クレジットカードは無料で使えるものだと嬉しいですよね。
NTTドコモ発行のdカード/dカード GOLDは、どちらも年会費は有料となりますが、実は年会費を無料(dカード GOLDは実質になりますが…)にする方法があるんです。
有名なdカード GOLDの「ドコモ利用料金の10%還元」という特典は、「ドコモユーザーならみんなお得になる!」という情報を鵜呑みにするのは非常に危険です。
「毎月いくら支払っていたら年会費を全額充当出来るのか?」
「追加カードも年会費無料に出来る?」
気になる内容を徹底解説していきます。
1.dカード/dカード GOLDと追加カードの年会費
2.年会費の支払い日と支払い方法
3.年会費を無料にする方法
カテゴリ1.初年度
カテゴリ2.dカードの2年目以降の年会費
カテゴリ3.dカード GOLDの2年目以降の年会費
4.年会費をdポイントで支払うことは出来ない
5.dカード GOLDの年会費は高くない
6.まとめ
1.dカード/dカード GOLDと追加カードの年会費
dカードの年会費は初年度無料、2年目以降は通常1,250円(税込み1,350円)かかりますが、年1回以上dカードで決済をすれば無料になります。
dカード GOLDの年会費は初年度から有料となっており、価格は10,000円(11,000円(税込))になります。
dカードは条件次第で無料になりますが、dカード GOLDにはそのような特典はなく必ず毎年支払う必要があります。
また、追加カードである家族カード・ETCカードは、dカードとdカード GOLDでは年会費の規定が異なりますので、下記に詳しくまとめてみました。
家族カード/ETCカードはいずれも初年度無料で使うことが出来、2年目以降はdカードは年1回以上の利用という条件付き、dカード GOLD(家族カード2枚目以降を除き)は無条件で無料になります。
2.年会費の支払い日と支払い方法
年会費の支払い日は、当月1日~15日までに契約していれば翌月10日、当月16日~末日の契約であれば翌々月の10日になります。
こちらの契約日や支払い日は、カード到着時の台紙に記載されているようですが、もし処分してしまっている場合は、会員サイトの利用明細を確認するかdカードセンターのフリーダイヤル(0120-300-360)に問い合わせてみましょう。
支払い方法は、カードの支払い口座からの引き落としになりますので、残高不足などに注意しましょう。
3.年会費を無料にする方法
年会費を無料にする方法を次の3つのカテゴリに分けてご説明します。
- カテゴリ1.初年度
- カテゴリ2.dカードの2年目以降の年会費
- カテゴリ3.dカード GOLDの2年目以降の年会費
カテゴリ1.初年度
初年度年会費は、dカードは初めてから無料ですが、dカード GOLDは有料になりますので、入会キャンペーンで15,000円分のiDキャッシュバックを獲得して相殺しましょう。
ちなみにdカードでも最大9,000円分のiDキャッシュバックを獲得することが出来ます。
入会キャンペーンのキャッシュバックは、カード発行のみだとdカード500円、dカード GOLD1,500円までになりますが、下記の条件をクリアしていくごとに金額が増えていきます。
- カード発行
- 翌月末までに2万円以上の決済を行う
- ②の条件を満たし、かつ「こえたらリボ」を設定する
- ②の条件を満たし、かつ「キャッシングリボご利用枠」を設定する
詳しい手順については「dカード/dカード GOLDの入会キャンペーン制覇手順と2つの注意点」で解説しています。
カテゴリ2.dカードの2年目以降の年会費
dカードは、2年目から税込み1,350円の年会費が発生しますが、年1回以上カードによる決済を行うと、ずっと無料で持ち続けることが出来ます。
dカードはクレジット決済と電子マネーのiDによる決済の2種類がありますが、どちらの決済でも年会費無料の対象となります。
ネットショッピングや公共料金、飲食店の支払いではクレジット決済、コンビニをよく利用するのであればiD決済が便利になります。
決済方法については「dカードの支払い方法とお得に使うための3つのポイント」で解説しています。
カテゴリ3.dカード GOLDの2年目以降の年会費
dカード GOLDは初年度と同様、11,000円(税込)の年会費がかかりますので、ドコモ利用料金の10%還元、それだけでは全額充当出来ない場合、+決済ポイントで相殺しましょう。
