JCB CARD Wはポイント還元率が高いことで有名で、若い人から人気のあるカードです。しかし、良い口コミが多いだけに疑いたくなりますよね。
「何か不便な点は無いの?」
「他のカードと比べて本当にいいカードと言えるの?」
作ってから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、JCB CARD Wのデメリットを中心に、メリットやどんな人に向いているのかを紹介していきたいと思います。
JCB CARD Wのデメリット8つ
JCB CARD Wのメリット8つ
JCB CARD Wがおすすめな人
JCB CARD W以外のカードがおすすめな人
JCB CARD Wのお申込み方法
まとめ
JCB CARD Wのデメリット8つ
JCB CARD Wのデメリットは以下の8つになります。
- デメリット1:39歳までしか申し込めない
- デメリット2:電子マネーへのチャージはポイントがつかない
- デメリット3:ポイント還元率が交換先によって変わる
- デメリット4:JCB STAR MEMBERS対象外
- デメリット5:海外旅行保険はついているがJCB CARD W1枚では補償が足りない
- デメリット6:JCBブランドは加盟店が少なく使える場所が限られている
- デメリット7:JCBゴールドのインビテーションが届くことはない
- デメリット8:紙の明細は無くWEB明細のみ
デメリット1 JCB CARD Wは39歳までしか申し込めない
JCB CARD W最大のデメリットは、39歳以下の方しか申し込めないことです。
そのため、既に40歳を超えている方はカードを作ることができません。
年会費無料で高還元と魅力の多いカードなだけに、年齢制限で作れない人もいるのは惜しい点です。
しかし、入会時に39歳であれば問題は無く、40歳を過ぎても保有することはできます。
もちろん40歳以上で保有している方も年会費は無料でポイント還元率も1.0%のままです。
そのため、JCB CARD Wを作ることを検討しているのであれば、早めのお申し込みをおすすめします。
40歳を超えた後のJCB CARD Wの使い方や40歳以上の方におすすめのクレジットカードについては、下記の記事で詳しく解説しています。
デメリット2 JCB CARD Wは電子マネーへのチャージではポイントがつかない
JCB CARD Wはnanacoカードやsuicaをはじめとする電子マネーへのチャージではポイントがつきません。
他にも以下の電子マネーチャージはポイント対象外になります。
- Edy
- au WALLETプリペイドカード
- ANA JCBプリペイドカード
- おさいふPonta
- SMART ICOCA
普段プリペイドカードで決済する方にとってはデメリットになります。
ただ、nanacoカードの場合はセブン-イレブンでの決済をQUICPayに変えることでお得にポイントをためることができるのであまり気にする必要はありません。
QUICPay決済でのお得なポイントの貯め方は以下の記事で解説しています。
「【5月まで】JCB CARD W×QUICPay20%キャンペーンの注意点と申込方法」
デメリット3 CB CARD Wはポイントの交換先によって還元率が変わる
JCB CARD Wの還元率は実質1%ですが、ポイントの交換先によっては還元率が下がってしまうこともあるので注意が必要です。
これは、JCB CARD Wのポイント還元率の仕組みに理由が隠されています。
JCB CARD Wは1000円利用につき2ポイントが付与されます。
つまり通常の還元率は0.2%です。
しかし、JCB CARD Wのポイントは、利用・交換のタイミングで「1ポイント=5円」として使うことができます。
その結果、ポイント還元率が実質1%になるという仕組みです。
この「1ポイント=5円」というのはポイントの交換先次第では「1ポイントが3.5円」になってしまうこともあります。
ポイントの交換先はよく考えたうえで判断すべきです。
ポイントの貯め方やお得な使い方については、以下の記事で解説しています。
「JCB CARD Wのポイントを「使い方」「貯め方」分けて解説」
デメリット4 JCB CARD WはJCB STAR MEMBERS対象外
JCBカードでは、年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえるJCB STAR MEMBERS」というサービスがあります。
