「クレジットカード審査の通過率100%を目指す」をテーマとした専門サイト
当ページでは、家族構成とクレジット審査の関係、配偶者・子どもがいる場合と独身の場合の与信枠についケース別に詳しく解説しています。
- 「クレジットカード審査に家族構成は影響する?」
- 「配偶者がいないとクレジットカード審査に不利益を被りますか?」
- 「クレジットカードを作る際に配偶者確認はありますか?」
たまに、このようなご質問をいただくことがありますので、今日は、家族構成がクレジットカードの審査に影響する例について解説したいと思います。
まず、クレジットカード審査に家族構成が影響するのか?しないのか?ですが、これは間違い無く影響します。
皆さんもクレジットカードの申込書にご自身の個人情報(年齢、勤続年数、住宅情報や居住形態、居住年数、家族構成など)を記載すると思います。
この時、クレジットカード会社側としては、審査上2つの観点から家族構成を見ています。
独身者よりも配偶者・子供がいる申込者の方が独身者よりも生活が安定している確立が高いと判断されます。
あくまで家族構成は、審査時のスコアリング内容のほんの一部分に過ぎませんが、有利であることは間違いありません。
独身だからというただそれだけの理由で審査に落ちるということはまずありません。少なくとも審査に落ちる他の理由が絶対に存在します。
例えば、過去に債務整理や自己破産を行ってしまったため、個人信用情報機関にネガティブ情報の記録が残っている。また、クレジットカードの利用実績が無い(クレジットヒストリーと言います)。などの原因が考えられます。詳しくは、再申込のタイミングはとても重要って本当?で解説しています。
独身者の場合は、別の観点で考えると既婚者よりも有利になる場合もあります。
それは、「独身の方が可処分所得が高いため自由にクレジットカードを使うことができる。」ことです。
これは、新規顧客を求めているクレジットカード会社にとっては、非常に良い顧客であるのも事実です。
事実、改正割賦販売法では、年収と生活費(生活維持費)で割賦枠(分割・リボ払い)が決まる仕組みになっています。
この時、独身よりも4人世帯の方が当然生活維持費が高くなりますから、割賦枠(利用限度額)が減枠されたクレジットカードが発行されることになります。
具体的には、クレジットカード審査時にどのような方法で計算しているかと言うと
- 年収-生活維持費-クレジットの債務=支払可能見込額
として計算されこの支払可能見込額の90%が与信枠(利用可能枠)となります。
例えば同じ年収の4人世帯のAさんと独身のBさんがいたとします。2人とも同額の残債務でも生活維持費が当然変わってきますので、与信枠にも差がでます。
- Aさん・・・(年収450万円-生活維持費200万-クレジット債務50万)×0.9=180万
- Bさん・・・(年収450万円-生活維持費90万-クレジット債務50万)×0.9=279万
分割やリボ払いを利用しない人には、関係ないかも知れませんが、独身の方が生活維持費が少なくて済む分、与信枠は大きくなります。
なお、余談ですがショッピング枠は、割賦販売法によって規制されていますが、キャッシング枠は、貸金業法によって規制されています。
キャッシングの場合は、総量規制によって利用限度額(借入額)が制限を受けます。例えば、収入の無い専業主婦の場合、配偶者貸付と言って、配偶者の同意を得れば、配偶者収入の1/3までの借入が可能です。
総量規制については、こちらのページで詳しく解説しています。
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