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dカード GOLDの損益分岐点はどこ?複雑なポイント獲得の条件も解説

dカード GOLDを作っても損をしないかどうか知りたい人は必見です。

結論、dカード GOLDを作っても損をしない人は、ドコモの携帯利用料金とドコモ光の料金で合わせて月に9000円以上の人は年会費分のポイントが得られます。

ただし、この利用料金の計算方法はやや複雑なので、この記事をご参考にして、冷静に判断してみて下さい。

dカード GOLDの損益分岐点をドコモ利用料金から解説

dカード GOLDの損益分岐点はドコモの利用料金で判断することがベストです。

なぜならば、ドコモの利用料金は変動幅がせまいので、毎月いくらぐらいのポイントが入ってくるのか判断しやすいからです。

コンビニやお店などでもポイントを獲得できますが、毎月いくら利用するかなんてわかりませんよね。

それでは実際にドコモの利用料金がいくらならば元が取れるのか見ていきましょう。

dカード GOLDの損益分岐点は利用料金が毎月9000円以上

ずばりdカード GOLDの損益分岐点は、ドコモの利用料金が毎月9000円以上です。

なぜならばdカード GOLDの年間費用は11,000円(税込)であり、dカード GOLDはドコモの利用料金の10%ポイントがつくからです。

つまりdカード GOLDの損益分岐点の計算式は以下の通りとなります。

(dカード GOLD年会費)≒(毎月の獲得ポイント数)×12か月
11,000(税込)≒9000円×0.1×12=11,000円相当のポイント

なお10%ポイントが付与される、該当するドコモの利用料金とは以下のような項目を指します。

これらの項目が毎月9000円を超えるかがポイントです。

  • 基本利用料金(ドコモ携帯・ドコモ光の基本契約プラン)
  • 通話・通信料金(海外電話など有料の通話にかかる料金)
  • 付加機能使用料金(パケホーダイプラン料金など)

これらの料金を確認することは「ドコモ公式サイト」より可能です。

ただしドコモの利用料金をチェックする際に注意すべきことがあるので、まずはそちらを絶対にご確認ください。

dカード GOLDの損益分岐点の計算で注意すべきこと

dカード GOLDの損益分岐点を計算するうえでの注意点は以下の通りです。

  • 携帯電話本体の分割料金や消費税は計算から除く
  • 月々のサポート割引のような利用料金の割引は除いて計算する
  • 利用料金の支払い自体にはdカード GOLDを利用しない
  • 家族の利用料金については家族カードを発行する場合のみ計算に入れる
  • ドコモ光はペア回線設定やdカード GOLDとの紐づけがされるか確認する

dカード GOLDの損益分岐点の注意点①基本料金は計算から除く

携帯電話本体の分割料金や消費税はdカード GOLDの10%ポイント還元の対象外です。

これらの料金を計算に入れると、損益分岐点がおかしくなるので注意しましょう。

dカード GOLDの損益分岐点の注意点②本当に利用料金の項目か確認する

dカード GOLDの10%ポイント還元の対象はあくまでドコモの利用料金です。

つまりドコモから請求された料金が10%ポイント還元の対象ではないのです。

実はドコモで受けられる月々サービスのような割引制度では、基本料金ではなく利用料金から割引されることが多いです。

その結果、dカード GOLDの10%ポイント還元の対象となる利用料金が計算よりも低くなってしまうことがあるのです。

これがdカード GOLDの口コミで多い「騙された」や「罠」という内容の正体でしょう。

dカード GOLDの損益分岐点の注意点③家族の利用料金は家族カードを発行する

dカード GOLDの損益分岐点を計算する時に、家族の利用料金を換算したい人は、絶対に家族一人一人に対して家族カードを発行しましょう。

なぜなら10%のポイント還元は一枚のカードに対して1人と決まっているからです。

つまりdカード GOLDの本カード一枚では、カード所有者本人しかポイント還元対象にならないということです。

dカード GOLDの損益分岐点の注意点④ドコモ光は設定が重要

ドコモ光の利用料金をdカード GOLDの10%ポイント還元対象に含む場合には次の二つの設定が必要になります。

  • ドコモ光のペア回線設定がされているか
  • ドコモ光の契約者とdカード GOLDの契約者が紐づいているか

ドコモ光の契約における注意点①ペア回線の設定

ペア回線とはドコモ携帯の回線とドコモ光の回線が紐づいていることを指します。

ドコモ光はドコモ携帯を利用していない人でも契約できるサービスであるため、ペア回線登録は必須ではありません。

そのためペア回線登録がされずにドコモ携帯とドコモ光を利用している可能性があるのです。

ペア回線登録がされていないと、dカード GOLDの10%ポイント還元の対象外となってしまうので、絶対にチェックしましょう。

ドコモ光の契約における注意点②ドコモ光とdカード GOLDが結びついているか

ペア回線の登録がされていてもドコモ光とdカード GOLDが紐づいていないと意味がありません。

例えば、ドコモ光の契約者が妻なのに、dカード GOLDの契約者が夫の場合などです。

こういった場合には妻が家族カードを持ち、ドコモ光の契約者とdカード GOLDとの関係を作ることで、ポイント還元対象となります。

ドコモ光の毎月の利用料金は大きい分、dカード GOLDの損益分岐点に大きく関わるので、大切です。

dカード GOLDで得をするために知っておきたい特典一覧

dカード GOLDで得をするかどうかを考える上で、ここからは特典をご紹介します。

  • ケータイ補償付帯
  • 国内・ハワイの主要空港ラウンジ利用無料
  • ショッピングや海外旅行保険付帯
  • ご利用利用額に沿った嬉しい特典

おもな特典は以上になります。

その他特典の内容や、ご利用利用額と特典の内容一覧は、公式サイト「dカード GOLD特長」をご確認ください。

dカード GOLDの損益分岐点に関わるものはコンビニなどのポイント還元率

dカード GOLDの基本ポイント還元率は1%であり、さらに今だけキャッシュレス還元施策の影響でご利用金額の5%または2%相当額を請求額から減算されます。

つまり、100円の買い物で最大6ポイント分が還元されることになるのです。

もしドコモの利用料金だけではわずかに損益分岐点に届かない人は、こちらも計算に入れてみましょう。

ただし買い物に付与されるポイントは月々のばらつきも大きいので、あまり損益分岐点の計算に考慮しすぎないように注意してください。

dカード GOLDの損益分岐点と利用状況を比較して申し込むか決めよう

自分自身にとって本当にdカード GOLDを作った方がお得なのか?冷静に判断してから申し込みましょう。

もし具体的な計算なんて正直面倒だなと思う人は下記の項目を満たしているかどうかをチェックしましょう。

  • ドコモ携帯利用者で家族カードを作れる人が2人以上
  • ドコモ光の契約を行っている

これらを満たしており、きちんとdカード GOLDの10%ポイント還元対象となる設定を行っている場合、ほぼ間違いなく損益分岐点は超えています。

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監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

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