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法人カード
起業直後でも通りやすい法人カードはある!?おススメの4選をご紹介。

法人カード 起業

起業後まず初めにするべきことは銀行口座の開設ですよね。

銀行口座の開設の後は、やはり法人カードの発行ではありませんか?

何かとインターネットサービスを利用する上で、クレジットカードでの決済は必要になります。

ただ、法人の向けのクレジットカードは、多くの場合審査が少し厳しめになっており、起業直後の法人に簡単にカードを発行させてはくれません。

今回は、そんな審査の通りづらいと言われている法人カードですが、企業直後でも比較的審査の通りやすいカードを紹介いたします。

1.法人カードが必要な理由

細かい理由を挙げればキリがないのですが、一番の理由はやはり経理の簡略化です。

社長や社員個人のクレジットカードを使っていては、結局めんどくさい精算作業が必要となりますよね。

法人カードを持っていると、法人口座から使ったお金は引き落とされるので、そういった精算作業はグッと減ります。

社員の数が増えたとしても、従業員カードを追加することで一人一人の利用明細は把握できます。

時々従業員の不正を心配して持たせられない経営者の方がいますが、カード毎の明細が残るのでもし不正利用したとしてもバレバレです。

2.審査を通るためのポイント

審査を通るためのポイントは大きく分けて3つあります。

① 選ぶ法人カードの種類

これは最も重要なポイントです。

ご存知の方もいると思いますが、個人カードでも法人カードでもカードの発行には難易度というものがあります。

プラチナの輝きがカッコいいからといい、起業直後に申し込んでも通常審査は通りません。

したがって、前例にならって通る可能性が高い法人カードを選ぶ必要があります。

起業直後でも審査に通る可能性が高いカードは第3章でご紹介いたしますので、是非参考にしてみて下さい。

② 固定電話を持つ

最近では、携帯の電話番号を法人電話番号として使っている企業もあります。

ただ法人カード発行の観点からすると、固定の電話番号を持っておくことは審査に有利に働きます

今後ビジネスが拡大していくとなると固定電話は必須となりますので、もし携帯電話しかない方はこの際に固定電話を契約してみてはいかがでしょうか?

③ 社長のクレジットヒストリー

クレジットヒストリーとは、通称「クレヒス」と呼ばれており、今までのクレジットカードの利用状況です。

信用情報機関(CIC、JICC、KSCという機関が有名)に契約に関する様々な情報が登録・更新されています。

起業直後で法人カードを作る場合は、会社の信用はないのは当然です。

そうなると、判断材料は個人の信用に頼るしかありませんよね。

通常、法人カード発行会社は、会社の代表となる社長のクレジットヒストリーを見て、信用できるかできないかを判断しています。

代表者が「数年前に自己破産したばかり」という状況だと、どんなに審査の緩い法人カードだとしても発行はかなり厳しくなりますね。

3.起業直後でも発行できるおススメの法人カード

上記のポイントを踏まえたうえで、最も重要である起業直後に発行しやすい法人カードを3つおススメしたいと思います。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード メイン

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード 年会費

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アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード ポイント

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アメリカン・エキスプレス(通称:アメックス)はステータスの高いカードとして有名ですね。

気になる利用限度額は特に決まっていなく、個々のカード会員の利用状況や支払い状況などによって変わって来ます。

また、アメックスということもあり、保険関係も充実しております。海外旅行保険は最高1億円で家族も保障されたり、しかも自動付帯でもっているだけで利用することができます。

一つ気になる点は年会費が高いところですね。

年会費分のサービスは充実していますが、もし高く感じられるなら他の法人カードの申込を優先した方が良いと思います。

JCB一般法人カード

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JCB法人カードの場合は「固定電話が必須」となっていますので、固定電話の用意が必要です。

JCBのプロパーカードということもあり、ゴールド法人カード、プラチナ法人カードとどんどんステータスアップすることが可能です。

他にもポイントが0.5%で貯まったりと、この年会費を考えると充実度は高めです。

楽天ビジネスカード

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カード利用ごとに楽天市場等でお馴染みの「楽天スーパーポイント」が100円につき1ポイント貯まります。

貯めたポイントは1ポイント1円相当で、楽天で使うことはもちろん、提携ポイントやマイルとも交換可能です。

さらに、海外・国内旅行保険が付帯し、世界中の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」を発行できてこの年会費というのは、ずば抜けたコストパフォーマンスを誇っています。

ただ、楽天ビジネスカードを発行するには楽天プレミアムカード(年会費11,000円(税込))も発行する必要があるところだけ注意してください。

EX Gold for Biz

オリコカードビジネスの券面と紹介の画像

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EX Gold for Bizyは、電子マネー(iD×QUICPay)の付帯が無くなり、 コンタクトレス決済が可能となります。

ポイントも貯まり、カードショッピング1,000円につき1スマイルポイント貯まります。スマイルポイントは幅広く交換できるのでポイントの使い道には困りません。

また、MasterCardビジネスアシストまたはVISAビジネスオファー付帯のゴールドビジネスカードにより、日本国内だけでなく海外でも様々な特典が受けられます。

さらに、死亡・後遺障害保険だけの額を見ると低いと感じてしまうかもしれませんが、そのほかの障害治療保険や疾病治療保険、携行品損害や賠償責任など多くの補償をカバーしてくれています。

年会費・ポイント・使いやすさのなどを総合的にみておすすめな法人カードとなっています。

4.まとめ

今回は起業直後でも発行できる可能性の高い法人カードをご紹介しました。

ブランドの好みもあると思ったので、アメックス・JCB・VISA・MasterCardとそれぞれからの抜粋です。

この中に全く気に入ったものがなかった方でも、最初は発行しやすい法人カードを作り、ある程度信用できるクレジットヒストリーを作り上げてください。

そして、2,3年後自分好みの法人カードを発行することをおすすめします!

 

監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

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