クレジットカードを3ヶ月連続で遅延した場合のリスクを知っていますか?
「カードが少しだけ使えなくなるのかな」と考えたあなたは、もしかしたらこの先で後悔することになるかもしれません。
実は延滞が長引くと、かなり面倒くさいことに陥る可能性があるだけでなく、今後の生活にも大きな影響が出てしまうのです。
この記事では、3ヶ月延滞した場合のリスクとともに、延滞の回数が信用情報に与える影響、延滞時の解決方法についても解説しますので、参考にしてみてください。
クレジットカードの支払いを3ヶ月連続で遅延したら……?
クレジットカードの遅延は何回までOK?
クレジットカードが支払えないときの対処法
クレジットカードの3カ月連続遅延はアウト!早めに手を打とう
クレジットカードの支払いを3ヶ月連続で遅延したら……?
クレジットカードの支払いを3ヶ月連続で遅延してしまうと、大きなリスクを背負ってしまうことになります。
具体的には、以下の4つのリスクがあることを押さえておきましょう。
- ブラックリストとして扱われる
- クレジットカードを強制解約される
- 滞納額を一括請求される
- 強制執行により財産を差し押さえられる
では、それぞれのリスクについて説明します。
ブラックリストとして扱われる
ひとつ目のリスクが、ブラックリストとして扱われてしまうことです。
ちなみに「ブラックリスト」というのは俗称で、正確には、信用情報の「返済情報」の欄に、「異動」と書かれてしまった状態のことを指します。
もしも「異動」と書かれてしまった場合、つまりブラックとなってしまった場合は、以下のような不都合が起きてしまうので注意が必要です。
・新規ローンやスマホ分割購入もほぼ不可
完済後5年間は新規カードの発行が不可
一度でもブラックになってしまうと、滞納していた金額を支払い終えてから5年間は、新規のカード発行ができなくなってしまいます。
クレジットカードはもちろん、消費者金融が発行するカードローンもNG。銀行が発行するカードなども発行できません。
新規ローンやスマホ分割購入もほぼ不可
ブラックになってしまうと、たとえば住宅ローンや車のローンの審査にもほとんど通らなくなります。
また、気をつけたいのがスマホの分割購入。実はスマホ本体の分割払いは、ローン契約の一種とみなされています。
そのため、クレジットカードの支払い遅延でブラックになってしまった場合は、家のローンなどと同じく、5年間はスマホの分割払いもできなくなってしまうのです。
クレジットカードを強制解約される
クレジットカードの支払いを3ヶ月連続で遅延してしまうと、ほぼ100%の確率でクレジットカードを強制解約されてしまいます。
強制解約されてしまうと、そのクレジットカードを再び使うことはできません。なぜなら、その会社独自の「ブラックリスト」に載ってしまうからです。
この場合、別のクレジットカードを検討する必要がありますが、前述したように3ヶ月連続で遅延してしまうと、5年間はほかのクレジットカード会社の審査にも通りません。
つまり3ヶ月連続遅延は、信用情報に完全に傷が付いてしまうことを意味するのです。
滞納額を一括請求される
クレジットカードの支払いを3ヶ月連続で遅延すると、間違いなく「一括請求」の案内が届きます。
カード会社によって異なりますが、会社によっては遅延後2ヵ月経ったタイミングで一括請求の案内が届きます。
この場合、一括請求に応じないと、次に説明するように「強制執行」となってしまう可能性があるので十分に注意が必要です。
強制執行により財産を差し押さえられる
一括請求に応じなければ、裁判に発展することがあります。
場合によっては、裁判所の強制執行によって自分の財産がすべて差し押さえられてしまうことも。
給与や貯金、家などが手元からなくなると、生活に大きな影響が出てしまいます。
そのため、特に3か月以上遅延してしまった場合は、裁判のリスクを回避するためにも、何とかお金を返すように努めることが欠かせないのです。
クレジットカードの遅延は何回までOK?
