無職がカードローンの審査に通るのは正直厳しいです。
理由は無職だと返済能力が不足しており、貸し倒れリスクが高いからです。
しかし無職でもカードローンの審査に通過する方法はあります。
ポイントはカードローンの審査内容よりも、どのカードローンに申し込むかです。
無職の人は地方銀行やネット銀行のカードローンを申し込みましょう。
また専業主婦や年金受給者であれば、専用のカードローンがある信用金庫カードローンもおすすめです。
本記事ではその中でも特におすすめのカードローンを具体的に紹介します。
無職でも審査に通るカードローンを具体的に紹介
なぜ無職でも審査に通るカードローンは銀行系・信用金庫系なのか
なぜ無職でも審査に通るカードローンに無職の種類で違いがあるのか
なぜメガバンクは無職だと審査に通らないのか
無職がカードローン審査で注意すべきこと
無職がカードローン審査などで絶対にやってはいけないこと
【まとめ】無職が審査に通過するためにはカードローンを選ぶこと
【補足】無職がカードローン以外にお金を集める方法を状況別に紹介
無職でも審査に通るカードローンを具体的に紹介
無職でも審査に通るカードローンは銀行カードローンもしくは信用金庫カードローンです。
しかし銀行カードローンや信用金庫カードローンでも最近審査が厳しくなっています。
そこで今回は特に無職でも審査に通りやすいカードローンをまとめました。
無職でも審査に通りやすい銀行カードローン一覧
- セブン銀行カードローン
- 伊予銀行カードローン
- 西日本シティ銀行
- 琉球銀行カードローン
- 北陸銀行カードローン
- 肥後銀行カードローン
- 山形銀行カードローン
- 横浜銀行カードローン
- 大分銀行カードローン
- 第三銀行カードローン
- 十六銀行カードローン
- 筑波銀行カードローン
- 北都銀行カードローン
- 愛媛銀行カードローン
- イオン銀行カードローン
- 楽天銀行カードローン
- スルガ銀行カードローン
- 福井銀行カードローン
- 中国銀行カードローン
- 山陰合同銀行カードローン
- 北海道銀行カードローン
- 但馬銀行カードローン
- 山梨中央銀行カードローン
- 福岡銀行カードローン
- auじぶん銀行カードローン
- 足利銀行カードローン
- スター銀行カードローン
- 東日本銀行カードローン
無職でも審査に通りやすいカードローンは種類が違います。
しっかり確認してから申し込みましょう。
次に無職でも審査に通りやすい信用金庫カードローンを紹介します。
専業主婦や年金受給者専用のカードローンがある!信用金庫カードローン
信用金庫カードローンには、専業主婦でも利用できるローンや、年金受給者専用カードローンがあります。
代表的なものとして、千葉信用金庫の「しんきんカードローン」は専業主婦でも借りられるカードローンです。
また高松信用金庫の「シニアきゃっする」は年金受給者専用のカードローンとなっています。
信用金庫は地域の発展を促進するために、地域の住民を対象に融資を行っている地域密着の金融機関です。
そのため、信用金庫カードローンは居住地域に申し込み制限がかかっています。
信用金庫は各地方で膨大な数が存在していますので、ぜひ自分の地域の信用金庫を次のページよりご覧ください。
信用金庫は低金利でありながら、審査基準が銀行カードローンより緩いのでおすすめです。
さてここまで、無職でも審査に通るカードローンを具体的に紹介しました。
次からは、なぜこのような結論に至ったのか?3つの疑問・理由を解説します。
- なぜ無職でも審査に通るカードローンは銀行系・信用金庫系なのか
- なぜ銀行カードローンでも無職の種類で借りられるカードローンが違うのか
- なぜ無職だと銀行系でもメガバンクではなく地方銀行なのか
なぜ無職でも審査に通るカードローンは銀行系・信用金庫系なのか
無職でも審査に通るカードローンが銀行系・信用金庫系な理由は、銀行系・信用金庫系が総量規制対象外のカードローンだからです。
総量規制とは、金融機関による貸し過ぎを防ぐため、年収の3分の1以上を融資できないという規制です。
実は消費者金融や信販会社のカードローンは総量規制の対象となっています。
そのため、安定した収入がない無職は消費者金融と信販会社のカードローンを利用できないのです。
専業主婦なら借りられる⁉配偶者貸付で借りる消費者金融
