クレジットカードの審査に落ちてしまうと、理由が気になりますよね?
今は、年収や勤続年数などの条件は年々減少傾向にあり、ステータスカードと呼ばれる一部のカードを除いては、アルバイトでもクレジットカードが作れる時代になっています。
その中で、クレジットカードの審査に落ちるという事は、クレヒスと呼ばれる信用情報に何らかの問題がある可能性が極めて高いです。
そこで今回は、クレヒスとは何かはもちろん、クレヒスの重要性や磨き方などをお話ししていきます。
これさえ見れば、クレヒスで悩むことはなくなるはずです。
1.クレヒスとは個人信用情報
2.個人信用情報機関にクレヒスは貯まっていく
3.クレヒスと審査の関係
4.個人信用情報機関に登録されるクレヒスの内容
5.状況別クレヒスを磨く3つの方法
クレジットカードがない場合
クレジットカードがある場合
6.クレヒスとクレジットカードの審査で気になる3つの疑問
疑問1.ブラックリストに載ったらどうなるの?
疑問2.自己破産したらどのくらいクレジットカード作れないの?
疑問3.ホワイトとスーパーホワイトってどう違うの?
7.まとめ
1.クレヒスとは個人信用情報
クレヒスとは、クレジットヒストリーの略称で、個人信用情報の事になります。
個人信用情報とは、クレジットカードのような後払いを原則とした支払いを利用した場合に、蓄積される信用情報になります。
そのため、クレジットカード以外の利用履歴も貯まっていくことになります。
後払いを原則とした(信用を基にした)支払い契約を、専門的な言い方で割賦販売と言います。
クレヒスは、クレジットカードの審査で話題に上がることが多いため、クレジットカードヒストリーと勘違いしている人が非常に多いです。
しかし、割賦販売の利用履歴がクレヒスであり、割賦販売はクレジット(信用)を基にした取引になるため、クレジットヒストリーと言います。
2.個人信用情報機関にクレヒスは貯まっていく
個人信用情報機関には、2~7年分のクレヒスが貯まっていきます。
クレヒスは、割賦販売契約をした会社ごとに個人信用情報機関に登録していくため、割賦販売契約をしたすべての支払いが大事になります。
例えば、クレジットカードをA社・B社・C社の計3枚使用していた場合、3社それぞれが個人信用情報機関に情報を登録するため、1社でも支払いが遅れると悪いクレヒスがついてしまいます。
3.クレヒスと審査の関係
クレジットカードの審査において、クレヒスはとても重要な役割を担っています。
クレジットカードは、後払いのカードになるので、現金が手元や口座に入っていなくても利用する事ができてしまいます。
そのため、利用した金額を本当に支払ってくれるかどうかを、カード会社は調べる必要があります。
そこで役に立つのがクレヒスになります。
クレヒスは、これまで利用してきた後払いによる支払いを、きちんと行ってきたかや、未払いがあったかどうかを、情報として残しています。
この情報を見る事で、この人は信用できるかどうかを、カード会社は判断しています。
クレジットカードの審査については、「クレジットカードの審査って何やってんの?気になる疑問を徹底解説」で、より詳しくお話ししています。
4.個人信用情報機関に登録されるクレヒスの内容
クレヒスは、次のような形で個人信用情報機関に登録されます。
※実際には色はついていません
マークの意味は下記になります。
5.状況別クレヒスを磨く3つの方法
先程お話ししたマークで言うと、$マークをたくさん貯める事を「クレヒスを磨く」と言い、クレジットカードを持っている場合と持っていない場合で、その方法が異なります。
それぞれの状況に応じたクレヒスを磨く方法を紹介していきます。
クレジットカードがない場合
クレジットカードがない場合は、当然ですがクレジットカード以外を使って、割賦販売契約で商品を購入する必要があります。
方法1.携帯電話を分割で購入する
携帯電話を分割で購入すると、本体代金も毎月請求される形になり、割賦販売の契約をすることになります。
そのため、毎月の携帯代をきちんと支払う事で、$マークのクレヒスを貯めることができます。
方法2.家電を分割で購入する
家電を購入する際、ショッピングローンやショッピングクレジットという方法を用いて、分割で購入することができます。
これも、割賦販売契約になるため、$マークのクレヒスを貯めることができます。
クレジットカードがある場合
クレジットカードがある場合は、クレジットカードを継続して利用する事で、クレヒスを磨く事ができます。
方法3.毎月必ず利用する
クレヒスを磨くためには、たまに利用するのではなく、毎月必ず利用するようにしてください。
そうすることで、自然とクレヒスを磨くことができます。
6.クレヒスとクレジットカードの審査で気になる3つの疑問
クレヒス関連でよく疑問に上がる、次の3つの疑問についてお答えしていきます。
疑問1.ブラックリストに載ったらどうなるの?
ブラックリストというリストは存在しないのですが、個人信用情報機関の情報がAばかりになると、返済状況が「異動」という状態になります。
これがいわゆるブラックリストであり、「この人はクレジットカードを利用しても、まともに返済できません」という烙印になります。
この情報は、未払い金を払い終わってから5年間は情報として残るため、この期間内は新たなクレジットカードを作ることは非常に難しくなります。
疑問2.自己破産したらどのくらいクレジットカード作れないの?
自己破産をした場合、最低5年間はカードを作れないと言われています。
理由としては、自己破産をした情報が最低5年間は個人信用情報機関に登録されてしまう事が挙げられます。
しかし、自己破産から3~4年くらいたつと、人によってはクレジットカードを作れるようですので、年収や勤続年数など、他の要因も関係してくると考えられます。
疑問3.ホワイトとスーパーホワイトってどう違うの?
自己破産をしてしまった場合、最低5年間は割賦販売を使った商品購入ができなくなります。
そのため、個人信用情報機関のクレヒスが真っ白になり、「ホワイト」と呼ばれる状態になります。
一方で、これまで現金一括主義で、割賦販売を使った商品購入を一切行っていない人も、クレヒスは真っ白になっており、これを「スーパーホワイト」と言います。
ホワイトとスーパーホワイトでは、クレヒスが真っ白な過程は違いますが、結果的には同じ状態です。
そのため、カード会社から見ると見分けがつかず、どちらであってもクレジットカードを発行しにくい状態となってしまいます。
スーパーホワイトについては、「スーパーホワイトだとクレジットカードを作れないという嘘と真実」で詳しくお話ししています。
7.まとめ
最後に、今回の内容を簡単にまとめていきます。
クレヒスとは、クレジットヒステリーの事であり、個人信用情報機関に登録される情報の事になります。
クレヒスは、クレジットカードの審査で非常に大きな役割を担っており、カードの審査のために「クレヒスを磨く」という人も非常に多くいます。