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お役立ち・基本知識
ほとんどが提携カード!?得するカードは提携カードで決まる

クレジットカードについて調べていると、提携カードという見慣れない言葉をよく目にすると思います。

提携カードとは、国際ブランドとプロパーカードが提携して発行しているカードなのですが、正直これだけではよく分からないですよね。

意外なことに、日本で発行されているほとんどのクレジットカードがこのよく分からない提携カードなので、提携カードがなんなのか知らないまま、クレジットカードを作ってしまうのは非常にもったいないです。

そこで今回は、提携カードとは何かはもちろん、実例を交えながらクレジットカードの特徴などをまとめてみました。

1.国際ブランド以外が発行しているカードが提携カード

クレジットカードは、国際ブランドが発行しているカードと、国際ブランドと提携して発行しているカードの2種類があり、国際ブランドが発行しているカードをプロパーカード国際ブランドと提携して発行しているカードを提携カードと言います。

また、国際ブランドとは、VISAJCBの事であり、下記の画像のようなシールを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

国際ブランド 図

提携カードは、上記の国際ブランドとカード発行会社が提携して発行しているカードであり、最も有名な提携カードには、三井住友カードがあります。

提携カード発行までの流れ

“プロパーカードと国際ブランド”

プロパーカードについては、「大人なら知っておきたいクレジットカードとプロパーカードの関係」で、国際ブランドについては、「国際ブランドによって変わるのは利用できるお店だけ!?クレカとブランドの関係」で詳しくお話ししているので、参考にしてみてください。

2.提携カードの特徴はポイントとサービスにあり

提携カードは、数多くの企業が発行しているカードであり、企業独自のサービスやポイントを提供しているため、様々な種類があります。

まずは、提携カードならではのサービスやポイントを紹介していきます。

クレジットカードで貯まる主なポイントについては、「意外と知らないクレジットカードのポイントの種類とその特徴」を参考にしてみてください。

提携カードならではのポイント

提携カードならではのポイントは、やはりTポイントやポンタポイント、楽天スーパーポイントなどの、普段使い慣れているポイントが貯まることにあります。

クレジットカードの中には、ポイントが貯まっても内容がよく分からず、結局ポイントを無駄にしてしまう事も少なくありません。

しかし、提携カードであれば、普段使い慣れているポイントが貯まるものも多く、ポイントの使い道に困ることはありません。

また、クレジットカードのポイントとして有名なマイルをガンガン貯めて行けるのも、提携カードになります。

提携カードならではのサービス

提携カードは、ポイントではなくサービスで差をつけるものも多くあります。

例えば、特定の日に自社でカードを使用すれば5%OFFであったり、全ての買い物が1%OFFに出来たりと、独特のサービスが多くあります。

そして最も多いのが、自社の系列店で使用するとポイント○倍というものになります。

ポイント還元率が高いことで有名なカードをうまく利用すると、還元率15%以上のものも普通にあります。

還元率とは、100円分の買い物をした時、何円分がポイントとして戻ってくるかであり、還元率15%だと15円分がポイントとして戻ってきます。
※基本的な還元率は、0.5%~1.5%になります

ポイント還元率については、「知らないと損し続ける!?意外と重要なクレジットカードの還元率」を参考にしてみてください。

3.タイプ別おすすめの提携カード

ここから、提携カードの中でも特にオススメなクレジットカードを紹介していきます。

ポイント還元率

楽天カード

楽天 キャプチャ

楽天 年会費

ボタン

楽天 ポイント

詳細

言わずと知れた高還元率カードになります。

常に還元率が1%あり、楽天スーパーポイントがどんどん貯まっていきます。

その審査期間も短く、1日も早くクレジットカードを手にしたいという方にもおすすめのカードになります。

ヤフーカード

YJ キャプチャ

YJ 年会費

ボタン

YJ ポイント

詳細

楽天カードと並ぶ還元率カードになります。

発行期間は楽天カードほど早くはありませんが、1週間ちょっとで手元に届くと考えると、十分に早いと言えます。

楽天スーパーポイントが欲しいなら楽天カード、Tポイントが欲しいならヤフーカードという使い分けが理想的です。

マイル還元率

ANAカード

ANA 一般 キャプチャ

ANA VISA 一般 年会費

ボタン

ANA 一般 ポイント

詳細

ANAマイルを貯めるのであれば、ANAカードがおすすめです。

年会費無料でマイルを貯める事が出来るクレジットカードも多くありますが、飛行機を利用した際のボーナスマイル等を利用出来るため、年会費無料のクレジットカードよりも多くのポイントを貯める事が出来ます。

