「クレジットカード審査の通過率100%を目指す」をテーマとした専門サイト
また、過去に審査に落ちた人にも有益な情報を公開しています。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
「アルバイトの身分でクレジットカードの審査は通るのでしょうか?」
「雇用形態や勤務先や勤務年数…どのように書けば審査に通るのでしょうか?」
「クレジットカードでないとできない支払いがありどうしてもカードをつくりたいです…」
最近はクレジットカード決済のみの取引も多くなり、こういった質問をよく頂きます。
- アルバイトでも審査に通りやすいカードに申し込む
- 審査落ちの原因を全て取り除く
- 中長期的に社会的信用(実際にクレジットカードを使用し返済した履歴)を積み上げる
今回は以上の3点について、アルバイターやフリーターの方向けに、
というノウハウを含め、元クレジットカード業界人の立場から解説させて頂きます。
派遣社員を含む “非正規雇用者” を拒否するカード会社も存在します。
ダイナースクラブカードなどの「独立系カード」の申込み条件には「学生、主婦、無職、派遣社員、一部契約社員は不可」と明記されていますし、この文面から「非正規雇用に属するアルバイトは、申込みができない・・」と捉えるべき時もあるでしょう。
ただし、あくまでもアルバイターやフリーターの方は「作れるカードが限定される」だけで、「カードが作れない」わけではありません。
重要なのは「選び方」です。
- 楽天カード
- AMAZONカード
- PayPayカード
- エポスカード(マルイ)
- ルミネカード(ルミネ)
- パルコカード(パルコ)
といった“流通系カード”では若年層の顧客を多く抱えており、申込み条件では「高校生を除く18歳以上、電話連絡可能な方・・」という書き方で幅広い顧客層をアピールしています。
実際に多くのフリーターの方の審査通過報告があり、審査難易度としては「18歳アルバイトの方でも申し込める(十分に審査に通過できる)」という形です。
なぜ流通系カードが低収入・職業安定性のないフリーターの方にお勧めかというと、その理由はカード会社の「顧客獲得戦略」にあります。
- 過去に「どうせならポイントが貯まる方で」という理由で買い物場所を選んだことはありませんか?
- 普段「ポイントの有効期限が切れるともったいないから」と買い物することはありませんか?
つまり流通系のカード会社は、「お得意様」を増やしたいのです。
年会費無料のポイント還元で100円分損をしたとしても、購買で120円分利益を上げられればいいのです。「損して得とる戦法」なので「フリーター大歓迎」というわけです。
ですが、中には「フリーター大歓迎」にも関わらず審査に落ちるケースがあります。以下では「審査落ちの原因」について解説します。
フリーターで「審査に落ちてしまった」という方の話を聞きますと、審査に落ちる理由は
- 「フリーターならではの申込みの確認事項を抑えていない事」
- 「そもそもカード申込みの原則を押さえていない事」
の2点に尽きます。以下、それぞれ解説していきます。
まず、アルバイト勤務ならではの迷うポイントについて説明します。
掛け持ちバイトの方にとって悩むポイントとなるのが、
- 給料の高い勤務先を書くべきか
- 勤務期間が長い勤務先を書くべきか
という点。
どちらを申込み書類に書くべきか?というと・・「勤務期間が長い方」が正解です。なぜならカード会社の大目標は「延滞者を出さず、滞り無く毎月の返済をしてもらう事」ですから
- 今月が100万円で来月は10万円…
- 毎月15万円ずつ収入がある
という人がいれば、安定した後者の人の方が与信しやすいわけです。
「勤務年数」は自己申告でOKです。
※派遣会社に登録している場合は「派遣元」の勤務年数と電話番号を書き込みます。
カード会社に分かる情報は「勤務先の名称」と「情報が登録された年月日」なのですが、「2016年6月1日に○○で働いていた」という情報だけでは正確な勤務年数は分かりません。
正確な勤務年数を知るにはカード会社はおおまかに「嘘がないか」を判断していることになります。
「半年前のアルバイト時代と情報が違うことで審査に落ちることはないですか?」と心配される方がいますが、正しく申告したことが証明できれば審査落ちに繋がることはないので心配不要です。
仮に虚偽申告の可能性がある場合は、収入証明書(例:源泉徴収票)の提出を求められます。たとえば「1年前の情報と今の情報が大きく違う」「計算すると勤務先情報がおかしい」という状況ですね。