この「JCB STAR MEMBERS」はJCB一般カードのみが対象になっています。
「JCB STAR MEMBERS」加入者は前年度のポイントに対して10~50%のポイントがプラスでもらえるという仕組みです。
しかし、JCB CARD Wは「JCB STAR MEMBERS」の対象外になってしまいます。
「JCB STAR MEMBERS」に加入できないことがとても損に感じられる方もいると思いますが、実はJCB CARD Wの方がお得です。
というのも、JCB一般カードでは最高クラスのプラチナカードでさえ最大還元率は0.85%にとどまります。
それに比べてJCB CARD Wの還元率は常時1%と常に高還元状態なので、圧倒的にお得であると言えます。
デメリット5 海外旅行保険はついているがJCB CARD W1枚では補償が足りない
JCB CARD Wには利用付帯という形で海外旅行保険がついています。
しかし、補償額が少ないので補償が十分であるとは言えません。
海外に頻繁に行く方は補償の手厚いクレジットカードをもう一枚作っておく必要があります。
補償額が少ないとは言いましたが、無料カードの多くは保険がついていないかJCB CARD Wよりさらに少ない補償額になる場合が多いです。
なので、JCB CARD Wの保険は無料カードにしては手厚く優秀であると言えます。
JCB CARD Wの海外旅行保険については下記の記事で詳しく解説しています。
「JCB CARD Wは保険が充実! 海外旅行好きの女性にこそおすすめする理由とは」
デメリット6 JCBブランドは加盟店が少なく使える場所が限られている
JCBはVISAやMastercardと比較すると、加盟店が圧倒的に少なく海外だと決済できない地域も多いです。
しかし、JCBは日本発の国際ブランドということもあり、国内での利便性は抜群です。
また、ハワイやグアム、台湾、韓国といった地域ではJCB加盟店が多いので使いやすいカードになっています。
「海外旅行と言っても上記の国くらいしかいかないかな」という人であればJCBカードでも不自由を感じることはないでしょう。
しかし、海外旅行が好きで世界各国を飛び回るという人は、JCBカード以外にVISAかMastercardブランドのカードを持っておきたいところです。
海外旅行好きにおすすめの国際ブランドカードについては、以下で解説しています。
「dカード GOLDの海外旅行保険が優秀な3つの理由。自動付帯で補償金額も十分」
デメリット7 JCBゴールドのインビテーションが届くことはない
JCB CARD Wではいくら利用実績を積んでもJCBゴールドカードのインビテーションが届くことはありません。
上位ランクのJCBゴールドカードのインビテーションが届くのはJCB一般カードだけになっています。
そのため、JCB CARD Wは「ゴールドカードが欲しい」という方には不向きなカードになっています。
カードの利用実績を積むことで、所持しているクレジットカード会社からクレジットカード券種アップグレードの招待状が送られてくることをインビテーションと言います。
デメリット8 JCB CARD Wは紙の明細は無くWEB明細のみ
JCB CARD Wの利用明細が確認できるのはWEB上のみとなっています。
カードの明細と言えば郵送で送られてくることが一般的ですが、JCB CARD Wの場合は紙の明細はなくWEB明細のみです。
WEBの使い方がわからない人にはデメリットになってしまうかもしれません。
しかし、スマホやPCからいつでも確認することができ、過去の履歴もチェックしやすいのでむしろ便利ともいえます。
また、紙の明細が必要な場合はWEB上の明細を印刷することもできるので特に大きなデメリットではありません。
JCB CARD Wのメリット8つ
前章ではデメリットを先に解説しましたが、JCB CARD Wにはメリットもたくさんあります。
ここではJCB CARD Wのメリット8つを紹介したいと思います。
- メリット1:入会費、年会費が無料
- メリット2:ETCカードや家族カードも無料
- メリット3:貯まるOkiDokiポイントは万能なプログラム
- メリット4:Amazonやスタバ、セブン-イレブンの利用でポイント高還元
- メリット5:QUICKPayなどのキャッシュレスにも対応
- メリット6:無料カードなのに海外旅行保険がついている
- メリット7:JCB CARD W Plus Lは女性向けの嬉しい特典満載
- メリット8:JCB CARD W Plus L女性向けの保険も手厚い
