この記事は、SMBCモビットからお金を借りようと考えている人に向けて書きました。
お金を借りるかどうか考えているあなたは、「借りたお金をちゃんと返せるのだろうか?」と返済を気にしていませんか?
そんな時に役立つのが、SMBCモビットの公式サイトにある「返済シミュレーション」という機能です。
完済までに何ヶ月かかるのか、月にいくら返済していけばいいのかを事前に知っておくことができます。
この記事では、返済シミュレーションの使い方に加えて、少しでもおトクにSMBCモビットからお金を借りるためのポイントを解説していきます。
【おさらい】SMBCモビットでキャッシング~返済するまでの流れ
この記事の本題「SMBCモビットの返済シミュレーション」について触れる前に、まずはSMBCモビットでお金を借りて、それを完済するまでの流れを簡単におさらいしておきます。
①申し込み
SMBCモビットには、2種類の申し込み方法があります。
- 一般的な消費者金融のようにローンカードを発行してもらう「カード申込」
- カードレスで、自宅への郵便物や電話連絡もない「WEB完結申込」
ただし、WEB完結申込をするには、以下の条件をすべて満たしている必要があります。
- 本人名義の三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座があること
- 全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)、もしくは組合保険証を持っていること
条件を満たしていない方は通常の「カード申込」で申し込み手続きをすることになるので、注意しましょう。
SMBCモビットに申し込む
②審査
申し込みが終わると、SMBCモビットはあなたが入力した内容をもとに審査をします。
「カード申込」で手続きをした方は、この段階であなたの電話宛に本人確認の電話が、職場宛に在籍確認の電話がそれぞれかかってきます。
平日の19時までに申し込めば、最短30分で審査が完了します。
③審査結果の連絡
審査が完了すると、メールまたは電話で審査結果が送られてきます。
審査に通過した人はカード発行や入会手続きに進めます。
④カード発行/入会手続き
「カード申込」で手続きをした方は、カードの受け取り方法を郵送/コンビニや郵便局・「はこぽす」/ローン申込機(契約機)の中から選びます。
「WEB完結申込」で手続きをした方は、カード発行はなくWEB上で入会手続きを行い契約完了です。
⑤書類返送(カード申込のみ)
「カード申込」で手続きした方のみ、SMBCモビットからご自宅の住所宛に必要書類が郵送されてきます。
返送が必要な書類を記入して送り返せば、契約完了です。
⑥借入(出金)
契約が完了すると、審査によって決められた限度額内で自由に借入ができるようになります。
SMBCモビットと提携しているATMを使って引き出すか、SMBCモビットから自分の銀行口座に資金を振り込んでもらい、それを自分の銀行口座から引き出すことで、手元に現金を用意することが可能です。
⑦返済
借入した日に応じて初回の返済期日が決まるので、返済期日までに提携ATMで入金するか、口座振替用の口座に返済資金を用意しておきます。
返済期日は出金時に発行される「ご利用明細書」に記載されていますので、必ず確認しましょう。
初回の返済期日以降、返済は原則月1回で進んでいきます。
SMBCモビットの返済シミュレーションの使い方
さて、ここからがこの記事の本題です。
SMBCモビットの公式サイトには、借入を検討している人のために「返済シミュレーション」という機能が用意されています。
このシミュレーションを使うと、借入金額から毎月の返済額や完済までにかかる月数が分かります。
借入する前から返済時の金額感をイメージすることができるので、計画的な利用に非常におすすめです。
ここでは、実際の画面を交えながら、返済シミュレーションの使い方を解説します。
使い方①毎月の返済額をシミュレーション
はじめに、毎月の返済額をシミュレーションしてみます。
[毎月の返済額を知りたい]を押すと、下の画面になります。
利用希望額と返済月数を入力します。
ここで返済月数を1ヶ月にすると、借りたお金を初回返済日までに全額一括返済した場合のシミュレーション結果を見ることができます。
実際の金利は審査を経て決定されますが、SMBCモビットの金利上限である18.00%で審査通過となることも多いようですので、厳し目に見積もっておきましょう。
入力が済んだら[計算する]を押します。
すると、このように計算結果が出ます。
画像の例は、年利18.00%で12万円を借りて6ヶ月かけて返していくと、はじめの5ヶ月は21,063円を、最後の1ヶ月は21,061円を払わなければいけない、ということを表しています。
