「クレジットカード審査の通過率100%を目指す」をテーマとした専門サイト
「英語しか話せなくても問題ないのか?」
「審査は日本人よりも厳しくなるのか?」
外国人ならではのクレジットカードに対する悩みもあることでしょう。
今回は外国人がクレジットカードを取得する方法について解説していきます。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
クレジットカード審査を通過するのに必須条件となるのが、
- 日本語が話せる
- 日本語を理解できる
この2つをクリアしていないとクレジットカード審査を通過するのは難しいです。
クレジットカードの契約内容を理解できないと、自分の意志で契約するのかカード会社も判断が難しいです。
当然ながらカード会員規約は日本語で書かれているので、話せるだけでなく読み書きもできることが必須条件となります。
「英語しかできなくても日本語のできる友達に頼んで申し込めばいいのでは」と思う方もいるかも知れませんが、日本語を読み書きできない時点で契約書の内容を理解できていない証拠です。
通訳する人がいたとしても、クレジット契約は本人が会員規約を読んで理解しないと契約することはできないのです。
もし本人が何の理解もせずにクレジット契約を結んで、後で何か問題が起きればカード発行した会社の問題になってしまいます。
英語などの外国語しかできず、会員規約をよく理解していなかったと言ってしまえば、どちらに問題があるかはわかるでしょう。
カード会社は法律で負けることになるので、外国人と契約する場合は日本語をきちんと読み書きできて理解できるだけの能力が重要となります。
クレジットカードはインターネットで申し込みできるため、翻訳してもらえばいいのでは?と考える人もいますが、もしカードを発行してもらえたとしてもそのことがばれれば強制解約になります。
外国人がクレジットカードに申込んだ場合は必ず確認の電話をかけるようにしています。そこできちんと日本語で対応できなければ当然審査に通ることはできません。
また、クレジットカードは誰でも審査通過できるわけではありません。日本語能力があることだけが条件ではありません。
外国人がクレジットカードに申込む場合、日本人よりも注意すべきことが多いです。ここではクレジットカード申し込み前に抑えておくべきポイントを紹介します。
冒頭でお伝えしたとおり、外国籍の方も日本でクレジットカードを作ることが可能です。
カード会社は外国人だからという理由で審査に落とすようなことはしません。しかし、日本人に比べて審査はやや厳し目と思ったほうがいいです。
クレジットカード審査では返済能力と信用力が重要です。これは外国人であろうと日本人であろうと変わりはないです。しかし、外国人であるが故に抱える滞在期間がポイントになってきます。
追いかけて回収すればいいと考えるかもしれませんが、実際は連絡が取れなくなる可能性のほうが高いですし、外国まで回収に行くのにかかる時間と費用を考えると、泣き寝入りする可能性のほうが圧倒的に高いです。
日本での滞在期間に期限がある外国人の場合、利用代金の回収できなくなるリスクが高いのでカード会社は慎重に審査して発行するかどうかを決めます。
その結果、滞在期間や在留目的も審査時に確認され日本人よりも審査通過が難しくなってしまうケースが多いのです。
クレジットカード審査の内容を解説!どんなことをやっているの?も参考になりますので読んでみてください。
- 特別永住者証明書を持っている:日本に永住するから問題なし
- 在留カードを持っている:日本での滞在期間が重要になる
上記のとおり、在留カードを持っている外国人は日本に永住するわけではなく、いつか母国へ帰国することになります。
そのため、申し込みから帰国するまでの期間がどれぐらいなのかが重要なポイントとなります。当然ながら滞在期間が短い人は審査上不利になります。
滞在期間:残り1年6ヶ月
リボ払い:月々1万円の設定
上記の条件だと、支払いが完済する前に帰国することになります。カード会社は回収できないリスクを想定するので、返済能力の評価はかなり低くなってしまうのです。
実際、完済する前に帰国してしまい、音信不通となり貸し倒れになってしまったカード会社は少なくないです。そのため、カード会社は慎重に審査するのです。
