お金を借りる審査に通らない理由は、主に以下の7つです。
- 申し込み情報の虚偽申告をした
- 過去に延滞や規約違反をしている
- ローンの申し込みを連続でおこなっている
- 他社借入金額や件数が多い
- 信用情報の登録が一切ない
- 在籍確認が取れない
- 勤続年数が短いなど属性の問題
この記事ではこれら理由の詳細をわかりやすく解説していきます。
また、一度以上の審査落ちを経験しつつも、最終的には審査に通過している人たちの体験談も集めました。
審査に通らない理由と対処法の両方を知りたい方は、ぜひこの記事をご覧ください。
お金を借りる審査に通らない理由とは?
まずは、お金を借りるローン審査に通らない理由7つの詳細を確認していきましょう。
※思い当たるものがあれば、タップするとその説明にジャンプします。
- 申し込み情報の虚偽申告をした
- 過去に延滞や規約違反をしている
- ローンの申し込みを連続でおこなっている
- 他社借入金額や件数が多い
- 信用情報の登録が一切ない
- 在籍確認が取れない
- 勤続年数が短いなど属性の問題
体験談だけを読みたい方はお金借りる審査に通らないときの対処法【体験談】をご覧ください。
申し込み情報の虚偽申告をした
審査通過確率を上げるために年収を引き上げたり、職業を偽ったり……。このような申し込み情報の虚偽申告は、かえって審査に通らない理由になります。
また、申し込み情報に少しでも怪しい点があれば、審査はより念入りにおこなわれるものです。ウソは十中八九バレると思っておいてください。
申し込み情報は、必ず正しい情報を入力・記載しましょう。
過去に延滞や規約違反をしている
ローンだけでなく、クレジットカードや分割払い(割賦払い)にしているスマートフォンやWi-Fi機器の支払いを延滞した経験はないでしょうか。
もしくは規約違反により契約の停止や解除をされていないでしょうか。
もしも心当たりがあるのであれば、信用情報機関に延滞や規約違反の情報が登録されていることが、審査に通らない理由になっているのかもしれません。
カードローンは信用を元にお金を借りるサービスです。
そのため、信用情報機関に延滞や規約違反の情報が残っている、つまり信用のおけない人物には決してお金を貸してはくれません。
なお、このような信用情報機関の登録情報により審査に通らないケースを「ブラックになっている」や「ブラックリストに載っている」と表現することもあります。
(※実際にブラックリストと呼ばれるものはなく、あくまで俗称です)
ローンの申し込みを連続でおこなっている
ローンの申し込み情報は、先程ふれた信用情報機関に登録されます。
申し込み情報自体は延滞や規約違反の情報のようにまずいものではありません。
しかし、短期間でいくつもの会社に申し込みしている場合には、「多重申し込み」と呼ばれ、審査に落ちる理由になります。
「多重申し込み=すぐにお金を借りる必要のある切羽詰まった状況なのではないか」と危惧されるためです。
複数のローンを立て続けに申し込むことは避けましょう。
他社借入金額や件数が多い
他社借入件数や他社借入金額が多いことも、審査に通らない理由になります。
明確な基準として挙げられるのは、まず「総量規制」。
総量規制とは、「個人への融資は年収の3分の1を超えてはいけない」と定めている法律のことです。
法律上、たとえば年収が300万円であれば、どんなに高くても100万円までしかお金を借りることはできません。
総量規制に抵触しそうな他社借入金額になりますと、ほぼほぼ審査には通らないと考えてよいでしょう。
他社借入件数については、ローン会社ごとにNGとなる基準は異なります。
目安としては、各ローン会社が公式サイトにて用意している「簡易審査」を利用してみてください。
簡易審査では、現在の他社借入件数や金額などを入力することで、お金を借りられる可能性の可否をその場ですぐに表示されます。
簡易審査にて「可能性あり」と表示されたのであれば、ひとまず他社借入の状況が審査において特別ネックとなる訳ではないと判断できるでしょう。
信用情報の登録が一切ない
ここまでで信用情報に延滞や規約違反といった事故情報が残っていると、審査に通らない理由になると話しました。
しかし実は、何も信用情報に登録されていない状態も、「スーパーホワイト」といって審査に通らない理由になりえます。
とくに中年以降でスーパーホワイトですと、「一度、延滞や規約違反などを犯したことで新しくローンやクレジットカードの契約が長年できなかったために情報が残っていないのでは」と危惧され、審査に不利です。
スーパーホワイト状態なのであれば、先に作りやすいクレジットカードを作ることをおすすめします。
クレジットカードの利用実績を積み、誠実な利用者であることを信用情報で証明しましょう。
在籍確認が取れない
お金を借りるローン審査では、申告した勤務先に誤りがないかを確認するための「在籍確認」が必ずあります。
