この記事は「dカードGOLDのデメリットを知りたい!」という人に向けて書きました。
結論、dカードGOLDはゴールドカードとしてのステータスが乏しいなどのデメリットはあります。
しかし、ドコモユーザーにはメリットの方がたくさんあります。
デメリットに関して詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
0.dカードGOLDのスペックおさらい
1.ドコモユーザーでも10%還元で必ず得出来るとは限らない理由
2.その他dカード GOLDのデメリット
3.使い方次第でメリットもたくさんある
4.dカード GOLDがおすすめな人・おすすめでない人
5.dカード GOLDの申込方法
6.まとめ
0.dカードGOLDのスペックおさらい
dカードGOLDのスペックをおさらいしてみましょう。
比較項目 | dカード | dカードゴールド | |
---|---|---|---|
入会条件 | ・満18歳以上であること(高校生を除く) ・個人名義であること ・ご本人名義の口座をお支払口座として設定いただくこと ・その他当社が定める条件を満たすこと | ・満20歳以上(学生は除く)で、安定した継続収入があること ・個人名義であること ・ご本人名義の口座をお支払口座として設定いただくこと ・その他当社が定める条件を満たすこと |
|
年会費 | 年会費永年無料※ | 11,000円(税込) | |
国際ブランド | VISA | ||
ポイント付与 | ショッピング利用 | 1ポイント/100円(税込) | |
ドコモのケータイ/「ドコモ光」利用料金 | 10ポイント/1,100円(税込) | 100ポイント/1,100円(税込) | |
付帯保険 | お買物安心保険 | 年間100万円まで | 年間300万円まで |
国内旅行保険 | - | 最大5,000万円 | |
海外旅行保険 | - | 最大1億円 |
※2019年11月11日(月)以降にご請求予定のdカード/DCMX(本会員・家族会員)の年会費が無料となります。既にdカード/DCMXをご契約されている方についても対象です。
dカードGOLDは、ケータイ会社のドコモが発行しているゴールドカードです。
一般カードであるdカードに比べると年会費は高いですが、一般カードにはなかった国内・海外旅行保険が最大1億円という手厚い保険内容な上、お買い物安心保険の額もぐっとあがっています。
国際ブランドはVISA、mastercardとなっているので、海外でも十分利用できます。
1.ドコモユーザーでも10%還元で必ず得出来るとは限らない理由
ドコモユーザーでも10%還元で必ず得出来るとは限らない理由は、「利用料金の中にポイント還元対象とならないドコモサービスがある為」です。
ポイント還元対象・対象外のサービスは次の通りです。
例えば、毎月のドコモケータイの利用料金9,000円が下記のような内訳だったとします。
内訳項目 | 内訳 |
---|---|
基本使用料 2,700円 | 月々サポート割 -2,000円 |
通話料・通信料 1,000円 | ー |
パケット定額料 5,000円 | ー |
その他の使用料金 2,300円 | 付加機能使用料 300円 |
その他サービス 2,000円 | |
※パケット定額料は通信料として扱われる為、還元対象となります
黄色い部分がポイント還元対象となる金額なので、合計で7,000円分までのポイントに減ってしまいます。
dカード GOLDの年会費は1万円ですが、この10%還元のポイントで充当しようとすると、
- 9,000円分のポイント還元なら、年間10,800ポイントなので全額充当可能
- 7,000円分のポイント還元なら、年間8,400ポイントなので1,600円分不足
となり、「年会費無料で持てると思ったらポイントが足りなかった」といった事態になってしまうのです。
年間利用額が高い人には特典がつく
しかし、ケータイ利用料金で年会費を無料にできなくても、年間の利用額が高いと年会費相当以上の特典を得ることができます。
- 前年の年間利用額が100万円以上(税込)…11,000円(税込)相当の選べる特典
- 前年の年間利用額が200万円以上(税込)…21,600円相当の選べる特典
選べる特典は以下のサービスになります。
- ケータイ割引クーポン
- d fashionクーポン
- dトラベルクーポン
- dショッピングクーポン
- dデリバリークーポン
年間100万円の利用と聞くと高額に感じるかもしれませんが、月83,333円なので、家賃や光熱費等の引き落としができれば達成できるのではないでしょうか。
特典の対象になればダイレクトメールが届くので、特典を使い忘れる心配もいりません。
2.その他dカード GOLDのデメリット
「利用料金の10%還元対象外となるサービスがある」というデメリット以外に、主に下記のようなデメリットがあげられます。
- デメリット① ドコモユーザーの人へのメリットが多い
- デメリット② ドコモケータイの支払いはポイントが付与されない
- デメリット③ 10%還元は1,000円未満の利用料金は切り捨てられる
- デメリット④ ゴールドカードでもステータス性に欠ける
デメリット1.ドコモユーザーの方向けのメリットが多い
dカード GOLDは、ドコモユーザーの方向けのメリットが多いため、それ以外の人にはメリットを感じにくいことがあります。
利用料金の10%還元はドコモケータイ/ドコモ光にしか適用されませんし、「ケータイ補償最大10万円」という特典も、ドコモショップにてドコモケータイを購入した時にしか適用されません。
空港ラウンジの無料利用・年間利用額に応じた特典といったサービスや、お買い物保険・旅行保険も付帯については、他社ゴールドカードに付帯しているものとほぼ同等ですので安心してください。
デメリット2.ドコモケータイの支払いはポイントが付与されない
ドコモケータイの利用料金をdカード GOLDで支払っても、ポイントは還元されません。
ドコモケータイの利用料金10%還元という特典は、利用している端末の電話番号を登録することで利用することが出来ます。