消費者金融・信販会社は総量規制があるため、収入が0円の無職は借りられないと説明しました。
しかし専業主婦なら総量規制対象外として借りる方法があります。
それが配偶者貸付という方法です。
配偶者貸付とは、本人の収入だけではなく配偶者と合算した年収の3分の1まで借りられる制度です。
配偶者貸付では通常より多くの書類が必要になります。
- 配偶者の収入証明書類
- 借入に関する配偶者の同意書
- 結婚関係であることを証明する書類
必要書類に配偶者の同意書が必要なため、配偶者に内密でカードローンを契約することはできません。
なぜ無職でも審査に通るカードローンに無職の種類で違いがあるのか
無職でも審査に通るカードローンの種類が、無職の中でも違う理由は次の2点です。
- そもそも無職の中でも審査に通りやすいランクがある
- 各カードローンで申込条件に違いがある
それぞれ詳しく説明していきます。
無職の中でもカードローンの審査に通りやすいランク順位がある
カードローンの審査に通りやすい無職の順番は以下の通りです。
1位 不労所得のある無職
2位 専業主婦
3位 年金受給者
4位 その他無職
これはカードローンでは世間一般と異なり、返済能力の大きさで無職かどうかを決定しているからです。
世間一般の無職の定義とカードローンでの無職の違い
世間一般的に、無職とは決まった職業を持っていない人であり、かつ学生や主婦(夫)でも無い人を意味します。
しかしカードローンの審査でいう無職は、世間一般でいう無職とは少し異なります。
カードローンの審査では、安定して毎月入る収入が無い人を無職として扱っています。
つまり専業主婦であっても、自分で稼いでいる収入が無い人は無職扱いです。
それに対して、定められた職業がなくとも毎月一定以上を稼いでいるフリーターなどは、無職とはなりません。
また他にも不動産収入や株・FX投資などによる不労収入も、カードローンでは無職にはなりません。
そのためフリーター、不動産収入、株・FX投資さらにYoutuberなどは、無職ではなく安心してカードローンに申し込めます。
年金受給者は毎月一定以上の収入があるのに無職扱い!?
毎月一定の金額が支給される年金収入ですが、実は年金は安定した収入になりません。
正確な理由は不明ですが、高齢者はケガなど突発的な支出が多いと想定されます。
そのため、年金のみでは生活資金以上の返済能力としては不足と考えているのかもしれません。
さらに最近では、年金を違法担保にする貸金業者問題もあるため、イメージ的に年金受給者への融資を避けている可能性もあります。
さて無職でも審査に通りやすいランク順があることを説明しました。
次は各銀行カードローンの申込条件についてです。
各カードローンで微妙に異なるカードローンの申込条件
カードローンは各金融機関によって申込条件が若干異なります。
具体的には次の4タイプに分類できます。
- 年齢制限しか申込条件が無いカードローン
- 安定した収入が必要だが、配偶者の収入や年金も考慮するカードローン
- 配偶者の収入は考慮するが、年金は禁止のカードローン
- 年金は考慮するが、配偶者の収入は考慮しないカードローン
このうち年齢制限しか申込条件が無いカードローンならば、以下のような無職でもチャンスがあります。
- 失業中で次の転職先を探している人
- 学業も就職活動もしていないニート
- バイトをしておらず仕送りで生活する学生
しかし配偶者に収入がある専業主婦や、毎月一定額の収入のある年金受給者と違い、彼らは審査に通過しにくいです。
そのため、「なぜ現在無職なのか?」、「いつ頃からなら収入が発生するか?」をきちんと電話で説明できるようにしましょう。
もちろん、カードローンの審査に申し込む前に、アルバイトを始めて、収入源を作ったほうが審査には当然通過しやすいです。
以上のように無職の中でも審査の通りやすさは異なり、かつ各カードローンで申込条件が異なります。
その結果、無職でも人によって審査に通る可能性があるカードローンがさらに分かれるのです。
次はなぜ無職でも審査に通る可能性があるカードローンにメガバンクは無いのか?を解説します。
なぜメガバンクは無職だと審査に通らないのか
無職がメガバンクだと審査に通らない理由は大きく2つあります。
- 2017年ごろに社会問題となった「銀行貸し過ぎ問題」
- メガバンクは地方銀行よりコンプライアンスが厳しい
銀行の貸し過ぎが社会問題となり、銀行の審査が厳しくなる
