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近年繁華街等で「クレジットカードのショッピング枠を現金化します!」という広告や看板を目にします。
クレジットカードの現金化とは、簡単に言えば皆さんが持っているクレジットカードのショッピング枠を利用して現金を手に入れるという事です。
通常のクレジットカード利用時のお金のサイクルをお話しをすると、AさんがB加盟店でCクレジットカードを利用して10万円のノートパソコンを購入したとします。
AさんはB加盟店で購入したノートパソコンを持って家に帰ります。支払は1か月後の月末で設定している銀行口座から10万円が引き落としされます。
一方でその引き落としがされる前にCクレジットカード会社は立替え払いをB加盟店にしますので、加盟店手数料3%を差し引いた9万7千円をB加盟店の銀行口座に振り込みます。
これが通常の取引です。では現金化の場合はどうなるのでしょうか?次で見ていきましょう。
現金化業者は前述した記事の例でお話しをすると、購入したパソコンを例えば無価値のビー玉や未開封のCD等に変えて10万円で販売するのです。
現金化を利用したAさんは現金化業者であたかも10万円の買い物をしたようにクレジットカードで売上げ処理されます。
前述したように1か月後の月末にはAさんの口座から10万円が引き落としされますが、これをリボ払い設定にすれば支払は1万程度で済みます。
現金化業者はクレジットカード会社から加盟店手数料(ここでも3%とする)を差し引いた9万7千円を手にするので、ここから手数料を15%以上取ってAさんに現金でキャッシュバックするのです。
よく「○○を購入すれば2000円キャッシュバックします!」と小売店や家電ショップ等でありますが、あれと同じです。
もちろん商品はほぼ無価値なので商品も返却したりするようです。仮に20%とすればAさんの手元にわたる現金は約7万7千円です。
9万7千円から7万7千円を差し引いた2万円が現金化業者の収入となります。
Aさんは現金7万7千円を、現金化業者は2万円を、クレジットカード会社は10万円の支払いをAさんに請求出来る、となり、3者共にメリットがあるように見えるのがクレジットカード現金化のシステムです。
クレジットカードの現金化は、法律上グレーゾーンです。
この手法は「現金キャッシュバック型」と言われ近年、関係省庁は「カード現金化は違法」として取締に動いており、出資法違反容疑でS枠(ショッピング枠)を現金化した男が警視庁に逮捕され、懲役3年執行猶予5年の有罪判決が言い渡されたケースもあります。
単純に家電やブランド品を購入させてオークションやネットで転売する「商品買取型」もありますが、これは現金化比率が低いのでどちらかと言えば少数派です。
クレジットカードの現金化は一見おいしそうなシステムに思いますが、思わぬ落とし穴に落ちてしまうことがあります。
法律的に完全セーフでないため、現金が欲しいと思っても手を出さないようにしましょう。
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