「お金を借りたいけど、自分が本当に返済していけるのか不安」と思う方は少なくありません。
「返済するにはどうしたらいいの?」
「返済額ってどうやって分かるの?」
「万が一返済できなくなってしまったら?」
と疑問や不安に思うこともたくさんありますよね。
特に返済に関することというのは、トラブルを避けたりお得に利用するために重要なポイントがたくさんありますので、しっかりと事前知識をつけておきましょう。
そこで今回は、返済について基本的なことから、お得な返済方法や注意点など、幅広く解説していきたいと思います。
1.消費者金融カードローンの返済方式
定率リボルビング方式(アコム)
残高スライド元利定額返済方式(プロミス・SMBCモビット)
借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式(アイフル)
一括返済
2.消費者金融カードローンの返済方法
手軽に返済するならインターネット返済がオススメ
どのカードローン会社でも利用できるATM返済もオススメ
3.返済額の調べ方
簡単なのはシミュレーション機能
計算方法
4.返済で注意すること
注意点1.収支のバランスを見て返済する
注意点2.利息に注意
注意点3.必ず返済日を守る
5.お得に返済する方法
方法1.一括返済が一番お得
方法2.毎月の返済額をできるだけ多くする
方法3.繰り上げ返済を行う
6.返済に困ったらどうしたらいい?
7.オススメの消費者金融カードローン
8.まとめ
1.消費者金融カードローンの返済方式
消費者金融カードローンの返済方式は会社によって違います。
大手消費者金融で採用されている返済方式は下の表の通りです。
また、各社とも一括返済も可能となっています。
返済方式については、こちらの記事でより詳しくご紹介しています。
「カードローンの返済をお得にするコツと知って役立つ豆知識」
定率リボルビング方式(アコム)
定率リボルビング方式とは、返済(借入)したあとの元金に一定の割合をかけて最低返済額を決める方式で、毎月その最低返済額以上の金額を返済する必要があります。
たとえば、アコムで10万円を借りた場合の最低返済額は下の表の通りになります。
残高スライド元利定額返済方式(プロミス・SMBCモビット)
残高スライド元利定額返済方式とは、残高に一定の割合をかけて暫定的な最低返済額を決めておき、1,000円未満を切り上げる形で正式な返済額が決定する返済方式です。
プロミスで決められている一定の割合は下記の通りです。
借入・返済直後の残高に、上記の割合をかけて暫定の最低返済額を決めます。
上記の暫定の最低返済額の1,000円未満を切り上げると、最終的な返済額となります。
借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式(アイフル)
借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式とは、借りた金額に対して、あらかじめ設定した金額が最低返済額になる返済方式です。
最終的に借りた金額が適用される為、例えば10万円を借りた後に、追加で30万円を借りると、30万円で設定された最低返済額が適用されます。
こちらでは例として、アイフル(約定日返済制)の最低返済額の設定を見てみましょう。
※約定返済制のほかに35日サイクル制もありますが、一般的ではないため本記事では省いています
※カードローン会社によって設定金額は異なります
アイフルで35万円借りた場合の最低返済額は下の表の通りです。
一括返済
返済額を一回で全額返済する方法になります。
利息を安くする方法として有効な返済方法となります。
借入残高の1,000円未満の端数は特に返済しなくても問題ありません。
一括返済時によくあるのが、「ATMで返済しようとしたら小銭の取扱いに対応していなかったので1,000円未満の端数が支払えなかった」という状況です。
例えば、アコムでは1,000円未満の借入残高であれば利息・手数料は発生せず、支払い期限も設けない決まりになっています。
アコム公式サイトのQ&A
https://www.acom.co.jp/faq/57/
ただし、完済扱いになるかというのは会社によって違いますので、気になる場合はカード会社に確認する事をおすすめします。
2.消費者金融カードローンの返済方法
カードローン会社によって返済方法は多少異なります。
また、返済方法によって手数料がかかるものとかからないものがありますので、手数料無料の方法で返済した方がお得になります。
大手消費者金融各社の返済方法は下記の通りです。
手軽に返済するならインターネット返済がオススメ
インターネット返済は、ネットの会員サイトから利用出来る返済方法となります。
大きな特徴として、インターネットで返済手続きが可能な為、場所や時間を選ばず利用出来るという点があります。
