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クレジットカードの2つの決済方法と4つの支払い方法

クレジットカード 決済方法

この記事は、初めてクレジットカードを使う人でどうやって使うか分からない人のために書きました。

意外かもしれませんが、クレジットカードを使っている人の中には、初めてクレジットカードを使うときに緊張したという人は多くいます。

クレジットカードの決済方法ってよくわからない…

そこで今回は、クレジットカードの決済方法について、その種類や使い方について1からまとめていきます。

目次
1.クレジットカードの2つの決済方法
決済方法1.店頭での決済
決済方法2.ネット上の決済
2.4つの支払い方法
方法1.1括払い
方法2.分割払い
方法3.リボ払い
方法4.ボーナス払い
3.クレジットカードで支払うメリット
4.クレジットカードで支払うデメリット
5.クレジットカードの明細書の中身
6.まとめ

1.クレジットカードの2つの決済方法

クレジットカードによる決済方法は、店頭とネットでは少し異なります。

そこでまずは、その2つの方法についてお話ししていきます。

  • 決済方法1.店頭での決済
  • 決済方法2.ネット上の決済

決済方法1.店頭での決済

クレジットカードを店頭で使う方法は、非常に簡単で、特に難しいことをする必要はありません。

具体的には次の3つのステップで支払いが完了し、だいたい10秒から1分もあれば支払いが完了してしまいます。

ステップ1.クレジットカードを手渡す

コンビニやレストランで支払いをクレジットカードにする場合は、当たり前ですが、クレジットカードを手渡す必要があります。

この時の注意点として、クレジットカードの裏に名前を書いておくことが挙げられます。

クレジットカードは名前を書いておかないと不正利用時に対応してもらえないことがあるので、クレジットカードの裏に名前を書いていないと使うことができない仕組みとなっています。

ステップ2.支払い方法を選択する

後で詳しくお話ししますが、大きく分けるとクレジットカードには1括払い分割払いの2通りの支払い方法があります。

そのため、クレジットカードを手渡した際に、1括払いをするのか、それとも分割払いを利用するのかを伝える必要があります。

ここでの注意点としては、分割払いは利用できる回数が店舗によって決まっているため、高額な商品を購入するときには注意が必要となります。

ステップ3.暗証番号もしくは署名をする

クレジットカードで支払いをする場合、基本的には暗証番号か署名をする必要があります。

これは防犯上の理由で、基本的に必須行為です。

しかし、支払い金額が少額である場合は、サインや署名をする必要がないこともよくあります。

例えば、コンビニで1,000円分の買い物をクレジットカードで行った場合、多くの場合サインや暗証番号の入力をすることなく商品を購入することが出来ます。

決済方法2.ネット上の決済

ネットの支払いにクレジットカードを利用する場合は、店頭での支払いと比べクレジットカード情報を記載する手間は増えますが、基本的には2ステップで終わりです。

ステップ1.決済方法でクレジットカードを選択する

当然ですが、クレジットカードで買い物をする場合、決済方法を選択する段階で、クレジットカードを選ぶ必要があります。

まれに、支払い方法を代引きにし、代引きの支払いをクレジットカードで支払うという方がいますが、これでは手数料などが無駄にかかってしまいますし、代引きではクレジットカードを利用出来ないことも多いので注意が必要となります。

ステップ2.クレジットカード情報を入力する

クレジットカードをネットで利用する場合、クレジットカード情報というものを載せる必要があります。

クレジットカード情報とは次のようなものになります。

  • ブランド名(VISAやJCBなど)
  • カード番号(カード表面に記載されている16桁の番号)
  • 有効期限(月/年 で記載されているもの)
  • セキュリティコード(カード裏面に記載されている3桁の番号)
  • 支払方法の選択(1括か分割かリボ払い)