「1年未満しか働いていないバイトでの年収の算出方法」で迷う方も多いですね。これは単純に「平均月収×12ヶ月」です。
たとえば「8ヶ月間の平均月収が10万円」というときは「10万円×12ヶ月分=120万」と書けばよいのです。
1人1人の収入を正確に把握するには、カード審査担当者の数が何人いても足りません。
「利用可能額30万以下の審査なら収入調査は不要」と割賦販売法で決まっていることもあり、アルバイトの収入は大まかに正確であれば問題ないのです。
審査の最終段階で、非通知で電話がかかってくる場合があります。
「在籍確認って本当にあるの?」と心配する方も多いですね。
第一の注意点として、勤務先情報には「勤務先の電話番号」を正しく記入し「本社の電話番号」を書いてしまわないようにしてください。
特にチェーン店で働いている場合は注意です。
本社の人間が1店舗ごとのアルバイトを1人1人覚えているわけではありませんから、在籍確認のためには勤務先の電話番号を書かなければいけません。
- 例:マクドナルド本社の電話番号を書いても、本社の人が渋谷店のアルバイトを知っているわけではありませんね。
このミスがあると大抵の場合、個人携帯に「電話番号を間違えていませんか?」と確認電話がかかってきます。それにも応対できないと、カード会社としては審査落ちとせざるを得ないのです。
「仕事を始めたばかりで自分のことが知られていない」「電話に出た社員が詳しくない人だった」といったケースが考えられます。
このケースでは「わからない。」と社員が答えた場合「では再度かけ直します」と応対されますが、「いません。」と答えられてしまうと本人確認ができません。
上記のケースのように、個人の携帯電話へフォローの電話があることが多いのですが、このケースでは「万が一電話があったらよろしくお願いします」と一声かけておくのがベストです。
「申込み時に職場の人にバレるのでは?」と心配する方も多いのですが、担当者もプロですので直接カード会社名や保証会社名を名乗ることはありません。
裏話としては、在籍確認は手間のかかる作業のため「申込み者が増える時期は在籍確認が手薄になりがちである」という実情があります。
ですので学生や新社会人の申込みが増える3~5月などは、問題のなさそうな申込者の在籍確認が省かれる傾向にあります。(審査に通りやすくなるわけではありません)
「楽天カードに在籍確認はあるのか?」という点も含め、在籍確認もしくは本人宛への電話確認を実施しているクレジットカード会社の表はこちらのページにまとめています。
以上が「アルバイト・フリーターならではの確認事項」です。
ここからは常識ともいえる「カード申し込みの原則」について解説します。
年収が低いフリーターの場合は「キャッシング枠を0円に設定する」か「低めのキャッシング希望額」にした方が審査に通りやすくなります。
申込時に設定する「与信枠」にはショッピング枠(S枠)とキャッシング枠(C枠)の2種があります。
それぞれに与信審査のルールがあり、キャッシング枠をゼロにして申込めばキャッシング枠の審査をパスすることができます。
カードを作る目的や条件が「ショッピング枠さえ発行されればよい」のであれば、有効な方法です。
実例として「キャッシング枠を30万で申し込んだら否決だったが、1年経ってゼロにして申し込んだら楽天カードに通過しました」という報告もあります。
「あとからキャッシング枠を使う機会があるかも…」という場合には、審査に通過してから増枠すれば問題ありません。
これまでにも指摘しましたが、「どうしてもキャッシング枠が欲しい」「審査が不安…」という場合に「虚偽申告」を考える方がいます。
確かに「申込書の内容だけ」で審査が行われていれば嘘はバレませんが、申告内容から考えて平均値を大きくはずれるような場合には、カード会社は自己申告された属性情報の“確実性”を検証します。
たとえば「正社員」と身分を偽るケースの場合、勤務先に「正社員の○○さんいらっしゃいますか?」と具体的な雇用形態で名指しするケースもありますので注意してください。
特に申込者属性が低い方は“滑り止め感覚”で複数枚申込みしがちです。2枚までならまだしも、同時期に3社以上に申込みをした場合、審査落ちに近づきます。
「どこでもいいからカードを作りたい」という人にお金を貸す会社はありません。心当たりのある人は、改めて以下のポイントを守るようにしてください。
