法人カードを選ぼうとインターネットで探してみても、種類が多すぎて結局どれにすればいいのかわからなかったことはありませんか?
年会費や月にいくら使うか、保険がいるか否か、ポイント還元率などの選び方がありますが、そんな細かく決まってないけど、とにかく法人カードが欲しいという方も多いですよね。
今回は、クレジットカード国際ブランドの流通量No.1であるVISAに絞って、法人カードを見ていきたいと思います。
まずは王道のVISAで法人カードデビューを考えてみて下さい!
1.法人カードの基礎知識
2.国際ブランドVISAについて
3.VISAブランド法人カードのメリット
4.VISAブランド法人カードのデメリット
5.VISAブランドのおすすめ法人カード
6.まとめ
1.法人カードの基礎知識
法人カードとは法人(企業や個人事業主)向けに発行されているクレジットカードのことです。
法人カードには、ビジネスカード、コーポレートカード、法人向けカードなどと呼び方が様々ありますが、ほとんどの方がごちゃまぜに使っています。
ただ、一応使われている傾向がありますので、呼び方が気になる方はこちらを参考にしてください
→法人カード・ビジネスカード・コーポレートカードの違いをまとめてみた。
また、通常のクレジットカード(個人カード)については、こちらを参考にしてみてください。
→たった7分でクレジットカードとは何かかがわかる!クレカ講座
2.国際ブランドVISAについて
国際ブランドはビザ(VISA)、マスターカード(MasterCard)、ジェーシービー(JCB)、アメリカン・エキスプレス(American Express)、ダイナース(Diners Club)の5つのことであり、このブランドによって店舗やECサイトでクレジットカードが使えるかどうかが決まります。
国際ブランドVISAは、2016年時点で世界シェアNo.1を誇るカードブランドです。
世界で200ヶ国以上、4000万店以上もの加盟店を誇り、VISAを持っていればクレジット決済は間違いなくできると言われているほどです。
利便性ではVISAが間違いなくトップに君臨すると言っても過言ではありません。
3.VISAブランド法人カードのメリット
海外でも使える
これがVISAブランドのクレジットカードを発行する一番のメリットです。
せっかく海外に持って行ったのにクレジット払いが拒否されて払えなくなるなんて残念ですよね。
特に海外では交通手段やホテル、外食など結構な額の支払いがかさみます。
VISAブランドは全世界で流通していますが、VISAは特にアメリカ方面に強く、MasterCardはヨーロッパに強いと言われています。
もしもの時のために2枚目はMasterCardを持っていると更に安心ですね。
ブランドが認知されている
ブランドが認知されていることで、日本はもちろん海外でカードを使って支払うときに怪しまれません。
日本人があまり行かない国でJCBのクレジットカードを使おうとすると、そもそもクレジットカードだと思ってくれないこともあるそうです。
世界No.1の流通量・認知度であることで店の方も安心してカード払いを受け付けてくれます。
加盟店に優しい
こちらは特に気にすることでもないのですが、カード払いをすると店舗側はカード会社に手数料を2~6%ほど払います。
VISAを使うにしても店側は2~3%の手数料を払わなければいけないのですが、アメックスやダイナースは4~5%以上となっております。
たかが2、3%の違いかもしれませんが、店にとっては結構手数料で圧迫されることもあるようです。
安いお買い物をしたときには、できるだけVISAで払ってあげると店側も嬉しいですね。
4.VISAブランド法人カードのデメリット
特にデメリットはないと言っても大丈夫ですが、気になる人のために載せておきました。
流通量が多い=珍しくない=ステータスは低い?
クレジットカードのステータスを気にする人であれば、みんなが持っているVISAのブランドではステータスが低く感じてしまうかもしれません。
人とは違ったものを持ちたいという「変わり者好き」の方でしたらダイナースやアメックスの方が合っていると思いますが、VISAカードにもステータスが高いものがたくさんありますので誤解はしないでくださいね。
選択肢が狭い
当たり前ですが、VISAで絞ってからどの種類の法人カードにしようかなと考えると、かなり選択肢は狭まります。
ただでさえ選択肢があまりない法人カードですから、そこをプラスに考えると、迷うことなくカードを選べるかもしれませんね!