10%還元
まず、ドコモケータイ/ドコモ光の利用料金の10%還元ですが、ざっくり言うと毎月10,000円程度支払っている方であれば、年会費を全額充当出来る可能性があります。
ただし、利用料金の中でも「基本使用料」、「通話・通信料(パケッド代含む)」、「料付加機能使用」の3つ以外のサービス料金はポイント還元対象外となりますので、この3つの利用料金が9,000円以上に達していなければ全額充当は出来ません。
ポイント還元対象となる金額を調べるのは非常に簡単で、毎月のドコモケータイやドコモ光の利用明細(書面でもWEB明細書でも)を見て、3つの利用料金の金額を合計するだけです。
上記の利用明細は、実際に私が使っているドコモケータイのものですが、9,874円からポイント還元されるのは7,940円で、年間8,400ポイント獲得ということになります。
決済ポイント
dカード GOLDは、100円利用ごとに1ポイントが還元され、基本の還元率は1%となっています。
普通の決済でも上記の割合でポイントは貯まりますが、dポイント加盟店・特約店などを利用することで2倍以上のポイントを獲得することが出来ます。
例えば、私が10%還元で獲得出来る8,400ポイントから年会費充当不足分の2,400ポイントを獲得するには、還元率2%の加盟店・特約店なら12万円、還元率3%なら8万円、5%還元なら4万8000円支払えば良いということになります。
金額だけ見ると高く見えますが、年間で支払う金額なので、還元率2%のお店なら毎月1万円だけですし、ほかにもネットショッピングなら「ポイントUPモール」を経由して最大10.5%還元を狙ってみたり、毎月の固定費をdカード GOLDで支払うなど、使い方次第で簡単にクリア出来ます。
4.年会費をdポイントで支払うことは出来ない
ポイントを貯めて年会費と相殺することは出来ますが、実際にdポイントで年会費を支払うことは出来ません。
また、年会費の支払いではポイントは付与されませんので、そちらも了承して利用するしかありません。
貯めたポイントは、ドコモケータイの利用料金の充当、新しい端末の購入費、dポイント加盟店での支払い、JALマイルやPontaポイントへの移行、商品交換などに使うことが出来ます。
5.dカード GOLDの年会費は高くない
「年会費1万円は高い」と感じる方は多いかと思いますが、ドコモユーザーであれば10%還元の恩恵があり、かつ一般的なゴールドカードと変わらない特典を利用することが出来ますので、むしろお得に持てるゴールドカードになります。
ただし、下記3点のいずれかでも当てはまるのであれば、保有はオススメしません。
- ゴールドカードの特典に魅力を感じない
- 10%還元の恩恵がほとんどない
- dポイントの交換先で使いたいものがない
dカード GOLD
特徴
NTTドコモが発行してるdカード、そのゴールドカードになります。
年会費が10,000円ほどかかりますが、ドコモユーザーであれば携帯電話の基本料金等から10%還元を受けることが出来ます。
つまり、携帯電話の利用料金がある程度かかってしまうという人であれば年会費以上のポイントをゲットできるため、元が簡単にとれるどころか、プラスになりますね。
また、ケータイ補償金額として最大10万円が保障されているので、もしも携帯電話の保証期間外に壊してしまったとしても、dカードGOLDを使えばお金をかけずに修理することができます。
もちろんゴールドカードですので、全国29カ所+ハワイ1か所の空港ラウンジ等も無料で使えますし、年間利用額に合わせて選べる特典もある、ドコモユーザーにとって必須の1枚となっています。
6.まとめ
年会費を無料にする方法を簡単におさらいしておきましょう。
dカード
- 初年度無料
- 2年目以降は通常1,250円(税込み1,350円)だが、年1回以上の決済で無料
- 家族カードは初年度無料、通常400円(税込み432円)かかるが本会員・家族会員いずれか一方でも年1回以上決済していれば無料
- ETCカードは初年度無料、通常500円(550円(税込))かかるが年1回以上の利用で無料
dカード GOLD
- 初年度から年会費10,000円(11,000円(税込))がかかる
- 10%還元や決済ポイントで年会費を相殺する
- 家族カードは初年度無料で1枚目は永年無料、2年以降は2枚目から1,000円(税込み1,080円)かかる
- ETCカードは永年無料