カードローンを借り換えは、ものすごくお得な感じがしますが、デメリットはないのか気になりますよね。
実際、デメリットと言えばデメリットになることが2点だけあります。
逆を言えば、その点だけ気をつける事ができれば、カードローンの借り換えはお得なものになります。
そこで今回は、カードローンの借り換えのデメリットをはじめ、借り換えの際に気になる審査や利息、総量規制についてもお話ししていきます。
0.カードローンの借り換えは借入先の乗り換え
1.カードローンの借り換えの2つのデメリット
デメリット1.返済総額が増えてしまう可能性がある
デメリット2.追加の借入ができなくなる可能性がある
2.銀行と消費者金融のカードローンの違い
3.借り換えの際の3つの疑問
疑問1.総量規制って借り換えと関係あるの?
疑問2.借り換えの審査は難しい?
疑問3.実際どれだけお得なの?
4.まとめ
~番外編~おすすめの借り換え先カードローン
0.カードローンの借り換えは借入先の乗り換え
カードローンの借り換えは借入先の乗り換えになります。
借り換えはおまとめローンと混同しがちですが、上記の図のようにA社からB社に乗り換える事が、カードローンの借り換えになります。
下記の図のように、複数ある借入先を1社にまとめる事をおまとめローンと言います。
おまとめローンについては、「おまとめローンの仕組みと利用法が6分でわかるおまとめ講座」で詳しく説明していますので、複数の借入先がある場合は、こちらを参考にしてみてください。
1.カードローンの借り換えの2つのデメリット
カードローンの借り換えには、次の2つのデメリットがあります。
- デメリット1.返済総額が増えてしまう可能性がある
- デメリット2.追加の借入ができなくなる可能性がある
借り換えの場合、デメリットと言ってもちょっと注意するだけで、そのデメリットを無くすことが出来ますので、基本的にカードローンの借り換えができるのであれば、やった方がお得になります。
デメリット1.返済総額が増えてしまう可能性がある
カードローンの借り換えは、間違った使い方をしてしまうと、返済総額が借り換え前より増えてしまう危険があります。
通常カードローンの借り換えでは、金利の高いローン会社から低いローン会社に借入先を変更するため、支払う利息は少なくなり、返済総額も少なくなります。
※借金を30万円と仮定した図になります。
しかし、金利が少なくなったことに安心し、毎月の返済額を少なくしてしまうと、借り換え前より、かえって借金が増えてしまいます。
※借金を30万円と仮定した図になります。
借り換えを行った後、借り換え前より損しないためには、元金の返済額を同じにすることになります。
先程の図で言うと、少なくとも元金の6,000円分(計9,000円)の返済をしておくと、借り換え前より返済総額が大きくなるという事はありません。
デメリット2.追加の借入ができなくなる可能性がある
借り換え先に用いるカードローンは、フリーローンと借り換え専用ローンの2種類があり、借り換え専用のカードローンを使って借り換えを行うと、新たな借入が出来なくなってしまいます。
そのため、新たな借入を行うためには、フリーローンを使った借り換えをする必要があります。
借り換え専用ローンとフリーローンには、新たな借り入れが出来るか出来ないかの違いしかありません。
そのため、新たな借り入れをするかしないかで、借り換え専用ローンかフリーローンかを選ぶことになります。
2.銀行と消費者金融のカードローンの違い
銀行のカードローンと消費者金融のカードローンの違いは、金利の低さと借り換え専用ローンがあるかどうかになります。
基本的に、銀行のカードローンを利用した方がお得にお金を借りる事ができるため、私は銀行のフリーローンをおすすめしています。
3.借り換えの際の3つの疑問
カードローンの借り換えの際には、次の3つが疑問になると思います。
- 疑問1.総量規制って借り換えと関係あるの?
- 疑問2.借り換えの審査は難しい?
- 疑問3.実際どれだけお得なの?
疑問1.総量規制って借り換えと関係あるの?
総量規制とは、消費者金融は年収の3分の1までしかお金を貸してはならないというルールになります(銀行にはこのルールはありません)。
これは、借金地獄が原因で自殺やヤミ金に手を出す人を、少しでも少なくするために作られたルールです。
基本的に借り換えは、借金返済を少しでも楽にするためにあるので、自殺やヤミ金に手を出させないのに一役かっています。
そのため、カードローンの借り換えには総量規制は一切関係ありません。
疑問2.借り換えの審査は難しい?
借り換えの場合、おまとめローンとは違い、審査はそこまで難しくありません。
借り換えは、1社からしかお金を借りていない場合がほとんどですので、借金の金額に関係なくマイナス評価がほとんど付きにくいです。
また最近は、銀行がカードローンのCMやキャンペーンを頻繁に行っており、新規顧客の獲得に励んでいる関係もあり、消費者金融から銀行への借り換えは思った以上に容易に行えます。
そのため、自分の属性に自信がなかったとしても、挑戦してみる価値は十分にあります。
カードローンの審査に関しては、「カードローンの審査基準と審査に通る2つのコツと裏ワザ」で詳しくお話ししています。
疑問3.実際どれだけお得なの?
例えば、20万円の借金をしており、年利18%の消費者金融から15%の銀行に借り換えをおこなって2年かけて返済した場合、7,954円ほどお得になります。
20万円でこの差ですから、金額や金利差が大きくなればなるだけ、どんどんお得度が増していきます。
詳細な計算データは、「カードローンの借り換えによるメリットは何?金利による利息差を徹底解説」の「番外編」の部分に記載していますので、興味があれば確認してみてください。
4.まとめ
最後に今回の内容を簡単にまとめていきます。
カードローンの借り換えには、次の2つのデメリットがあります。
- デメリット1.返済総額が増えてしまう可能性がある
- デメリット2.追加の借入ができなくなる可能性がある
しかし、これらのデメリットは必ずあるものではなく、きちんと対処することで取り除けるものになります。
そのため、カードローンの借り換えを検討する上で、デメリットはそこまで気にする必要はありません。
~番外編~おすすめの借り換え先カードローン
最後に、おすすめの借り換え先を2社だけご紹介しておきます。
Mr.カードローン プレミア
最高年利が7.99%と圧倒的に低くく、消費者金融からの借り換えでは、利息が半分以下になる可能性も十分にあります。
そのため、利息が厳しいと感じている人には、とてもおすすめなカードローンになります。
ただ、このカードローンにはスタンダードコースもあり、申し込みの段階でプレミアを選択することは出来ず、審査に通った後でしかプレミアかスタンダードかを確認することが出来ないので注意が必要です。