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クレジットカードの4つのデメリットと安全に使う5つの方法

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クレジットカードのデメリットって気になりますよね。

「クレジットカードはポイントが貯まってお得」という話を聞く一方で、「クレジットカードの支払いが大変」、「クレジットカードは危ない」こういった話を耳にすることも少なくないと思います。

実際どっちが本当なのか分からなくなってしまいますよね。

そこで今回は、クレジットカードのデメリットについてお話しし、注意すべき点についてもお話ししていきます。

目次
1.クレジットカードの4つのデメリット
デメリット1.使いすぎてしまうときがある
デメリット2.リボ払いによる借金地獄
デメリット3.不正利用による被害
デメリット4.持ちすぎると住宅ローンに通らなくなる
2.クレジットカードを安全に使うために必要な5つのこと
1つ目.1括払いを基本とする
2つ目.署名をきちんとする
3つ目.補償内容を確認する
4つ目.お金の管理を意識する
5つ目.ポイントにつられ過ぎない
3.クレジットカードが怖い方にオススメなデビットカード
4.まとめ

1.クレジットカードの4つのデメリット

クレジットカードには、あまりデメリットはありませんが、強いて挙げるとすると次の5つのデメリットがあります。

デメリット1.使いすぎてしまうときがある

クレジットカードを利用して買い物をしていると、当然ですがその場で財布の中身がなくなることはありません。

そのため、クレジットカードに慣れるまでは、クレジットカードで利用した分のお金を財布から抜いたり、レシートを取っておくなどして、現在使用している金額を把握しておくことが重要になります。

デメリット2.リボ払いによる借金地獄

クレジットカードのリボ払いを利用しすぎて、借金がすごいことになったという話を聞いたことがあるかもしれませんが、リボ払いは非常に便利な支払い方法であると同時に、非常に危険な支払い方法でもあります。

リボ払いは、毎月の支払金額を一定にする代わりに、払いきれない部分の料金に対して利息が発生してしまいます

そのため、リボ払いの利用は十分に注意する必要があります。

詳しくは「リボ払いによる借金地獄の理由と借金地獄から抜け出す方法」を参考にしてみてください。

デメリット3.不正利用による被害

クレジットカードのデメリットとして、クレジットカードの不正利用が挙げられます。

クレジットカードの不正利用は、クレジットカードによっては補償されているものもありますが、補償されていないものもあります。

そのため、毎月利用明細書を確認して、自分で不正利用に築くことも重要になります。

デメリット4.持ちすぎると住宅ローンに通らなくなる

住宅ローンの審査では、クレジットカードのキャッシング枠が、そのまま借金と認識されてしまいます

そのため、キャッシング枠を利用していなくても、あまりに多くのクレジットカードを保有していると、その分多くの借金をしていることになるため、住宅ローンに通りにくくなってしまいます

2.クレジットカードを安全に使うために必要な5つのこと

クレジットカードのデメリットを挙げてきましたが、次の5つのことに気を付けていれば、クレジットカードで損をするということは防げます。

1つ目.1括払いを基本とする

クレジットカードの1括払いは、手数料がかかることはありません。

そのため、支払い方法を1括にしている限り、余分なお金を支払うことはなくなります。

2つ目.署名をきちんとする

クレジットカードの裏面には名前を記載する枠があります。

ここに自分の名前を書いていないと、クレジットカードの補償が受けられなかったり、使えなかったりする場合があるため、必ず署名する必要があります。

また、家族であっても、自分以外の人が使って購入した商品の場合は、補償が受けられなくなる可能性があるため、家族であっても自分以外の人に使わせることはしない方がいいと言えます。

3つ目.補償内容を確認する

クレジットカードには、様々な補償がついていますが、カードによってその内容はバラバラです。

そのため、自分が利用するもしくは利用しているクレジットカードの補償内容はきちんと知り、補償が使える場合と使えない場合を把握しておくことが大事になります。

特に、ネット上での不正利用に関しては、補償していないクレジットカードも少なくないため、ネットショッピングで利用する人は、特に注意して確認する必要があります。

4つ目.お金の管理を意識する

結局、クレジットカードで損をする場合は、クレジットカードの利用金額を把握していないことが一番の原因になります。

クレジットカードで何にいくら使ったのかを把握しておくことで、無駄な手数料はもちろん、不正利用にもいち早く気づくことができます。

5つ目.ポイントにつられ過ぎない

クレジットカードの利用をしていると、ポイント○倍をというものをよく目にすることになります。

もちろん、ポイントが付いた方がお得なのですが、そのポイント目的にクレジットカードを利用して、必要のない商品を購入するなどをしてしまい、結局は損してしまう人が意外と多くいます

そのため、ポイントはあくまで2次的なものと考えておく方が、クレジットカードをお得に使うことができます。

3.クレジットカードが怖い方にオススメなデビットカード

デビットカードは、現金払いとカード払いのいいとこどりをしたカードになります。

有名なものとして、三菱東京UFJ-VISAデビットカードがあります。

デビットカード キャプチャ

クレジットカードは、商品を購入した時には現金が減らず、後日クレジットカードで利用した金額をまとめて支払うことになります。

人によっては、この後払いが使いすぎてしまうようで怖いという人も少なくありません。

しかし、デビットカードであれば、利用した時点で口座から現金が引き落とされるため、使いすぎるという確率は一気に減ります。

そして、デビットカードは後払いではなく利用した時点で口座から引き落とされるため、クレジットカードのような審査がなく、誰でも簡単に持てるという特徴があります。

また、クレジットカードほどではありませんが、ポイントも貯まっていくため、通常の現金払いよりも得することができます。

ただし、デビットカードは1括払いしか利用できないため、注意が必要となります。

4.まとめ

最後に、今回の内容を簡単にまとめていきます。

4つのデメリット

  • 使いすぎてしまうときがある
  • リボ払いによる借金地獄
  • 不正利用による被害
  • 持ちすぎると住宅ローンに通らなくなる

安全に使うために必要な5つのこと

  • 1括払いを基本とする
  • 署名をきちんとする
  • 補償内容を確認する
  • お金の管理を意識する
  • ポイントにつられ過ぎない

クレジットカードと現金の良いとこどりがデビットカード

監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

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