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楽天ANAマイレージカードと楽天カードの違いは?使えるのは楽天カード!

この記事は楽天カードでANAマイルを貯めたいけれど、楽天ANAマイレージクラブカードってどうなの?と悩んでいる方に向けて書きました。

楽天ANAマイレージクラブカードは、会計ごとに楽天ポイントとANAマイルを選んで貯められるのが特徴です。

しかし、本当にお得なカードなのか気になりますよね?

ANAカードとどう違うの?
楽天カードとは何が違うの?
結局ANAマイルを貯めるにはどのカードがお得なの?

という疑問に答えます。

楽天ANAマイレージクラブカードが気になっている方は必見です。

楽天ANAマイレージクラブカードは楽天市場のヘビーユーザー以外にはすすめません

結論から言うと、楽天ANAマイレージクラブカードを作成するのはおすすめしません

楽天カードとして使うにもANAマイルを貯めるにも、中途半端なカードといえます。

唯一、おすすめできるのは楽天市場のヘビーユーザーの方だけです。

基本的にはANAマイルを貯めたい方も楽天カードを作ることをおすすめします。

飛行機とクレジットカードをよく使う方でANAマイルをしっかり貯めたい場合はANAカードを作りましょう。

このように判断した理由を解説していきます。

楽天ANAマイレージクラブカードはANAカードよりマイルがたまらない

楽天ANAマイレージクラブカードは、ANAカードよりマイルを貯めにくいカードです。

まずは2つのカードのスペックを比較してみましょう。

楽天ANAマイレージクラブカードANAカード
年会費(税抜)500円2000円or6000円
マイル還元率0.50%0.50% or 1.0%
飛行機搭乗時のボーナスマイルなしあり
空港ラウンジの利用使えない使える

具体的に解説していきますね。

楽天ANAマイレージクラブカードのマイル還元率はANAカードより低い

楽天ANAマイレージクラブカードのマイル還元率は0.50%です。

ANAカードは6000円の年会費を払えば還元率が1.0%になるので、がっちりマイルを貯めたい方はANAカードがおすすめです。

また、マイルの有効期限はもらった日から3年間です。

還元率が低いカードを使っていると換金できるポイントが貯まる前に失効してしまいます。

そのため、ゆっくりポイントを貯めたい人にも楽天ANAマイレージクラブカードはおすすめしません。

楽天ANAマイレージクラブカードでは飛行機に乗ってもボーナスマイルがもらえない

マイルを貯めてお得に飛行機に乗りたい、と考える方は要注意です。

楽天ANAマイレージクラブカードでは飛行機に乗ってもボーナスマイルが貯まりません。

ANAカードの場合、ANAのほかスターアライアンス加盟の航空会社の飛行機に乗ると、ボーナスがもらえます。

たとえば、羽田・伊丹間では最低420マイル付与され、距離が伸びればさらに増えますよ。

ボーナスが大きいので、飛行機に乗る人はANAカードの方がよいでしょう。

楽天ANAマイレージクラブカードでは空港ラウンジは使えない

カードのランクを上げて、空港のラウンジを無料で使いたいと思っているならば、楽天ANAマイレージクラブカードはやめましょう。

カードを多く使ったとしても、空港ラウンジが使えるようになりません。

楽天カード限定のラウンジがハワイにはありますが、こちらは普通の楽天カードでも使えます。

楽天ANAマイレージクラブカード独自のメリットではないので注意しましょう。

ANA JCB一般カード

ANA JCBカード キャプチャ

ボタン

ANA JCBカード ポイント

ANA JCBワイドゴールドカード

ANA JCB ゴールドカード キャプチャ

ボタン

ANA JCB ゴールドカード ポイント

楽天ANAマイレージクラブカードは楽天カードとほぼスペックが変わらない。ただしランクアップしないので注意

次に、楽天ANAマイレージクラブカードと楽天カードのスペックを比較してみましょう。

特徴はあまり変わらないことがわかります。

楽天ANAマイレージクラブカード楽天カード
年会費(税抜)500円無料
楽天スーパーポイント還元率1.0%1.0%
マイル還元率0.50%なし(実質0.50%)
カードのランクアップなしあり

