんな事態によって自分の大事なカードを失わないように、利用は計画的に進めていくことが大事だと言えるのではないでしょうか。
口座残高が不足しており引き落としができず、自分で気づいた場合やハガキなどでお知らせが来た場合は、即座に電話をしてできるだけその日に入金を済ませることで、信用情報に傷がつきにくくなります。その為クレジットカードをいくつも持っている方などは管理が大変になってきますので、多くても3枚程度までに留めておくことが賢明です。
更新履歴