消費者金融を申し込むとき、必要書類は多岐に渡ります。
ただし、借入金額によっては本人確認書類だけで済むこともあります。
本人確認書類といえば運転免許証が一般的ですが、免許証以外でも使えることを知っていますか?
この記事では、免許証以外の本人確認書類だけで消費者金融を借りる手順やコツをご紹介!
消費者金融は免許証がなくても借りられる!
消費者金融が求める条件を満たす本人確認書類ならOK
ただし、本人確認書類1枚で借りるには条件アリ
運転免許証以外の本人確認書類で消費者金融を借りる手順
本人確認書類だけで借りられるオススメの消費者金融
消費者金融は免許証がなくても借りられる!
消費者金融を借りるときに欠かせないのが、本人確認書類です。
本人確認書類は、氏名や住所、生年月日が書かれていて、消費者金融の申込者本人であることを証明するためのものです。
代表的なのが運転免許証で、消費者金融に限らずさまざまな契約で使われています。
ただし、運転免許証でなければ本人確認ができないというわけではありません。
他の書類でも、消費者金融で借りることができるのです。
パスポート
パスポートも本人確認書類として使うことができます。
外国に行くために、自分が日本人であることを証明してくれるものなので、世界中で通じる本人確認書類と言えます。
あまり海外に行かずパスポートを使う機会が少ない人は、有効期限に注意しましょう。
マイナンバーカード
新しく登場した本人確認書類がマイナンバーカードです。
マイナンバーとは、国民1人ひとりに割り振られる番号のことで、正式名称を「個人番号」と言います。
マイナンバーカードは、このマイナンバーが記載された顔写真入りのカードです。
健康保険証(顔写真付き)
国民健康保険など、医療保険を利用するのに必要な保険証も、本人確認書類として使えます。
ただし、顔写真が入っていることが条件です。
住民基本台帳カード(顔写真入り)
住民基本台帳カードは、市区町村が発行する身分証明書です。
顔写真が入っていれば、消費者金融の本人確認書類として使えます。
現在、住民基本台帳カードはマイナンバーカードが導入されたため、新規発行することができません。
ただし、発行済みの住民基本台帳カードは、マイナンバーカードの交付申請前か、有効期限内であれば今でも使うことができます。
消費者金融が求める条件を満たす本人確認書類ならOK
消費者金融の契約で使える本人確認書類には、必要な条件があります。
ここでは、その条件について解説します。
消費者金融のみならず、他のいろいろな契約にも当てはまる条件のため、覚えておけば役に立つ知識と言えます。
顔写真がついている
消費者金融の契約において、本人確認書類は顔写真が入っていることが必ず必要になります。
運転免許証がよく使われるのは、必ず顔写真が入っているからだと言えます。
パスポートやマイナンバーカードにも必ず顔写真が入っているので、運転免許証と同じです。
健康保険証や住民基本台帳カードで顔写真が入っていないものは、消費者金融の契約において本人確認書類として使うことができないので注意しましょう。
氏名と現住所、生年月日が記載されている
氏名と住所、そして生年月日は、本人確認の基本となる情報です。
重要なのは「現住所」が記載されていることであって、古い住所では本人確認書類として使えません。古い住所が記載されている状況は、引っ越した後に身分証明書の住所変更手続きを行っていない場合が当てはまります。
そのため、住所が変わったら速やかに住所変更の手続きを行ってください。
発行後に住所を変更した場合
発行済みの身分証明書に住所変更を行うと、新しい住所が裏面に記載されます(運転免許証の場合)。
この場合、裏面が正式な住所になるため、消費者金融の申込時に本人確認書類を提出する場合、表と裏、両面の写真またはコピーが必要になるので覚えておきましょう。
ただし、本人確認書類1枚で借りるには条件アリ
運転免許証以外にも本人確認書類として使える書類はたくさんあるので、運転免許を持っていない人でも消費者金融を借りることができます。
必要書類が本人確認書類のみであれば、書類を用意する手間が省けて借りやすいと言えます。
ただし、必要書類を本人確認書類1種類だけに抑えるには条件があります。
借入希望金額を50万円未満にする
本人確認書類1つだけで消費者金融と契約するには、借入希望金額を50万円未満にする必要があります。
50万円以上を超えると、収入証明書という書類の提出が必要になるのです。
収入証明書とは、所得証明書・課税証明書・源泉徴収票といった、収入に関する証明書全般を指します。
また、職場から発行される給与明細も収入証明書のひとつです。
本人確認書類だけで借りられるのは総量規制で50万円まで
なぜ、50万円という上限が設定されているのでしょうか。
それは、「総量規制」という貸金業法の規制があるためです。
消費者の借りすぎや消費者金融の貸しすぎを抑制するため、収入に対して一定の割合までしか融資できないというものです。
この総量規制によって、本人確認書類だけで借りられる上限を50万円としているのです。
銀行系カードローンには総量規制の制限がない
総量規制の対象となるのは消費者金融系のカードローンであって、銀行系は総量規制の対象になっていません。
つまり、銀行系カードローンなら50万円以上借りられる可能性があります。
ただし、その分厳密に審査が行われますし、借りられたとしても金利が高くなる可能性があるので、あまり現実的とは言えないでしょう。
複数の消費者金融から借りている合計金額を100万円未満にする
もし50万円未満の借入希望金額で申し込んでも、同時に他の消費者金融から借りている場合は注意が必要です。
複数の消費者金融からの借入合計額が100万円を超える場合、本人確認書類だけでは借りられないからです。