日本の滞在が短期という場合は、母国でクレジットカードを作って日本に持ってくるほうがいいのかもしれません。
ここでは外国人がクレジットカード審査を通過するためのコツについて解説していきます。
能力が重要となります。
クレジットカード審査に申込むには身分証明書の提出が必須です。
長期在留者:特別永住者証明書
中長期在留者:在留カード
外国人の方は上記いずれかの身分証明書を持っているかと思います。どちらかの身分証明書だけで申込み可能ですが、加えて下記の身分証明書があると審査は有利になります。
- 健康保険証
- パスポート
- 写真付き住民基本台帳カード
- 運転免許証(日本で取得したもの)
- 本人名義の銀行口座情報
- 携帯電話契約情報
きちんと定職についていることがわかる社会保険ならば迷わず健康保険証を提示するようにしましょう。働いて安定収入があることを証明できます。もちろん国民健康保険でも問題ありません。
運転免許証は日本で取得したものがあれば有利です。仮に滞在期間が過ぎてしまっても、再び滞在する可能性を証明できます。
本人名義の銀行口座情報も有効です。銀行口座は現住所がある人にしか開設できませんし、スマホなどの携帯電話は電話料金を払っていないと持てないので、こちらも支払能力があることを証明できます。
これらの書類は社会的信用を得ることができるものですから、持っているならぜひ提示しましょう。
能力が重要となります。
身分証の詳細は、申込の際の本人確認書類とはどのようなものが必要になりますか?を参考にしてください。
審査において収入の有無は大きく関係してきますので、安定収入を証明できる書類を用意しましょう。
通常、クレジットカード審査に収入証明書は不要ですが、外国人の場合は収入証明書の提示を要求されることが多いです。給与明細書などは必ず保管しておきましょう。
もし収入を証明する書類がない場合は、役所で所得証明書を発行してもらいましょう。
能力が重要となります。
特別永住者の法改正が行われ、外国人も住民登録が可能になりました。住民票は市役所で発行できます。
住民票があるということは住所が定まっていることを証明していますので、クレジットカード会社からの信用度も上がります。
連絡先が携帯電話だけだと信用度は高くないですが、定住所があれば信用度は高くなります。
能力が重要となります。
クレジットカード審査では申し込み者の個人信用情報が必ずチェックされます。
クレジットカードに申込んだり利用したりすると、その履歴が個人信用情報機関に記録されます。すでに借り入れがある場合は、その履歴が登録されクレヒスと言います。
多額の借り入れがある、返済を延滞したことがあるなど問題があることをクレヒスが悪いと言います。この状態にある場合はクレジットカード審査に通るのは無理だと思ったほうがいいです。
また、クレジットカードに申し込んだ履歴も記録されます。審査に通過しなくても6ヶ月間は記録が残ります。
一定期間に集中して申し込みすると審査通過が困難となります。復数のクレジットカードに申込んで審査落ちしてしまった場合は、信用情報から申し込み履歴が消えるのを待ってから申込むようにしましょう。
クレヒスの詳細については、クレジットヒストリーの重要性を参考にしてください。
外国人が日本のクレジットカードに申込む際、外国人という理由で厳しく審査されることがありますが、外国人だからという理由だけで審査落ちになることはありません。
ここでは外国人の方がクレジットカード審査落ちする、よくある6つの理由を紹介します。
- 滞在期間が短い
- 大量にクレジットカードに申込んでいる
- 信用情報に問題がある
- ショッピング枠を高額希望している
- キャッシング枠を希望している
- 日本語を理解できていない
日本の在留期間は在留カードで確認できるので、残りの在留期間が短すぎる場合はクレジットカード審査に通りません。
これはすでに説明したとおり、支払い途中で在留期間が終了し帰国してしまえば貸し付けたお金を回収できない可能性が高いからです。
これは外国人だからという理由ではなく、日本人でもクレジットカードに申込むときに絶対やってはいけないことです。
短期間に大量のクレジットカードに申込んでしまうと審査担当者に「お金に困っている」と判断されます、審査に不利となります。
クレジットカードの持ちすぎに注意!審査に悪影響って本当?も参考になります。
