法人カードの審査において個人の信用は関係ないと思っている方はいませんか?
大企業であれば会社の信用が十分にあって、個人まで目を当てることはないかもしれません。
しかし、中小企業やベンチャー企業、個人事業主はそうはいきませんよね。
今回は、法人カードの審査と個人の関係について説明していきたいと思います。
1.見られているのは代表者の信用情報
起業後3年間は経営が不安定で法人カードを作るのは難しいと言われていますが、人によっては起業直後でも法人カードは作れます。
つまり、法人カードの審査で年商や利益などはほぼ見られていないと考えることも出来ます。
じゃあ何が重要なのかというと、経営者本人の個人信用情報です。
その人が属する会社で判断出来かねる場合は、代表者の個人信用情報に基づいて審査されます。
個人信用情報とは、金融機関同士で共有している個人の債務状況です。
具体的には、カードローンやクレジットカードのキャッシングなどの借入金額、借入状況、返済履歴、返済事故履歴などのことを指します。
代表者本人が
- 債務整理や自己破産の過去を持っている
- 借入件数や借入額が多い
- 返済遅延・滞納の回数が多い
などの場合は、法人カードの審査に大きく影響してしまいます。
2.審査落ちしないための対策
上記の場合に当てはまっていたら、もう個人信用情報を変えるしかありません。
例えば、
- 借入件数や借入額を減らす
- 遅延履歴が消えるまで待つ(直近24カ月が記載)
- 返済事故情報が消えるまで待つ(5年間)
などが考えられます。
ただ、「そこまで待てないよ」とならないためにも、日々のお金のやりくりを気を付けましょう。
3.審査が通りやすいおススメ法人カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
詳細
アメリカン・エキスプレス(通称:アメックス)はステータスの高いカードとして有名ですね。
気になる利用限度額は特に決まっていなく、個々のカード会員の利用状況や支払い状況などによって変わって来ます。
また、アメックスということもあり、保険関係も充実しております。海外旅行保険は最高1億円で家族も保障されたり、しかも自動付帯でもっているだけで利用することができます。
一つ気になる点は年会費が高いところですね。
年会費分のサービスは充実していますが、もし高く感じられるなら他の法人カードの申込を優先した方が良いと思います。
JCB法人カード
詳細
JCB法人カードは、固定電話が必ず必要となります。
また、個人事業主でも持つことが出来るため、多くの方が使えるビジネスカードだと言えます。
楽天ビジネスカード
詳細
楽天ビジネスカードは、法人カードにステータスは一切求めず、利便性のみを追求している人におすすめのカードになります。
VISAブランドであるため、国内でクレジットカードが利用出来る場所であれば、ほぼ間違いなく利用できるカードになります。
また、年会費は2,200円(税込)と安くポイント還元率は1.0%と高いため、非常にコスパの高い法人カードと言えます。
4.まとめ
今回は法人カードの審査と個人の関係について説明しました。
法人だからといって、会社の状況のみで審査が行われるわけではありません。
携帯電話の割賦払いなど小さなことかもしれませんが、個人信用情報に影響するので払い忘れないようにしましょう。