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今回はクレジットカード在籍確認について解説していきます。
ここではクレジットカード審査で在籍確認を行う理由や会話の内容などの基礎知識について解説していきます。
クレジットカードの在籍確認とは、申込者が申込書に記入した会社で本当に働いているのかどうか確認することです。
審査担当者が、カード申込者の勤務先に電話をかけて在籍を確認します。
一部のカード発行会社では、指定した書類の提出で在籍確認を可能としていますが、基本的には電話連絡で行われることが多いです。
カード会社が在籍確認するのは、次のような審査基準を設けているからです。
- 勤務先に偽りがないかどうか
- 安定した収入があるかどうか
中には無職なのに架空の勤務先を記入して申し込みする方もいるため、クレジット会社は申し込み者が申告した電話番号にかけることで在籍確認しています。
クレジットカードの在籍確認は必ず行われるわけではありません。審査方法・基準はカード会社で異なりますが、特に審査が早いカードは在籍確認がないケースが多いです。
下記は、当サイトが実際にクレジットカード利用者600人に在籍確認についてアンケート調査した結果をまとめたものです。
カード会社名 | 在籍確認あり | 在籍確認なし | 在籍確認の確率 |
楽天カード | 9人 | 184人 | 約4% |
Yahoo!カード | 11人 | 103人 | 約9% |
イオンカード | 17人 | 52人 | 約24% |
セゾンカード | 34人 | 23人 | 約60% |
JCBカード (プロパーカード) |
21人 | 19人 | 約50% |
三井住友 VISAカード |
19人 | 10人 | 約65% |
オリコカード ザ・ポイント |
6人 | 8人 | 約40% |
アンケート調査によれば、楽天カードやYahoo!カードなど、スピード審査で人気のクレジットカードは在籍確認される確率が低いということがわかっています。
(参考)600人にアンケート!在籍確認の詳しいアンケート結果はこちら
在籍確認はクレジットカード審査のどのタイミングで行われるのでしょうか?
クレジットカードは以下の審査過程を経てカード発行されます。
- 1. 申込み
- 2. 機械による自動審査
- 3. 審査担当者による手動審査
- 4. 在籍確認
- 5. カード発行
ご覧の通り、在籍確認は審査の終盤で行われます。つまり、在籍確認の電話連絡があればカード発行は目の前ということです。
カード会社の審査担当者は在籍確認の電話で「会社名を名乗る」ことが多いです。
一部のカード会社と消費者金融系のカード会社では個人名で在籍確認の電話を行いますが、基本的には会社名を名乗ると思って間違いないでしょう。
クレジットカードの在籍確認でもっとも気になるのが「電話先で何を聞かれるのか?」だと思います。
電話の内容は、申し込み者本人が応対した場合とそれ以外の場合で異なります。
カード会社「〇〇株式会社の△△と申しますが、☓☓様はいらっしゃいますか?」
本人「私が☓☓ですが」
カード会社「この度は〇〇カードにお申し込みいただきありがとうございます。お申し込み内容の確認でお電話させていただきました。確認のため氏名と生年月日をお願いします」
申し込み者本人が電話に出た場合は、本人確認のために電話口で氏名と生年月日など何点か質問されます。
カード会社「〇〇株式会社の△△と申しますが、☓☓様はいらっしゃいますか?」
同僚「☓☓は只今席を外しております。ご用件はなんでしょうか?」
カード会社「そうですか。また後ほどかけます」
一方、申し込み者本人が不在で電話に出られない場合は、電話応対した方の返答内容から在籍していることが確認できれば、在籍確認の電話は完了となります。
カード会社によっては、申し込み者本人がでるまで日を改めて電話することもあります。あらかじめ、自分宛てに電話があることを仕事場の同僚に伝えておくと良いでしょう。
申込書の連絡先欄にはどの電話番号を書けば良いのか迷う方もいるのではないでしょうか?雇用形態別に申告する電話番号について解説します。
雇用形態 | 申告する電話番号 |
公務員 正社員 契約社員 |
勤務先 (所属部署またはそれに近い電話番号) |
派遣社員 | 派遣元 |
アルバイト | アルバイト先 |
個人事業主 | 自宅または申込者の携帯電話 |
専業主婦 | 自宅または申込者の携帯電話 |
派遣会社に勤めている人は、必ず派遣元の電話番号を記入しましょう。間違って派遣先の電話番号を申告してしまうと在籍確認できず審査落ちになる恐れがあります。
カード会社から電話がかかってくるのは在籍確認のときだけではありません。自分の携帯電話や自宅の固定電話に本人確認の電話がかかってくることもあります。
本人確認の電話は、
- 申込者本人が本当に存在するのか
- 本人の意志で申し込んだのか
- 申し込み内容に間違いがないか
といったことを確認するために行います。
カード会社は本人確認の電話を完了してから審査に入ります。そのため、申し込み者本人と連絡がつかないと審査に移ることはできませんし、カード発行することもできないということです。
知らない番号からだといって電話を無視してしまうと審査に通りませんので注意してください。
未成年の学生がクレジットカードに申し込んだ場合は、本人確認の電話の後に親権者の同意が行われます。あらかじめ保護者にカード会社から電話があることを伝えておくようにしましょう。
クレジットカード審査では、どのような場合に在籍確認される可能性が高いのかご紹介したいと思います。
はじめてクレジットカードを作るという場合は、残念ながら在籍確認される可能性が高いです。
クレジットカードを持ったことがないということは、カード利用歴もキャッシング利用歴もありませんから、仕方のないことでしょう。
