「お金がないけど、生活保護って利用していいのかな?」
「お金がないけど、転職するのは不安だな」
「離婚したいけど、お金がないし借金もできない、どうしたら……」
「金融ブラックになったせいで借金できない!けどお金もない……」
このような困ったケースに陥っているあなたへ。この記事では、これらの状況別に対処法を回答していきます。
お金がない&借金もできない状況で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
Q.お金がない&借金もできない、でも生活保護を利用することに抵抗がある
Q.お金がない&借金もできない、転職するのは申し訳ない、不安だ
Q.お金がない&借金もできない、先が見えないから離婚できない
Q.お金がない&借金もできない、ブラックになったらもう死ぬしかない?
Q.お金がない&借金もできない、でも生活保護を利用することに抵抗がある
お金がなくて、生活にも困っている状況。
でも生活保護を受けるには周りの目が気になる、自分が受けていいものなのかが分からないといったあなたへ。
A.誰でも利用する権利あり!申し訳なく思う必要はなし!
生活保護を受けることに対して、抵抗のある方は少なくありません。
人に迷惑をかけない、自力でなんとかすることを美徳とする風習が日本には根づいていることもあるでしょう。
しかし生活保護は経済的に甘えるための制度ではありません。
生活保護を申請した際に行われる審査でも、必ず「再自立の意思」が確認されます。いずれ経済的に自立する気持ちのある人でなくては、そもそも利用できない制度なのです。
「国に頼ることが申し訳ない」「自分でなんとかしたい」と思っている真面目な人にこそ利用してほしいのが、生活保護です。
実際に利用できるかどうかは審査次第ですが、生活に困るほどお金がないのであれば、まずは相談してみましょう。
まずは福祉事務所に相談を
生活保護の相談先は、住んでいる地域を所管している福祉事務所の生活保護担当です。「市町村名+福祉事務所」で検索をかけて、探してみてください。
相談する際には、お金に困っていることがわかる書類を持っていくといいでしょう。
たとえば預金通帳や給与明細のほか、病気やけがで働けないようであればそれらを示す診断書や障害手帳を用意しましょう。
なお生活保護の受給決定までには、2週間~1カ月はかかります。すぐにお金を受け取れる訳ではありませんので、注意してください。
Q.お金がない&借金もできない、転職するのは申し訳ない、不安だ
低賃金であるためにお金がないが、転職に不安を感じているあなたへ。
A.失業手当も出るかも?転職を検討しよう
まず勤め先に対して、申し訳ないという考えはあなたを追い詰めかねません。
何よりも大切なのはあなた自身の健康的な生活です。
肉体的にも精神的にも、健康的に生活することが難しい状況にあるのなら、転職を検討してみてください。
なお転職先を決めてから退職へと動けるのがベストでしょう。しかし仕事柄、働きながら転職先を探すことが難しいようであれば、「失業手当(失業保険)」を視野に入れましょう。
一般的には、以下の条件を満たせば失業手当の対象者となります。
・雇用保険に12ヵ月以上加入
・就職の意思も就職が可能な能力もあるが、就職できない状況
勤め先が倒産、もしくはリストラにあった場合、そのほか特定の理由による退職であれば、雇用保険の加入期間が6ヵ月以上で対象となります。
失業手当の手続きはハローワークにて
失業手当を受ける場合には、退職後、ハローワークにて手続きを行いましょう。
失業手当の支給額は雇用保険の加入期間や、退職理由によって異なります。平均では日に約5~6,000円、90日~120日分の支給です。
Q.お金がない&借金もできない、先が見えないから離婚できない
お金がないことが原因で離婚に踏み切れないあなたへ。
A.方法はさまざまあり!まずは心を最優先
先立つものがなくては……という気持ちも分かりますが、一番大切なのは心身ともに健康的な生活です。
- DVシェルター(一次保護施設)
- 離婚後に利用できる公的制度
- 住み込みの仕事
家を出る方法は以上のほかにもさまざまありますので、前向きに検討してみてください。
まずは心と体の健康を最優先
頼れる施設や制度はすべて使いましょう。
なお相手が離婚に応じてくれない場合にまず行うことになる「離婚調停」は、弁護士を通さなければ5,000円程度で行えます。
しかし弁護士を通さない場合、慰謝料や養育費などの取り決めがスムーズにいかない恐れもあるでしょう。
離婚後のお金が不安なようであれば、弁護士に相談と見積もりをお願いしてみてください。
Q.お金がない&借金もできない、ブラックになったらもう死ぬしかない?
金融事故を起こし、信用情報ブラック。なおかつ借金返済に悩んでいるあなたへ。
A.まだ大丈夫!債務整理を検討して!
どう頑張っても借金を返済できそうにない状況になったなら、債務整理を検討しましょう。
- 任意整理
- 民事再生(個人再生)
- 自己破産
これら3つの債務整理は、どれも借金を減額、もしくはゼロにしてくれる法制度です。
どれを利用すべきかはあなたの状況にもよりますので、借金に悩んでいるのなら、まずは専門家に相談してみましょう。
まずは弁護士や司法書士に相談を
債務整理を考えているのなら、弁護士もしくは司法書士に相談してみてください。
相談だけであれば、料金は無料が一般的です。最寄りの事務所を探してみましょう。
相談を対面で行う事務所のほか、メールや電話でも相談可能な事務所もあります。
相談先を探す場合には、そのあたりも含めてチェックしておきましょう。