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そこで今回は、分割払いが信用情報に与える影響やリボ払いとの違い、携帯電話の分割払いの審査に落ちる原因など、分割払いについて徹底的に解説していきます。
まずは分割払いとはどのような支払い方法なのかについて正確な知識を知っておきましょう。
分割払いとは、支払う金額を何回かに分けて分割して支払う方法です。
支払い回数は2回から数十回まで選択することができますが、指定できる支払い回数はカード会社や商品によって異なります。
分割払いの大きな特徴として、金利手数料がかかる点が挙げられます。
分割払いを使うと、利用した金額に加えて金利も支払う必要があるため、支払い総額は一括払いよりも多くなります。
金利はどのカード会社でも10%以上と高いため、分割払いはできるだけ利用しないのがベストです。
ただし、2回払いまでは手数料がかからないため、どうしても一括払いで支払えないときは2回払いやボーナス一括払いで対応することをおすすめします。
なお、分割払いはお店によっては利用できないことがあるため、利用したい場合は事前に分割払いが利用できるかどうか確認しておきましょう。
クレジットカードには、分割払いと同じように利用代金を何回かに分けて支払える方法としてリボ払いというものがあります。
リボ払いと分割払いは似ているように感じられますが、全く別物です。
分割払いはクレジットカードを使ったときに支払い回数を指定するため、最初から支払い回数と支払う総額が決まっています。
一方リボ払いは毎月決められた一定の金額を支払う方法なので、今月利用した金額と来月利用した金額が合算されます。
そのため、支払う回数や支払う総額が決まっておらず、返済が長期化しやすいという特徴があります。
例えば、1月に5万円の買い物をして、2月に10万円の買い物をする場合について考えてみましょう。わかりやすいように金利はないものとして考えます。
まずは分割払いでそれぞれ5回払いを指定した場合についてみてみましょう。
1月の支払い | 5万円÷5=1万円 |
残額 | 5万円-1万円=4万円 |
2月の支払い | 5万円÷5=1万円(1月の利用分) 10万円÷5=2万円(2月の利用分) 1万円+2万円=3万円(合計) |
残額 | 4万円+10万円-3万円=11万円 |
一方リボ払いで毎月1万円ずつ支払うと決められている場合はどうなるでしょうか。
1月の支払い | 1万円 |
残額 | 5万円-1万円=4万円 |
2月の支払い | 1万円 |
残額 | 4万円+10万円-1万円=13万円 |
このように、分割払いは最初に指定した回数だけ支払えば必ず返済は終わりますが、リボ払いは全ての利用金額が合算されるため、使った分だけ支払い回数が無限に延長されます。
そのため、リボ払いは支払い期間が長期化しやすいのです。分割払いとリボ払いは両方とも金利手数料がかかるため使い過ぎは禁物ですが、どちらかというと返済回数が決まっている分割払いの方が完済しやすいためおすすめです。
クレジットカードを利用すると信用情報機関に利用履歴が登録されるという話を聞いたことがある方も多いと思いますが、クレジットカードを使わずに分割払いを利用しても、契約の情報や支払いの状況などが信用情報機関に信用情報として記録されていきます。
これは「割賦販売法」という法律で分割払いの場合は顧客の信用情報を信用情報機関に登録するように業者に義務付けられているからです。
そのため、例えばスマートフォンの端末代金を分割払いにして毎月の携帯電話料金と一緒に支払っている方も多いと思いますが、その場合は携帯電話料金を延滞したら信用情報機関に延滞情報が登録されてブラックになってしまいます。
「信用情報機関に載るのはクレジットカードやローンの情報だけなのでそれ以外の支払いは多少延滞しても問題ない」と思われている方もいるかもしれませんが、クレジットカードやローン以外に分割払いも信用情報機関に記録されることを覚えておきましょう。
クレジットカードの分割払いを利用すると住宅ローンやクレジットカードの審査に通りにくくなるのではないか?と不安に思われている方も多いと思います。
確かに、クレジットカードの一括払いよりも分割払いの方がお金に困っている人だという印象を与えてしまいそうですよね。
しかし、審査で大切なのは支払い方法ではなく使った分を期日を守って返済できているかどうかということです。
そのため、分割払いを繰り返し利用していても住宅ローンやクレジットカードの審査に落ちる原因にはなりにくいです。
ただし、分割払いの支払いが多額になっており、支払い金額が年収の3分の1を超えるほどの場合は、住宅ローンを支払っていく余裕がないものと判断されてしまい、分割払いが審査に落ちる原因になる可能性があります。
生活に余裕がある範囲内で分割払いを繰り返し利用する分には問題ありませんが、生活を圧迫するほど使いすぎている場合は住宅ローンやクレジットカードの審査に落ちる原因になる可能性があるため、注意しましょう。
スマートフォンの本体代金は高額なため、分割払いで購入して毎月の携帯電話利用料金とあわせて支払いたいという方も多いと思います。
しかし、分割払いには審査があるため全員がこの方法で支払うことができるわけではありません。
中には審査に落ちてドコモなどの携帯電話会社に分割払いを断られたという経験がある方もいるのではないでしょうか。
では携帯電話の分割払いの審査に落ちたときに考えられる原因にはどのようなものがあるのか解説します。
携帯電話の本体代金は比較的高いとはいえ一般的にローンを組んで購入するような車や住宅ほど高額ではなく、月々の支払いの負担も数千円程度です。
そのため、年収が低いからといって審査に落ちることはありません。
審査に落ちた場合に考えられるのは、信用情報機関に金融事故情報が登録されている、いわゆるブラックという状態になっているということです。
自分の信用情報がどうなっているかわからないという方は、信用情報機関に信用情報の開示請求をしてみてください。
自分の信用情報を確認することができます。そこで「異動」という記載があれば、過去に延滞をしたのが原因でブラックになっているということになります。
異動情報は一度登録されたら5年間は登録され続けるため、その間は携帯電話の分割払いやクレジットカードの審査には通りません。
自分が携帯電話の分割払いの審査に落ちた原因がわからにという方はまず信用情報を確認してみましょう。
信用情報機関にブラック情報が登録されていることで携帯電話の分割払いの審査に落ちてしまいますが、ブラックになっているとしたら信用情報の開示請求をするまでもなく自分でわかると思っている方も多いと思います。
しかし、自分でも気が付かないうちにブラックになっている場合もあるため注意が必要です。
そのような例で最も多いのが上記でも解説した携帯電話料金の支払いの延滞です。携帯電話の利用料金は信用情報とは関係ないと思っている方が多いため、軽い気持ちで滞納してしまい、自分でも気が付かないうちにブラックになっているケースが多いのです。
次いで多いのが奨学金の返済の延滞です。奨学金の返済は月々の支払い金額が少額で長期間におよぶことが多いのが特徴です。
そのため、借金の返済をしているという感覚を持ちにくく、延滞しているのに気が付かないというケースがあります。
奨学金の返済については通常であれば信用情報機関への情報登録の対象にはなりませんが、滞納したら信用情報機関に延滞情報が登録されます。
このように、自分でも気付かないうちにブラックになっているケースは意外と多いものです。もし携帯電話の分割払いの審査に落ちてしまったら、あなたも気が付かないう
ちにブラックになっている可能性があります。まずは自分の信用情報を確認するために信用情報機関に情報開示の請求をしてみることをおすすめします。
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