「SMBCモビットの保証会社はどこ?」 「SMBCモビットはどこの金融機関と同じ保証会社なの?」
SMBCモビットの保証会社についてそんな疑問を持っていませんか?
保証会社は審査や代位弁済を行っている会社でもあるため、どの金融機関と同じなのか気になりますよね。
今回は、SMBCモビットの保証会社についての解説に合わせて、保証会社よりも気にすべき信用情報についても紹介していきます。
SMBCモビットの保証会社はどこ?
SMBCモビットは保証会社を行っている?
他社金融機関の保証会社はどこ?
保証会社が一緒だと審査基準も同じ?
保証会社より信用情報機関を確認しよう
保証会社と信用情報、どちらを気にした方がいい?
SMBCモビットの保証会社まとめ
SMBCモビットの保証会社はどこ?
まず気になるSMBCモビットの保証会社はどこなのか?について解説していきます。合わせて保証会社についても簡単に紹介しますので参考にしてください。
保証会社とは?
保証会社とは、下記のような業務を行います。
- 提携金融機関に代わって審査業務を行う
- 提携金融機関に代わって代位弁済を行う
まず、保証会社は提携している金融機関に代わって審査業務を行います。
特に無担保ローンに精通していない銀行カードローンでは、ほとんどの場合保証会社が審査を行っています。
上記図のように、銀行の代わりに保証会社が審査を行い、審査結果を銀行へ連絡することで融資可否が決定する流れです。
また、銀行カードローン利用者がもし期日までにお金を返済しない場合には、保証会社が銀行へ代位弁済を行います。
もちろん保証会社が代位弁済をするからといって利用者の借金が無くなるわけではなく、未返済分を保証会社が代わりに取り立てるといった具合ですね。
つまり、保証会社とは審査や代位弁済業務など非常に重要な部分を担っているといえるでしょう。
SMBCモビットの保証会社は?
では、SMBCモビットの審査や代理返済業務を行っている保証会社はどこになるのでしょうか?
実は、SMBCモビットの保証会社的な業務はSMBCモビット自社で行っており、保証会社は利用していません。
そもそも保証会社は基本的に消費者金融が行っていることが多く、消費者金融自体は自社で保証会社が行う業務を行っているのです。
SMBCモビットは保証会社を行っている?
消費者金融が保証会社を行っていると解説しましたが、SMBCモビットは他金融機関の保証会社になっているのでしょうか?
2018年12月現在、SMBCモビットは他金融機関の保証業務を行っていません。
以前は、千葉銀行や東邦銀行など数多くの銀行の保証業務を行っていましたが、2014年3月に保証業務をすべて「エム・ユー信用保証」へ承継したためです。
2017年にモビットからSMBCモビットへ社名変更になったことから、三井住友銀行などの保証業務を行っていると勘違いしがちですが、実際には行っていないので注意が必要です。
他社金融機関の保証会社はどこ?
ここまででSMBCモビットは自社で保証業務を行い、他社にも保証業務を提供していないことが分かりました。
では、他社金融機関の保証会社はどうなっているのでしょうか?
大手消費者金融の保証会社
アコム、プロミス、アイフルなど、SMBCモビットと同等以上の大手消費者金融の保証会社はどのようになっているのでしょうか?
消費者金融 | 保証会社 |
---|---|
アコム | なし |
プロミス | なし |
アイフル | なし |
SMBCモビット | なし |
表にするまでもない結果ですが、大手消費者金融の保証業務はすべて自社で行っています。
つまり、大手消費者金融には他社が介入することがなくそれぞれ独自のノウハウの元、審査などを行っているのが分かって頂けるかと思います。
銀行カードローンの保証会社
では、銀行カードローンの保証会社はどのようになっているのでしょうか?
代表的な銀行についてまとめてみました。
銀行カードローン | 保証会社 |
---|---|
三井住友銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス㈱ |
三菱UFJ銀行カードローン | アコム㈱ |
みずほ銀行カードローン | ㈱オリエントコーポレーション |
セブン銀行カードローン | アコム㈱ |
りそな銀行カードローン | りそなカード㈱ |
ジャパンネット銀行ネットキャッシング | SMBCコンシューマーファイナンス㈱ |
SMBCコンシューマーファイナンスというのはプロミスを運営している会社になりますので、大手消費者金融のアコムやプロミスは上記のように銀行の保証業務を行っています。
また、オリコなどのブランドを展開している大手信販会社のオリエントコーポレーションも保証会社をしていますね。
このように、基本的に銀行カードローンでは積極的に保証会社を利用しています。
保証会社は銀行カードローンに必要
元々銀行は、不動産などを担保にお金を貸す有担保ローンや事業者向けの多額の貸付などを行ってきました。
時代の変化にともない、銀行でも少額貸付の無担保ローンを商品化しましたが、無担保ローンの技術は消費者金融の方が優れていることに気づきます。
その頃消費者金融では、上限金利が引き下げられ経営が難しくなってきていましたので、無担保ローンのノウハウを提供する代わりに、利益を銀行から得るという形になりました。
つまり保証会社の存在は、銀行にも消費者金融にもメリットがあり、win-winの関係になっているといえますね。
利用者にとっても、銀行が無担保ローンを展開してくれることは、借りる間口が増えるということで利点は多いのでうれしいことだと思います。
保証会社が一緒だと審査基準も同じ?