銀行カードローンでは貸し過ぎの社会問題で審査が厳しくなっています。
銀行カードローンは上述した通り、総量規制の対象外です。
そのため消費者金融と異なり、年収の3分の1以上融資することができました。
また銀行は高い利ざやが期待できるカードローンに注力していく傾向にありました。
その結果としてカードローン利用者の返済能力を超えた融資をするという問題が起こりました。
それが社会問題となり、銀行側が融資の基準を厳しくしていったのです。
メガバンクは預金者の数が多く、社会への影響力も大きい
銀行のカードローン審査が厳しくなった中でも、メガバンクは特に審査を厳しくしました。
その理由は、メガバンクには預金者が多く、社会への影響力も大きいからです。
そのため、地方銀行や信用金庫より、コンプライアンスの観点から審査基準が厳しくなっています。
無職でカードローンを借りたい人は、地方銀行やネット銀行、信用金庫より借りる必要があります。
さて以上までが無職でも審査に通るカードローンの選定理由です。
しかし上述した通り、審査に通る=必ず審査に通過する訳ではありません。
そこで次は、無職がカードローン審査に通過するために注意すべき点をお伝えします。
無職がカードローン審査で注意すべきこと
無職がカードローン審査を受ける際に注意すべき点は以下の通りです。
- 申込フォームの職業欄では不労所得=個人事業主と記載できる
- 電話確認で無職な理由と収入のめどを説明できるようにする。
- 不労所得など収入源が不安定な人は収入証明書が必要
- 在籍確認は固定電話
カードローン審査の申込フォームでは個人事業主を名乗ること
これはアフィリエイトやYoutube、株式投資などの不労所得で生活している人に重要なことです。
彼らは無職では無いですが、会社に在籍もしていないため職業欄で悩むことが多いと思います。
しかし個人でお金を稼いでいるため立派な個人事業主の扱いになります。
個人事業主ならばカードローン審査に通過する可能性も高くなるので、注意しましょう。
個人事業主になるためには、役所で「個人事業の開業届」を提出する必要があります。
なお個人事業主でカードローン審査に申し込む場合には、ビジネスローンの利用も検討できます。
ちなみにですがフリーランスを始めて1年目のため、前年の年収が無い場合には予定年収を記載しましょう。
カードローン審査で無職な理由を申込み後の電話確認で説明すること
カードローンの審査では、書類審査の通過後に申込内容に関して電話確認が行われます。
無職の場合にはここで「なぜ無職なのか?」、「収入のめどはあるのか?」を主に聞かれるかと思います。
無職の場合だと電話での心証や説得力が重要になるので、嘘をつかずにきちんと伝えられるようにしましょう。
特に転職や就職で既に内定を持っている、大人や学生は、いつから働くのかを明確に伝えましょう。
なお収入のめどがついていない無職はカードローン審査に通過するのは厳しいです。
先にアルバイトやパートなど収入のめどを作るようにしましょう。
収入証明書を必ず準備しておく。なければ通帳の入金記録
無職や金融機関との信頼度が低い人は、収入証明書が必要になります。
収入証明書として利用できるのは、次の3点です。
- 源泉徴収票
- 納税証明書
- 確定申告書
これらは1年間の収入がわかるため、カードローン会社にとって信頼性がある書類です。
しかし個人事業主やフリーランスには1年目のために収入証明ができない人もいると思います。
その場合には通帳の入金記録を提出しましょう。
在籍確認は携帯電話ではなく自宅の固定電話にする
在籍確認とは、勤務先へ本当に出勤しているのか確認する審査項目です。
もちろん無職には在籍確認する勤務先は無いと思います。
その場合には、電話確認の際に事情をきちんと説明しましょう。
そのうえで在籍確認は携帯電話ではなくて、自宅の固定電話にしましょう。
理由は携帯電話だと実際の所在地がつかみにくいため、夜逃げのリスクを疑われるからです。
ちなみにですが在籍確認は個人名でかかってくるため、ご家族にカードローンの利用がバレる心配はありません。
ここまで無職でカードローン審査に通るための注意点を紹介しました。
ここからは審査に通過したくても絶対にやってはいけないNGを紹介します。
無職がカードローン審査などで絶対にやってはいけないこと