メリット1 JCB CARD Wは入会費・年会費が永久に無料
JCB CARD Wは入会費・年会費が永久に無料のクレジットカードです。
JCBオリジナルシリーズの中で年会費が永久無料なのは、JCB CARD Wかリボ払い専用のJCB CARD Rのみです。
JCB一般カードは初年度の年会費は無料ですが、2年目以降は年間で50万円以上のショッピング利用をしなければ年会費は無料になりません。
入会費・年会費無料でポイント高還元のカードは珍しいので、39歳以下の方であれば誰にでもおすすめできるカードです。
メリット2 JCB CARD WはETCカードや家族カードも無料
JCB CARD Wを発行している方は、ETCカードや家族カードも無料で作ることができます。
ETCカードの無料発行
JCB CARD W1枚につき、ETCカードを1枚無料発行することができます。
JCB CARD WのETCカード発行については以下で詳しく解説しています。
「JCB CARD WのETCカードが年会費無料と思えないクオリティ」
家族カードの無料発行
JCB CARD Wの発行条件は39歳以下であることですが、家族カードは40歳以上でも保有することができます。
そのため、40歳以上の方でJCB CARD Wを持ちたい方は39歳以下の子供にJCB CARD Wを作ってもらいましょう。
そして子供に家族カードを発行してもらえば、40歳以上の方でもJCB CARD Wと同じ効果をもったカードを手に入れることができます。
ただし、JCB CARD Wの発行者が学生の場合は家族カードを発行することは出来ないので注意してください。
JCB CARD Wの家族カード発行については以下で詳しく解説しています。
「JCB CARD Wの家族カードとは?家族全員がポイント2%還元!」
メリット3 貯まるOkiDokiポイントは万能なプログラム
JCB CARD WはJCBのプロパーカードなので、JCBの「Oki Dokiポイント」が貯まります。
Oki Dokiポイントは交換レートに幅がありますが、交換先の豊富さには目を見張るものがあります。
以下にOki Dokiポイントから他社ポイントへの交換レートの一部を掲載します。
ポイントの種類 | 交換に必要な最小ポイント | 交換先の単位 |
---|---|---|
楽天ポイント | 200ポイント | 800ポイント |
Tポイント | 500ポイント | 2000ポイント |
dポイント | 200ポイント | 800ポイント |
WAONポイント | 200ポイント | 800ポイント |
nanacoポイント | 200ポイント | 1000ポイント |
ANAマイル | 500ポイント | 1500マイル |
JALマイル | 500ポイント | 1500マイル |
上記以外にもiTunesやGoogle Playのギフトコード、ディズニーオリジナルグッズに交換することもできます。
メリット4 Amazonやスタバ、セブン-イレブンの利用でポイント高還元
JCBカード共通で利用できるサービスに「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」というサービスがあります。
このサービスを利用することで、対象のJCB加盟店で通常のポイント還元率にプラスで、さらにポイントアップすることができます。
JCB CARD Wも「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」サービスを利用することができるので、賢く活用しましょう。
下記がJCB ORIGINAL SERIESパートナーの一部なります。
Amazon | 3倍 |
---|---|
スターバックスコーヒー | 10倍 |
セブン-イレブン | 3倍 |
オリックスレンタカー | 6倍 |
一休.comレストラン | 3倍 |
ビックカメラ | 2倍 |
高島屋 | 3倍 |
出光昭和シェル | 2倍 |
上記で紹介したのは極一部ですので、他にもJCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗は数多く存在します。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗の詳細は【公式サイト】をご覧ください。
メリット5 QUICPayなどのキャッシュレスにも対応
JCB CARD WはQUICPayにも対応しています。
QUICPayとはJCBが開発した電子決済サービスです。
