「消費者金融」と聞くと、「あまり良くないサービスなんじゃないか?」というイメージがある人もいますよね。
たしかに、必要以上に借りすぎてしまったり、きちんと返済していなかったり、間違った使い方をしてしまうと大変な事態になってしまうこともあります。
ただ、きちんと利用していればそこまで心配することはないですし、利用する前にデメリットとその対処法を把握しておけば快適に利用することも出来るのです。
今回は、消費者金融カードローンを利用するデメリットと、そのデメリットを最小限にする方法を解説していきます。
メリットも合わせてご紹介しますので、お得・便利に利用する方法をしっかりとおさえることが出来ますよ。
1.消費者金融カードローンの5つのデメリット
デメリット1.金利が高い
デメリット2.年収の1/3以上の金額は借りられない
デメリット3.審査落ち・返済トラブルは信用情報に記録される
デメリット4.借入中はほかのローン審査に影響する
デメリット5.完済まで時間がかかりやすい
2.消費者金融カードローンを失敗せずに使う5つの方法
方法1.大手の消費者金融を利用する
方法2.借りる前に返済計画を立てる
方法3.無利息期間を最大限に活用する
方法4.返済日をきちんと守る
方法5.早めの完済を心がける
3.返済トラブルを起こしてしまったらどうしたらいい?
4.うまく使えばこんなにお得!3つのメリット
メリット1.パート・アルバイトも審査対象
メリット2.融資がスピーディ・即日融資も可能
メリット3.使い方によっては銀行カードローンよりもお得になる
5.まとめ
1.消費者金融カードローンの5つのデメリット
消費者金融カードローンのデメリットは次の5つがあげられます。
デメリット1.金利が高い
一般的な大手消費者金融カードローンは、最大金利が18.0%と高めの設定になっています。
銀行カードローンであれば、最大金利14.5%前後のものありますので、長期利用になると損をしてしまう可能性が高くなります。
イメージ的には、半年以上利用する場合は、銀行カードローンに比べ損する可能性が高くなります。
デメリット2.年収の1/3以上の金額は借りられない
消費者金融は総量規制の対象となるため、年収の1/3以上にあたる金額を借りることは出来ません。
たとえば、年収240万円の人であれば、最大でも80万円までの借入に制限されます。
また、同じ年収240万円の人で、他社から30万円の借入がある場合は、最大50万円までの借入に制限されます。
デメリット3.審査落ち・返済トラブルは信用情報に記録される
消費者金融カードローンの審査に落ちたり、返済を長期延滞してしまったりというトラブルは、信用情報として記録されます。
信用情報は、ローンを組んだりクレジットカードを発行する時などに必ず確認されますので、今後審査に通りづらくなってしまいます。
デメリット4.借入中はほかのローン審査に影響する
普通に利用している分には、悪影響を及ぼす可能性はありませんが、金額が100万円を超えている場合や遅延を複数回してしまった場合は、ローンの審査に影響してしまいます。
ただ、返済期限を守り、毎月きちんと返済している場合は、マイナスどころかプラス評価になる可能性もあります。
デメリット5.完済まで時間がかかりやすい
完済まで時間がかかりやすい要因として下記のような点があげられます。
- ATMやネットから手軽に借りられるため、必要以上に借りてしまう
- 金利が高いためいつの間にか利息が膨らみ支払いが大変になる
無計画に借りてしまったり、毎月少額ずつの返済しかしていない場合、こういった事態に陥りやすくなります。
2.消費者金融カードローンを失敗せずに使う5つの方法
前章では消費者金融カードローンのデメリットをご紹介しましたが、下記の方法でカバーすることも出来ます。
方法1.大手の消費者金融を利用する
デメリットとして「消費者金融の金利は高い」とご紹介しましたが、実は消費者金融の中でも大手の会社と中小の会社では、大手の会社の方が低い金利に設定されています。
消費者金融の金利というのは、「利息制限法」という法律に基づいて設定されているのですが、本来であれば最大20%という金利が設定できるにも関わらず、大手消費者金融では18.0%以下で設定されています。
中小企業の消費者金融では、最大金利20%という設定が多いため、大手の消費者金融の方がお得に利用出来るということになります。
消費者金融の金利について、詳しくは下記の記事をご覧ください。
「消費者金融の金利って高いの?金利の仕組みを徹底解説」
