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SMBCモビットでおまとめローン利用してはいけないただ1つの理由!

すでに複数社から借入をしている人は、その複数借入を一本化する「おまとめローン」にすると返済が今より楽になる可能性が高いのでおすすめです。

ただし、大手消費者金融のSMBCモビットでおまとめローンを検討している人は要注意。

なぜ要注意なのか?

そのただ一つの理由と必ずチェックしてほしい賢いおまとめ方法について解説していきます。

おまとめローンとは?

まず簡単に「おまとめローン」とはいったいどんなローンなのかを解説していきます。

おまとめローンとは、複数社からの借金を1つにまとめて返済していく方法のことをいいます。

複数の返済を一本化することで、毎月の返済負担を抑えることができるようになるので、特に毎月の返済に困っている人にはおすすめの方法となります。

詳細なおまとめローンの解説は「おまとめローンの仕組みと利用法が6分でわかるおまとめ講座」でしていますので、参考にしてください。

SMBCモビットでおまとめローン利用してはいけないただ1つの理由

複数借入を一本化する便利なおまとめローンですが、当サイトではSMBCモビットで行うことをおすすめしていません。

SMBCモビットでおまとめローンをすべきでない理由はたった1つ。

SMBCモビットにはおまとめローン商品がない

SMBCモビットでおまとめローンをすべきでない理由は、「おまとめローン商品がない」からです。

非常に単純な理由ですが、じつはこれがとても重要です。

なぜおまとめローン商品がないとおまとめローンしてはダメなのか?

消費者金融では、お金の借り過ぎを制限するために「総量規制」というきまりが貸金業法で定められています。

総量規制

・お金を借りる人の年収の3分の1までしか借りることができない
・複数の借入がある場合、借入額総額が年収の3分の1までとなる

しかし、おまとめローンは例外としてこの総量規制の制限を受けません。

つまり、おまとめローンとしてお金を借りる場合、年収の3分の1以上の借入を行うことができるのです。

おまとめローンとしてお金を借りる=おまとめローン商品に申込んで融資を受ける

そのため、おまとめローン商品のないSMBCモビットでは、総量規制内までの金額しかお金を借りることができません。

総量規制の詳細は、「カードローンの総量規制ってなに?よくわかる総量規制」で解説しているので参考にしてください。

通常キャッシングで借りるなら他社利用がお得

「年収の3分の1まではまだ余裕があるから通常キャッシングでもSMBCモビットを使いたい!」

と考えている方もいらっしゃると思いますが、通常キャッシングを利用するならば他社利用も考えてみましょう。

おまとめローンは現状の返済状況よりも改善しないと意味がありません。

通常キャッシングで少しでも現状よりよくしたいのであれば、しっかりと他社消費者金融の条件もチェックしましょう。

例えば、アコム、プロミス、アイフルでは、初めての契約に限り30日間無利息サービスを展開しています。

30日間だけにはなりますが、利息が0円となり借入金額が多ければ多いほどその金額は大きくなります。

通常キャッシングの他社比較は、「アイフルの金利は高い?他社比較と利息計算で徹底調査しました」で行っていますので、どこの業者を使うべきかをしっかりと確認しましょう。

プロミス 新キャプチャ

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SMBCモビットをおまとめローンとして利用してもOKな人

SMBCモビットでのおまとめローンはおすすめできないのですが、そんな中でもSMBCモビットでおまとめローン利用すべき人の特徴をまとめました。

周りの人に絶対にバレたくない人

SMBCモビットの最大の特徴は、WEB完結で申し込んだ場合に郵送物と電話連絡なしになるということです。

他社消費者金融などでもWEB完結を行っているのですが、電話なしとなるのはSMBCモビットだけです。

通常キャッシングをWEB完結で申し込むことで、今後郵送物や電話連絡なしとなりますので、ご家族など周りの人にバレる可能性が低くなるでしょう。

SMBCモビットのWEB完結については、「SMBCモビットの申し込みで最適なのはどの方法?電話・WEB完結を解説」で詳しく解説しています。

すでにSMBCモビット会員でしっかりと返済してきた人

もう一つの特徴として、SMBCモビットの信頼を得ている人ということがあげられます。

具体的には、遅延や延滞を1度も起こさず、しっかりと返済を行っている人のことです。

そういった人は、総量規制内であれば現在の限度額から増額してもらえる可能性もありますので、SMBCモビットへ増額の相談をしてみるとよいでしょう。

SMBCモビットの増額に関しては、「SMBCモビットで増額できる人とできない人の2つの違い」で詳細に解説しています。

上記以外の人はおまとめローン商品がある他社を選ぶべき!