先ほどの表をもう一度見てみましょう。
銀行カードローン | 保証会社 |
---|---|
三井住友銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス㈱ |
三菱UFJ銀行カードローン | アコム㈱ |
みずほ銀行カードローン | ㈱オリエントコーポレーション |
セブン銀行カードローン | アコム㈱ |
りそな銀行カードローン | りそなカード㈱ |
ジャパンネット銀行ネットキャッシング | SMBCコンシューマーファイナンス㈱ |
三井住友銀行カードローンとジャパンネット銀行ネットキャッシングは両方ともSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)が保証会社になっています。
一方、三菱UFJ銀行カードローンとセブン銀行カードローンはアコムが保証会社です。
保証会社が一緒ということは、審査基準は同じになるのでしょうか?
審査自体はそれぞれの銀行ごとに異なる
プロミスが保証会社を行っている三井住友銀行カードローンとジャパンネット銀行ネットキャッシングの金利や限度額を比較してみましょう。
金利 | 限度額 | |
---|---|---|
三井住友銀行カードローン | 年1.5%~14.5% | 10~800万円 |
ジャパンネット銀行ネットキャッシング | 2.5%~18.0% | ~1000万円 |
金利と限度額を比較しても、銀行それぞれで条件が異なります。
そのため、いくら審査をする保証会社が同じといえども、審査基準は銀行それぞれで異なってくると考えられます。
つまり、保証会社が同じだからといって、審査難易度も同等ということにはならないということですね。
保証会社より信用情報機関を確認しよう
SMBCモビットで審査に落ちた場合、どこの保証会社なのか?よりも気にすべきことに「信用情報機関」というものがあります。
信用情報機関とは?
信用情報機関とは、加盟している消費者金融や銀行、信販会社の登録情報を管理・提供している機関のことをいいます。
- 申込情報
- 契約情報
- 利用記録
などが記録され、照会することが出来るようになっています。
信用情報機関としては、下記3機関があります。
- CIC(消費者金融や信販会社などが利用)
- JICC(消費者金融や信販会社などが利用)
- KSC(銀行や信用金庫などが利用)
消費者金融や銀行は、これらの信用情報機関の会員になっていますので、利用者のこれまでの他社への申込や利用状況が記録されています。
つまり、保証会社が例え異なっている金融機関であっても、これまでの利用状況は信用情報機関に問い合わせればわかってしまうということです。
SMBCモビットを含む大手消費者金融の信用情報機関一覧
大手消費者金融が加盟している信用情報機関を表にまとめました。
CIC | JICC | KSC | |
---|---|---|---|
SMBCモビット | 〇 | 〇 | – |
プロミス | 〇 | 〇 | – |
アコム | 〇 | 〇 | – |
アイフル | 〇 | 〇 | – |
このように大手消費者金融はCICとJICCに加盟しています。
一方、銀行カードローンは下記のようになっています。
CIC | JICC | KSC | |
---|---|---|---|
三井住友銀行 | 〇 | 〇 | 〇 |
三菱UFJ銀行 | 〇 | 〇 | 〇 |
みずほ銀行 | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天銀行 | 〇 | 〇 | 〇 |
新生銀行 | – | 〇 | 〇 |
大手銀行は3つの信用情報機関に加盟しているところが多く、どの信用情報機関の情報も照会している可能性が非常に高いです。
つまり、保証会社が異なっているとしても様々な情報を共有されている可能性が非常に高いということですね。
信用情報が重要な理由とは?
信用情報がこのような機関に記録されるということは、いかに信用情報が重要かということです。
特に、下記のようなことを各信用情報機関に照会して確認をします。
- どの金融機関へ申込んで審査落ちしたのか?
- 遅延や延滞をした履歴があるかどうか?
- 一度に多くの金融機関に申込んでいないか?
特に問題なく借入・返済をしている人は気にすべきことではありませんが、特に遅延や延滞をしたことがある人は注意が必要です。
信用情報の保存期間
利用者の信用情報が信用情報機関に記録されると解説しましたが、記録された情報はある一定期間がすぎると消去されます。
情報の種類によりますが、基本的には1~5年間経過すると情報が消えます。
金融事故を起こしてしまった人は、最長で5年間は再度の契約は難しいといえるでしょう。
保証会社と信用情報、どちらを気にした方がいい?
審査を担っている保証会社と信用情報機関、どちらを気にしたらいいのでしょうか?
通常であれば信用情報機関に記録されている信用情報にマイナス面がないかをしっかりと確認しましょう。
信用情報は各信用情報機関に問い合わせることで利用者も照会することができます。
長期遅延などの記録が残っていないか?などを確認しておくことが必要です。
保証会社については、信用情報機関に遅延や延滞などの事故情報の記録が消えたあとも保証会社自体に情報が残っている可能性があります。
いわゆるブラックリストと言われるものですが、消費者金融内では金融事故情報が消えないでリスト化されていることも十分考えられます。
そのため、問題なく返済を行っている人は保証会社については気にしなくても大丈夫ですが、事故履歴がある方は同じ保証会社は避けた方が賢明です。
SMBCモビットの保証会社まとめ
以上、SMBCモビットの保証会社について解説してきました。
SMBCモビットには保証会社というものはなく、自社で審査業務を行っています。
また、SMBCモビットが保証業務をしている銀行カードローンもありませんので、保証会社という意味ではそれほど気にしなくても問題ありません。
ただし、信用情報機関で利用者各自の信用情報が記録されていますので、保証会社とは無縁だといえどもこれまでの履歴は照会されてしまうので、注意が必要です。
まずは、遅延や延滞などの金融事故を起こさず、計画的に消費者金融や銀行カードローンを利用することを目指しましょう。