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ローンのまめ知識
利息の計算方法~年利と利息の関係~

1.利息の計算方法

利息の計算方法 図

基本的に、利息は上の式に数字を代入することで求める事が出来ます。

例えば、
20万円年利18%30日借りた場合は次のようになります。

利息 20万18%30日 図※基本的に利息の端数部分(小数点以下)は切り捨てられます。

つまり、利息は2959円となります。
30日後に全額借金を返済する場合は、20万2959円返すことになります。

2.元金と利息の関係

利息は元金(借りたお金)に対して掛かります。

そして、元金を減らせば減らしただけ、掛かる利息も下がっていきます。

例えば、
20万円年利18%30日借りて、元金を1万円ずつ返していくと決めたら、次のような流れになります。

返済 利息の流れ 図※この計算では利息の端数部分を切り捨てしています。

今回は完済までの流れを書いていますが、次の点で現実的でない可能性があります。

ATMで返済する場合、100円単位以下の返済が出来ない為、利息分をぴったり返済するというケースはなかなかありません。

この場合であれば、元金1万+利息分として1~3千円の返済をすることになります。

補足
20万円を年利18%、20回で返済する場合、利息は次のように変化していきます。2,958→2,810→2,663→2,515→2,367→2,219→2,071→1,923→1,775→1,627→1,479→1,331→1,183→1,035→887→739→591→443→295→147

全ての利息の合計は、31,058円となります。

3.実質年利とは

お金を借りる際、年利ではなく実質年利と記載してあります。
これは実際に掛かる年利のことで、これ以上手数料はかかりませんという意味になります。

例えば(大手消費者金融をはじめ真っ当な会社ではまずこのような事はしません)
年利8%と記載している会社から1万円借りて30日後に完済した際、返済料とは別に手数料として500円取られた場合、実質年利は69%になります。

実質年利 図※ここでいう手数料は会社に支払うお金の事で、ATM手数料の事ではありません

4.借りた日数とは

借りた日数は、会社ごとに認識が異なります。

1月1日にお金を借りた場合次の2通りの考え方があります。

  • A.1日を1日目としてカウントする→1月10日時点で10日間借りている
  • B.1日はカウントせず2日からカウントする→1月10日時点で9日間借りている

ですので、会社によっては当日返済することで利息が0円となります。

借りた日数の考え方 図※基本的にBの方が一般的です。

また、返済日に全額返済しなかった場合は、その次の日から新しい利息で計算します。

例えば、1月1日10万円年利18%で借りて、1月10日に5万円返した場合

1月1日から10日までの10日分の利息は10万円に対してかかり、1月11日からは5万円に対して利息がかかります。

利息計算日の切り替え方 図

5.利息の端数部分について

利息の計算をすると、ほぼ間違いなく端数部分(1円以下または小数点以下の数字)が出て来ます。この端数部分には2つの考え方があります。

  1. 端数部分は切り捨て
  2. ○捨△入と決めている

基本的には端数部分は切り捨てにしている会社が多いようです。

6.利息0円サービスについて

大手消費者金融のプロミスやアコム、レイクでは「無利息サービス」を実施しています。

いずれも“初めての方限定”のサービスであり、無利息期間は30日間です。※レイクは「借入5万円まで180日間無利息サービス」もあります。

無利息期間中に完済すれば利息は0円です。なので、少額を借りる方にはオススメです。

ちなみにプロミスはポイントサービスも実施していて、その貯まったポイントでも一定期間無利息になります。

プロミス

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プロミスは、最大金利が17.8%と他の消費者金融より低くなっているので、少しでもお得にお金を借りたいという人にも人気です。

しかも、プロミスの30日間の無利息サービスは、「お金を借りてからサービスが適用」されるので、無利息サービスを30日間フルで活用する事ができます(メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です)。

7.借金が雪だるま式に増える原因

お金を借りたらすぐに返す」が利息を節約するためには最も重要です。

借金が雪だるま式に増える原因は次の2つになります。

  • ヤミ金からお金を借りる
  • 借金の返済を滞ってしまう

つまり、普通の消費者金融から借金をして、きちんと返済していけば借金がどんどん膨らむという事はありません

普通の消費者金融では、最低返済額というものが設定されています。

最低返済額では、利息分+ちょっとのお金が設定されています。その為、最低返済額さえ返済しておけば、借金が膨らんでいくという事はありません

補足
消費者金融が定めている返済額には次の2つのものがあります。
・推奨返済額・・・消費者金融が推奨している返済額を返済していく
・最低返済額・・・利息分+α程度の返済額
最低返済額は、借金を大きくしないための返済額になるので、元金を減らすことはほとんどできないため、支払う利息は大きくなります。

8.利息計算の練習

最後に、利息の計算の練習問題を載せておきます。練習と言っても、冒頭に記載してある利息の計算式に当てはめるだけです。※端数部分は切り捨てしています。

1問目

年利18%で10万円を30日間借りた場合の利息

A.1479円

2問目

年利17.8%で20万円を20日間借りた場合の利息

A.1950円

3問目

年利14.8%で15万円を10日間借りた場合の利息

A.608円