バラエティ番組などで、有名人のブラックカードが取り上げられているのを見たことありませんか。
あのような高所得者や富裕層向けに発行されているクレジットカードのことを、「ステータスカード」と言います。
「ステータス(=社会的地位)」と言うだけあって、世の中には一般人ではとても手の届かないクレジットカードも存在しています。
しかし、正しい知識を身に付けてクレジットヒストリーを磨けば、ゴールドカードやプラチナカードのように、一般カードよりもはるかにステータス性の高いカードを手に入れることが出来ます。
今回は、いつか憧れのカードを持ちたいと思っている方のために、クレジットカードのステータスについてお話していきます。
また、おすすめのステータスカードについては「人によって異なる!?おすすめのステータスカードを一挙紹介!!」でご紹介しています。
1.クレジットカードのステータスとは
2.3つのステータス指標
指標1.取得の難易度
指標2.年会費
指標3.イメージ
3.ステータスランキング
3-1.一般人が持つことはほぼ不可能なカード
3-2.一般人でも手が届く最高ランクのカード
4.海外におけるクレジットカードのステータス
5.ステータスのあるクレジットカードを持つための2つの手順
手順1.持ちたいカードにランクアップできるカードをメインにする
手順2.クレジットヒストリーを磨く
6.代表的なステータスカード4選
7.まとめ
1.クレジットカードのステータスとは
クレジットカードのステータスとは、そのカードを持つことで得られるステータス性(=社会的地位)のことです。
そのため、単純に数値では測れない部分があります。
一番分かりやすい基準のひとつが、ゴールドやプラチナなどのカードの「ランク」になります。
ランクは大まかに分けて以下の4つとなり、ランクの高いカードの方がステータス性も高くなります。
2.3つのステータス指標
クレジットカードのステータスには、ランク以外にも次のような3つの指標があります。
- 指標1.取得の難易度
- 指標2.年会費
- 指標3.イメージ
指標1.取得の難易度
ステータス性が高いカードほど、カードの取得が難しくなります。
例えば、同じゴールドカードでも年会費無料のものと、三井住友カード ゴールドでは、VISAゴールドカードの方が取得するのが難しく、ステータス性も高くなります。
さらに、プラチナカードやブラックカードは、カード会社からの「インビテーション(招待状)」が必須となることが多いため、取得はかなり難しく、ステータス性はさらに高くなります。
指標2.年会費
ステータス性の高いクレジットカードほど、年会費も高くなります。
理由は、そのステータスに見合った質の高いサービスや補償が受けられるからです。
年会費は10,000円程度のものからピンキリですが、年会費無料や数千円程度のゴールドカードではステータスカードとは呼べません。
一般人の手が届くステータスカードで例を挙げると、三井住友カードプラチナの場合は年会費52,500円となります。
指標3.イメージ
クレジットカードのステータスは数値化しにくいため、イメージ(感覚)による部分が大きいです。
同じゴールドカードの中でも、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)のステータス性は非常に高いものがあります。
バブル時代にお金を持っていた人の多くが、このカードを使っていたことによって、アメックスゴールド=すごいと認識している人も少なくありません。
そのため、実際のステータスの差以上に、アメックスのゴールドカードに対するステータスは大きくなっています。
3.ステータスランキング
では、どんなステータスカードが人気なのでしょうか。「一般人が持つことはほぼ不可能なカード」と「一般人の手が届く最高ランク」に分類して、代表的なステータスカードをご紹介します。
3-1.一般人が持つことはほぼ不可能なカード
1位.アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
通称「センチュリオンカード」や「アメックスブラック」と呼ばれ、ステータスカードの中でも最高峰に位置します。
冒頭で述べたような芸能人や、一流企業のトップが持っているブラックカードと言えば、ほとんどの場合このカードのことを差します。
年会費367,500円でインビテーション必須と、正真正銘のお金持ちのためのカードであり、自分専属のコンシェルジュ(秘書)がサポートしてくれるなど、サービス内容もトップクラスです。
2位.ダイナースクラブ プレミアムカード
ダイナースクラブの中でも最上級クラスのクレジットカードであり、センチュリオンカードに並ぶブラックカードになります。
年会費は135,000円で、インビテーションが送られてきた方のみ申し込みが出来ます。
一般カードでも他の国際ブランドにおけるプラチナランク級と言われますが、こちらはさらにコンシェルジュサービス、付帯保険の手厚い保障、高いポイント還元率といった様々な特典があります。
3位.アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
センチュリオンカードの次にステータス性が高いアメックスのクレジットカードです。
年会費は135,000円で、インビテーションも必須、アメックス・ゴールドとは比べものにならない手厚いサービスが受けられます。
ただし、見た目が銀色なのでクレジットカードについて詳しく知らない人から見たら、一般カードとの差はあまり分からないかもしれません。
3-2.一般人でも手が届く最高ランクのカード
1位.JCB THE CLASS
JCBカードの中でも最高ランクに当たるブラックカードです。
インビテーション必須で入会審査も非常に厳しく、日本国内ではアメックス・プラチナに迫るステータス性があると言えます。
トラベル&エンターテインメントに強く、コンシュルジュなどのサービスも充実、年会費55,000円(税込)代のステータスカードとしては非常にコストパフォーマンスが高い1枚です。
2位.三井住友カードプラチナ
三井住友カードにはブラックカードが存在しないため、このプラチナカードが最高峰のクレジットカードとなります(VISAブランドとしては、スルガ銀行がブラックカードを発行しています)。