カード発行会社としては在籍しているかどうかを確かめる必要があります。
カード会社は、審査時に個人信用情報機関に照会をかけて申し込み者のクレヒスをチェックします。個人信用情報機関には、勤務先についても登録がされています。
そこで、申し込み書に記載した勤務先と個人信用情報機関に登録されている勤務先が異なれば、カード会社は返済能力を図るためにも在籍確認の電話をかけます。
消費者金融や銀行カードローンなどキャッシング会社からお金を借りている人は、在籍確認される可能性が高いです。
それだけ借金する癖がついていると判断されますので、返済能力を担保する上で勤務先企業も詳しく調査されます。キャッシング枠の利用も同様です。
申告した勤務先の勤続年数が短い場合、在籍確認される傾向にあります。勤続年数が短いと収入が不安定とみなされ、カード利用代金の支払いに遅れる可能性が高いと判断されるためです。
どのような場合に在籍確認が不要となるのでしょうか?ここでは在籍確認が不要なケースをご紹介します。
クレジットカードは春先に申し込みが集中します。そうなれば当然審査担当者が受け持つ件数は多くなりますので、手が回らなくなる可能性が高いです。
できるだけ早く審査を行い回答しなければいけませんので、個人信用情報機関に照会して特に問題なければ、本人確認で審査を完了することが多いです。
他社のクレジットカード利用履歴が良い状態だったり、auやドコモといった携帯電話料金を毎月きちんと支払っているなどクレヒスが良好な場合は、在籍確認が省略される可能性が高いです。
個人信用情報機関には、勤務先情報が登録されています。前回カード申し込みしたときと勤務先が変わっていないという場合は、在籍確認される可能性が低くなります。
もちろん、カード事故情報があったり、携帯電話料金の支払いが滞りがち・・・という方の場合は、勤務先が変わっていなくても信用力を疑われ在籍確認される可能性が高いです。
勤務先に在籍確認の電話がかかってくれば審査通過は目の前。ほぼカード発行されると考えていいでしょう。
しかし、中には在籍確認のタイミングでカード審査に落ちてしまう人もいます。在籍確認で審査落ちする原因をあらかじめ知っておけば防ぐことができます。
個人情報保護の観点から、在籍確認の電話をしても応対してくれない会社も少なくないです。そういった場合は、あらかじめカード会社に事情を話しておくことをおすすめします。
カード会社は「本当に会社の都合で在籍確認の電話が無理なのか?」と一度電話連絡して無理だった場合に、カード会社勤務の担当者は代替案を提示してくれるでしょう。
従業員が多い会社だとありがちなケースで、電話応対した人が申込者のことを知らず「そんな人はいません」と言われてしまうことがあります。
部署ごとに電話番号がわかれているなら、自分が所属する部署または一番つながりやすい電話番号を申込書に記入しましょう。
派遣社員の場合は、派遣先ではなく派遣元の電話番号を申込書に記入しましょう。ただし、この場合でも次のような問題があります。
- 派遣会社のスタッフが申込者のことを知らない
- 個人情報保護の観点から申込者の在籍を明らかにしない
そのため、派遣社員の方は派遣元の電話番号を記入するとともに、あらかじめ自分宛てに電話がかかってくることを伝えておくとスムーズに手続きできるでしょう。
審査が早いカードでは在籍確認が省略されることが多いです。
おすすめカードとして後述していますが、楽天カードとYahoo!カードは、特に審査が早く利用者からも在籍確認がなかったという声が多いです。
審査が早いクレジットカードは、在籍確認するとその分時間がかかってしまうということもあって状況に応じて在籍確認を省略する可能性が高いです。
ただし、あくまでもクレヒスが良好であること、個人信用情報機関に登録されている勤務先が同じであるなど、条件はあります。
楽天カードは審査期間が短いことで有名なクレカです。最短30分で審査結果を出すこともあり、クレヒスに問題なければ在籍確認が省略される可能性は高いと言えます。
楽天銀行の口座開設を済ませているなど、他サービスで本人確認が取れている場合も在籍確認されることはほぼないでしょう。
Yahoo!カードは、恐らく業界最速の審査スピードを誇るクレジットカードです。申込みから最短2分で審査が完了することもあるほどです。
機械審査でカード発行の可否を判断しており、必要な場合に手動審査を取り入れています。そのため、在籍確認が省略される可能性が高いです。
消費者金融系(アコムACマスターカードなど)も審査が早いですが、逆にこれらのカードは高確率で在籍確認される傾向にあります。
特にACマスターカードは消費者金融の基準で審査されるため、在籍確認を省略することはほぼありません。所得証明書で在籍確認してもらうこともできません。
クレジットカードを作るのに職場に電話してほしくないという人もいるでしょう。
職場の同僚に知られたくないからとアリバイ会社を利用する人もいます。
職場の同僚にバレたくない人や審査に通る自信がない人がアリバイ会社を利用するケースが多いです。
アリバイ会社では在籍確認の電話に対応したり、架空の勤務先を用意しています。
しかし、カード会社ではアリバイ会社の偽の企業情報を一覧リストにしているので、勤務先名にアリバイ会社の名前を記入すれば即審査落ちになるでしょう。
仮に審査に通ってカード発行されたとしても、途上与信によってばれる可能性が高いです。
アリバイ会社の利用はカード会員規約に抵触する行為です。
虚偽の申告に当たるため、バレればカード会社発行のカードは利用停止となります。家族カードやETCカードを発行している場合はそれらも使えなくなってしまいます。最悪の場合、ブラックリスト入りとなり一括返済の要求も行われます。
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