法人カードそのものには、ほとんどデメリットはありません。
法人カードを利用することで、経理業務の最適化などを行う事ができ、基本的には良い事しかありません。
しかし、そんな法人カードにも、当然いくつかのデメリットが存在します。
今回は、そうしたデメリットについてお話ししていきます。
1.法人カードとは
2.法人カードの3つのデメリット
デメリット1.仕組みづくりをする必要がある
デメリット2.年会費が掛かる
デメリット3.ポイント還元率が悪い
3.それでも法人カードを作った方が良い理由
4.法人カードの審査は厳しめ
5.法人カードはランクによって限度額が露骨に変わる
6.まとめ
1.法人カードとは
法人カードは、法人のためのクレジットカードであり、商品の仕入れ等に利用することが出来ます。
そして、法人カードは、経理関係の業務を大幅に減らすことが出来ます。
その辺の具体的な内容については、3章で改めてお話しします。
個人用のクレジットカードを商用で利用してしまうと、解約されてしまう可能性があるので、商用で利用するためには法人カードが必要になります。
2.法人カードの3つのデメリット
法人カードには、次の3つのデメリットがあります。
- デメリット1.仕組みづくりをする必要がある
- デメリット2.年会費が掛かる
- デメリット3.ポイント還元率が悪い
デメリット1.仕組みづくりをする必要がある
法人カードを利用する場合、当然ですがどこまでを法人カードで支払うのかという仕組みを作る必要があります。
例えば下記のようなものが考えられます。
- 法人カードで支払ってよいもの
- 法人カードで支払える金額
- 法人カードの利用前後の報告
- 法人カードを持たせるルール
法人カードそのもののデメリットではないですが、自社に合ったルールを作成する必要があるので、大変な作業になります。
デメリット2.年会費が掛かる
個人用のクレジットカードでは無料の物も多いですが、法人カードになると年会費が掛かってしまいます。
実際には、年会費以上の価値が法人カードにあるのですが、年会費は必ず掛かってしまうため、ここはデメリットであると言えます。
デメリット3.ポイント還元率が悪い
法人カードは、ポイントを貯める事を主な目的としていないため、普通のクレジットカードほどの高還元率カードというのはありません。
そのため、法人カードで効率よくポイントを貯めるというのは難しいです。
還元率1%ほどの法人カードはあり、法人カードは使う金額も大きいため比較的ポイントを貯めやすいと言えます。
3.それでも法人カードを作った方が良い理由
法人カードを使う事で、経理業務をかなり円滑にすることが出来ます。
そのため、先ほど挙げたようなデメリットがあっても、それを十分にカバーするだけのメリットがあります。
主なメリットとしては、次のようなものが挙げられます。
- 面倒な記帳作業を圧縮できる
- 経費と個人消費を明確に分けられる
- 清算業務がなくなる
具体的には、「経理業務を一気に削減!法人カードで得られる6つのメリット大公開」を参考にしてみてください。
4.法人カードの審査は厳しめ
法人カードの審査は、個人用のクレジットカードの審査よりも厳しいです。
そのため、起業してから2~3年は経過しないと法人カードは作れないと言われることもあります。
ただ、起業後1か月で作れる法人カードや個人でも作成出来る点などを考えると、決して高すぎるハードルではありません。
5.法人カードはランクによって限度額が露骨に変わる
法人カードは、個人カード以上にランクによって限度額が露骨に違います。
大まかなものではありますが、限度額の目安は下記になります。
- 一般カード:10万~50万
- ゴールドカード:100万以上
このように、一般カードとゴールドカードでは2倍からそれ以上の差がついてしまいます。
6.まとめ
最後に、今回の記事のまとめを行っていきます。
法人カードには、次の3つのデメリットがあります。
- デメリット1.仕組みづくりをする必要がある
- デメリット2.年会費が掛かる
- デメリット3.ポイント還元率が悪い
しかし、法人カードにはこれらを上回るだけのメリットが多くあります。
そのため、法人カードを利用して少しでも楽をしたい、得したいと考えているのであれば、1度は検討してみる事をおすすめします。
法人カードのメリットについては「経理業務を一気に削減!法人カードで得られる6つのメリット大公開」を参考にしてみてください。