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このページでは、農協が発行するJAカードの審査基準や取得難易度について解説します。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
JAカードは、三菱UFJニコスがJAバンクと提携して発行しているクレジットカードです。
住宅ローンや教育ローン、カードローンなどのイメージが強いJAバンクですが、クレジットカードも一般カード(キャッシュ一体型および非一体型)、ロードアシスタンスサービス付きカード、ゴールドカードの3種類のカードを取り扱っています。
JAの組合員以外の方でも申込が可能で、全国の農協観光協定の優待施設での割引や、JA-SS・ホクレンSSでのガソリン2円/l割引やJA直売所でのお買い物で5%offといった特典を受けることができるため、これらの施設をよく利用する方におすすめのカードです。
年会費は初年度無料、2年目以降は1,350(税込)で、ETCカードを発行手数料および年会費無料で発行することができます。
JAカードの審査は、スコアリングによる審査と、個人信用情報機関に登録されている個人信用情報の確認の2つの観点で行われています。
スコアリングによる審査では、勤務先や住居に関する情報を点数化してカード発行の可否が決まりますが、特に重視されるのが年収と勤続年数です。
JAカードはパートやアルバイトの方でも申込ができるカードなので、年収のハードルはそれほど高くなく、200万円台でも審査通過は可能ですが、勤続年数が短い場合は審査に通る可能性が低くなります。
個人信用情報機関の照会は、JAカードの発行会社である三菱UFJニコスの加盟信用情報機関である、CICとJICCに対して行われます。
この際に、延滞情報や自己破産情報などの事故情報が登録されている、いわゆるブラックの場合は、いくら年収や勤続年数などの属性が高くても、JAカードの審査に通ることはできないため注意しましょう。
数あるクレジットカードの中で、JAカードの取得難易度はどれくらいなのでしょうか。
JAカードの発行会社である三菱UFJニコスは、複数の銀行系カード会社と信販系カード会社が合併して設立されている会社で、銀行系カードと信販系カードの両方の側面を持っています。
そのため、やJCBカードといった銀行系カードよりも審査難易度は低いですが、楽天カードなどの流通系カードやアコムACマスターカードなどの消費者金融系カードよりも難易度は高く、スコアリング審査や信用情報の照会などが厳正に行われます。
ただし、JAの組合員の場合は審査に融通がきき、多少属性が低い場合や信用情報機関にブラック情報が登録されている場合でも審査に通ったという例があります。
JAカードの保証会社は、カード発行会社と同じく三菱UFJニコスです。
保証会社とは、万が一利用者が金融機関に対して返済ができなくなった場合に利用者の代わりに返済をする会社で、カード発行会社と保証会社が異なるクレジットカードの場合、両方の会社の審査に通らなければカードは発行されません。
JAカードの場合は、カード発行会社と同じ三菱UFJニコス保証のため、保証会社での審査が原因で審査に落ちることはありません。
JAカードは農協独自のサービスがある面白いカードです。ゴールドカードではポイント獲得率が2倍となり、JALやANAのエアラインのマイルに換えることもできます。短所としては一般カードもゴールドも利用限度額が最大100万円ということで、その他のカードよりも多少低い設定となっていますので、自分の生活に会った使い方を心がけてください。
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