上記2つの特徴に当てはまらない人は、SMBCモビットではなく他社でのおまとめローンを計画する方が絶対に賢いです。

すでに借りている複数他社からの借入の状況にもよりますが、おまとめローン商品を利用することで現状よりも毎月の返済が楽になる可能性が高いです。

では、どのようなポイントでおまとめローンを選んでいけばよいのでしょうか?

SMBCモビット以外のおまとめローンを選ぶポイント

おまとめローンは、現状の返済状況よりも何かしらのメリットがなければ意味がありません。

返済を一本化しても、今よりも苦しい返済であればそのままの方がいいですよね。

ここでは、おまとめローンを選ぶポイントを紹介していきます。

おまとめローンの枠だけで他社借入を全額返済可能かどうか

おまとめローンは、複数の返済を一本化することだと説明しました。

返済の一本化を実現するには、おまとめローンとして借りた融資で現在の借金をすべて返すことができないといけません

そのため、現在抱えている残り返済額すべてを返済するだけ融資が可能かどうかのポイントでおまとめローンを選ぶことは重要!

通常キャッシングであれば、最大でも年収の3分の1から残り返済額を引いただけしか借りられません。

自分の残り返済額がいくらかをしっかりと把握して、おまとめローンを選んでいきましょう。

金利が現状よりも低くなるかどうか

次におまとめローンに重要なポイントとして、金利が現状よりも低くなるかどうかです。

おまとめローンは複数の借入を一本化するため、通常借入するよりも大きな金額を一度に借り入れることになります。

そのため、金利は低くなりやすいです。

ただし、金利は業者ごとに設定が異なるため、場合によってはおまとめローンをした方の金利が高くなってしまうことも十分考えられます。

毎月支払っている利息はいくらなのか?金利はどれくらいなのかをしっかりと把握し、それ以下、最低でも同等の金利になるおまとめローンを選びましょう。

月々の返済額が現状より負担にならないこと

3つめのポイントとして、毎月の返済額が現状よりも悪くならないようにすることです。

返済を一本化することで、月に複数回あった返済日が1回になりますので、一度に手元から消える金額が多くなります。

返済日の設定によっては、公共料金や家賃などの支払いに支障がでてしまったりすることもあるでしょう。

おまとめローンは自分の首をしめるためにするものでは決してないので、おまとめローン申込時には毎月しっかりと問題なく返済できる額なのかをチェックしましょう。

ただし、あまりに少額ずつの返済をしていると、その分利息が膨れ上がりますので、無理ない程度の額は返済していく必要があります。

【必見】賢いおまとめローンの選び方

おまとめローンを考えている方は、ぜひ総量規制の金額を基準に考えていきましょう。

選ぶ基準はこの2つ!

  • 総量規制の金額ギリギリまで借りている
  • 総量規制の金額にまだ余裕がある

それでは、それぞれについておすすめのおまとめローンの方法を紹介していきます。

総量規制ギリギリまでお金を借りている人におすすめのおまとめローン

すでに年収の3分の1の総量規制ギリギリまでお金を借りている人は、おまとめローンをするために新規契約を申し込むのは非常に難しいです。

なぜなら、新規契約は年収の3分の1まで(他社借入含む総額)しかお金を借りられないからです。

そのため、総量規制ギリギリまでお金を借りている人は、必ずおまとめローン商品に申込むようにしましょう。

おまとめローン商品であれば総量規制に縛られることがないため、総量規制ギリギリの人でもおまとめローンのためにお金を借りることができるのが最大のメリットです。

消費者金融のおまとめローン商品を選ぶ

大手消費者金融では、おまとめローン商品を積極的に展開しています。

代表的な消費者金融のおまとめローン商品をまとめてみました。

金利(実質年率)最大融資額資金用途
プロミス6.3%~17.8%300万円貸金業者からの借入金返済
アコム7.7%~18.0%300万円貸金業者債務の借換え
アイフル3.0%~17.5%800万円他社借入金の借換えのみ

中でもアイフルは、金利(実質年率)が最低も最高も低めに設定されており、また最大融資額が大きいのも非常に魅力です。

また、アイフルでは、アイフル新規契約者には「かりかえMAX」、すでにアイフル利用者には「おまとめMAX」のように商品展開も豊富で、特に力を入れているのがわかります。