方法2.借りる前に返済計画を立てる
カードローンでお金を借りる前に、しっかりと返済計画を立てましょう。
返済計画を立てることで、必要以上に借りてしまったり、ダラダラと返済して無駄な利息が発生してしまう、という事態を防ぐことが出来ます。
返済計画の立て方は人それぞれで問題ないかと思いますが、「どうやって進めたらよいのか分からない」というときは、下記の手順を参考にしてみてください。
方法3.無利息期間を最大限に活用する
プロミス、アコムといった大手消費者金融では、「30日間無利息サービス」を実施しています。
また、大手の1つアイフルも「初めての方なら最大30日間利息0円」という無利息サービスを実施しています。
いずれも初めて契約する方ならだれでも利用することが出来、期間中は利息が一切発生しないため、非常にお得なサービスとなっています。
どれだけお得なのか詳しくは後ほどご説明します。
方法4.返済日をきちんと守る
返済がきちんと出来ていれば信用情報が傷つくといったトラブルが起こることはありません。
返済日を知らせるメール配信サービスなどを活用して返し忘れのないようにしたり、不安なら自動で引き落としてくれる「口座振替」での返済を選択するとよいでしょう。
方法5.早めの完済を心がける
早く完済すればそれだけ利息も安く済みますし、精神的にも楽になれます。
普段から早期完済を心がけ、余裕ができたら少しでも多く返済したり、繰り上げ返済を活用するようにしましょう。
3.返済トラブルを起こしてしまったらどうしたらいい?
返済を長期延滞してしまった場合、信用情報に記録が残るのは避けようがありません。
延滞の記録というのは、基本的に解消してから5年間保管されますので、その間はローンやクレジットカードの申込は避けましょう。
また、返済しきれないほど借金が膨らんでしまってどうしようもない時は、法テラスで相談してみましょう。
債務整理といった法律的な解決方法を提案してもらうことができます。
4.うまく使えばこんなにお得!3つのメリット
消費者金融カードローンはデメリットばかりではありません。
大手の会社では、様々なお得なサービスを実施しており、使い方によってはとても便利なサービスです。
ということで、こちらではそんな消費者金融カードローンのメリットを、簡単に3つご紹介します。
メリット1.パート・アルバイトも審査対象
消費者金融カードローンはパート・アルバイトも審査対象となっています。
「年収が低いので審査が不安」という方でも、安定・継続収入がある方であれば、審査次第では融資してもらうことが出来ます。
メリット2.融資がスピーディ・即日融資も可能
大手の消費者金融では、審査時間が最短30分となっており、融資までは最短1時間程度で対応可能となっています。
契約した当日中に借りることも出来ますので、「急にお金が必要になった」というときも柔軟に対応してもらうことが出来ます。
※申込時間や審査状況によっては即日融資不可の場合もあります。
メリット3.使い方によっては銀行カードローンよりもお得になる
大手消費者金融で実施している「30日間無利息サービス」を利用し、短期間の借入であれば銀行カードローンよりもお得に利用することが出来ます。
例として、大手消費者金融であるアイフルと、銀行カードローンでトップクラスに低金利であるみずほ銀行カードローンで借りたときの利息を比較してみましょう。
下記最大金利で計算
アイフル:年18.0%
※みずほ銀行:年14.0%
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
返済期間が4カ月以上になると、みずほ銀行カードローンの方が利息が安くなりますが、3カ月以内であればアイフルの方がお得に利用出来ることが分かります。
アイフルとアコムの無利息サービスは、「契約日の翌日から30日間」適用されるため、契約してすぐに借りないと無利息期間を無駄にしてしまいますので注意しましょう。
プロミスの無利息サービスは、「借入日の翌日から30日間」適用されますので、いつ借りても無利息期間を無駄にすることはありません。
5.まとめ
今回の記事のポイントをご紹介します。
- 消費者金融カードローンは、無闇に借りてしまったり、返済を延滞してしまうとトラブルとなってしまう
- デメリットを避けるには、借りる前にきちんと返済計画を立て、大手の消費者金融を利用するのがよい
- アルバイト・パートの方や、急いで借りたい時は消費者金融カードローンがオススメ
- 無利息サービスを活用すれば銀行カードローンよりもお得に利用出来る