HOME  クレジットカード部  ゴールドカードゴールドカードの審査基準と審査に通る2つの目安と3つのコツ

ゴールドカード
ゴールドカードの審査基準と審査に通る2つの目安と3つのコツ

ゴールドカード 審査

ゴールドカードの審査ってなんとなく厳しそうですよね。

しかし、ゴールドカードの取得基準は年々減少傾向にあり、審査に通る基準やコツもある程度分かってきています。

そこで今回は、ゴールドカードの審査基準に加えて、審査に通るコツや審査に通る目安についてもお話ししていきます。

目次
1.ゴールドカードの審査とは
1-1.審査基準
1-2.審査期間
2.ゴールドカードの審査に通る目安
目安1.限度額で比較する
目安2.簡易スコアリングシステムを使う
3.ゴールドカードの審査に通る3つのコツ
コツ1.リボ払い・分割払いを多用しない
コツ2.小さな金額でもクレジットカードで支払う
コツ3.同じ系列の一般カードやヤングゴールドを使う
4.審査基準とステータスの関係
5.審査のあまいゴールドカード
6.審査の厳しいゴールドカード
7.まとめ

1.ゴールドカードの審査とは

ゴールドカードの審査とは、ゴールドカードを発行しても問題ないかどうかをチェックするものになります。

審査内容は、一般のクレジットカードと同じで、そのハードルが高くなるだけです。

まずは、ゴールドカードの審査基準と審査にかかる時間についてお話していきます。

審査基準

ゴールドカードの審査のポイントは、

  • 年収
  • クレジットカードの利用履歴
  • 借金の有無

以上の3つになります。

ただ、公式サイト等で明確に公表されている(公表されていた)審査基準は、年齢と年収の2つになります。

以前公表されていたものでは、30歳以上で年収500万円以上というものが、ゴールドカードを持つための1つの基準となっていました。

しかし現在は、年齢制限は低くなり、年収も400万円以上が相場になっています。

審査期間

ゴールドカードの審査期間は、審査を申し込む方法によって大きく変わってきます。

細かい審査期間は会社や時期によっても変わってきますが、インターネットで申し込んだ場合の審査期間は、1日~1週間ほどになります。

しかし、郵送や店舗で申し込んだ場合は、数週間はかかるようです。

インターネットで申し込んだ場合、審査時間が短いのも魅力ですが、手間も少なくなるので、基本的にはインターネットによる申込をおすすめします。

2.ゴールドカードの審査に通る目安

ゴールドカードの審査に通るかわかる2つの目安について、これからお話ししてきます。

  • 目安1.限度額で比較する
  • 目安2.簡易スコアリングシステムを使う

目安1.限度額で比較する

同じ系列のカードを持っている場合は、そのカードの限度額がゴールドカードの最低限度額を超えていれば、ゴールドカードの審査に通る可能性が一気に高くなります。

例えば、三井住友カード(一般カード)の利用限度額が50万円だった場合、三井住友カード ゴールドの最低限度額が50万円ですので、ゴールドカードの審査に通る可能性が高いという事になります。

そのため、一般カード(ヤングゴールド含む)の限度額の増額申請を3~6か月おきに行い、ゴールドカードの最低限度額を超えた時点で、ゴールドカードに申し込むことで、無駄なくゴールドカードに切り替える事が出来ます。

目安2.簡易スコアリングシステムを使う

スコアリングシステムとは、クレジットカードを作る際に使用されるシステムになります。

このスコアリングシステムをネット上で簡易的に受ける事ができるので、その審査結果が、ゴールドカードの審査に通る1つの目安になります。

下記の画像から、信用力診断(スコアリングシステム)を受ける事ができるので、チェックしてみてください。

信用力診断(スコアリングシステム)

信用力診断

3.ゴールドカードの審査に通る3つのコツ

ゴールドカードの審査に通るためには、良質なクレジットカードヒストリー(クレヒス)を作る必要があります。

クレヒスとは、過去のクレジットカードの利用履歴のことで、次の3つのことを意識してクレジットカードを使っていけば、良質なクレヒスが築けます。

  • コツ1.リボ払い・分割払いを多用しない
  • コツ2.小さな金額でもクレジットカードで支払う
  • コツ3.同じ系列の一般カードやヤングゴールドを使う

コツ1.リボ払い・分割払いを多用しない

リボ払いや分割払いは非常に便利ですが、あまり使いすぎると、クレヒス的によくありません。

リボ払いや分割払いは、支払いを先延ばしにする行為になるため、あまりに多用してしまうと、金銭的な余裕がないと判断されてしまいます。

特に、クレジットカードを限度額いっぱいまで使っているにもかかわらず、全ての支払い方法をリボ払いに設定していると、金銭的な余裕がないという判断をされる危険性が高いです。