コンビニなどのレジ端末に「カードを登録したスマホ」か「専用カード」をかざすことで決済ができます。
1回の利用額は最大2万円でサイン不要なのでとても便利なサービスになっています。
「【5月まで】JCB CARD W×QUICPay20%キャンペーンの注意点と申込方法」
メリット6 無料カードなのに海外旅行保険がついている
先ほどデメリットの部分で補償額が少ないと紹介しました。
しかし、無料カードで海外旅行保険が付いているカード自体が珍しいので、補償額は物足りないとはいえ保険が付いていること自体がメリットであるといえます。
さらに手厚い海外旅行保険を求めている方は、以下の記事で海外旅行保険が手厚いクレジットカードを紹介しているので参考にしてください。
「dカード GOLDの海外旅行保険が優秀な3つの理由。自動付帯で補償金額も十分」
メリット7 JCB CARD W Plus Lは女性向けの嬉しい特典満載
JCB CARD Wには、女性向けのJCB CARD W Plus Lがあります。
基本的なカードのスペックや補償はJCB CARD Wと同じで、女性にだけ付帯できる保険や特典があるのがJCB CARD W Plus Lです。
JCB CARD W Plus Lの特典には毎月変わるプレゼントや優待があります。
以下のような企業から優待を受けることができます。
- ロクシタン
- BUYMA
- ネイルクイック
- スターバックス
- プリンスホテル
- 一休.com
- ABISTE
上記の優待もごく一部ですので、詳細情報を知りたい方は【公式サイト】をご覧ください。
女性でJCB CARD Wを検討している方であれば、JCB CARD W Plus Lを申し込んだほうがお得です。
メリット8 JCB CARD W Plus L女性向けの保険も手厚い
JCB CARD W Plus Lを持っている女性は、女性向けのお得な保険に加入することができます。
月々の掛け金は30円からで女性特定がんの手術保険金として最大50万円が補償されます。
また、月々100円の掛け金で犯罪被害補償もつけることができます。
犯罪被害補償では女性が狙われやすいひったくりや空き巣被害で鍵を取り換える費用、ストーカー対策の防犯機器購入費用などを負担してもらうことができます。
女性向けの手厚い保険についても以下の記事で解説しています。
「JCB CARD Wは保険が充実! 海外旅行好きの女性にこそおすすめする理由とは」
JCB CARD Wがおすすめな人
- 年会費無料でポイント高還元のカードを探している人
- 20代~30代(学生)
- 女性特典が欲しい方
- スタバ、Amazon、ディズニーが好きな人
JCB CARD Wは初めてクレジットカードを持つ若い人向けのカードになっています。
また、年会費無料で高還元のお得なカードを探している方は、サブカードとしてもおすすめです。
JCB CARD W以外のカードがおすすめな人
- 40歳以上
- ゴールドカードが欲しい人
- 保険の付帯補償額に心配がある人
先ほどもご説明しましたが、40歳を超えている方はカードを作ることができません。
また、ステータスとしてゴールドカードを持ちたい人には向いていないカードといえます。
JCB CARD Wは利用実績を積んでもインビテーションが届くことは無いので、ゴールドカードが欲しい方はJCB CARD W以外のカードを検討すべきでしょう。
保険の付帯補償額も十分であるとは言えないので、手厚い保険がついたカードが欲しいという方は「dカードゴールド」など他のカードを検討すると良いと思います。
JCB CARD Wのお申込み方法
JCB CARD Wの申し込み方法はWEBのみです。
JCB CARD W申し込みに必要なもの
JCB CARD Wの申し込みに必要なものは以下の3つです。
- 本人確認書類(不要な場合もある)
- JCBが指定する通帳またはキャッシュカード
- 親権者の同意書(未成年のみ)
JCB CARD W申し込み方法
JCB CARD Wの申し込みにはインターネット申し込みに対応しているみずほ銀行やゆうちょ銀行、三井住友銀行といった銀行口座を持っている必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、JCB CARD Wのデメリットをご紹介していきましたが、大きなデメリットとなることはないかと思います。
ただ、40歳を超えている方はカードを作ることができないので、その点だけ注意して頂ければ総合的にハイスペックなカードとして使えるかと思います。