カードローンの借り換えを行う事でどのくらいメリットがあるかどうかは、非常に気になると思います。
というのも、借り換えた方がお得とわかっていても、借り換え先の審査を受けたり、審査に落ちてしまう事を考えると、とても面倒に感じてしまうはずだからです。
そこで今回は、カードローンの借り換えによるメリットはもちろん、番外編として実際に金利によってどれだけ支払う利息が変わってくるのかというのを図にしましたので、参考にしてみてください。
0.借り換えとは借入先の乗り換えのことである
1.カードローン借り換えの3つのメリット
メリット1.支払う利息が少なくなる
メリット2.毎月の返済額に占める元金の割合が大きくなる
メリット3.返済総額や返済期間が短くなる
2.借り換えは総量規制の対象外
3.1度低くなった金利は変化しない
4.おすすめの借り換え先
5.まとめ
~番外編~金利と返済期間による利息差
0.借り換えとは借入先の乗り換えのことである
カードローンの借り換えとは、借入先をA社からB社に乗り換える事であり、複数ある借入先を1つにまとめるものではありません。
借り換え
おまとめローン
そのため、複数ある借入先を1つにまとめたい(いわゆるおまとめローン)について知りたい場合は、「おまとめローンの仕組みと利用法が6分でわかるおまとめ講座」を参考にしてみてください。
1.カードローン借り換えの3つのメリット
カードローンの借り換えには、主に3つのメリットがあります。
- メリット1.支払う利息が少なくなる
- メリット2.毎月の返済額に占める元金の割合が大きくなる
- メリット3.返済総額や返済期間が短くなる
メリット1.支払う利息が少なくなる
カードローンを借り換えは、金利の高いカードローンから金利の低いカードローンに借り入れ先を乗り越える事ですので、当然支払う利息が少なくなります。
30万円借りていた場合、金利18%と12%では、1か月に支払う利息が1,480円変わってきます。
もちろん、借入額や金利の差が大きくなればなるだけ、支払う利息はどんどん少なくなります。
メリット2.毎月の返済額に占める元金の割合が大きくなる
支払う利息が少なくなるため、毎月の返済額が同じでも、返済額に占める元金の割合が大きくなります。
例えば、30万円借金していて毎月1万円ずつ返済した場合、金利18%と12%では次の図のように元金の減りが変わってきます。
※100円以下を5捨6入しています。
このように、毎月1,000円も多く元金を返済していけます。
メリット3.返済総額や返済期間が短くなる
毎月の返済にかかる元金の割合が大きくなるという事は、返済する総額や返済期間が短くなるという事です。
30万円の借金を毎月1万円ずつ返済した場合、次の表のように返済総額や期間が変わってきます。
× | 年利18% | 年利12% | ||||
期間 | 利息 | 支払額 | 残金 | 利息 | 支払額 | 残金 |
1か月後 | 4,500円 | 10,000円 | 294,500円 | 3,000円 | 10,000円 | 293,000円 |
2か月後 | 4,417円 | 10,000円 | 283,451円 | 2,930円 | 10,000円 | 285,930円 |
3か月後 | 4,333円 | 10,000円 | 275,104円 | 2,859円 | 10,000円 | 278,789円 |
・・・・ | ・・・・ | ・・・・ | ・・・・ | ・・・・ | ・・・・ | ・・・・ |
36か月後 | 738円 | 10,000円 | 39,960円 | 83円 | 8440円 | 完済 |
41か月後 | 22円 | 10,000円 | 完済 | × | × | × |
合計 | 101,523円 | 401,523円 | × | 58,440円 | 358,440円 | × |
※先ほどの図は100円で五捨六入しているため、少し数値が異なっています。
このように、返済期間は5カ月短くなり、返済額は4万円以上お得になります。
毎月の返済額に占める元金の割合が大きくなりますので、借り換えをすることで、毎月の返済額を減らすことも可能ですが、利息をきちんと計算した上で返済額を減らさないと、借り換えする前より借金の返済総額が大きくなってしまうリスクがあります。
ポイントは、借り換え前より元金の返済額を減らさないという事になります。
2.借り換えは総量規制の対象外
現在、消費者金融からお金を借りる場合、総量規制という概念から、年収の3分の1以上のお金は借りれないというルールがあります。
しかし、借金の借り換えを行う場合は、この総量規制というものを気にしなくて良いというルールがあるため、年収の3分の1以上のお金を借りる事ができます。
3.1度低くなった金利は変化しない
カードローンの借り換えでは、1度低くなった金利が高くなるという事はありません。
そうした意味では、変動金利ではなく固定金利と言えます。
※変動金利と固定金利の正確な意味は違います。
借金の金利は、借金の総額が多くなれば多くなるほど低くなります。
借金の返済では、最初に決まった最も低い金利に固定されるため、借金の総額が減っても金利が上がるということは基本的にありません。
今回は、固定金利と変動金利を次のような意味合いで使いました。
固定金利:借金の総額に関係なく最初の金利が固定される
変動金利:借金の総額が少なくなるにつれて金利が高くなる
しかし、固定金利と変動金利の正確な意味は次のようになります。
固定金利:景気に関係なく借入金額に対する金利が一定
変動金利:景気によって借入金額に対する金利が変化する
4.おすすめの借り換え先
それでは、おすすめの借り換え先を3社ご紹介します。
Mr.カードローン プレミアム
みずほ銀行カードローン
5.まとめ
最後に、今回の内容を簡単にまとめていきます。
カードローンの借り換えによるメリットは、金利を低くすることにより次の3つが挙げられます。
- メリット1.支払う利息が少なくなる
- メリット2.毎月の返済額に占める元金の割合が大きくなる
- メリット3.返済総額や返済期間が短くなる
借り換えをすることで確実に支払う金利は少なくなるため、1度は挑戦していることをおすすめします。
~番外編~金利と返済期間による利息差
金利と返済期間による利息差を20万円の借金を例に並べてみましたので、参考にしてみてください。
利息の計算方法については、「利息の計算方法~年利と利息の関係~」を参考にしてみてください。