この場合、支払うことになる総額は
21,063(毎月の返済額)×5ヶ月(返済月数から1を引いた数)+21,061(最終月の返済額)=126,376円
支払う利息は6,376円になる、と計算できます。
使い方②完済までにかかる期間をシミュレーション
続いて、毎月の返済額に応じて完済までにどのくらいの期間がかかるのか、シミュレーションしてみます。
[返済月数を知りたい]を押すと、以下のような画面になります。
利用希望額と毎月返済に充てられる金額を入力して、[計算する]を押します。
こちらも、厳し目にシミュレーションするため、借入利率は18.00%のままにしておきます。
[計算する]を押すと計算結果が表示されます。
画像の例では、年利18.00%で12万円を借り、月々2万円ずつ返していくと、完済までに7ヶ月かかり、最終月(7ヶ月目)の返済金額が6,719円になる、ということを表しています。
この場合、支払うことになる総額は
20,000(毎月の返済額)×6ヶ月(返済月数から1を引いた数)+6,719(最終月の返済額)=126,719円
支払う利息は6,719円と計算できます。
現在借入がある場合は「Myモビ」パソコン版でもシミュレーション可能
ここまでのシミュレーションは、まだSMBCモビットで借入をしていない場合を想定しています。
もし、あなたがすでにSMBCモビットで借入をしている場合は、会員専用ネットサービス「Myモビ」のパソコン版で同じようなシミュレーションが可能です。
実際の年率や利用残高を反映したシミュレーションが可能なので、より正確な返済計画を立てるのに役立ちます。
SMBCモビットの返済額を減らすコツ
ここまで、SMBCモビットの公式サイトにある「返済シミュレーション」の使い方をご説明しました。
実際に、あなたが借りようとしている希望額で月々の返済額などをチェックしてみたのではないかと思いますが、
「うわ、意外と毎月の返済額が多いな」
「けっこう利息で持っていかれるんだ……」
と感じた方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここからはSMBCモビットに支払うトータルの返済額を少しでも減らすためにできる4つのポイントを、難易度の低い順にご紹介しましょう。
- 借入・返済に手数料をかけない
- Tポイントを忘れずにゲットする
- 追加返済で毎月の返済額を増やす
- 借入残高を一括返済する
コツ①借入・返済に手数料をかけない
SMBCモビットは、全国12万台(2022年4月現在)もの提携ATMを使って借入・返済を行うことができます。
ただし、注意しなければならないのが「手数料」です。
銀行のキャッシュカードでコンビニATMからお金を下ろすのと同様に、SMBCモビットの提携ATMを使うと一回ごとに手数料を取られてしまいます。
1回の借入・返済額 | 手数料 |
---|---|
~10,000円まで | 110円 |
10,001円~ | 220円 |
ただでさえ利息がかかるのに、手数料でさらに出費を重ねてしまうのは非常にもったいないです。
2019年4月現在の情報を下記に掲載していますので、手数料が無料になる方法で借入や返済を行うようにしましょう。
手数料無料の借入方法
- 振込キャッシング
会員専用ページ「Myモビ」やSMBCモビットスマホアプリから利用できます。
「Myモビ」のメンテナンス時間(毎週月曜日0時~7時)以外ならいつでも借入可能です - 三井住友銀行ATM
モビットカードが必要です。本支店・出張所などにあるATMが利用できます。
ATMの営業時間内であれば、土日・祝日でも借入可能です。
手数料無料の返済方法
- 口座振替
三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っている人が対象です。約定返済日に毎月自動で引き落とされるので、返済忘れの心配がなくなります。 - 三井住友銀行ATM
モビットカードが必要です。本支店・出張所などにあるATMが利用できます。
ATMの営業時間内であれば、土日・祝日でも返済可能です。 - Famiポート(ファミリーマート)
モビットカードが必要です。Famiポートで申込券を発行し、レジで支払います。
ファミリーマート店舗の営業時間内なら土日・祝日でも返済可能です。
コツ②Tポイントを忘れずにゲットする
ツタヤやファミリーマートなどでおなじみの「Tポイント」。ご存知の方も多いと思います。
実は、SMBCモビットでキャッシングすると、返済時にTポイントを貯めることができるのです。