無職がカードローン審査などで絶対にやってはいけないことは二つです。
- 絶対に嘘をつくことはやめましょう。
- ソフト闇金でも闇金を利用するのはNG
絶対に嘘をつくことはやめましょう。
年収や職業の嘘をつくことはもちろんですが、在籍確認を建て替わる業者を利用するのもダメです。
嘘をつくことは犯罪であり、金輪際カードローンを利用することもできなくなります。
カードローンの審査では信用情報と呼ばれる、個人情報を利用します。
この情報は専門の情報機関に保管されており、このデータと整合して申込内容を判定します。
そのため嘘はバレないと思っても、必ずバレてしまいますので注意してください。
ソフト闇金でも闇金は闇金です
世の中にはソフト闇金と呼ばれる、取り立てのない闇金が存在しているといわれています。
しかしソフト闇金もしょせんは闇金です。
膨大な金利で返済が間に合わなくなってしまうでしょう。
そもそも通常のカードローンの審査に落ちた場合の原因は、返済能力の不足です。
闇金よりも低金利なカードローンでも返済能力が不足しているのに、闇金を返済するのは不可能です。
絶対に闇金を利用するのはやめましょう。
【まとめ】無職が審査に通過するためにはカードローンを選ぶこと
無職がカードローンの審査に通るには、どのカードローンを選ぶかが重要です。
まず無職の人は、地方銀行か信用金庫のカードローンに申し込みましょう。
専業主婦が申し込むなら、配偶者の収入を考慮してくれるカードローンです。
特に信用金庫にある専業主婦専用カードローンはおすすめです。
年金受給者が申し込むなら、年金を考慮してくれるカードローンです。
特に信用金庫にあるシニアローンという年金受給者専用カードローンはおすすめです。
最後にその他無職の人は、年齢制限のみの地方銀行カードローンを申し込みましょう。
【補足】無職がカードローン以外にお金を集める方法を状況別に紹介
無職ではカードローンの審査に通過するのは正直、厳しいです。
しかしカードローンの審査に落ちたからといって、無職でお金を集める方法は他にもあります。
無職でお金を集める方法を次の表にまとめました。
- 就職内定者向けローン
- 年金担保融資
- 総合支援資金貸付
- 雇用保険の基本手当
- 求職者支援制度
- 生活保護
- 不動産担保ローン
- クレジットカードのキャッシング制度
- 契約者貸付制度
内定が出ている学生ならば就職内定者向けローン
就職内定者向けローンは、就職先が決まった学生が利用できるローンです。
基本的には学生対象ですが、一部の金融機関では中途採用の内定者でも利用できます。
主な利用用途は、引っ越し資金や初任給までの生活資金と就職に関わる資金に限定されています。
しかし中には卒業旅行資金にも利用できるため、現在バイトをしていない無職の学生にはおすすめです。
年金受給者が一気に多額の資金を用意したいなら年金担保
年金担保融資は、年金を担保に借りる融資です。
主には「孫のために高額な入学金を支援したい」、「子供の住宅資金を負担してあげたい」などの利用目的が多いです。
WAM、JFCという二つの年金担保融資を行う機関があります。
国民・厚生年金はWAMで、共済年金はJFCで担保融資を行いましょう。
注意として、年金担保融資を行うという悪徳業者が世の中にはいます。
絶対にWAMとJFC以外の金融機関で年金担保融資を行わないように気を付けましょう。
求職・失業中の無職向けの専門ローンや制度を利用する
求職・失業中の無職には制度として複数のお金を借りる制度があります。
どれも消費者金融と違い、多額の利子が付くわけではないのがメリットです。
しかしデメリットとしてどれも申請してから受理されるまで時間がかかります。
そのため緊急でお金が必要な人には向いていない資金調達方法です。
緊急度も高く、制度対象外の人は担保融資やクレジットがおすすめ
特別な事情もなく、学生や主婦でもない無職には担保融資やクレジット融資があります。
ただし不動産担保融資なら返済できなければ、高額な価値を持つ不動産を没収されてしまいます。
また契約者貸付制度も保険会社に積み立てた資金を融資されるので、返済が滞ると保険が失効される恐れもあります。
返済のめどがない担保融資は控えるようにしましょう。
クレジット融資に関しては、特に最近まで働いていた人におすすめです。
クレジットカードに付随したキャッシングができないかをクレジット会社に確認しましょう。