アコムの場合、会員サイトにログイン後、返済額を入力し、指定した口座から支払い手続きをするだけで手続き完了となります。
どのカードローン会社でも利用できるATM返済もオススメ
会社を選ばず簡単に利用出来るATM返済もオススメです。
自社ATM(SMBCモビットは三井住友銀行ATM)であれば手数料もかかりません。
ローンカードと返済金額を用意したら、あとはお金を投入すれば返済完了となりますので難しいことは一切ありません。
3.返済額の調べ方
カードローンでお金を借りたら「借りた金額+利息」が返済額となります。
利息や最終的な返済額は、シミュレーション機能を利用するか計算でも算出することが出来ます。
簡単なのはシミュレーション機能
カードローン会社の公式サイトには「返済シミュレーション」という機能があり、利息や返済額はいくらになるのか、といったことを簡単に算出してくれます。
各社のシミュレーション機能が利用できるページを記載しておきますので、お試しで利用するのも良いかと思います。
アコム
https://www.acom.co.jp/return/simulation/
SMBCモビット
http://pc.mobit.ne.jp/web/pc/AP001S0500.do?pub=&on=&df=1
プロミス
公式サイトトップの「ご返済シミュレーション」をクリック
https://cyber.promise.co.jp
アイフル
https://www.aiful.co.jp/topics/?cid=PH10H010
返済額の計算方法
返済額の計算方法をこれからご紹介していきますが、リボ払いで返済をしていく場合は、計算が複雑になりますので、先ほどご紹介したシミュレーションを使う事をおすすめします。
ですので、これからご紹介するのは一括払いの時の返済額の計算方法になります。
先程もご説明した通り、返済額は「借りた金額+利息」という内訳になりますので、利息がいくらかかるのかを計算する必要があります。
①利息を計算
利息は下記の計算式で算出することが出来ます。
例えば、金利18.0%で10万円借り入れ、30日後に完済したとすると、利息は1,479円になります。
②利息と借りた金額を足す
①の例では10万円を借りて利息は1,479円なので、
というのが一括払いでの返済額となります。
4.返済で注意すること
返済で注意すべきことは次の3点になります。
注意点1.収支のバランスを見て返済する
最低返済額より多く返済することも出来ますが、無理に多く返済してしまうと生活費が足りなくなるといった状況に陥ったり、緊急でお金は必要な時に対処できなくなる可能性もあります。
多めに返済することは完済も早くなりよいことなのですが、無理はせず収支のバランスを見て返済額を決めるようにしましょう。
注意点2.利息に注意
借りすぎや長期利用などで莫大な利息が発生してしまうこともあります。
分かりやすいように、金利18.0%で50万円を借り入れ、5年で完済した利息と2年で完済した利息を比べてみましょう。
5年完済では26万円もの利息が発生していますが、2年完済の利息は10万円を切る結果となりました。
完済出来ればまだ良いかもしれませんが、高額な利息を支払うために新たな借入をするといった事態になってしまうと、いつまで経っても借金に苦しむことになりかねません。
高額を借りる時は「きちんと返済していける金額なのか」ということをしっかり確認してから利用する必要があります。
注意点3.必ず返済日を守る
カードローンを利用するなら返済日は必ず守る必要があります。
返済日に遅れてしまうと、別途遅延損害金を支払わなくてはならないほか、長期延滞の場合、信用情報に金融事故として記録が残ってしまいます。
信用情報が傷つくと、今後新たなローンが組めない、クレジットカードが作れないといった事態になってしまいますので十分注意しましょう。
5.お得に返済する方法
お得に返済する方法を3つご紹介します。
方法1.一括返済が一番お得
一括返済は一番お得な返済方法となります。
利息は、元金と借入期間が少ないほど安くなりますので、一括で返済してしまえばそれだけ利息を抑えることが出来ます。
方法2.毎月の返済額をできるだけ多くする
可能な限り毎月の返済額を多めに返済すると、元金の減りも早まり、より短い期間で完済出来る為、利息が安くなります。
方法3.繰り上げ返済を行う
繰り上げ返済とは、返済日よりも早めに返済することを言います。
繰り上げ返済で返済した金額は全て元金の返済に充てられる為、効率的に利息を安くすることが出来ます。
ただし、カードローン会社によっては「返済日の〇日以上前に返済すると追加入金扱いになり返済日にも入金が必要になる」といった決まりがあるため、確認してから行いましょう。
6.返済に困ったらどうしたらいい?