それぞれ、違いを見ていきましょう。

楽天ANAマイレージクラブカードは年会費550円(税込)だが実質無料

楽天カードが無料なのに対し、楽天ANAマイレージクラブカードは年会費550円(税込)です。

ただし、1年のうちに一度でも利用すれば無料になるので心配ありません。

楽天ANAマイレージクラブカードは実質無料のカードだといえるでしょう。

楽天ANAマイレージクラブカードのポイント還元率は楽天カードと同じ

楽天ANAマイレージクラブカードと楽天カードの楽天ポイント還元率は1.0%です。

どちらも楽天市場でのお買い物が最大16倍になるSPUに対応しているので、還元率は変わりありません。

マイルの還元については、この後詳しく解説します。

楽天ANAマイレージクラブカードはランクアップできない

楽天ANAマイレージクラブカードはランクアップできないというデメリットを持ちます。

クレジットカードを多く使う人は、使っても特典がないので実質損してしまうでしょう。

ランクアップで得られる特典の例は以下の通りです。

  • お誕生日ポイント
  • 特別優待セール

どのような特典があるのか解説します。

お誕生日ポイントがもらえない

楽天カードでランクアップしていると、お誕生日に100〜700ポイントが付与されます。

一番下のランクに認定される条件は「半年で200ポイント以上集め、2回以上ポイントを獲得すること」で、キャンペーンを利用すれば決して難しくありません。

楽天ANAマイレージカードではランクアップできないので、カードを使うメリットが薄いと言えます。

特別優待セールが利用できない

楽天カードでプラチナ以上のランクになると、割引クーポンやポイント還元率が上がる特別優待セールが利用できます。

そのため、一度ランクが上がればキープしやすく、さらにポイントでお得に買い物できるのが特徴です。

楽天ANAマイレージクラブカードは使い続けても得することがないので、保有するメリットは薄いでしょう。

楽天カードでANAマイルを貯めたいならば、楽天ポイントから交換できる

「クレジットカードをそれほど使わないけれど、ANAマイルを貯めたい」という方は楽天カードを作りましょう。

楽天ANAマイレージクラブカードよりも、使い勝手のいいカードです。

具体的な違いを比較しましょう。

楽天ANAマイレージクラブカードは直接ANAマイルを貯められる

楽天ANAマイレージクラブカードの魅力は、直接ANAマイルを貯められることです。

ポイントを交換する手間がかからないので、めんどうな手続きが苦手な人は嬉しいですよね。

ただし、あまりクレジットカードを利用しない方は注意が必要です。

ANAマイルを直接貯めると損してしまうかもしれません。

楽天カードからANAマイルに交換した方が有効期限を伸ばせる

楽天スーパーポイントは希望するタイミングでANAマイルに交換できます。

楽天スーパーポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得した月から1年間。

つまり、楽天カードを使用している限りポイントは失効しません。

一方で、ANAマイルに交換すると3年でポイントがなくなります

そのため、楽天スーパーポイントをためておいて、使用するときにANAマイルに交換した方が安心です。

なお、楽天スーパーポイント2ポイントが1マイルになるため、ANAマイルのポイント還元率は実質0.5%。楽天ANAマイレージクラブカードで直接貯めた時と変わりません。

さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

楽天ANAマイレージクラブカードを使う唯一のメリット。ポイント2重取りができる

ここまで楽天カードやANAカードをおすすめしてきましたが、楽天ANAマイレージクラブカード独自のメリットもあります。

それは、一部の場所で楽天スーパーポイントとANAマイルを2重に貯められることです。

両方のポイントを貯めてみたいという方にはおすすめできるでしょう。

具体的に、利用条件を確認していきます。

特定の場所での利用でANAマイルと楽天スーパーポイントが両方たまる

一回のお買い物でANAマイルと楽天スーパーポイントが両方貯められるなら、積極的に利用したいですよね。

下記の支払いにクレジットカードを使う方は、楽天ANAマイレージクラブカードを作るとお得でしょう。

  • ANAマイレージモール経由の楽天市場利用
  • 楽天スーパーポイント提携店

ANAマイレージモール経由の楽天市場利用

楽天市場を使用する時に、ANAマイレージモールを経由すると、マイルと楽天ポイント両方がたまります。

楽天市場では楽天カード使用でボーナスポイントがたまりますが、この分はマイルを選べず楽天ポイントでの付与となる点だけ注意しておきましょう。

楽天ポイントで受け取った後にマイルに交換することはできますよ。

楽天スーパーポイント加盟店

楽天カードの加盟店で利用すると、マイルとスーパーポイントが両方もらえます。

特に楽天ポイントを貯める設定にしておくとお得ですよ。

200円あたり1マイルに加え、楽天スーパーポイントは100円あたり2ポイントもらえます。

ANAマイルの利用は1000マイルからが多い。3年で200万円以上使うならお得

ANAマイルを特典に交換するには、基本的に1000マイル以上必要です。

つまり、マイルが失効する3年以内に200万円以上使えれば無駄がないでしょう。

楽天市場や加盟店でこの金額を使える方は、ポイントを二重取りできる楽天ANAマイレージクラブカードを持つメリットがあるといえます。

楽天ANAマイレージクラブカードを作るなら、楽天カードかANAカードを作ろう

楽天ANAマイレージクラブカードは、やや中途半端な印象を受けるカードです。

楽天市場のヘビーユーザー以外はあまり使用するメリットを感じません。

楽天市場でそれほど多くの金額を使う予定のない方は、楽天カードでじっくりポイントを貯めてマイルに交換するのがおすすめです。

チェック
申し込む前に審査が不安な人は「楽天カードの審査基準や注意点を解説!楽天カードの審査ガイド 」をご覧ください

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楽天 キャプチャ

ボタン

楽天カード ポイント

逆に、もっと早くマイルを貯めたいならば、ANAカードで還元率をあげたほうがよいでしょう。

監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

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