資金用途はすべての業者に共通していますが、今抱えている他社借入金の借り換え返済用とにしか使うことはできません。

場合によっては、アイフルなどの業者から他社への返済をしてくれることもあります。

おまとめローンでお金を借りられたからといって、生活費や旅行などへの利用は一切できませんので注意が必要です。

アイフル キャプチャ

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銀行のおまとめローン商品を選ぶ

銀行が展開しているおまとめローン商品も金利が低く設定してあるのでおすすめです。

しかし、最近は銀行自体があまりおまとめローンに積極的ではなく、おまとめローン商品を用意している銀行はほとんどありません。

そのような中でも東京スター銀行は、いまでもおまとめローン商品を展開しています。

金利が年12.5%と非常に低く、最大融資額も1,000万円と消費者金融では真似できない額に設定されています。

しかし、消費者金融ではない下記のような制約があります。

  • アルバイトやパートの方は利用できない
  • 年収200万円以上の方に限る

通常のカードローン申し込みよりも厳しい条件となっていますので、審査はなかなか難しいものになっている可能性が高いです。

パートやアルバイト、年収200万円以下の方は、消費者金融のおまとめローン商品から選ぶ方が賢いでしょう。

総量規制の金額まで余裕がある人におすすめのおまとめローン

一方、年収の3分の1の金額までに余裕がある人は、違ったおまとめローンのアプローチをしてみましょう。

総量規制の金額に余裕があるというのは、総量規制内の金額で他社への負債が全額支払える方のことです。

そういった方は、今の返済条件よりもよい条件で一括返済ができるようなおまとめローンを組んでいきましょう。

銀行カードローンをおまとめローンとして活用する

総量規制まで余裕があり、金利を出来るだけ下げたおまとめローンを考えた場合、一番いい方法が銀行カードローンを利用することです。

最近銀行はおまとめローン商品を積極的に展開してはいませんが、通常のカードローンの使用用途におまとめローンを含んでいる銀行が増えてきています。

特に有名で金利が低めに設定されている銀行カードローンをまとめてみました。

金利限度額
住信SBIネット銀行
(Mrカードローンプレミアム)
1.59%~7.99%1200万円
ソニー銀行カードローン2.5%~13.8%800万円
りそなクイックカードローン3.5%~12.475%800万円

消費者金融と比較すると金利が非常に低く設定されているのが分かるかと思います。

おまとめローンとして借りる金額が大きくなくても、現在の金利よりも抑えられる可能性が高いですね。

総量規制内に余裕があり、その余裕分で負債が全額返済できるという人は、ぜひ銀行カードローンをおまとめローンとして活用してみてください。

おまとめローンを組む際の注意点

ここまでは総量規制を基準とした、おすすめのおまとめローンを紹介してきました。

その中で紹介できなかったおまとめローンを組む際の注意点を紹介しておきます。

フリーローンでは他社借入があるため審査に通りにくい可能性あり

おまとめローン商品以外の通常のキャッシングでおまとめローンを組もうとした場合、審査に落ちる可能性が高いです。

特に先ほど紹介した銀行カードローンに申込む場合、他社借入件数や他社借入金額が多ければ多いほど審査には落ちてしまうでしょう。

一方、おまとめローン商品は大前提として他社から借入があることを見越した商品になっています。

ある程度の返済能力は見られますが、通常のフリーローンと比較すれば緩やかな傾向にあると考えられます。

審査に落ちれば落ちるほど、信用情報に記録されていきますので、よほどのことがない限り消費者金融のおまとめローン商品を選ぶのが賢い方法といえるでしょう。

銀行カードローンは総量規制対象外だが最近は非常に厳しい貸付の現状

総量規制というのは貸金業法で定められているので、実は銀行カードローンは規制されていません。

そのため、銀行カードローンは総量規制外なので、年収の3分の1以上借りられるからおまとめローンにも最適!と長く言われてきました。

しかし最近、銀行の過剰貸し付けが問題となり、銀行による消費者向け貸付に係る申し合わせにて過剰貸し付けを制限する傾向となっています。

このことで、銀行カードローンは総量規制対象外ではあるものの、事実上年収の3分の1以上借りることは非常に困難になっています。

銀行は総量規制対象外という認識は、現状通じにくくなっていますし、今後もっと厳しくなってくる可能性が高いのでご注意ください。

参考:「2017年3月16日 全国銀行協会 銀行による消費者向け貸付に係る申し合わせ

SMBCモビットのおまとめローンまとめ

以上、SMBCモビットのおまとめローンについてと、おすすめのおまとめローンの選び方について解説してきました。

SMBCモビットではおまとめローン商品を展開していないため、複数他社からの借入を一本化させるおまとめローンとして利用することはおすすめできません。

今の状態よりもよい条件で一本化するためには、アイフルのおまとめローン商品が非常におすすめとなっていますので、ぜひ確認してみてください。

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監 修

塚越 一央

1978年に三和銀行(現 三菱UFJ銀行)入行後、2008年に三菱UFJリサーチ&コンサルティング転籍。その後2019年に塚越FP社労士事務所を開業する。日本FP協会東京支部主催の「神保町FPフォーラム2019」では相続セミナーの講師を担当する。

保有資格 :
  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
  • ファイナンシャル・プランナー(CFP)
  • 社会保険労務士
  • 宅地建物取引士

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