法人カードの名義って個人でしょうか?それとも会社でしょうか?
「法人カードだから会社でしょ」と思う方もいるかもしれませんが、実は名義は個人となっています。
ちょっとややこしいところもあるので、今回は図を使って法人カードについて説明していきたいと思います。
1.法人カードの名義は個人名
法人カードは保有している個人に帰属するために、以下の赤線のように個人名が記載されています。
法人カードが届いて自分の名前が書いてあることに驚いてしまう方もいるそうですが、何も問題ありません。
一つ具体例を挙げてみます。
株式会社ABCが法人カードを作った場合、
個々が個人名義のカードを持ち、引き落とし口座は通常すべて法人口座となっています。
経費の決済にこれらのカードを使うようになると、現金精算や立て替え金の精算などの手間がなくなります。
それによって、経理事務が簡潔になるという大きなメリットがあります。
もし法人カードが法人名義だとしたら、会社の皆が同じカードを持つことになっちゃいますよね。
誰がどこでいくら使ったかの把握ができないために、カードの名義は個人名となっています。
ちなみにネットショッピングの名義も個人名を記入ですよ。
2.サインはどうなるの?
法人カードだからサインは会社名かなと思ってしまう人もいるかもしれませんが、こちらも個人名で大丈夫です。
そうなると、法人カードを使うときは個人のクレジットカードを使うときと変わりないことが分かりましたよね。
また、三井住友法人カードなど、会社名が個人名をともに券面に表示されているものもあります。
このような場合も個人名義扱いですし、個人名のサインをすれば大丈夫です。
3.ビジネス?コーポレート?法人?
「ビジネスカード」「コーポレートカード」「法人カード」と色々紛らわしい言葉がありますよね。
通常、「ビジネスカード」は中小企業・個人事業向けの規模が小さめの法人に対して発行されるものを指します。
それに対し、「コーポレートカード」は大企業のような規模が大きめの法人に対して発行されます。
「法人カード」はそれらの総称として使われています。
ただ、クレジットカード会社によって扱いが違うので参考程度にしてくださいね。
詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
→法人カード・ビジネスカード・コーポレートカードの違いをまとめてみた。
4.まとめ
今回は法人カードの名義についてまとめてみました。
個人名義で不安に思っていた方も、今度からは堂々と法人カードを使えますね。