「あのカードが欲しい…」「諦められません」という方は、1年はおいて申込みをするとよいでしょう。
その間に正社員になるとか、クレヒス(クレジットの利用実績)を積み、上記の「審査落ちの原因」を避けることで審査に通りやすくなります。
「まずはクレジットカードが1枚欲しい」という場合、これまで書いてきた「審査落ちの原因」を改善してから、他社へ申込みをすると良いでしょう。
注意事項としては、信用情報に「ネガティブ情報」があった場合は黄色信号です。ネガティブな情報に気付かず申込みをし続けると、カード会社に「延滞情報」がバレてしまい、今後の審査に大きく影響します。
特に異動情報があるときは「要注意」です。
日本(正確には信用情報へ「異動」が登録された人)には、全国に1519万人以上います。
- 平成28年3月度 総登録異常情報件数1519万件
出典:CIC信用情報統計データ
よくある延滞情報がつく原因として
- 携帯代(端末代金)の分割払いの滞納
- 日本学生支援機構の返還の滞納
- 家賃保証金の滞納
があります。
延滞に心あたりがある方は信用情報を開示しましょう。延滞歴が消えるのには時間がかかりますが、まずは事実を明らかにする事が重要です。
(参考)クレジットヒストリーの重要性
ここまで「審査落ちの原因を取り除く方法」についてお話しました。審査落ちの原因には①すぐに改善できるものと、②改善に時間がかかるもの があります。
- 虚偽申請をしている
- 審査申込書の記入ミス
- キャッシング枠が多い
- 在籍確認を受け損なった
- 年収や勤続年数・職業などの属性が足りない
- 信用情報にネガティブ情報がある
当ページの注意点をよく読んで頂き、クレジットカード人生の第一歩を踏み出してもらえれば嬉しく思います。
ただ中には「すぐにカードが欲しいのに、流通系カードの審査に落ちてしまった」という方がいますので、その対処法について記しておきます。
まず「審査に落ちてしまった」あるいは「もしかしたら信用情報に傷がついてしまっているかもしれない…」という方は、家族カードやデビットカードで代用できないか考えます。
家族カードの機能はクレジットカードそのものですので、何の不便もなく使用できます。
デビットカードは決済ができないケースもありますが、スルガ銀行VISAデビットカードや楽天銀行デビットカードであれば、およそ全てのカード決済に対応できる筈です。
信用情報に不安がある方でも作れる家族カードやデビットカードですが、実は注意してほしい点があります。
それが、「社会的信用(クレヒス)が積み上がらない」という事です。
実は職業上の安定や保証がないフリーターやアルバイトにとって、何よりも重要な要素は「クレジットヒストリー(過去の利用履歴)」です。
「在籍確認のミス」や「書類上のミス」に関してはカード会社でフォローできますが、クレヒスがない・クレヒスに延滞歴があることは、カード会社にとってもフォローのしようがないからです。
クレジットヒストリーが「ゼロ」のまま30歳や40歳を迎えると、年齢を経るごとにカードを作り辛くなります。
実際に職業が公務員や上場企業の社員でも「20代後半までカードを持っていなくて審査に落ちた…」という方もいます。
それくらい、クレジットヒストリーは要素として重要だという事です。
ですから確実に1枚目のカードを作りたい方は、審査に通りやすくすると同時に、「クレヒスをいかに積むか」を考えるべきなのです。
クレヒスを一体どうやって積み上げるのか、詳しくは以下のページで解説しています。ぜひ一読してみてください。
アルバイトやパートの方は、雇用形態の項目で正社員よりもスコアリング審査で低い評価を受けるため、クレジットカードの審査に通る可能性が下がってしまいます。
そこで、クレジットカード審査に自信のないアルバイトやパートの方は、以下でご紹介するコツを使って申し込みをしてみてください。
クレジットカード審査では、カードローンやクレジットカードのキャッシングなどの借り入れについて、借り入れの有無や金額・件数が審査項目になります。
借り入れがないのがベストですが、借り入れがある場合、借入金額が高く、借入件数が多いほど低い評価を受けてしまいます。
そのため、審査に自信のないアルバイトやパートの方はできるだけ借り入れの金額や件数を減らしてから申し込みましょう。
具体的には借入金額については年収の3分の1未満程度、借入件数は2件程度までにしておくことをおすすめします。
これ以上の借り入れがあるとカード会社によっては即審査落ちという可能性もあるため注意が必要です。