クレジットカードの支払いを遅延してしまったときに気になるのが、「何回遅延したら問題が起きてしまうんだろう」ということ。
そこで、ここからはクレジットカードの遅延回数と、そのリスクの大きさについて解説します。
具体的には、以下を目安としてください。
- 「残高不足1回」はセーフの可能性が高い
- 「残高不足2回目」で事故情報として記録されることも
- 「残高不足3回以上」は強制解約のリスク大
「残高不足1回」はセーフの可能性が高い
残高不足が1回の場合は、基本的には信用情報には傷が付いていないと思って大丈夫です。
もちろん1回だとしても、支払いまでに1週間以上かかってしまうと信用情報に傷が付く可能性が高まります。
しかし2~3日の遅れであれば、信用情報にはまず影響はありません。
ちなみに、1日の遅れであっても、クレジットカード会社の責務として「延滞があったこと」を信用情報として記録する必要があります。しかし数日の遅れのたびに情報を記録するのは、手間も労力もかかることです。
そのため数日の遅延であれば、スルーされる可能性が高いのです。
遅延損害金は発生するので注意
しかしながら、1日でも支払いが遅れてしまうと「遅延損害金」が請求されるので注意が必要です。
遅延損害金とは、支払いが遅れたことに対する「ペナルティ」のようなもの。年利は14.6%が基本で、この利率が支払残高に対して1日単位で課せられます。
もちろん、遅延日数を重ねるごとに遅延損害金も増えていくので、はやめに返済するに越したことはありません。
「残高不足2回目」で事故情報として記録されることも
残高不足で引き落としができなかったことが2回続くと、信用情報に影響が出てしまいます。
具体的には、支払遅延が続いたことが「事故情報」として信用情報機関に登録されてしまう可能性が高まります。
ちなみに、2年以内に2回遅延してしまった、といった場合はあまり心配しなくて大丈夫です。
なぜなら長期的に見て遅延を数回繰り返していることは、多くの金融機関では個人の信用にあまり影響しない、としているからです。
つまり、新規の審査にあたってもほとんど重要視されません。
一方で、2~3ヶ月のあいだに遅延が続いてしまうとかなり危険です。
なぜなら、直近で遅延を繰り返しているということは、何かしらお金に困っている人、つまり「お金を貸すリスクが高い人」と思われてしまうからです。
そのため、場合によっては新規のローン審査などに通らなくなることもあるのです。
「残高不足3回以上」は強制解約のリスク大
残高不足などにより支払遅延が3回以上続いてしまった場合は、生活に悪影響が出ることを避けられません。
場合によってはカードの利用停止、最悪の場合はカードを強制解約させられてしまいます。
特に短期間で3回以上の支払い遅延を起こしてしまうと、信用が大幅に低下してしまいます。
もちろん、信用情報機関にもその旨が報告されているので、ほとんど全ての審査に通らなくなってしまうでしょう。
自分の信用情報が心配な場合は「開示請求」を
過去に支払遅延をしたことがあり、自分の信用情報に不安を感じている方は、信用情報機関に「開示請求」を行ってみるのもひとつの手です。
日本には3つの信用情報機関がありますが、クレジットカード会社の大半が「CIC」と「JICC」に加入しています。
そのため、どちらかに開示請求をすれば、クレジットカードの支払いに関わる自分の信用情報を見ることができます。
ちなみに、取り寄せた信用情報を確認する際は、「入金状況」という欄に「A」という記号がついていないか確認してみてください。
「入金状況」は月ごとに確認できるようになっていますが、「A」がついている月は「支払が遅れた」ということを意味します。
つまり、たとえば今が7月で、直近の4月~6月に毎月「A」がついていたとすると、かなり危険な状態ということ。
この場合、この先の新規審査にはほとんど通らなくなってしまいます。
クレジットカードが支払えないときの対処法
「クレジットカードの引き落としにお金の用意が間に合わない……」
「遅延してしまったけど手元に余裕がない……」
といった状況においては、まずは慌てず、できることから取り組んでみてください。
