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お役立ち・基本知識
クレジットカードの解約時に残っている利用残高支払い方法

クレジットカード 解約 支払い

「クレジットカードを解約したいけど、まだ支払いが残っていて…」

このように、クレジットカードを解約したくても、まだ支払っていないお金が残っていて、どうしていいかわからないという人は非常に多いです。

実際、気になりますよね?

そこで今回は、クレジットカードの解約時における支払い方法についてお話ししていきます。

1.支払先や支払日はカード会社によって異なります。

解約時にある未払い金の支払先や支払い方法は、カード会社によって異なります。

通常の引き落とし日に口座から引き落す会社もあれば、引き落とし日を待たずに引き落す会社、期限を決めて振込を要求する会社などまちまちになります。
カード裏に記載してあるカード会社に聞けばすぐ教えてくれます。

支払日に引き落されるかどうかは、解約申請する日にちによっても変わってくるため、事前に確認することをおすすめします。

残っているお金って何?

クレジットカードの利用明細書を見ると、クレジットカードで決済された日が記載してあると思います。

その記載してある日がクレジットカードでの支払いが確定した日になるため、カードを解約する場合は、その日までに利用したお金を、通常の支払い方法とは違う形で支払わなければならない場合があります。

例えば、月末締めのクレジットカードを23日に解約した場合、解約日までに利用したお金を支払う必要があります。

クレジットカード 解約 支払い

※この例では「支払い」と記載していますが、基本は口座引落や口座振込になります。また、分割払いやリボ払いはないものとしています。

2.解約時残高の支払いは基本1括払い

クレジットカードの利用残高(クレジットカードで支払って引落されていないお金)がある状態で解約を行う場合、基本的には1括払いで支払う必要があります

そのため、分割払いやリボ払いを利用していて、1括払いで返済するのが難しい場合は、クレジットカードの利用残高が1括で支払える金額まで待つ必要があります

3.解約予約で分割払いも可能な場合も

クレジットカードの中には、解約予約ができるものがあります。

解約予約とは、クレジットカードは使えなくなるが、契約そのものは継続させるというものです。

早い話が、解約したいクレジットカードで新たな支払いができなくなるので、今ある残高が無くなり次第解約できるというものになります。

4.強制解約時の支払い方法

クレジットカードの支払いに何度が遅れてしまっていると、強制解約をさせられてしまう事があります。

クレジットカードの利用残高が残っている時に強制解約させられた場合、次の2パターンの支払い方法があります。

  • パターン1.基本の1括払い
  • パターン2.場合によっては分割払いも可能
強制解約になるタイミング

規約違反やカード会社によってまちまちですが、料金の未払いであれば、2か月間ほど未払いでいると強制解約させられます。

もちろん、厳しい会社はもっと早いですし、支払う事ができない理由などを伝えていれば、1万円だけ振込むなどで、強制解約を免れられる可能性もあります。

パターン1.基本の1括払い

クレジットカード会社の規約に違反していることが解約の原因ですので、基本的には1括での支払いを求められます。

どうしても支払えない場合は、パターン2でご紹介する分割払いという流れになりますが、払えるのに払わないと裁判沙汰になり、給料の差し押さえ等の処罰を受けてしまいます

パターン2.場合によっては分割払いも可能

クレジットカードの支払いの遅延によって強制解約された場合、支払う意思がある人はカード会社に相談することで、分割払いにしてもらえる可能性があります。

そのためには、自分から連絡をとり、どういう形であればお金を支払っていけるのかをしっかり伝えていく必要があります。

5.クレジットカード解約によるメリット・デメリット

不要なクレジットカードを解約しようと思っても、何かデメリットがあるのではないかと不安になりますよね。

そこで、クレジットカードを解約した場合に起こる、メリットとデメリットについて簡単にまとめてみます。

メリット

不要なクレジットカードが減るため、カードの管理が楽になり、盗難や悪用、紛失などのリスクを無くすことができます。

また、総与信枠を増やせるため、次のクレジットカードの取得に有利になる可能性があります。

総与信枠とは

各クレジットカードは、クレジットカードを申し込んだ人に対して、「いくらまでだったらクレジットカードの枠を渡せるか」という総与信枠を設定しています。

例えば、A社において、ある人の総与信枠が100万円だとします。その人は、すでに3枚クレジットカードを持っており、そのカードの限度額の総額が100万円だとします。

この場合、A社で新たにクレジットカードを作成しようとしても、総与信枠が一杯であるため、審査に落ちてしまう可能性があります(10万とかで通ることもあります)。

デメリット

クレジットカードを解約することのデメリットは特にありません。

ただ、クレジットカードにはさみを入れて、しっかり処分しないと悪用される恐れがあるため、それには注意する必要があります。

取得したてのクレジットカードは解約しない方が良い

取得したてのクレジットカードを解約してしまうと、入会特典目当てだと思われる可能性があるため、1年弱は持っておいた方が良いです。

6.まとめ

今回は、クレジットカードの解約時における支払いについてお話ししていきました。

クレジットカードの解約時の支払いは、基本的に1括払いになってしまうため、分割払いやリボ払いを利用している人は注意が必要になります。

監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

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