なお、分割払いやリボ払いの残高は借り入れには含まれませんが、これらも使いすぎていると審査に悪影響を及ぼすため、できるだけ残高を減らしてからクレジットカードに申し込むことをおすすめします。
特にリボ残高を限度額いっぱいまで利用しているいわゆるリボ天の場合は審査に落ちやすくなる可能性があるため注意しましょう。
クレジットカードの審査では、アルバイトの場合も正社員の場合も信用情報機関に自己破産情報などの債務整理情報やローンやクレジットカードの延滞情報といった金融事故情報が記録されている場合は審査に通ることができません。
特に注意しなければならないのは、携帯電話本体の代金を分割払いにしている場合、月々の携帯電話利用料金の支払いを延滞すると信用情報機関にネガティブ情報が登録され、自分でも気が付かないうちにブラックになってしまっているケースです。
このようなブラック情報が信用情報機関に登録されているとクレジットカードの審査に通ることができないため、自分の信用情報を把握できていない方は事前に信用情報機関に情報開示の請求をして、自分の信用情報を確認しておくことをおすすめします。
万が一ブラックになっている場合、自己破産情報の場合は最長で10年の間、延滞情報の場合は最長で5年の間はクレジットカード審査に通ることが難しくなります。
この間にどうしてもカードが必要な場合は、ブラックでも持てる家族カードやデビットカード、プリペイドカードを作ることをおすすめします。
クレジットカード審査に落ちる原因で意外と多いのが申し込みの際の不備です。
例えば本人確認書類が有効なものではない場合はカード会社から書面などで再提出の依頼が来ますが、この書類を返信しなければ審査が進まず、長期間経過してしまって知らないうちに審査に落ちていた、というケースもあります。
また、申込書に記入した文字がカード会社で判読できない場合や申告した内容に誤りがあった場合、カード会社側では正しい情報を把握するまで審査を進めることができません。
この場合も電話や書面でカード会社から連絡がきますが、この際に電話に出られない場合や書面を返信しない場合はカードが発行されません。
特に電話番号や住所などのカード会社との連絡手段となる項目を誤って申告した場合は、カード会社側から連絡がとれずに審査が進まなくなってしまいます。
クレジットカードに申し込む際は、正確な内容を申告し、申込書を郵送する方法で申し込む場合はカード会社側で読み取りやすい丁寧な文字で記入することを心がける必要があります。
クレジットカード審査では、年収や雇用形態だけではなく勤続年数も重要な審査項目です。
スコアリング審査では勤続年数が短いほど低い評価を受けてしまいますが、1年未満の場合には特に低い評価をするカード会社が多いため、審査に自信のないアルバイトやフリーターの方は最低でも1年以上働いてから申し込むことをおすすめします。
勤務先に関連する項目では、他にもアルバイト先の従業員数や資本金の額など、会社の規模がスコアリング審査の項目になっています。アルバイト先の従業員数や資本金の額が多いほど安定した勤務先とみなされて高い評価を受けることができます。
学生でアルバイトをしている方の場合、学生として申し込むかアルバイトとして申し込むか迷うこともあると思います。
アルバイトの方が、収入があるためクレジットカードの審査に通りやすいのではないかと考える方も多いと思いますが、学生と社会人では審査基準が異なっており、学生の場合は社会人ほど厳しい審査が行われません。
そのため、「学生」として申し込むと収入がゼロの場合でもほとんどの審査に落ちることはありません。
ただし、学生でもクレヒスに問題がある場合は審査に通らないため注意が必要です。学生でアルバイトをしている方は、迷わず学生として申し込むことをおすすめします。
学生として申し込むことで、学生限定の特典を受けられるカードがあるというメリットもあります。
主婦でパートをしている方の場合、主婦として申し込むかアルバイト・パートとして申し込むか迷う場合もあると思います。
主婦の場合は学生とは異なり、審査に通りやすい属性とは言えません。
しかし配偶者に安定した収入がある場合は、年収の低いアルバイトやパートとして申し込むよりも審査に通りやすくなる場合があります。
アルバイトやパートとして申し込んでもなかなか審査に通らないという主婦の方は、専業主婦として申し込んでみるとすんなりと審査に通る可能性もあるため、一度ためしてみることをおすすめします。