年会費は52,500円で、以前はインビテーションが必須でしたが現在はネット申し込みも可能です。
三井住友カード ゴールドで利用実績を積めば、決して手の届かないカードではありません。
4.海外におけるクレジットカードのステータス
カード社会とも言われる海外においては、クレジットカードが社会的信用の証明となります。
特にグレードの高いホテルを予約する際や、レンタカーを利用するときはクレジットカードが必須です。
そこである程度ステータス性の高いカードを持っていれば、厳しい審査を通過する経済力のある人だと判断され、より良いサービスを受けられることもあります。
5.ステータスのあるクレジットカードを持つための2つの手順
ここから、具体的にステータスカードを持つための方法についてお話ししていきます。
- 手順1.持ちたいカードにランクアップできるカードをメインにする
- 手順2.クレジットヒストリーを磨く
手順1.持ちたいカードにランクアップできるカードをメインにする
最終的に持ちたいステータスカードを決め、そのカードよりもランクの低いクレジットカードをメインカードにします。
例えば、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードが欲しい場合、プラチナカードよりランクの低い、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードやアメリカン・エキスプレス・カードをメインカードにして、利用実績を積んでいきます。
そうすることで、1つ上のランクのクレジットカードのインビテーションが受けられたり、自分で申し込む際に大きなプラス要素となります。
今回紹介したステータスカードを手にするためには、次のカードを使う所から始めていきます
クレジットカードの最高峰!センチュリオンを手にするためにはこれ
「世界初のクレジットカードであるダイナース」その価値は一般でもゴールド級
手順2.クレジットヒストリーを磨く
メインカードを手に入れたら、後はひたすらクレジットヒストリーを磨いていきます。
具体的には次の3つの方法があります。
方法1.小さい金額でも使う
高額な買い物だけにクレジットカードを使うのではなく、コンビニやスーパーなどの少額の買い物はもちろん、光熱費・電話料金といった公共料金もクレジットカードで支払うようにしましょう。
限度額を上げたい時も同様ですが、利用金額と回数が多いほど良質なクレジットヒストリーを作ることが出来るため、とにかくカードを使うことがステータスカードへの近道となります。
方法2.延滞をしない
支払いの遅延は絶対に禁物です。
カード業界では滞納者に対して厳しいペナルティがあり、どんなに良質なクレジットヒストリーを作成していても、延滞してしまうだけで全てが台無しになってしまいます。
そのため、延滞だけは絶対にしないようにしてください。
延滞情報は、入金忘れなどで、数日延滞してしまったぐらいではつくことはありません。しかし、数日遅れを何度も繰り返したり、2か月以上の延滞をしてしまうと信用情報機関に記載されてしまいます。
また、社内でのみ扱う情報では、1日でも遅れた場合は延滞者とおいう認識をされてしまう危険があるため、注意が必要となります。
方法3.リボ払いや分割払いを多用しない
リボ払いや分割払いが複数あると、カード会社からお金に困っている顧客だと判断される恐れがあります。
その為、本当に高額のもの以外は全て1括で購入し、1括で購入できないものに関しては買わない努力が必要となります。
また、リボ払いは多用してしまう事は、ステータスに関係なく非常に危険な行為の為、注意する必要があります。
6.代表的なステータスカード4選
一口にステータスカードと言っても、それぞれのカードごとにさまざまな特徴があります。
ここでは、代表的なステータスカードを4枚選び、その特徴を紹介していきます。
今すぐステータスが欲しいならアメリカン・エキスプレス・カード
詳細
ステータスカードと言えば、アメックスです。
アメックスの中でも最低ランクのカードが、このアメックスグリーンですが、それでも十分なステータスがあります。
ですので、今すぐでもステータスのあるカードが欲しいという場合は、迷わずこのカードをおすすめします。
というのも、アメックスグリーンは一般カードではありますが、年会費は1万円以上とゴールドカード並みで、ステータスカードとしての認知度も抜群だからです。
とりあえずステータスカードが欲しいという方は、これしかありません。
徐々にステータスを上げていくなら三井住友カード
詳細
これからステータスを意識していきたい方におすすめのクレジットカードが、三井住友カードになります。
というのも、誰もが知っている定番のクレジットカードであり、誰でも持つことができる嫌味のないステータスカードがこのカードだからです。
もちろん、一般カードではステータスはありませんが、年齢と共に自然とステータスを上げていけるので、無理せずステータスを上げていきたいという方にもピッタリなカードです。
最上級のゴールドカードを手にするならJCBカード
詳細
JCBは、日本唯一の国際ブランドであり、JCBカードは、そのプロパーカードになります。
JCBカードの魅力は、ゴールドカードの最上級ステータスのカードを手にできるという点にあります。
取得条件も難しくなく、見た目もかっこいいので、とりあえずゴールドカードまでは持ちたいという人におすすめです。
ステータスを全面に押し出したくないならダイナースクラブカード
詳細
ダイナースクラブカードは、見た目は一般カードですが、実はゴールドカードの中でもトップクラスに入るだけのステータスがあります。
ただ、知名度が高くない為、このカードを使っても反応されることはそこまで多くありません。
ですので、分かる人にだけ分かるステータスカードを求めているのであれば、ダイナースクラブカードがおすすめです。
7.まとめ
最後に、今回のポイントをまとめていきます。
- クレジットカードには、大まかに分けて4つの「ランク」が存在する
- ステータス性の高いカードほど取得が難しく、年会費も高い
- ステータスカードの入会には、インビテーション(招待状)が必要なものもある
- 海外ではクレジットカードが身分証明証であり、社会的信用となる
- カードのランクを上げたければ、クレヒスを磨く
- クレヒスや年収などの、現状を客観的に知ることが大切