例えば他の消費者金融で60万円を借りている場合、新たな消費者金融から本人確認書類だけで借りようとする場合は、40万円未満に抑える必要があるのです。
100万円を超えると収入証明書が必要
複数の消費者金融で借りる金額の合計が100万円を超える場合は、後から借りる消費者金融との契約時に収入証明書が必要になります。
運転免許証以外の本人確認書類で消費者金融を借りる手順
ここまでで、消費者金融を本人確認書類だけで借りるには、借入金額を50万円未満(複数の消費者金融から借りている場合は合計金額を100万円未満)にすることを解説しました。
また本人確認書類は、運転免許証以外でもOKです。
ここからは運転免許証以外の本人確認書類だけで、消費者金融を借りる具体的な手順について解説していきます。
顔写真入りの本人確認書類を用意する
本人確認書類に必要な条件は、
- 顔写真入り
- 現在の住所、氏名、生年月日が記載されている
となります。
この条件を満たす本人確認書類は、以下の通りです。
まずは、これらの本人確認書類を用意しましょう。
条件に合う本人確認書類
- パスポート
- マイナンバーカード
- 健康保険証
- 住民基本台帳カード
なお、有効期限があるものは、必ず期限内のものを用意してください。
写真に撮ってWeb経由でアップする
消費者金融のWeb申込は、書類をはじめ申し込みに必要な情報がすぐに届くため、スピードが速くオススメの方法です。
本人確認書類も、Web経由で送ることができます。
Web経由なら即日融資にも対応可能
Web経由で送る大きなメリットのひとつは、申し込みタイミングや審査状況によっては即日融資も可能なスピードです。
もし急ぎでお金が必要な場合は、ぜひWeb申込を利用しましょう。
撮影時にはブレやピンぼけに注意
本人確認書類をWebで提出する場合、書類をカメラで撮影したデータを使います。
スマートフォンのカメラでOKなので、きれいに写るように撮影しましょう。
ブレやピンぼけになってしまうと文字が読みづらくなり、消費者金融側が正確に読み取ることができなくなってしまいます。
再送を求められるとその分ロスになるので、写真がブレたりピンぼけしたりしていないか、提出前にきちんと確認することが大切です。
住所が裏面にある場合は裏面も撮影
引っ越しで本人確認書類に記載されている住所が古い場合、新しい住所は裏面に記載されます。
その場合は、裏面も提出する必要があるため、表裏両面を撮影して送りましょう。
コピーを郵送で送ることもできるが時間がかかる
Webではなく本人確認書類のコピーを郵送して提出する方法もあります。
ただし、送料と郵送にかかる時間が発生するので、Web提出の方が圧倒的にオススメです。
借入限度額を50万円未満で申し込む
必要書類を提出したら、借入金額を50万円未満に設定します。
50万円を超えると収入証明書が必要になるので、本人確認書類だけで借りることができないからです。
なお、他社でもすでに借りている場合は、そこと合わせた合計借入金額が100万円未満になる額までしか借りられません。
合計100万円を超えると、この場合も収入証明書が必要になります。
在籍確認が行われる
申込が完了すると、消費者金融は貸出の審査を行います。
その手順のひとつが、在籍確認です。
在籍確認とは
在籍確認とは、申込者が契約情報に書いた職場に、確かに在籍しているかを確認することです。
消費者金融が職場に直接電話をかけて、申込者と同じ名前の人物が在籍しているかをチェックします。
申込者に取り次いでもらうよう頼んでくるので、申込者本人が電話に出れば在籍確認は終了です。
在籍確認の電話を避ける方法
職場に電話をかけられると、消費者金融を利用していることが職場の人にばれてしまうと心配する人は多いと思います。
ただし、在籍確認はどの消費者金融においても、ほぼ必ず行われる必須の作業なので、在籍確認そのものを避けることはできません。
ただし、電話での確認を避けることは、場合によっては可能です。
申込時にコールセンターに電話をかけて、在籍確認の方法について相談してみましょう。
本人確認書類だけで借りられるオススメの消費者金融
消費者金融から本人確認書類だけで借りるとき、信頼性の高い大手がオススメです。
プロミス
SMBCグループに属する消費者金融で、大手のひとつです。
Web申込なら最短で1時間融資も可能なスピード処理が魅力のひとつです。
プロミスで使える本人確認書類
プロミスの申込時に1種類で済む本人確認書類は、運転免許証とパスポートです。
健康保険証は、住民票など追加の書類が必要になるので、1種類では申し込めません。
アイフル
クレジットカードのライフカードを傘下に持つ、大手消費者金融です。
アイフルで使える本人確認書類
アイフルの申込で使える本人確認書類のうち単体で申し込みできるのは、
- 運転免許証(運転経歴証明書)
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 特別永住者証明書
- 在留カード
- マイナンバーカード(表のみ)
となります。
アコム
三菱UFJフィナンシャル・グループの大手消費者金融です。
アコムで使える本人確認書類
アコムで借りるときに1種類で済む本人確認書類は、運転免許証のほかにマイナンバーカードがあります。
健康保険証はプロミスと同じく、住民票や納税証明書などの追加の書類が必要です。
まとめ
本人確認書類は運転免許証が一般的ですが、条件を満たせばパスポートなど他の書類でも問題ありません。
それで審査に影響が出るようなことはないので、安心して申し込んでください。
- 借りる金額は50万円未満
- 複数の消費者金融から借りている場合は合計100万円未満
この2つの条件を守れば、本人確認書類だけで消費者金融に融資を申し込むことができるのです。