アルバイトやフリーターの場合、スコアリング審査の雇用形態の項目で正社員より低い評価を受けてしまいます。
また年収も正社員より低い場合が多いため、年収の項目でも低い評価を受けます。
しかし、雇用形態や年収以外の属性で高い評価を受けることができればアルバイトやフリーターでもクレジットカードの審査に通りやすくなります。
例えば独身で親と同居しているため家賃や住宅ローンの支払いがない場合や、持ち家で家賃や住宅ローンの支払いがなく、配偶者に収入があって扶養家族もいない場合など、自由に使えるお金が多いと判断できる場合は雇用形態や年収の項目で多少低い評価を受けてもクレジットカードの審査に通ることが可能です。
ただし、これらの場合でも借金の返済があり、金額が大きい場合は自由に使えるお金が少ないと判断されてしまうため注意しましょう。
クレジットカードを作る以上在籍確認がある可能性は否定できません。
また、カードによっては本人確認の電話が必ずかかってくるため、この電話に出られなければクレジットカード審査に通ることができません。
クレジットカードに申し込む際には、本人確認の電話の有無を事前に確認しておくと安心です。
クレジットカードの審査では在籍確認が必ず行われるわけではありませんが、絶対に在籍確認がないと明言しているカード会社はありません。
そのため、クレジットカードに申し込んだ以上は在籍確認の電話がアルバイト先にかかってくる可能性があります。
この際、JCBカードやなど、会社名を名乗ってかけてくるカード会社とアコムACマスターカードなど個人名を名乗ってかけてくるカード会社があります。
個人名で名乗られる場合はアルバイト先にクレジットカードに申し込んだ事実がばれることはありませんが、会社名で名乗られる場合はばれます。
しかしクレジットカードを作る以上在籍確認があることは当たり前なので、恥ずかしいことではありません。
どうしてもアルバイト先にばれたら困るという方は、事前にカード会社に相談し、自分が必ず電話に出ることができる時間帯を指定しておくと対応してもらえる可能性があります。
クレジットカードによっては、アルバイト先ではなく自分の電話番号に本人確認の電話がかかってくることがあります。
この電話に出られなければ審査に通ることができません。
本人確認の電話は番号を通知してかかってくることがほとんどですが、一部のカード会社では非通知でかけてくる場合があります。
そのため、クレジットカード審査を受けている最中は非通知の電話にも出ておくことをおすすめします。
番号通知の場合はこちらからかけ直すことができますが、非通知の場合はかけ直しができないため、電話に出られなかったことで審査に落ちてしまう可能性があります。
クレジットカード審査に確実に通るためにも、クレジットカードに申し込んだ後の数日間は必ず電話をとるように心がけましょう。
アルバイトやフリーターの方の中には正社員でなければゴールドカードを持てないのではないか、とゴールドカードを作ることをあきらめている方も多いのではないでしょうか。
一口にゴールドカードと言ってもその難易度はカード会社やカードの種類によって様々です。
カードによってはアルバイトやフリーターでも審査に通っている例があるものも多くあります。
そこで、過去の実績からアルバイトやフリーターの方でも通った例のあるゴールドカードをご紹介します。ゴールドカードを作りたいパート・アルバイトの方は参考にしてみてください。
MUFGカード ゴールドは三菱UFJニコスが発行しているゴールドカードで、通常のゴールドカードよりも年会費が安い点が特徴です。
年会費 | 初年度無料 2年目以降1,905円(税別) |
申し込み条件 | 18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方(学生不可) |
家族会員年会費 | 1人目無料 2人目以降400円(税別) |
国際ブランド | VISA、MasterCard, JCB |
国内外旅行 損害保険 |
最高2,000万円 |
MUFGカード ゴールドは国内外旅行損害保険の金額が通常のゴールドカードよりも低いなど、一般的なゴールドカードよりも付帯サービスが削られていますが、年会費が1,905円と一般カード並に安く設定されています。
また、通常のゴールドカードよりも審査のハードルが低く、アルバイトやフリーターの方でも審査に通ることができるカードです。
高い年会費を払わずにゴールドカードを持ちたい方や審査に自信がないけれどもゴールドカードを持ちたいという方におすすめのカードです。