在籍確認は、基本的に勤務先へと直接電話をかけ、「◯◯さん(あなたの名前)はいらっしゃいますか?」とたずねるといった方法でおこなわれます。
(※ローン会社は個人名で電話をかけ、それ以上のことはたずねない&個人情報はもらさないことに努めていますので、職場バレを恐れる必要はありません)
そのため、ローン会社の営業時間と勤務先の営業時間が合わない、プライバシー保護の観点から個人からの電話は受け付けていないなどのケースでは、在籍確認を取れず、審査に通らない理由になりかねません。
事前に電話での在籍確認が難しいとわかっているのであれば、申し込み後、ローン会社に連絡を入れて相談してみましょう。
勤続年数が短いなど属性の問題
お金を借りるローン審査では、収入や年齢、職業、勤務先などの申し込み情報をすべて数値化する「スコアリング審査」をおこなっています。
スコアリング審査では、◯点以下なら融資不可といった具合に融資の可否が決められるほか、点数によって融資可能額の目安も算出されます。
そのため、すべての兼ね合いによって審査の可否は決まることから、一概に「職業が◯◯だと審査に落ちる」「年収が◯円以下だと審査に落ちる」といった明確な指標はありません。
しかし、なかでも厳しく点をつけられやすいのは、「勤続年数」と「給与形態」。
ローン会社への返済は基本的に毎月コンスタントにおこなっていくしくみのため、審査においては「毎月安定した金額を稼げているか」が重要視されるためです。
勤続年数に関しては最低でも1年以上、給与形態については時給や月給制で毎月の給与額がほぼ固定化されていると望ましいでしょう。
お金借りる審査に通らないときの対処法【体験談】
つづいて、お金を借りる審査に通らないときの対処法を体験談からも学んでいきましょう。
融資希望額を少額にした
プロミスに一度申し込みをしたが、即日「融資不可」との審査通知が届きました。
その後、自分でも審査落ちの理由を調べてみたところ、おそらく融資希望額を「100万円」としていたせいではないか、と。
そう思って、今度は融資希望額を10万円にしてプロミスに再度申し込んだところ、即日「融資可」の通知が届きました。
愛知県/20代・女性/派遣社員
融資希望額は高ければ高いほど、審査が厳しくなるといわれています。
また、カードローンは担保や保証人がなく、信用だけでの取引となるため、はじめの内は少額融資から始まるのが一般的です。
契約直後から何百万も借りることはまずできませんので、申し込み時の融資希望額は少額にしましょう。
カードローンランキング1位 プロミス
時給制の副業で申告した
はじめの申し込みでは本業で申告をしていたのですが、本業は完全出来高制(月収平均は40万円程度)のため、どうやらローン審査には不利だったようです。
副業としてやっている時給制のアルバイト(月収10万円程度)で申し込みし直したところ、一発で審査に通りました。
東京都/30代・男性/正社員
カードローンの審査では、収入額よりも「いかに安定した収入か」が重要です。
そのため、本業が出来高制、副業が時給制といった場合には、副業で申し込んだほうが審査に通りやすいケースもあります。
数ヵ月の期間を空けてから申し込んだ
ローン審査に3回くらい落ちて諦めていたんですが、それからしばらくしてふと思い出したように再チャレンジしてみたところ、一発で審査に通りました。
空けた期間は多分、8ヵ月くらいかな?仕事や収入額は変わっていません。
宮城県/20代・男性/アルバイト
しばらく期間を空けたことで、信用情報から申し込み情報が消えたことや、勤続年数が長くなったことが功をなしたのでしょう。
審査に通らない理由がいまいち思い当たらないときには、このようにして少し期間を空けてみるのもひとつの手です。
おまとめローンを利用した
総量規制ギリギリまで借りてしまっていると、やはり新たにローン契約を結ぶことは難しいんですね……。
何社か申し込んでみましたが、どこもダメでした。
そこで新しくお金を借りることは諦めて、とりあえず返済を進めようと思い、アイフルのおまとめローンを使うことにしました。
当時3社から借入があり、合計150万円ぐらいでしたが、無事にアイフルのおまとめローン審査には通過。
金利も少しだけ低くなり、お得でした。
東京都/20代・男性/正社員
審査に通らない原因が他社借入金額や件数なのであれば、しばらくは返済に集中するしかないでしょう。
そこでおすすめするのは「おまとめローン」です。
返済専用ローンであるおまとめローンなら総量規制の対象外ですし、借入総額によっては金利が下がり、総利息が軽減されることもあります。
カードローンランキング2位 アイフル
お金を借りる審査に通らないときも冷静に対処を
あなたがお金を借りる審査に通らない理由は、おおむね検討がついたでしょうか。
検討がついたのなら、まずはその点を解消できるように対処してください。
闇雲に何度も申し込みをしていては、多重申し込み者となり、かえって審査に通らない理由を増やしてしまいます。
焦らずに理由を探り、冷静に対処しましょう。