5.VISAブランドのおすすめ法人カード
三井住友ビジネスカード for Owners
詳細
こちらが一般的な三井住友カードになります。
特筆すべきは、年会費の安さです。ここまでの信頼とステータスを備えながら、年会費を1,250円に抑えています。
また、プラスEX・航空券チケットレス発券サービスにより国内出張も便利ですね。
さらに海外に出張のある方にも、VJデスク・エアライン&ホテルデスクなどが利用できるので、安心して海外へ飛び立つことができます。
福利厚生サービスの優待もありますので、様々な契約宿泊施設を割引料金でご利用することができますね。
ゴールドカードまでの手厚さはいらないけど、とりあえず信頼のおける法人カードを作っておきたいという方には非常におすすめです。
三井住友ビジネスゴールドカード for Owners
詳細
三井住友ビジネスカード/三井住友カード(一般)に付帯しているサービスは完全に網羅しています。
ゴールドカードになると海外旅行保険が自動付帯で、国内旅行保険が利用付帯となります。さらに、海外旅行保険金は最高5,000万円までアップするという補償の充実度は段違いです。
ほかにもゴールドカードの特権である空港ラウンジサービスもついており、出張があっても比較的快適に過ごせると思います。
三井住友カード(一般)よりも海外向けに充実しており、海外への出張が多い会社はゴールドカード以上の発行をおすすめします。
三井住友ビジネスプラチナカード for Owners
詳細
ゴールドカードでは物足りないという方のために、三井住友法人カード最上級のプラチナカードがあります。
ほとんどのプラチナカードは、インビテーション(招待)を受けない限り発行することはできませんが、こちらのカードは直接申し込むことも可能です。
サービスはあり過ぎて書ききれませんが、代表的なものを記しておきます。
- コース料理が1名無料、プラチナグルメクーポン
- コンシェルジェデスク
- プライオリティパス
- ギフトカード
- 最高1億円の旅行保険
ステータスの高さもさることながら、コンシェルジュデスクやプライオリティパスといったプラチナカードならではのサービスが充実しており、コストパフォーマンスは非常に高いです。
1枚目の50,000円+税はプラチナカードとしては妥当な値段ですが、2枚目以降は5,000円+税とプラチナカードとしては破格の値段です。
原則として20名以下となっていますが、社員全員にプラチナカードを持たせることも可能です。
EX Gold for Biz
詳細
EX Gold for Bizは、電子マネー(iD×QUICPay)の付帯が無くなり、コンタクトレス決済が可能となります。
ポイントも貯まり、カードショッピング1,000円につき1スマイルポイント貯まります。スマイルポイントは幅広く交換できるのでポイントの使い道には困りません。
また、MasterCardビジネスアシストまたはVISAビジネスオファー付帯のゴールドビジネスカードにより、日本国内だけでなく海外でも様々な特典が受けられます。
さらに、死亡・後遺障害保険だけの額を見ると低いと感じてしまうかもしれませんが、そのほかの障害治療保険や疾病治療保険、携行品損害や賠償責任など多くの補償をカバーしてくれています。
年会費・ポイント・使いやすさのなどを総合的にみておすすめな法人カードとなっています。
楽天ビジネスカード
詳細
カード利用ごとに楽天市場等でお馴染みの「楽天スーパーポイント」が100円につき1ポイント貯まります。貯めたポイントは1ポイント1円相当で、楽天で使うことはもちろん、提携ポイントやマイルとも交換可能です。
さらに、海外・国内旅行保険が付帯し、世界中の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」を発行できてこの年会費というのは、ずば抜けたコストパフォーマンスを誇っています。
ただ、従業員用の追加カードが発行できない点だけは注意しておきましょう。個人利用の法人カードとしてはかなりおススメです。
6.まとめ
今回は国際ブランドVISAに絞って、おすすめの法人カードを紹介しました。
個人カードの1枚目は、安心のVISAがいいと言われています。
法人カードも1枚目は安心を選んで、VISAで発行してみてはいかがでしょうか?