楽天ゴールドカードは楽天カード株式会社が発行しているゴールドカードです。
年会費 | 2,000円(税別) |
申し込み条件 | 20歳以上 |
家族会員年会費 | 500円(税別) |
国際ブランド | VISA、MasterCard,JCB |
国内外旅行 損害保険 |
最高2,000万円 |
審査難易度はゴールドカードの中では低く、アルバイトやパートの方でも審査に通った実績のあるカードのため、審査に自信のない方にもおすすめです。
イオンゴールドカードはイオン銀行が発行しているゴールドカードです。
年会費 | 無料 |
申し込み条件 | インビテーションのみ |
家族会員年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA、MasterCard,JCB |
国内外旅行 損害保険 |
最高3,000万円 |
イオンゴールドカードの特徴は年会費が無料であるということです。
空港ラウンジサービスや国内外旅行損害保険などゴールドカードならではのサービスを備えつつ家族会員も含めて年会費が無料なので、高い年会費を払わずにゴールドカードを持ちたいという方には非常におすすめです。
また、イオンゴールドカードを持っていると全国のイオン店舗に設置されているイオンラウンジも無料で利用することができます。
申し込みにはインビテーションが必要なので、まずは一般カードであるイオンカードやイオンセレクトカードを取得する必要があります。
その後、カードを年間100万円以上利用する・イオン銀行の住宅ローンを契約するなど複数あるインビテーション条件のうちのひとつを達成すれば、インビテーションを受けることができます。
インビテーションがあれば必ず審査に通るというわけではありませんが、アルバイトやパートの方でも審査通過が可能な比較的審査難易度の低いゴールドカードです。
クレジットカードの審査で避けて通れない在籍確認ですが、必ず申込者全員に対して行われるわけではありません。
そこで、アルバイトの場合にクレジットカード審査中の在籍確認が行われる可能性が低くなる条件をみていきたいと思います。
申し込もうとしているクレジットカードの発行をしているカード会社の別のカードをすでに持っている場合は、在籍確認の可能性が低くなります。
特にすでに持っているクレジットカードを申し込んだときと同じ勤務先の場合は、在籍確認の可能性はほとんどゼロに近くなります。
クレジットカードの審査では信用力の高さが問われますが、申し込むクレジットカードの発行元と同じカード会社に対しては、それまでの利用実績と返済実績で信用力を示すことができるからです。
カード会社側からしてみれば、すでに高い信用力があるとわかっている顧客に対してわざわざコストをかけて在籍確認をすることはなるべく避けたいと考えます。
在籍確認を避けたいアルバイトの方は、すでに利用実績のあるカード会社のクレジットカードに申し込むことをおすすめします。
もしすでにクレジットカードを持っている方は、前回クレジットカードを申し込んだときからアルバイト先が変わっていない場合は、在籍確認がある可能性が低くなります。
勤務先は信用情報機関への情報登録項目のため、あるクレジットカードに申し込んだときのアルバイト先の情報は、信用情報機関を通じて他のカード会社からも見られる状態になっています。
そのため、新たにクレジットカードに申し込んだ際に、申告したアルバイト先と同じ情報が信用情報機関に登録されていると、以前クレジットカードに申し込んだときからアルバイト先が変わっていないことや、以前の申し込みの際に同じアルバイト先を申告して問題なく審査に通過していることなどが確認できます。
カード会社側からすると、間違いなく在籍している可能性の高い申込者に対してわざわざコストをかけて在籍確認をするのはなるべく避けたいと考えます。
そのため、前回クレジットカードに申し込んだときと同じアルバイト先の場合は在籍確認の可能性が下がります。
クレジットカード審査で在籍確認をする理由は、申込者がカードの利用代金をきちんと支払うことができる返済能力がある人かどうかを判断するためです。
クレヒスが良好な場合はそれだけで返済能力があると判断できる可能性が高いため、在籍確認をされる可能性が低くなります。
カード会社側からすれば、在籍確認をしなくても支払い能力が高いとわかる申込者に対してわざわざ費用をかけて在籍確認をすることは避けたいと考えます。
