A「クレジットカード何使ってる?」
B「VISA使ってるよ~。」
A「うん。それで何使ってんの?」
B「・・・?」
この会話の意味は分かりますか?
これからクレジットカードを作るのであれば、この会話の意味がわかることは必須です。
クレジットカードを作るのであれば、国際ブランドと発行会社の違いを理解しておかないと、絶対に作るカードを間違えてしまいます。
そこで今回は、国際ブランドとは何かという事を徹底的にお話ししていきます。
クレジットカードの発行会社については、「クレジットカードは発行会社で選ぶ!クレジットカード発行会社の秘密」を参考にしてみてください。
1.国際ブランドとは
国際ブランドには、次の5つのブランドの事であり、このブランドによってクレジットカードを使えるかどうかが決まります。
上記5つのクレジットカードの特徴について、簡単にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
1.VISA(ビザ)
2014年時点で、世界シェアNo.1を誇るカードブランドになります。国内だけでなく海外旅行でも幅広く使える、頼りになるブランドです。
2.MasterCard(マスターカード)
「プライスレス」のCMでもお馴染みの、世界で2番目に発行数が多いブランドになります。VISAに比べてヨーロッパ方面に強いと言われますが、日本国内での利用であれば大きな差はありません。
3.JCB(ジェーシービー)
日本で唯一の国際ブランドクレジットカードになります。日本国内はもちろんのこと、海外でも主要観光地では問題なく利用できます。また、JCBプラザという海外サービスラウンジでは、日本語で対応してもらえるため、海外旅行ではとても便利なサービスです。
4.AMERICAN EXPRESS(アメリカンエキスプレス)
通称アメックスと呼ばれているブランドになります。そのステータス性の高さから富裕層向けといったイメージがあり、ゴールドカードと言えばアメックスのゴールドを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
5.Diners Club(ダイナースクラブ)
一般カードでもゴールド級の待遇が受けられるとだけあって、厳しい審査基準があるカードブランド。富裕層向けという印象が強いカードになります。
2.国際ブランドで使えるお店が決まる
国際ブランドは、ブランド毎にお店と契約を行っているため、ブランドによって使える店とそうでない店が違います。
そのため、このお店は○○は使えるけど××は使えない、こっちのお店は××は使えるけど○○は使えないという事がよくあります。
クレジットカードは、この国際ブランドとクレジットカード発行会社が提携することによって発行され、そのクレジットカード発行会社によって、クレジットカードのサービスが大きく変わってきます。
そのため、国際ブランドで使えるお店が決まり、発行会社でサービスが決まるという事になります。
国際ブランドと発行会社の特徴
国際ブランドと発行会社の関係
クレジットカードにおいて、国際ブランドは使えるお店が違うだけなので特に重要ではありません。
それよりも、サービスを提供しているクレジットカードを発行している会社の方が重要になります。
3.クレジットカードは2枚持ちがベスト
クレジットカードは2枚持ちがベストになります。
もちろん、2枚ではなく3枚、4枚と保有するクレジットカードの枚数を増やしていくのもいいのですが、クレジットカードにあまり詳しくない人は、それだけのカードを持っていても使わないことがほとんどになります(実際、たくさん持っても1,2枚しか使ってなくないですか?)。
さらに、2枚同じブランドを持つのではなく、異なる国際ブランドの2枚持ちがより良いです。
日本人は1人あたり約3枚のクレジットカードを持っていると言われていますが、稀に全て同一ブランドのクレジットカードを持っている人がいます。
しかし、クレジットカードはブランドによって使えるお店が違うため、複数枚持つのであれば、必ずブランドは分けるべきです。
より詳しい話は、「もう迷わない!すっきりわかるクレジットカードの理想的な持ち方」でお話ししているので、参考にしてみてください。
4.国内利用ならVISAとJCBがおすすめ
ほとんど海外に行かない場合は、VISAとJCBを持つことが最も確実です。
つまり、VISAで1枚、JCBで1枚の計2枚のクレジットカードを持つという事です。
なぜなら、日本国内においてこの2ブランドとも使えないお店は、クレジットカードが使えないお店だからです。
もちろん例外もあるかもしれませんが、この2ブランドが使えずに別のブランドなら使えたという話を聞いたことがありません。
また、海外であっても、この2ブランドが両方使えないというのはそう多くありません。
なぜなら、VISAは世界シェアNo.1のカードであり、JCBは日本の国際ブランドであるため、日本人の利便性を日々高めているからです。
もちろん、国によって使いやすい、使いにくいはありますが、日本人がよく行くアメリカやヨーロッパ、東南アジアなどでは特に問題なく使えます。
5.まとめ
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみます。
- 国際ブランドは5種類
- 国際ブランドによって変わるのは使えるお店だけ
- クレジットカードのサービスは発行会社で決まる
- クレジットカードは2枚持ちがベスト
- VISAとJCBのコンビが最強
また、ここまで読んで頂いたあなたには、わかって頂けたと思いますが、冒頭の会話は本来次のようになります。
A「クレジットカード何使ってる?」
B「VISAの使ってるよ~。」
→「○○使ってて、ブランドはVISAにしてるよ。」
A「うん。それで何使ってんの?」
→「○○使ってんだ~。使ってみてどお?」
B「・・・?」
→「かなりいいけど、・・・・etc」