法人カードを作りたいけど、年会費がもったいなくて、なかなか手が出せないという方は非常に多いです。
会社のカードは高そうな印象もありますが、本当のところ個人カードと変わりありません。
無料のものもいくつかありますが、サービス内容はやっぱり有料のカードには勝てません。
今回は、人気のある無料と有料の法人カードを紹介していきますので、是非参考にしてください。
1.年会費無料の法人カード
ライフカードビジネス(スタンダード)
☆年会費無料
☆ETCの無料発行
☆無料の追加カード
詳細
限度額100万円以下の契約であれば決算書や確定申告書の提出が省かれており、比較的柔軟に審査がおこなわれています。
ショッピング一回払いだけでなく、回数指定分割払い、ボーナス払い、リボルビング払いなども利用出来ます。
クラウド会計ソフトfreee(フリー)と連携させることで、ライフカードビジネスの利用代金明細から自動的に会計帳簿を作成することが可能。
他のカードと比べて、初めて法人カードを契約するという個人事業主様や、中小企業の経営者様に選ばれることが多くなっています。
P-one Business MasterCard
☆年会費実質無料
☆キャッシング利用が可能
☆ポイント還元率も高め
詳細
一般的な法人カードは個人事業主ならキャッシングは可能ですが、法人経営者の場合キャッシング不可となっていることがほとんどです。
しかし、このカードは法人経営者でもキャッシング利用が最大300万円まで、キャッシング利率が12.00%~17.95%で利用することが出来ます。
ゴールドカードのスペックですが、年に1回以上の利用があれば年会費は永年無料となっています。
特に資金繰りや資金調達方法のひとつとして、万が一のために備えておけると安心ですね。
セブンカード(法人)
☆実質年会費無料
☆ボーナスポイント多数あり
☆最大8枚まで発行可能
詳細
初年度は自動的に無料ですが、次年度からは「前年度に5万円以上カードショッピングを行った場合」に年会費が無料になります。ただ、この条件を満たせなくても年会費は500円なので、そこまで気にする額ではないでしょう。
法人向けセブンカードは、代表者の方を含めて最大8枚まで発行することが出来ます。利用限度額は一人30~100万円となっており、社員数が1~8人ほどいる中小企業や自営業の方などにおススメの法人カードです。
貯まったポイントはnanacoにチャージして1ポイント=1円として利用出来るのはセブン-イレブン利用者にとってはありがたいですね。
2.年会費有料の法人カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
詳細
アメリカン・エキスプレス(通称:アメックス)はステータスの高いカードとして有名ですね。
気になる利用限度額は特に決まっていなく、個々のカード会員の利用状況や支払い状況などによって変わって来ます。
また、アメックスということもあり、保険関係も充実しております。海外旅行保険は最高1億円で家族も保障されたり、しかも自動付帯でもっているだけで利用することができます。
一つ気になる点は年会費が高いところですね。
年会費分のサービスは充実していますが、もし高く感じられるなら他の法人カードの申込を優先した方が良いと思います。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
☆年会費12,000円
☆充実した保険
☆手荷物の無料配送サービス
詳細
ゴールドカードと同じく、四半期管理リポートで経費管理のお手伝いをしてくれます。
また、「クラブオフ」という福利厚生プログラムを導入しており、通常よりも安い価格でホテルやツアーをはじめ、接待でレストランを予約する場合なども利用することが出来ます。
ゴールドカードよりも19,000円年会費が下がるので、こちらのカードからアメックスを始めてみるのも良いかもしれません。
EX Gold for Biz
詳細
EX Gold for Bizは、電子マネー(iD×QUICPay)の付帯が無くなり、コンタクトレス決済が可能となります。
ポイントも貯まり、カードショッピング1,000円につき1スマイルポイント貯まります。スマイルポイントは幅広く交換できるのでポイントの使い道には困りません。
また、MasterCardビジネスアシストまたはVISAビジネスオファー付帯のゴールドビジネスカードにより、日本国内だけでなく海外でも様々な特典が受けられます。