代わりに支払いに対してのポイント還元は無効となっています。
デメリット3.10%還元は1,000円未満の利用料金は切り捨てられる
10%還元は1,000円単位で適用されますので、1,000未満の料金はポイント還元されません。
これは仕方ないと言えば仕方ないシステムなのですが、毎月8,999円支払っているとしたら、端数の999円はポイントが還元されないので、年間で12,000ポイント分が切り捨てられていることになります。
そう考えるとちょっともったいない気もしますよね。
デメリット4.ゴールドカードだがステータス性がイマイチ
「クレジットカードのステータスは気にしない」という方には関係のないことですが、dカード GOLDはその名の通りゴールドカードに分類されますが、ステータス性はイマイチです。
というのも、そもそもクレジットカードでステータスが高いとされるカードは、国際ブランドが直接発行しているプロパーカードが主とされており、提携カードはほとんどステータスカードとして扱われません。
また、カードのデザイン面に関してですが、口コミを見ると
- 赤いdマークが目立って上品さがない
- ゴールドカードなのにデザインが残念
といった不評が多い印象です。
特にデザインにこだわらない方にしてみれば問題なさそうですが、飲み会やデートの支払いでかっこよくゴールドカードを使いたい!という時には不向きなデザインかもしれません。
ただ、「ポイントさえ集められればそれで良い」という方や、「すでに他社のステータスカードを持っているのでサブカードとして使いたい」という方にはなんら問題ありません。
3.使い方次第でメリットもたくさんある
ここまでdカード GOLDのデメリットをご紹介してきましたが、使い方次第でメリットもたくさんあるカードなのは間違いありません。
こちらでは次の2点だけご紹介しますが、さらに詳しく知りたい方は「dカード/dカード GOLDのメリット・デメリットを徹底解説」をご覧ください。
- メリット① 無料(もしくは格安)でゴールドカードが持てる
- メリット② ポイント優待店を使えば驚くほどの速さでポイントが貯まる
メリット1.無料(もしくは格安)でゴールドカードが持てる
使う人によりますが、10%還元の特典を利用すれば、無料・格安でゴールドカードが持てるというのはお得ですよね。
試しにどれだけ還元されるのか、ある月の実際の請求書を元に計算してみました。
赤枠の部分が還元対象となる金額になりますので、合計すると7,940円=700ポイントが毎月貯まり、年換算すると8,400ポイント獲得することが出来ます。
つまり、私がdカード GOLDを持つと
10,000円-8,400ポイント=1.600円
という格安の年会費で使えるということになります。
年会費を完全無料にしたいという方にとってはピンとこないかもしれませんが、ゴールドカードの特典を活用したい方であれば、1,600円で持てるなら十分すぎる程のお得さです。
メリット2. ポイント優待店を使えば驚く程の速さでポイントが貯まる
dカード GOLDは、10%還元とポイント優待店を合わせて活用することで、驚く程の速さでポイントが貯まります。
ポイント優待店には次の3種類があります。
- ローソン利用で、5%分の還元が受けられる
- 街中のdポイント特約店で、2倍以上のポイント獲得
- ポイントUPモールを経由してネットショッピングをすると、最大10.5倍のポイント獲得
よくローソンを使う方や、ポイントUPモールを経由してネットショッピングをするといった利用だけで、1年で簡単に10,000ポイントは超えます。
dポイントを貯めるコツやおすすめの使い道については、「ポイントが貯まり過ぎる?dカードでポイントを貯める5つの方法」で解説しています。
4.dカード GOLDがおすすめな人・おすすめでない人
dカード GOLDがおすすめな人は次の通りです。
- ドコモユーザー
- 年会費無料・格安でゴールドカードを使いたい
- dポイントを活用したい
- ローソンをよく利用する
dカード GOLDはおすすめでない人は次の通りです。
- ドコモユーザー以外
- 年会費は絶対に無料がいい
- ゴールドカードを無料・格安で持てることに魅力を感じない
- ゴールドカードを持つならステータス性にもこだわりたい
5.dカード GOLDの申込手順
dカード GOLDの申込手順は次の通りです。
- 公式サイトのdカードGOLDのページへ
- 「お申し込みはこちら」をクリック
- dアカウントのIDとパスワードを入力
- 会員規約の確認・同意
- 必要事項の入力
- 支払口座の設定
- 申し込み完了
dカード GOLD
特徴
NTTドコモが発行してるdカード、そのゴールドカードになります。
年会費が11,000円(税込)ほどかかりますが、ドコモユーザーであれば携帯電話の基本料金等から10%還元を受けることが出来ます。
つまり、携帯電話の利用料金がある程度かかってしまうという人であれば年会費以上のポイントをゲットできるため、簡単に元がとれるどころか、プラスになりますね。
また、ケータイ補償金額として最大10万円が保障されているので、もしも携帯電話の保証期間外に壊してしまったとしても、dカードGOLDを使えばお金をかけずに修理することができます。
もちろんゴールドカードですので、空港のラウンジ等も無料で使えますし、年間利用額に合わせて選べる特典もある、ドコモユーザーにとって必須の1枚となっています。
審査について知りたい方は「ドコモのdカード GOLDの審査に関すること、すべてお答えします!」をご覧ください。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?
一見お得しかないように見えるdカード GOLDですが、細かい規約を理解していないと思わぬ損があるかもしれません。
逆に言えば、ルールさえ分かってしまえばポイントがザクザク貯まる素晴らしいカードです。
申込前に自分のドコモケータイ/ドコモ光の利用料金と照らし合わせて、検討することをおすすめします。