HOME  クレジットカード部  キャッシングキャッシングのデメリットとは?損する前に知りたい6つのデメリット

キャッシング
キャッシングのデメリットとは?損する前に知りたい6つのデメリット

キャッシング デメリット

クレジットカードのキャッシングは、すぐに現金を借りる事ができるので非常に便利ですが、怖くて使えないという方は非常に多いです。

また、金利はカードローンと大して変わらないのに、あえてカードローンを利用する人も多いため、キャッシングならではのデメリットって気になりますよね。

そこで今回は、キャッシングのデメリットについて、徹底的にご紹介していきます。

初めて利用する時には怖く感じるキャッシングですが、リスクやデメリットを理解した上で利用すれば、便利に使いこなす事ができます。

目次
1.クレジットカードのキャッシングとは
2.キャッシングの6つのデメリット
デメリット1.借金している感覚が薄れがち
デメリット2.多額の借入には向いていない
デメリット3.ショッピングリボより金利が高め
デメリット4.キャッシングは補償されない
デメリット5.延滞を繰り返していると大型ローンが組めない
デメリット6.キャッシング枠は使わなくても借金とみなされる
3.キャッシングのメリット
4.まとめ

1.クレジットカードのキャッシングとは

キャッシングとは、クレジットカードでお金を借りる事が出来るサービスです。

ほとんどのクレジットカードにはキャッシング機能がついており、コンビニの提携ATMCD(キャッシュディスペンサー)を利用してすぐにお金を借りることが出来ます。

クレジットカードのキャッシングとは

キャッシングについては、「もう怖くない!クレジットカードのキャッシングがまるわかり」を参考にしてみて下さい。

2.キャッシングの6つのデメリット

便利で簡単なキャッシングですが、主に次の6つのデメリットが挙げられます。

キャッシングの6つのデメリット

デメリット1.借金している感覚が薄れがち

キャッシングに限らず、カードローン(プロミスやアコム)にも言える事ですが、キャッシングでお金を借りるのは非常に簡単ですので、何度も利用していると、自分の口座からお金を下ろしているような感覚になります。

キャッシングは1回目の借り入れに対し、2回目以降は一気に心理的ハードルが下がってしまうため、「借金をしている」という認識を強く持たないと、長期的に借入してしまう可能性があります。

カードローンについては、「カードローンの仕組みが簡単に分かる!3つの特徴と7つの仕組み」で詳しくご紹介しています。

デメリット2.多額の借入には向いていない

キャッシングは、短期的な借入には向いていますが、長期的な借入には向いていません

ですので、1括で返済するのが難しいような金額を借りる際は、利用しない方が無難と言えます。

イメージ的には、「最低限の交友費を残して、全額返済したとしても返済しきれない金額」を借りる場合は、カードローンの方がおすすめです。

カードローンとキャッシングの違いは、「キャッシングとカードローンの違いとおすすめの借入方法」で詳しくご紹介しています。

~利用限度額に注意~

キャッシングではなく、カードローンをおすすめする理由の1つに、ショッピング枠キャッシング枠の関係があります。

例えば「ショッピング枠50万円、キャッシング枠30万円」という場合、合計で80万円使えるわけではなく、トータルで50万円しか利用する事ができません

例えば、ショッピングで40万円利用しているとすると、30万円分の枠がありますが、実際にキャッシングで利用できるのは10万円になります。
※逆に、キャッシング枠で30万円使ってしまうと、ショッピングでは20万円しか使えません。

ショッピング枠とキャッシング枠

デメリット3.ショッピングリボより金利が高め

クレジットカードには、ショッピングリボキャッシングリボがあります。

ショッピングリボは、「1括で購入できない商品を、カード会社に立て替えてもらい、返済していく」方法になります。

一方、キャッシングリボは、「現金をカード会社から借り、返済していく」方法になります。

どちらもカード会社からお金を借りる事で間違いないのですが、必ずキャッシング枠の方が3%ほど高金利に設定されており、損してしまいます。

ショッピングリボとキャッシングリボの違いについては、「クレジットカードのショッピングリボとキャッシングリボの違いを解説!」でご紹介しています。

デメリット4.キャッシングは補償されない

クレジットカードの盗難に遭った場合、ショッピングの被害はカード会社が補償してくれますが、キャッシングを不正利用された場合、一般的には補償されないことが多いです。

というのも、キャッシングを利用するには暗証番号が必要で、その暗証番号は個人管理、つまり保有者のみしか知り得ない情報になります。

これが不正利用されてしまった場合は、個人の責任とするというのが基本的な考え方になるからです。

デメリット5.延滞を繰り返していると大型ローンが組めない

キャッシングを利用して延滞を繰り返してしまった場合ですが、大型ローンを組みにくくなる可能性があります。

もちろん、毎月の返済日にきちんと返済できていれば、大型ローンが組めなくなるどころか、組む際に有利になる事すらあります。

当たり前の話ですが、10万円の返済すらしっかりできない人には、100万円も貸したくないですよね。

デメリット6.キャッシング枠は使わなくても借金とみなされる

金融機関の中には、キャッシング枠を「借金」とみなすところがあります。

というのも、「キャッシング枠があればいつでもお金を借りれるため、借金をしているのと変わらない」と判断されてしまうからです。

~キャッシング枠は不要なら外せる~

クレジットカードのメイン機能はショッピング機能ですので、キャッシング機能は外すことができます。

キャッシングを使うことがない・借金は絶対にしたくない・不正利用されたくない場合は、初めから外しておくかゼロにすることをおすすめします。

クレジットカード会社に電話をして「キャッシング機能を外してほしい」と言えばすぐに変更してくれますよ。

3.キャッシングのメリット

これまで、キャッシングの悪い部分ばかりご紹介してきましたが、もちろんキャッシングにはメリットもあります。

  • 審査時間がない
  • いつでも利用できる

このようなメリットが有名ですが、実は海外の現地通貨を手に入れられることが、キャッシングの最も大きなメリットになります。

キャッシングは海外でも利用でき、両替手数料などが発生しないため、最もお得に現地通貨を手に入れる事ができます

メリットについては「キャッシングは怖くない!キャッシングのメリットを賢く活用しよう!」で詳しくご紹介しています。

4.まとめ

キャッシングのデメリットやリスクについて触れてきましたが、いかがでしたでしょうか。

何事にもメリットとデメリットはあるものですが、デメリットやそのリスクを知った上で利用することはとても大切なことだと思います。

キャッシングは簡単で便利!いざと言う時にとても頼りになるサービスですので、上手ににキャッシングと付き合って下さいね。

監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

詳細プロフィール