さらに、死亡・後遺障害保険だけの額を見ると低いと感じてしまうかもしれませんが、そのほかの障害治療保険や疾病治療保険、携行品損害や賠償責任など多くの補償をカバーしてくれています。
年会費・ポイント・使いやすさのなどを総合的にみておすすめな法人カードとなっています。
JCBゴールド法人カード
詳細
通常の法人カードと異なり、このカードにはビジネスに役立つ特典がたくさん用意されており、年会費に対するコストパフォーマンスは高いです。
また、JCBが発行している「ETCスルーカードN」を無料で複数枚発行することが出来ます。
Oki Dokiポイントが1,000円につき1ポイントがたまり、様々な使い道が出来ます。
審査の基準は比較的緩めと言われていて、電話番号欄に「携帯電話を記入している」などの実態が分からない会社でないかぎり、ほとんど通ると言われています。
ANA JCB法人カード(ワイドゴールド)
☆年会費19,000円
☆カード利用枠50~250万円
☆ANAのマイルが貯まる
詳細
ANA JCB法人ワイドゴールドカードには最高1億円の海外旅行傷害保険と最高5,000万円の国内航空傷害保険、最高500万円のショッピング保険が付帯しています。
海外旅行傷害保険に関しては旅費などをカード決済しなくても自動付帯にて5,000万円まで保険が適用されますが、ANA便をカード利用した海外出張の場合は1億円まで保険が適用されます。
したがって、マイル獲得と保険内容を考慮してもANAの航空機を使うのがおすすめです。
ANA JCB法人カード(ワイド)
☆年会費11,750円
☆ボーナスマイル特典
☆充実した付帯保険
詳細
ワイドワールドと同じく2,000マイルの入会ボーナスと毎年継続時ボーナスが付いてきます。海外旅行保険も障害・疾病治療、賠償責任、携行品損害を始め充実しております。
ただ、ワイドゴールドカードと違い、国内旅行保険・国内海外航空機遅延保険・ショッピング保険は付いていません。
ANA JCB法人カード(一般)
☆年会費2,250円(初年度無料)
☆入会・継続ボーナスあり
詳細
ワイド・ワイドゴールドカードと違い、年会費が安い分マイルのボーナスや旅行保険も充実はしていません。
ただ、年会費は払いたくないけどマイルはきちんと貯めていきたいという法人の方にはおススメです。
JAL法人カード(普通)
☆年会費2,200円(税込)
☆入会搭乗ボーナス(最大1,000マイル)
☆毎年初回搭乗ボーナス(最大1,000マイル)
詳細
JALグループ便の搭乗でボーナスマイルがどんどん溜まります。
ただ、連帯カード会社のオリジナルポイントを除き、ショッピングマイルは加算されないというデメリットがあります。さらに大きなメリットを感じるためには、「ツアープレミアム」に登録してみて下さい。合計で区間マイル100%分のボーナスマイルが加算されます。
また、「JALビジネスきっぷ」を利用すればもっと賢くマイルを貯めていくことが可能です。当日予約・変更が可能となっており、予定が急に変わってしまった時も安心です。
また、オンラインでの申し込みは出来ず、電話で入会申込書を請求する形になります。
2017年7月28日現在、JAL・JCB法人カードの新規の申込受付は停止しております。
JAL法人カード(CLUB-Aカード)
☆年会費11,000円(税込)
☆フライトマイル・ボーナスマイルの充実
☆ビジネスカウンターでスマートチェックイン可
詳細
JAL法人カードCLUB-Aは、普通カードと5倍も値段が違いちょっと遠慮がちになってしまうかもしれません。でも、このカードは最高5,000万円の国内・海外旅行保険が自動付帯していますので、国内・海外への出張が頻繁にあるビジネスマンには安心の一枚だと思います。
また、このカードにはショッピングマイルは貯まりません。その代わりに「DCハッピープレゼント」のポイントが貯まります。還元率も0.5%と法人カードとしては十分の還元率となっています。
また、オンラインでの申し込みは出来ず、電話で入会申込書を請求する形になります。
2017年7月28日現在、JAL・JCB法人カードの新規の申込受付は停止しております。
3.まとめ
今回は、年会費無料と有料に分けて法人カードを紹介しました。
あまり年会費をケチっていると、サービス内容が乏しいカードであったり、ポイントが付かないカードであることもあります。
自分の使用用途をよく確認して、適切な法人カードを手に入れましょう。