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クレジットカードが使えない?そんなときの原因と対処方法とは。

クレジットカード 使えない

今や多くの社会人が当たり前のように使っているクレジットカード。

学生でさえ発行可能のものは多く、クレジットカードが世に出回ったことで、買い物が格段に便利になったことは言うまでもありませんよね。

ただ、お会計時にクレジットカードを得意顔で出し、店員さんが何度もスワイプを繰り返す姿を見て冷や汗をかいたことはありませんか?

案の定「お客さん、クレジットカードが使えないようなのですが。」と言われ、恥ずかしい思いをしたことがある方もいるのではないのでしょうか?

今回は、そんなクレジットカードが使えなくなった時の原因と対処方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

目次
1.クレジットカード利用停止の原因と対処方法
利用限度額オーバー
カード不正使用検知システム
磁気ストライプの異常
ICチップの異常
有効期限切れ
支払い延滞・遅延
店舗の端末異常
紛失・盗難届
クレジットカードが利用停止にならないために
自分のカードの利用限度額を常に把握しておく
カードの保存方法
引き落とし日の前の残高チェック
まとめ

1.クレジットカード利用停止の原因と対処方法

クレジットカードが使えなくなる原因は人によって様々です。

8つの主な原因を取り上げてみましたので、ぜひ確認してみて下さい。

利用限度額オーバー

クレジットカードが使えなくなる最大の理由は、この利用限度額のオーバーです。

自分のカードの利用残高と、利用金額を確認していないことで起こります。

キャッシングを利用している方は、その分もショッピング枠に含まれていることはご存知でしたか?

もしキャッシングの理解がまだ不十分な方は、こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてみて下さい。
もう怖くない!クレジットカードのキャッシングがまるわかり

ただ、限度額がオーバーになっても焦ることはありません。

きちんと返済をしていれば毎月枠が回復しますので、引き落とし日まで辛抱強く待ちましょう。

カード不正使用検知システム

海外でのクレジットカードの利用の際に起こりがちな、カード不正使用検知システムを説明します。

これは、クレジットカード会社がセキュリティのためにカードの利用を停止するシステムです。

長年国内での利用に限られていたカードが海外で使用された」、「同じ店舗で続けて複数回の利用があった」などの理由によりカードロックがかかる可能性があります。

この場合は、カード会社に海外に来ていることを説明すれば、カードはすぐ使用可能になります。

磁気ストライプの異常

磁気ストライプとは、クレジットカードの裏面にある銀色や黒の帯のことです。

磁気は財布やかばんなどの留め具などにも使われており、その磁力の影響をうけることで磁気不良となってしまいます。

クレジットカード用の保存ケースを利用していただくのがおすすめです。

磁気不良の際は、こちらでできることはありませんので、早めにカード会社に連絡して再発行してもらいましょう。

ちなみに、スキミングなどでクレジットカード情報が盗まれるのは、磁気ストライプが読み取られているためです。

こういったセキュリティの弱さもあって次第にICチップ型に切り替わってもいるのですが、店舗の導入コストがかなりかかってしまうため、まだ広く普及できていません。

ICチップの異常

次は、磁気ストライプは問題ないけれど、ICチップに異常が見られる場合です。

コンビニでは使えるのに、デパートなどの大型店舗での支払いでは使えないという場合はICチップの異常が考えられます。

ただ、この場合はサインの支払いに切り替えることにより、それで決済が通る場合もありますが、早めにカード会社に連絡して再発行してもらうことをおすすめします。

有効期限切れ

クレジットカードには有効期限があります。

長年異常がなかったのにいきなり使えなくなる方は、クレジットカードの有効期限が切れてしまっている可能性があります。

有効期限の確認方法はとても簡単で、クレジットカードの表面に記入してある「07/20」などの4桁の数字の部分です。

「月/年」が記入されており、通常この1、2カ月前に新しいカードが届きます。

ただ、住所変更をしていないと現在の住所に届かなくなってしまうので、引っ越した際にはカード情報の変更も忘れずにしておきましょう。

支払い延滞・遅延

引き落とし日までに口座に請求額が入っていなかったり、何度か支払い遅延があるとクレジットカードが利用停止になる場合があります。

通常、延滞の際は電話がかかってきて、いつまでに払うよう促されます。

これが何度も続くようだと、クレジットカードの利用停止になります。

ただ、自分の支払いのせいなので文句は言えませんね。

店舗の端末異常

自分のクレジットカードに異常がなくても、店舗のクレジット読み取り端末に異常があることがごくたまにあります。

他の店舗では問題なく使えるがその店舗だけカードを使うことができない場合は、店側の問題かもしれません

そうなったら、その店でクレジットカード払いをすることはできませんが、店の人とうまく交渉しましょう

まれに、端末が故障したときのために決済セットが用意されています。

2.クレジットカードが利用停止にならないために

クレジットカードが利用停止になると、なんだかさみしい気持ちになっちゃいますよね。

そうならないためにも、常日頃心がけることでいくつかの利用停止の原因は防ぐことができます。

自分のカードの利用限度額を常に把握しておく

自分のカードの利用限度額とカードの利用状況も常に把握しておいてください。

今はインターネットでカードの明細を見られることができますよね。

ちょっと使いすぎたかなと思ったらマイページで確認してみましょう。

カードの保存方法

磁気ストライプのカードは他の磁気の影響に弱く、すぐ異常を起こしてしまいます。

通常財布の中に入れて持ち運ぶと思いますが、カード同士を重ねすぎたりしないよう注意しましょう。

引き落とし日の前の残高チェック

きちんと利用明細を確認していても、気づいたら残高が足りなくてカード会社から電話がかかってくるということがあります。

電話が来てすぐ払えれば全く問題はないのですが、ちょっと印象が悪くなってしまいますよね。

3.まとめ

今回は、クレジットカードが突然使えなくなってしまった時の原因と対処方法をまとめました。

クレジットカードを持っている人ならだれでも使えなくなってしまう可能性はあります。

2章に書いたことを気を付けるのはもちろんですが、使えなくなってしまった時のためにもう一枚クレジットカードを持ち歩くこともおススメしています。

監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

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