また、金額が高い買い物のときだけクレジットカードを使い、リボ払いや分割払いを選択してしまうと、同じように判断される危険性があります。

リボ払いは月々の支払金額が大きければ問題ない

リボ払いを利用する人の中には、ポイントを貯める目的がある人や、月々の支払いを安定させたいという人がいます。

そういう場合は、1回の支払い金額を毎月使う金額より大きくすることで、実質的に1括払いと変わらない使い方ができます。

例えば、毎月10万円前後使うのであれば、リボ払いの一回の支払い金額を15万円に設定します。そうすれば、一括払いと同じように使うことが出来ますし、万が一15万円以上使ってしまった場合も、15万円しか払う必要がありませんし、翌月には清算できます。

こういう使い方をすれば、リボ払いであっても評価がマイナスになる事はありません。

コツ2.小さな金額でもクレジットカードで支払う

良質なクレヒスを作るうえで、最も簡単な方法が、小さな金額でもクレジットカードを使う事です。

クレジットカード会社は、カードの利用によって生じる手数料で儲けているので、クレジットカードをたくさん使うユーザーは、それだけで高評価になります。

クレジットカードを小まめに使っていると、簡易家計簿のように出来るので、ユーザー側にもメリットがあります。

コツ3.同じ系列の一般カードやヤングゴールドを使う

同じ系列のクレジットカードを利用することによって、審査のハードルを下げることが出来ます。

同じ系列のカードを使っているユーザーは、クレヒスの信ぴょう性やこれからもカードを使い続けてもらえる可能性が高いため、他の系列のクレジットカードを使っているユーザーより、優遇されるケースが少なくありません。

同じ系列の一般クレジットカードやヤングゴールドとは

例えば、JCBゴールドカードが欲しいのであれば、JCBカードやJCBゴールドエクステージを使うという事になります。

また、ANA JCB ゴールドカードが欲しいのであれば、ANA JCB一般カードを使うという事になります。

ただ単に、JCBのマークがついているのであれば、どれでもいいというわけではないので注意してください。

4.審査基準とステータスの関係

一概には言えませんが、基本的に審査が難しいゴールドカードのステータスは高く、審査の易しいゴールドカードのステータスは低くなります。

ただ、ステータスというのは個人の感覚がかなり影響してくるので、審査の厳しさはあくまで1つの目安にしかなりません。

5.審査のあまいゴールドカード

審査のあまいゴールドカードを見分ける基準は、最低限度額の低さと年齢制限の低さ、年会費の低さになります。ここでは、主なものを3つ紹介します。☆は審査の厳しさを表しています。

MUFGゴールドカード

MUFG アメ ゴールド キャプチャ

MUFG アメ ゴールド 年会費

ボタン

MUFG ゴールド ポイント

Orico Card THE WORLD

オリコ  the World キャプチャ

オリコ  the World 年会費

ボタン

オリコ  the World ポイント

(現在は発行廃止)シティエリートカード

シティエリートカード キャプチャ

  • 年会費3,000円
  • 20歳以上で年収200万円以上
  • 最低限度額30万円

6.審査の厳しいゴールドカード

審査の厳しいゴールドカードは、やはり名前の知れているカードとなります。今から紹介する3つのゴールドカードは、もちろんステータスもありますが、あくまで審査の厳しさのみを☆を使って表しています。

ダイナースクラブカード

ダイナース キャプチャ

ダイナース 年会費

ボタン

ダイナース ポイント

三井住友カード ゴールド

三井住友 ゴールド キャプチャ

三井住友 ゴールド 年会費

ボタン

三井住友 ゴールド ポイント

JCBゴールドカード

jcb ゴールド キャプチャ

jcb ゴールド 年会費

ボタン

jcb ゴールド ポイント

7.まとめ

今回は、ゴールドカードの審査についてお話ししてきました。

ゴールドカードの審査は、普通のクレジットカードの審査と変わりませんが、審査基準だけが上がります。

そのため、その審査基準を満たすように、クレジットカードを使っていく必要があります。

この記事の主な内容は次のようになります。

  • 公表されている審査基準は年齢と年収
  • 審査期間はネットが一番短く、かかっても1週間ほどで終わる
  • 審査に通るには3つのコツがある
  • 審査に通るか分かる2つの目安がある
監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

詳細プロフィール