クレジットカードは、引落しが残っている場合には、解約することが出来ません。
そのため、引落しの有無で解約すべきかどうかの判断も変わってきます。
今回の記事では、クレジットカードの解約時に注意しなければならない点をご紹介致します。
1.クレジットカードの解約で注意しなければならないこととは?
2.クレジットカードを解約しても、支払方法は自動で変更されない?
3.ポイント目当てでカードを作成し、1回も代金引落しがないまま解約して問題ないのか?
4.引落しがゼロのものは、解約すべきか?
5.携帯電話代金をクレジットカードの引落しにしている方は、解約時に注意が必要
6.年会費を支払ってすぐに、解約しても、年会費は返ってこない?
7.追加のカードを発行してる場合には、解約時に注意が必要
8.解約手数料が発生するケースもある?
9.まとめ
1.クレジットカードの解約で注意しなければならないこととは?
リボ払いやキャッシング残高が残っている場合には、クレジットカードを解約することが出来ません。
もし、口座の残高不足で引落しが不能になった場合には、残高を一括請求される恐れがあります。
リボ払いやキャッシング残高が多額に残っている場合には、一括請求されても支払うことが出来ないという方もいらっしゃるでしょう。残債が残っている方は、全ての返済が終了した後に解約するかを検討しましょう。
2.クレジットカードを解約しても、支払方法は自動で変更されない?
クレジットカードを解約すると、自動的にすべての支払方法が変更になるとお考えの方をいらっしゃるようですが、自動で変更になることは基本的にはありません。
では、クレジットカードを解約した後、今まで契約していたものの支払いはどうなるのでしょうか?プロバイダとの契約を例にご説明致します。
クレジットカード解約 ↓ プロバイダは解約した事実を知らない(クレジットカード会社からプロバイダに連絡することはない) ↓ プロバイダは、カード会社に代金請求 ↓ クレジットカード会社は、『カードを解約しているため代金を支払えない』と伝える ↓ プロバイダは、クレジットカード会社から代金を受け取れないため、カードの利用者へ通知をする。 (通知例) ◯月分の支払いがないので、◯◯円をお支払いください。 |
このように、クレジットカード会社が、他社へ解約の連絡をするわけではないのでご注意ください。
解約する際は、クレジットカード会社に問い合わせをし、継続的に代金を支払っている会社名を伺い、その会社へご自身で連絡し、支払い方法を変更しましょう。
代金が未納になってしまうと、信用情報に✕がつく可能性があります。
3.ポイント目当てでカードを作成し、1回も代金引落しがないまま解約して問題ないのか?
最近クレジットカードを作成すると、ポイントが貰えるサービスがたくさんありますが、そのポイント目当てでカードを作成し、すぐにカードを解約するとどうなるのでしょうか?
信用情報に✕がつくことはないですが、カード会社の印象は非常に悪くなってしまいます。肝心な時にカードが作れなくなってしまうリスクもありますので、解約するのであれば、6ヶ月程度引落しされてから解約することをオススメします。
4.引落しがゼロのものは、解約すべきか?
気づいたらクレジットカードが複数あるという方も多いかと思いますが、毎月全く利用せずに引落し額がゼロであれば、解約しても問題ないでしょう。しかし、注意点が1つあります。
解約した際に、今まで貯めてきたポイントがなくなってしまう可能性があります。ポイントの有無を確認してから解約するようにしてください。
5.携帯電話代金をクレジットカードの引落しにしている方は、解約時に注意が必要
クレジットカード解約時に、携帯電話の代金支払い方法を変更しているのであれば何も問題ないのですが、何も変更せずに、カードを解約してしまうと問題が生じる可能性があります。
最近は、携帯電話を購入する場合には、割賦(分割払い)で購入する方がほとんどかと思いますが、この分割払いの代金を遅延すると、信用情報に✕がつく可能性があるのです。
信用情報に✕が付いた場合には、住宅ローンを組みにくくなったり、開業した際に、事業資金の融資を受けにくくなるなど、生きる上で問題が生じる可能性があります。
出来れば信用情報に✕は付けないほうがよいので、解約する際は、携帯電話の代金支払い方法を変更した後に、解約してください。
6.年会費を支払ってすぐに、解約しても、年会費は返ってこない?
年会費は基本的に1年分を前払いします。
例えば8月に契約したら、8月に一年分を支払います。つまり、加入してすぐに指定の銀行口座から年会費は引き落とされてしまいます。
本来的には前払いなので、サービスを受けていない月の代金は返金されてるのが普通かと思いますが、クレジットカードの場合には、支払ってすぐに解約したとしても、返金されることは基本的にありません。
念のため、カード会社に返金を求めてみるとよいかもしれませんが、返金に対応しない会社がほとんどでしょう。
そのため、解約するのであれば、ギリギリまで利用した後に解約すると損はないでしょう。
7.追加のカードを発行してる場合には、解約時に注意が必要
家族カードや、ETCカードなどを追加で作成している場合には、クレジットカードの解約時に注意が必要になります。
例えば、夫が、クレジットカードを作成し、家族にも持たせるために、妻と子供に家族カードを作成しました。この際に、主のクレジットカードを解約してしまうと、妻や子供のクレジットカードまで利用できなくなります。
解約する際は、ご家族に相談しましょう。
ETCカードであれば、もし主のクレジットカードを解約し、使えないETCカードを車に入れたままETCを通過しようとしても、通過することができません。
ETCカードと紐付けされているクレジットカードの解約は特に注意が必要になるでしょう。
8.解約手数料が発生するケースもある?
加入期間が短い場合には、解約手数料が発生する可能性もあります。クレジットカードを契約する際に、解約手数料について確認をしておくべきでしょう。
9.まとめ
クレジットカードカードの解約時に注意しなければならないことをご理解頂けたでしょうか?
特に注意が必要なのは、リボ払いや、キャッシングの引落し額がまだ残っている際の解約です。一括請求されてしまいますので、この点は一番注意しておきましょう。