そのため、これまでクレジットカードを何枚か作り、作ったクレジットカードを利用しており、その支払いを問題なく行ってきたクレヒスの良好な方は在籍確認の可能性が下がります。
クレジットカードの申し込みの際には様々な情報を申告する必要がありますが、そこで虚偽の申告をするなど不審な点がある場合は、在籍確認がある可能性が上がります。
不審な申し込みの場合、カードの利用代金の踏み倒しやクレジットカードを使った犯罪などが疑われます。
カード会社はこのような悪質な申込者を審査に通すことは避けなければならないため、虚偽の申告がある場合は審査が慎重に行われ、在籍確認の可能性が高くなります。
属性に自信のないアルバイトの方は年収や勤務先情報などについて良く見せようと虚偽の申告をしたいと考える方もいるかもしれませんが、虚偽申告は在籍確認や信用情報機関の情報照会によってばれる可能性が高いため、申し込みの際は正直な内容を申告することをおすすめします。
在籍確認をするかどうかの判断はカード会社によって異なります。
そのため、申し込むクレジットカードを発行しているカード会社が在籍確認を重視している場合は職場に電話がくる可能性が高くなります。
在籍確認を避けたい方は、楽天カードやイオンカードなど、在籍確認の可能性が比較的低いとされるカード会社のクレジットカードを選びましょう。
この2社以外にも、審査時間が短くスピード発行を重視しているカード会社は在籍確認の可能性が比較的低いと推測できるため、在籍確認の可能性を低くしたい場合はそのようなカード会社を選ぶことをおすすめします。
上記でカード会社から在籍確認される可能性を低くする方法について解説しましたが、どうしても在籍確認を避けたい、在籍確認の可能性をゼロにしたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、残念ながらアルバイトも含め「勤労者」として申し込む以上は、在籍確認を100%しないというカード会社は存在しません。
勤労者として申し込むと在籍確認の可能性が避けられないということは、働いていない人に対しては、在籍確認はされないということです。
そのため、結婚している方は主婦または主夫として申し込むことで、在籍確認を避けることができます。
また、配偶者に安定した収入がある場合は、アルバイトとして申し込むよりも主婦として申し込む方が審査通過の可能性が高い場合もあります。
主婦は審査に通らないと思われている方も多いのですが、特に主婦をターゲットにしている流通系カードなどはアルバイトよりも主婦の方が審査に通りやすいこともあります。
ただし、主婦として審査に通るためには、信用情報に問題がないことと、カードの申し込み条件が「本人または配偶者に安定した収入がある」とされているものに限られるため注意しましょう。
主婦の方と同様、学生の方はアルバイトとして申し込むのではなく学生として申し込むことで在籍確認を避けることができます。
また、上記でも解説した通り学生は社会人のような厳しい審査が行われないため、信用情報上の問題さえなければほとんどの場合は審査に通ることができます。
さらに、学生限定のお得なカードにも申し込むことができるなど、学生の場合は学生として申し込む方がメリットが多いため、アルバイトとして申し込まずに学生としてクレジットカードを作ることをおすすめします。
なお、キャッシングサービスを利用したい場合は年収が必要なため、基本的にはアルバイトとして申し込む必要があります。
アルバイトやフリーターでも即日発行されるカードとして
- 「百貨店のカウンター」で発行されるカード
が該当します。ルミネカードやエポスカードですね。
このカードは「高校生を除く18歳以上」であれば発行対象となります。(※高校生の方は残念ながら作成不可能です)
当日中に仮カードが発行されます。
未成年がカードを発行する場合、必ず「親権者の同意」が必要になります。
例えばルミネカードの場合ですと、
- ①店頭での親権者の本人確認書類の提出
- ②自宅への電話確認 のいずれかが求められます。
審査基準は「本人の属性」よりも「親の属性」が重要となります。親の扶養に入っている学生さんは審査に通れば30分ほどで仮カードが発行されます。
仮カードや発行の流れについて、詳しくはこちらのページをご覧ください。
私が若い方にお勧めするカードはエポスカードです。エポスカードは年間50万円以上利用することでゴールドのインビテーションが来る可能性が高くなりますので、将来的にゴールドを持ちたい方にはお得なカードです。
更新履歴