申し込む時に「モビットカード(Tポイント機能付き)」を選ぶと、他に手続きをしなくても自動的にTポイントが貯まります。
しかし「WEB完結申込」でモビットカードを持っていない場合には、会員専用ページ「Myモビ」からTポイントの利用手続きをしないとポイントを貯められません。
もらえるはずだったTポイントをもらい損ねるのはもったいないので、忘れずに設定しておきましょう。
コツ③追加返済で毎月の返済額を増やす
SMBCモビットのカードローンは「借入後残高スライド元利定額返済方式」という方式です。
噛み砕いて説明すると、毎月一定額を支払いつづけて元本と利息を返済していく方式のことで「リボ払い」とも呼ばれています。
毎月支払う「一定額」は、最後に借り入れた際の借入残高によって決まる仕組みになっています。
※100万円超過の場合、最終借入後残高が20万円増すごとに、返済額が4,000円追加となります。
この「借入後残高スライド元利定額返済方式」、月々の返済額を一定に抑えられるメリットはありますが、元本が減りにくく完済までに長い時間がかかってしまいます。
つまり、返済に時間がかかる分だけ、かかる利息も多くなってしまうのです。
そこで、上記の表にある額よりも多い金額を毎月返済していく方法をおすすめします。
SMBCモビットの「返済シミュレーション」を使って、現在年利18.00%で12万円の借入残高がある場合を考えてみましょう。
月々8,000円の最低返済額だけを返済していると、支払う利息は24,955円になります。
これをもう少し頑張って月々10,000円ずつ返済していくと、支払う利息は23,300円。利息を1,655円も減らすことができます。
このように、毎月の支払い額を増やしていくことで、無駄な利息を減らしていくことが可能です。
ボーナスや臨時収入は追加返済に充てよう
「今月はボーナスが入ったからいつもより多く返済に充てられる」という場合は、おトクに返済するチャンス!
約定返済日(毎月5日・15日・25日・月末のいずれか)以外でも、いつでも何度でも追加返済が可能で、面倒な連絡も不要です。
コツ④借入残高を一括返済する
最後にご紹介するコツは、ずばり「現在の借入残高を全額一括返済する」という力技。
借入月から一括返済をする月までの利息しか発生しないことになるので、大きな節約効果が見込めます。
一括返済の金額は、会員専用ページ「Myモビ」の「一括返済シミュレーション」で確認することができます。
借入残高によっては大きなお金が必要になるので、難易度は高めですが、
- 初めの3ヶ月は最低返済額を返済
- そこから半年は返済額を上積みして追加返済
- 元本と利息が一括返済できる額まで減ったら、残りは全額一括返済
というように、時期や懐事情にあわせて返済方法を柔軟に切り替えていくのが良いですね。
◆ ◆ ◆
ここまで、SMBCモビットの返済額を減らすためにできる3つのポイントを解説しました。もう一度おさらいします。
- 借入・返済に手数料をかけない
- Tポイントを忘れずにゲットする
- 追加返済で毎月の返済額を増やす
- 借入残高を一括返済する
電話連絡も、自宅への郵便物もない「WEB完結申込」が人気のSMBCモビット。
この記事の内容を参考にしていただきながら、お金をおトクに計画的に借りて、生活をより豊かにしていってください。
SMBCモビットに申し込む
初めてお金を借りる方へ:無利息期間のある「プロミス」がおすすめ
ちなみに、あなたが「消費者金融でお金を借りるのは初めて……」という場合には、SMBCモビットよりもおトクにキャッシングできるカードローンがあります。
それが「プロミス」です。
プロミスはSMBCグループの大手の消費者金融です。
プロミスを三井住友カードが提供するカードローンブランドであるSMBCモビットと比べると、サービス内容が少し異なります。
SMBCモビット | プロミス | |
---|---|---|
金利 | 3.0%~18.0% | 4.5%~17.8% |
無利息期間 | なし | 初めての方は30日間利息無料 |
年収証明書類 | 源泉徴収票・給与明細書などの写しが必要 | 希望額50万円以下・希望額と他社借入の合計が100万円以下なら不要 |
※30日間無利息サービスを受けるには、メールアドレス登録とWeb利用明細の登録が必要です。
特に、30日間無利息サービスはおトクです。
無利息期間内であれば、限度額いっぱいまで借り入れしても一括返済と借入を繰り返しても、利息がかかりません。
初めてのキャッシングを検討している方は、プロミスの方が向いているかもしれません。
SMBCモビットとプロミスの詳細な比較は、「プロミスとSMBCモビットの違いって?両方借りられる?審査は同じ?」で解説していますので、チェックしてみてください。