クレジットカード 表面

クレジットカード 裏面

ステップ3.支払いを完了する

多くの場合、クレジットカード情報を入力した後に、再度購入の意思確認が行われます。

そのため、買いたい商品の情報やクレジットカード情報、金額等に間違いがないことを確認し、支払いを確定します。

2.支払い方法の種類

クレジットカードには、次の4つの支払い方法があります。

  • 方法1.1括払い
  • 方法2.分割払い
  • 方法3.リボ払い
  • 方法4.ボーナス払い

方法1.1括払い

1括払いとは言葉の意味通り、使った金額を次の支払日に1括で支払う方法となります。

クレジットカードの支払い方法の中で、最も一般的なものが1括払いであり、手数料もかからずに利用出来ます

方法2.分割払い

分割払いとは、使用した金額を複数回に分けて支払う方法になります。

分割回数は、2~36回まであり、自由に選択することが出来ます。

しかし、お店によって利用できる分割払いが決まっているため、3回以上の分割払いを利用する場合は、注意が必要となります。

また、分割2回払いまでは手数料が掛かりませんが、3回払いからは手数料が掛かってしまうため、3回以上の分割払いを選択する場合は、考慮する必要があります。

方法3.リボ払い

リボ払いとは、毎月一定の金額を支払う支払い方法になります。

毎月の支払いが安定するという意味ではすごくいい支払い方法ですが、金銭感覚のマヒを起こしやすい支払い方法でもあり、使う場合は上手に利用する必要があります。

方法4.ボーナス払い

ボーナス払いとは、ボーナスのタイミングで一気に支払う支払い方法となります。

一般的には、6月と12月にボーナスがあるため、ボーナス払いを選択した場合、6月もしくは12月のボーナスの時期に利用した金額が引き落されます

ボーナス払いには1括払いと2回払いがありますが、2回払いでは利息が発生するので注意が必要となります。

手数料

手数料の面でより詳しく知りたい場合は、「損する前に知っておきたい!クレジットカードと手数料の関係」を参考にしてみてください。

3.クレジットカードで支払うメリット

クレジットカードにはポイントがあり、クレジットカードを利用すれば利用するだけポイントが貯まっていきます

そのため、1回払いや2回払いなど、手数料の掛からない支払い方法を利用している限り、ポイントの分だけお得に買い物をすることが出来ます。

また、お金の支払いが楽になり、明細書を利用することで毎月の利用金額の大まかな部分を把握することができることも、クレジットカードのメリットと言えます。

4.クレジットカードで支払うデメリット

クレジットカードでの支払いは、現金が減るということはないため、慣れないうちは金銭感覚が狂いやすいというデメリットがあります。

そのため、クレジットカードに慣れるまでは定期的にweb明細等を確認し、現在いくら使ったのかを把握しておくことをおすすめします。

また、悪用などのデメリットも考える人もいますが、基本的にクレジットカードの悪用はクレジットカード会社に補償されているため、毎月明細書を確認しておくことで、大きな被害を避ける事が出来ます。

5.クレジットカードの明細書の中身

クレジットカードで決済した場合、明細書の内容が気になる人は意外と多いと思います。

クレジットカードの明細書の中身には、基本的に会社名が記載され、利用した日にちとともに分かるようになっています。

つまり、具体的にいつ何を買ったかということまでは分からず、何日にどこの会社の製品を購入したという情報しか分からない事になります。

1人暮らしで明細書を家計簿代わりに使うという人にとっては少し不便ですが、明細書を他人に見られる人にとっては最低限のプライバシーは守られていると言えます。

6.まとめ

それでは最後に、今回の記事の内容をまとめていきます。

  • 店頭とネットでは決済方法が違う
  • クレジットカードの裏には名前を書く
  • クレジットカードの支払いでは、支払い回数を選ぶ必要がある
  • 3回以上の分割払い、リボ払いでは利息が掛かる
  • クレジットカードはポイントが貯まりお得
  • 金銭感覚が狂ってしまうため、最初は注意が必要
  • 明細書の中身は、購入した人会社名しか分からない
監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

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