たとえば、「返済日に入金出来そうにない」といった事態になったら、まずは自分からカードローン会社に相談してみましょう。
一時的に返済額の減額を行うといった対処をしてくれる可能性があります。
また、「返済出来ないほど借金が膨らんでしまった」というような、自分では解決できない事態になってしまった時は、法テラスで相談してみましょう。
債務整理といった、法的に解決する方法を提案してもらうことが出来ます。
7.オススメの消費者金融カードローン
オススメの消費者金融カードローンはプロミスとアイフルとSMBCモビットになります。
プロミス
詳細
プロミスは、他社が提供しているほぼすべてのサービスを提供しており、最短即日でお金を借りることが出来、お金を借りてから30日間の無利息サービスを受けることが出来ます。
特に、プロミスオリジナルのサービスとして人気を集めているのが、女性オペレーター専用のダイアルであり、女性はもちろん男性でも疑問点や契約について女性オペレーターに確認することが出来ます。
また、審査対象も広く安定した収入さえあれば正社員でなくても審査対象になるため、パートをしている主婦、アルバイトの学生でも審査に通る可能性があります。
しかも、最大金利が17.8%と他の消費者金融より低くなっているので、少しでもお得にお金を借りたいという人にも人気です。
アイフル
詳細
アイフルは最短30分で審査完了!融資まで最短1時間と、審査から融資までのスピードが早いのが特徴です。
また、申込前に融資が可能かの目安が分かる「1秒診断」というサービスがあります。
初めてのご利用で審査が不安な方は、パソコンやスマホでサイトにアクセスし、申込前に診断をしてみるのも良いですね。
インターネットなら24時間申し込みを受付けているので、早朝や深夜でも時間を気にすることなく申し込みが出来ます。
更に、ご利用限度額が50万円以下、且つ他社を含めた借入総額100万円以下の場合であれば、収入証明書は不要なので、お急ぎの方も安心してご利用頂けます。
SMBCモビット
詳細
SMBCモビットは他のカードローンにはない、次の2つの特徴的なサービスが魅力です。
- WEB完結で電話連絡なし
- スマホでATMからお金を引き出す
SMBCモビットはWEB完結を利用することで、勤務先への電話連絡をなくすことが出来ます。
WEB完結では、書類も電子化出来るので郵送物やローンカードを使わず、口座だけでお金の借入・返済を行えます。
SMBCモビットのアプリである「My モビ」を利用すれば、セブン銀行ATMからお金の借入・返済を行うことが出来ます。
この方法を使えば、口座に情報が残る事もなく、ローンカードすら持たずにSMBCモビットを利用する事が出来ます。
しかも、この方法であれば、銀行の営業時間や無人契約機を気にする必要がないので、SMBCモビットの審査対応時間である22時までに審査が完了すれば、その日のうちにいつでもお金を借りることが出来ます。
これは全カードローンの即日融資サービスを踏まえても、最も優れたものと言えます。
8.まとめ
今回の記事のポイントをご紹介します。
- 返済方式は会社によって異なる
- 返済方法は会社によって異なり、手数料無料のものを利用した方がよい
- 返済額はシミュレーション機能を使えば、簡単に調べることが出来る
- お金を借りたら返済日を必ず守り、収支のバランスを見ながら返済する
- お得に返済するなら、早期完済を目指すよう心掛ける
事前の返済計画と早期完済で快適にカードローンを利用しましょう。