信用情報(クレジットヒストリー)に問題があると、クレジットカードの審査に通ることはできません。
審査では他社借り入れ状況や過去の支払状況などを調べられ、問題ありと判断されると審査には落ちてしまいます。
特に返済遅延がある場合は、それだけで審査に落ちてしまう確率が高くなります。
信用情報については、個人の信用情報の開示や照会は審査に影響を及ぼすか?を参考にしてください。
希望額が収入に見合わないとクレジットカード会社にお金に困っている可能性が高いと疑われてしまいます。
何度も説明している通り、利用代金を支払わずに帰国されてしまうとカード会社は回収入が難しくなるので審査は慎重になります。
ショッピング枠は30万円以下で申し込むのがいいでしょう。
クレジットカードにキャッシング枠をつければ、もしものときには現金を借りることができます。
キャッシング枠を希望するとクレジットカード審査に通るのが難しくなります。現金を借りる予定が無いならば、キャッシング枠は「0」にして申込みましょう。
クレジットカードの規約を理解できることを前提にクレジットカードに入会できます。
外国人の場合、申し込みするとカード会社から電話がかかってきて本人確認や申込み内容の確認をされます。このとき、日本語をきちんと理解できていないと審査落ちする可能性があります。
ここまで読んでいただいて、外国人でもクレジットカードを作ることがわかっていただけたのではないでしょうか。
しかし、外国人にカード発行するのはどうしてもリスクが高いと考えるカード会社が多いので、審査は慎重になっています。
そこで、初めは審査基準が厳しくなく外国人へのカード発行に寛容なカード会社を選ぶことをおすすめします。
外国人でも比較的作りやすいクレジットカードと言えば「楽天カード」です。他のクレカはだめだったけど楽天カードなら審査に通ったという事例が多く、それぐらい審査ハードルが低い1枚です。
単に審査に通りやすいだけでなく、10年近くも顧客満足度1位を獲得しているだけあった使い勝手も抜群のクレジットカードです。
通常ポイントの還元率は1%、楽天市場での利用なら4%以上の還元を受けることができるお得さもあるのが魅力です。
上記の楽天カードよりも取得しやすのが、消費者金融アコムが発行する「ACマスターカード」です。
外国人の場合、日本の信用情報機関にクレヒスが記録されていない人が多いかと思います。
クレヒスが真っ白だと審査通過が難しいですが、ACマスターカードではクレヒスよりも現在の返済能力に重きをおいて審査してくれます。クレヒスがない外国人でも比較的作りやすいクレジットカードです。
またカードローン機能を付帯することもでき、ショッピングとキャッシング両方を利用すればクレヒスを早く作ることも可能です。
留学生は収入がないので、クレジットカード審査に通るのは難しいです。しかし、学生向けに発行しているクレジットカードであれば留学生にも柔軟な審査で対応してくれます。
外国人留学生の家庭はある程度の経済力があることが見込まれ、また日本の大学の授業を受けるだけの日本語の理解能力があると判断されるので、海外出張などで一時的に滞在している外国人よりも審査通過しやすいです。
学生専用ライフカードは、年会費無料、ネットショッピングの利用でポイントを貯めやすいのが特徴です。
ショッピング枠は最大30万円、キャッシング枠は最大10万円と低めですが学生なら十分でしょう。満18歳以上25歳以下の学生が申込可能となっています。
何度かクレジットカードに申込んだけど、どうしても審査に通らない外国人の方はクレジットカードと同じような機能を持つデビットカードがおすすめです。
デビットカードはクレジットカードと同じように、VISA、JCBなどの決済機能があるカードで一括払い決済が可能です。
クレジットカードの場合、翌月に利用代金の支払いを行いますが、デビットカードの場合は銀行口座から即座に利用代金が引き落としされます。口座にある残高分だけ利用できる仕組みです。
デビットカードは、即時払い方式なので審査無しでカード発行が可能です。
デビットカードでもポイント還元を受けられるものもあります。クレジットカード審査に通らないけどカードを作りたい外国人の方は、デビットカードを検討してみましょう。
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