具体的には、状況に応じて以下の対応を取りましょう。
・少しでも遅延をしたらすぐにお金を準備
・場合によってはリボ払いを検討
それぞれ説明します。
クレジットカードの支払いが延滞することを電話する
クレジットカードの支払いがどうしても間に合わないときは、支払いが遅延する可能性があることをカード会社のコールセンターに電話しましょう。
もちろん支払額が減額されることはありませんが、支払う意思が伝わることで、場合によっては支払い期日の延期に応じてくれることもあります。
ちなみに、最も避けたいのが「支払いが遅れること」を報告しないこと。
何も言わずに平気で約束を破る人が社会で信頼がされないように、支払いが遅れることを伝えない人は、クレジットカード会社にとっては「信用が置けない人」と同じことを意味します。
そのため、場合によってはクレジットカード会社独自の「ブラックリスト」に載ってしまい、強制解約されるリスクが高まってしまうことも。
こうした状況を回避するためにも、多少面倒でも支払いが遅れることは事前に伝えておいたほうが良いのです。
少しでも遅延をしたらすぐにお金を準備
支払いがどうしてもできず、遅延をしてしまった場合は、すぐにお金を準備して支払いに回してください。
2~3日の遅れであれば、信用情報に傷がつくことはほぼありません。逆に、支払いが延びてしまうと信用はどんどん下がっていきます。
このような場合、家族にお願いして立て替えてもらうのが最も確実な方法といえます。
はやく支払いができるだけでなく、多くの場合「無利子」で貸してくれるでしょうから、金銭的な面でも安心な方法といえるからです。
しかし、家族を巻き込むことに抵抗があったり、家族とは疎遠ですぐに連絡が取れないかったりする場合もあるかもしれません。
このようなときは、消費者金融を使うことをおすすめします。
消費者金融ならすぐにお金を用意できる
消費者金融を使うと、最短即日でお金を手に入れることができます。
保証人を立てる必要がなく、さらにスマホからでも審査が申し込めるので、今すぐにでもお金を用意したいときの強い味方になってくれることでしょう。
消費者金融のなかでも特におすすめなのが、プロミスです。
審査は最短20分で完了し、多くの場合、申し込んだその日に入金されます。
さらに、土日祝日でも融資を受けられるのは大きなメリットのひとつです。
また、プロミスをはじめて利用する場合は「30日間無利息」でお金を借りることができます。
「消費者金融ってなんか怖い……」と思ってしまう人でも、このサービスを使うことで安心して利用することができるでしょう。
カードローンランキング1位 プロミス
場合によってはリボ払いを検討
どうしてもクレジットカードの支払いができないときは、カード会社にリボ払いへの変更をお願いしてみるのもひとつの手です。
リボ払いとは、毎月一定額を少額ずつ返済する方法のこと。
一括払いでは返せなくても、分割して少額にすれば返せることもあるでしょう。
ただしリボ払いは、返済にかかる利率が高く設定されていることが多いので注意が必要です。
「リボ地獄」という言葉がある通り、返しても返しても、リボ払いの金利支払いに追われ続ける……といった人は少なくありません。
そのため、クレジットカードの支払いを遅延してしまった場合は、リボ払いは最終手段として、可能な限り消費者金融でお金を借りることをおすすめします。
クレジットカードの3カ月連続遅延はアウト!早めに手を打とう
クレジットカードを使っていると、「引き落とし口座に入金し忘れてた」といったことがあるかもしれません。
この場合、すぐに返済すれば大きな問題にはなりませんが、短期間に何回も繰り返してしまうと、取り返しのつかない事態に発展する恐れがあります。
特に、3ヶ月連続で遅延してしまうと、ほぼ100%の確率で一発アウト。
ブラックリストに載ってしまい、5年間は新しいカードがつくれなくなってしまいます。
そのため支払いが遅れそうな場合は、カード会社に電話する、消費者金融ですぐにお金を借りるといったことを早めに行うことで、リスクを最大限回避するようにしましょう。