JALカード

JAL 一般 キャプチャ

JAL 一般 年会費

ボタン

JAL 一般 ポイント

詳細

JALマイルを貯めるなら、JALカードがおすすめです。

基本的な理由はANAカードと同じで、航空会社系のカードは非常にマイルが貯めやすいため、年会費無料のカードではなく、年会費を支払ったほうがマイルの貯まりが早くなります。

特徴的なサービス(年会費無料)

P-one Wiz

P-one Wiz  キャプチャ

P-one Wiz  年会費

ボタン

P-one Wiz  ポイント

詳細

※還元率1.5%のうちの1.0%はキャッシュバックになるため、ポイントが貯まるわけではありません

普通のクレジットカードと違い、自動的に1%のキャッシュバックが受けられるため、ポイントの交換をしないまま、有効期限を切らせてしまっても、0.5%分のポイントを損するだけとなっているので、非常にお得です。

ライフカード

ライフ キャプチャ

ライフ 年会費

ボタン

ライフ ポイント

詳細

年会費無料の高還元率カードですが、普段の利用ではそこまで還元率が高いとは言えません。

しかし、誕生月のポイント3倍を利用すると、最低ポイント還元率が1.5%となり、一気にポイントを貯める事が出来ます

1年払いにしている支払いを、この月に集中させることで、かなり多くのポイントを貯める事が出来ます。

年会費無料でポイントの有効期限が5年間と長いため、誕生月しかこのカードを使わないという人もいます。

セゾンカードインターナショナル

セゾンカード 表

セゾンカードは永久不滅ポイントであるため、ポイントに有効期限はありません。

そのため、ポイントの有効期限を意識することなく使う事が出来、気が向いた時にポイントを使うという事が出来ます。

ただし、ポイントが永久になくならないため、還元率はそこまで高くありません。

4.万人におすすめ出来る提携カードがない理由

提携カードは、発行会社独自のポイントやサービスがついたカードを発行しているため、その会社やカードに合った人というのが必ずいます。

例えば、楽天スーパーポイントを必要としない人が、楽天カードを持っても意味ないですし、旅行に一切かない人がマイルを貯めても意味がありません。

5.実は2種類ある提携カードの種類

国際ブランドと提携してカードを発行しているのが提携カードですが、提携カードの中にも、プロパーカードと呼ばれるものがあります。

プロパーカードは広い意味で言うと、サービスを提供しているカード会社が発行しているクレジットカードですので、提携カードの中にはプロパーカードと呼ばれてしまうものもあります。

説明では分かりにくいと思いますので、下記の図を参考にしてみてください。

まずこれが、純粋なプロパーカードになります。

国際ブランド発行プロパーカード※例:JCBカード

次にこれが、ある意味プロパーカードであり、ある意味提携カードという、人によって扱いが違うカードになります(サービスもカード発行も三井住友カードが行っている)。

発行会社が提携していないプロパーカード※例:三井住友カード

最後にこれが、完全な提携カードになります(サービスをヤフーカード、カード発行をKCカードが行っている)。

発行会社が提携している提携カード※例:ヤフーカード

6.まとめ

今回は、提携カードについてお話ししてきました。

提携カードは、特徴的なサービスやポイントを提供しているため、自分に合うカードが必ず見つかるはずです。

ただ、提携カードにはほとんどステータスはないため、注意が必要となります(ステータスを気にするのであれば、プロパーカードを検討してみてください)。

監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

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