「クレジットカード審査の通過率100%を目指す」をテーマとした専門サイト
なお、アメックスについては、 特集ページをご用意し ております。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
外資系クレジットカードでは、アメリカン・エキスプレス、ダイナースこの2社が非常によく知られています。
また、この2社のカードは非常に取得が困難(審査が厳しい)なカードとしても有名です。それでは、2社の審査基準について解説したいと思います。
アメリカン・エキスプレスは、国際ブランドとして全世界において認知されており、かつ自社で発行するプロパーカードだけでなく、提携カード(セゾン、三菱UFJニコス、JAL、ANA、)もあります。
このページでは、アメリカン・エキスプレスが自社で発行するプロパーカードについて解説したいと思います。
アメリカン・エキスプレス(通称アメックス)は、JCBカードの審査難易度とは?でも解説しました通り、6等級カードとなりますので、審査は厳しいです。
厳しいとは言いましても、一般企業の正社員、勤続3年以上、年収400万円程度以上、在籍確認が取れる、延滞などの事故歴が無くクレジットヒストリーが良好であれば、取得可能です。
ネットの掲示版では、
- 「年会費を払えば誰でも取得できる。」
- 「真面目に審査をしていない。」
- 「自称自営や自由業でも受かる。」
などの書き込みがありますが、決してそんなことはありません。
公式サイト上に「20歳以上で定職に就いている人でアルバイトやパートの申込みは受付できない。」旨がはっきりと記載されています。
従って、20歳に満たない人で、学生、主婦、無職、アルバイト、パートの人は、そもそも申込資格がありません。
また定職に就いている人でも、「勤続数ヶ月で年収400~500万円に満たない。」「クレジットヒストリーの無い高齢スーパーホワイト(30代~40代以上)で破産等の債務整理などを行い喪明けの人。」なども難しいです。
また、アメックスは、CICに入金状況を示す「$」マークが付きませんので、クレジットヒストリーを取得したい人(クレヒス修行)には向かないカードです。
つまりこのカードは、「一般企業で働く勤続3年以上、年収400万円程度以上の正社員を対象とし、クレジットヒストリーが良好でありかつ在籍確認などの本人確認が取れる」人を対象としたカードです。(※対象はアメックスグリーンカードとします。)
従って6等級とさせていただきました。
なお、ご存知の方も多いと思いますが、アメリカン・エキスプレスはキャッシングサービスが無くなりショッピング枠(S枠)のみのカードとなりました。
これによって、貸金業法上の規制を受けなくなりましたので、審査上は割賦販売のみの審査となります。
まれに、「それではキャッシングやカードローンでの既存借入れが現在100万円あります。これは審査に影響しないのでしょうか?」というご質問をいただきます。
アメックスは、キャッシング枠が付与されませんが、審査には相当影響します。
特に借入先が「中小の消費者金融」ですと、瞬殺の可能性が高いため要注意です。
理由は、「お金に困っている」と思われるからです。
通常、キャッシングやカードローンを利用する際は、大手銀行系から利用すると思いますが、中小の消費者金融を利用するということは、大手すら借入れできない状況だと見なされます。
さて、次にダイナースクラブカードの難易度について解説したいと思います。
「よく一番審査が厳しいカード会社はどこですか?」という質問をいただきます。
その際のお返事としては、「ダイナース」ですと回答しています。
クレジットカード審査において、ダイナースに受かったら最終ゴールと考えておけば問題ないでしょう。
審査基準については、それなりの高属性でないと100%ホルダーにはなれない。と言っても過言ではありません。
しかし、「一昔前は、医者、弁護士や年収が1000万円以上無いと取得できない。」などと言われていましたがそんなことはありません。
それでは以前、ご相談を受けた際に、ダイナースに通過した方の属性を紹介したいと思います。
- 42歳、年収650万円、会社経営者で3期連続黒字、設立3年、マンション持家、既存借入れ0円、延滞等は無しでクレジットヒストリーは良好。
- 35歳、年収500万円、一部上場企業、勤続13年、賃貸、既存借入れ0円、延滞等は無しでクレジットヒストリーは良好。
この2例を見ていただいてもおわかりの通り、医者、弁護士、年収は1000万円には到達していません。
ダイナースの通過ラインとしては、年齢30代以上、安定した収入、年収ラインとして500万円、既存借入れ無し、良好なクレジットヒストリーがあれば可決されているのがわかります。
おそらく、このあたりが発行の最低ラインだと思われます。
個人的には、アメックス、ダイナースともに海外へ頻繁に行く方で無い限りは、不要だと思います。年会費もそれなりにしますし、現在はかなり少なくなっているのでは?と不便だと感じる方も多いと思います。
両カードとも取得難易度はそれなりに高いのですが、実用性の面がやや乏しいかな?という印象です。VISA系カードが1枚あれば十分だと思います。
アメックスとダイナースは、ステータス性の高いカードとして有名ですが、どちらが使い勝手が良いかといいますと、断然アメックスです。使える場所もアメックスの方が多くなっているという事、アメックスは、もともと旅行系のカード、ダイナースはその名の通りダイニング食事の予約などに強いカードです。海外旅行に頻繁にいく方はアメックスがお勧めです。トラブルになった時のサービスは群を抜いているからです。
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